【買取実績】ウォーゲーム『現代機甲戦 ASSAULT』シリーズ
本日はお客様からお譲りいただいたウォーシミュレーションゲームの中から、1983年にGDW社が制作した『現代機甲戦 ASSAULT』とその続編『ブーツ・アンド・サドルズ』をご紹介します。
70年代に刊行されていたゲーム付き雑誌『コンフリクト』誌の「フォール・オブ・トブルク」でデビューしたフランク・チャドウィック。彼は1973年に仲間たちと共にGDW(ゲームデザイナーズ・ワークショップ)社を立ち上げ、多くのウォーゲームとロールプレイングゲームを発行していきます。
中でも今回ご紹介する『現代機甲戦 ASSAULT』は、同社初の本格的戦術級ゲームとして1983年にリリースされました。当時は東西冷戦の真っただ中。モスクワとロスアンゼルスのオリンピックボイコット合戦や、レーガン大統領が打ち出したSDI構想などの時期ですね。そのころすでに多少はものの道理がわかるつもりの中学生でしたが、目に見える危機こそないものの、じわじわと真綿で首を絞められるような閉塞感がありました。
『現代機甲戦 ASSAULT』も、発売年に近い1985年のヨーロッパを舞台に、西側連合軍とソ連の衝突をシミュレートしています。それまでも同社はミニゲーム的なかたちで戦術級ゲームを発表していますが、チャドウィックには戦術級ゲームのリアリティについてかなりのこだわりがあったようです。逆に言えばまさに『現代機甲戦 ASSAULT』は満を持してリリースされた作品といってもいいでしょう。
事実市場には好評をもって受け入れられ、続編として『ブーツ・アンド・サドルズ』もリリースされました。『現代機甲戦』が戦車や歩兵など地上戦に照準を合わせているのに対し、パッケージのように空中機動部隊をテーマにしています。改訂版の『現代機甲戦 ASSAULT』ルールが付属していますが、同作を持っていなくてもプレイができる親切設計でした。
戦術系ウォーゲームの元祖ともいえる同作。当時からの熱烈なプレイヤーは、使用ユニットを21世紀の「現代」に更新した新作も求めてやまないようです。もし今本作と同じコンセプトでデザインされるとしたら、舞台はどこでどこの国が仮想対決をするのでしょうか……ゴクリ。
商品カテゴリー | ボードゲームウォーゲーム・シミュレーションゲーム |
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ご依頼地域 | 千葉県習志野市 |
買取方法 | 宅配買取 |
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