偽物の海外版ポケモンカードと判別方法ついて
目次
少なからず出回っている海外版ポケカのニセモノ
日本のみならず海外でも人気が高いTCG(トレーディングカードゲーム)のポケモンカードゲームですが、脚光を浴びているその陰では巧妙(?)なニセモノが出回っていたりしています。
様々なTCGを取り扱う弊店にも、時々ニセモノの査定依頼が来ることは少なからずございます。今回は『巷にはこんなニセモノがある』という注意喚起を兼ねて、いくつかニセモノを紹介をしていきます。
わるいカメックスとワタッコ
まさかのカメールから進化形態のワタッコ。明らかに『わるいカメックス』の背景をそのままに印刷していて雑さが半端ない・・・ちゃっかりHPとわざのダメージまで改変されている仕事ぶりには恐れ入ります。流石にこのレベルになるとニセモノとわかるのでいいのですが、こんなふざけた数値のカードを何処で使おうというのか不思議です。
ギャラドスのわかりやすいニセモノ
ポニータから進化するギャラドスって・・・ほのお属性のギャラドスを作りたいなら『ギャラドスデルタ種』や『ひかるギャラドス』でいいのではないかと思ってしまいます。
体力も480と破格の数値、V-MAXやV-UNIONでも追い付かないほどです。一体だれがこんなカードと対戦してくれるのだろうと常々思ってしまいます。
わるいゴルバット ニセモノ
ある程度の精巧さはあるものの、HP表記が全てを台無しにしているニセモノカード。慣れてくるとこのレベルのカードであれば一目でニセモノと判断できます(数値などが本物と一致しても)
数多くのカードに触れているのも重要ですが、プレイヤーなら必ずしもホンモノを手にしているので見た目と肌障りに違和感を感じると思います。ただ普段より海外版を触る機会が無いのが辛いところですね。
わるいギャラドスのフェイク
いささか精巧に見えなくもない海外版ポケモンカードのニセモノですが、印刷の雑さなどで判別が出来る個所が多々あります。初めて海外版を手にすると「こんなものなのかな?」と感じることが往々にあるかもしれません。もし海外オークションなどで購入を考えているのでしたら、事前に海外版のパックを購入するなどで正規品を手で触れてみた方がいいです。
若干わかりにくいニセモノですが、正規品と見比べることでわかることもあります。
左:本物 右:偽物
カードの光り方、テキストの滲み具合など多くの違いがあります。
紙質にも差異がありますので、普段より本物を触っていれば違和感を感じられると思います。
実際にニセモノを触った感想はツルツルする厚紙のような印象がありました。どこまで偽物を精巧に作るかという偽物側によりますが、自分自身で違和感は感じたのであれば自分を信じた方がいいですね。
カードの裏面でも判断する
印刷がバラバラなので裏面をよく見ると色が違っていたりします。今回も3種類ともニセモノではありますが何とも統一性が無いのが特徴となってしまいました。
比較すると色が違うのがお判りいただけるかと思います。これはカメラの仕様や光の加減ではなく単純に色が違います右側のカードに至っては『TM』の文字が崩れています。
どのカードゲームも裏面を見ると判別がつきやすいことが多いです。カードゲームの裏面は紙幣のように精巧に作られているのがよくわかりますね。
ニセモノを見分けるポイント まとめ
① 光り方の違い(光っているなら)
② 文字の滲み具合
③ 紙の質感
一歩上のカード真贋
さらにマニアックに見分けたいあなたへ向けて、数多くのカードショップが行っているカードの真贋の仕方を記載してみます。ただ導入コストも掛かりますが、必要なモノは安価で揃うので導入しやすいと思います。
今回のポケモンカードは出来の悪いニセモノでしたので、精巧に作成されたMTGのカードで検証していきます。カードゲームの種類によっては鑑定の手法が違いはありますが、一般的に用いられている方法になります。
器具を用いた真贋方法
① ライトを当てる
② 重さを量る
③ 顕微鏡で確認する
①ライトを当てる
ライト 1000~1500円
使用するのは光源の収束しているペンライトやブラックライトが好ましいです。表面に光を当てて印刷の具合をチェックします。慣れていないと見分けがしにくいことと、実際のカードのイラスト移植したものなどを見分けるのは難しいです。ですがカードに付いたわかりにくいキズの確認もできるので、状態確認にはとても適しています。
写真はMTGですがライトを使用しての判別が可能です。MTGでは表面と裏面の間に表示される紙があり、その表示で判別が可能になっています。
しかしポケモンカードではライトでの透過を使用した判別方法が確立されていないため、真贋鑑定ではほとんど使用されてはいないのが現状です。
②重さを量る
電子軽量秤 1500~2000円
数値で表示されるので一番わかりやすい判別方法だと思います。重さとしては光っているカードの方が重くなります。重さの基準は以下になります。
ポケカ 1.55~1.65g
遊戯王 1.5~2.0g
MTG 1.71~1.77g
TCGごとの重さの目安は上記の通りですが、もちろんレアリティごとに重さの基準も違います。大体は光っているカードの方が重くなっております。同様のレアリティカードを比較してみるとわかりやすいです。1.0g以上基準からずれていたら他の方法でも調査をした方がいいと思います。
③顕微鏡で確認
デジタル顕微鏡 2000~3000円
印刷の細かいムラまで確認が可能です。印刷のドット部分までがわかるので信頼できる判別方法です。この方法だと慣れていなくとも判別は出来ると思いますが、各カードの確認ポイントだけは押さえておく必要があります。調べたいカードとレアリティが同じカードがあれば判別はしやすいです。
最近ではスマホに装着するルーペ型もありますので、個人で導入しやすくなっています。
ニセモノについてまとめ
精巧に作られているニセモノから、おふざけが過ぎるニセモノまで市場に大量に出回っています。最近では税関で大量のニセモノのカードが押収されるなどのニュースもあり、偽物カードが身近になってきたと感じております。
コレクション目的での海外版の購入をする際のポイント
① PSAなど外部会社の鑑定品を購入する
② 信頼できるショップから購入する
①PSAなど外部会社の鑑定品を購入する
鑑定品は誤魔化しがきかず保証もあるのでまず間違いなかったのですが、最近ではPSA鑑定品の偽物が出回っているのでその限りでは無いようです。
原因は2つあり、1つは超音波溶着機による溶接が容易に出来てしまうとのこと。2つ目は巧妙なPSAラベルが作成されていることです。本当に見分けがつきにくいので、PSA商品を初めて手にする人だと分からないのではないでしょうか。
これからはより個々の情報リテラシーが問われる時代になってきてしまい、購入するにも疑いをかけなくてはなり悲しい気持ちになります。
②信頼できる専門店から購入する
ショップではしっかり鑑定をしてから買取・販売を行っております。もし偽物を販売していたなんてことがあれば、その店の沽券に関わることですので値段の代償は問わずしっかりと確認をしているはずです。購入先の身元がハッキリしているのもいいかと思います。
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