【買取実績】レベル社のプラモデル:グッドイヤー飛行船

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今回ご紹介するのはレベル社の「グッドイヤー飛行船」です。プラモデルなのですがギミックが非常にトイっぽいというか、卓上グッズ的なものに近いのです。


構造としては全長30cmほどの飛行船模型の中に、モーターでゆっくり回転するドラムとマメ球が内蔵されています。飛行船の側面には12cm×4cmほどのメッシュシートが貼られた窓が開いています。




中のドラムの外周部に、ドット状の絵が描かれたメッセージパネルを貼付します。紙ごしに中のマメ球で照らされ、メッシュ窓から色とりどりの光るドットがのぞき、あたかも電光掲示板のように見える……はず……という仕掛けです。なるほど黒字にすることで光をある程度遮断できますし、メッシュと組み合わせることで消灯状態のメリハリもついて電光掲示板ぽくなりそうではあります。ちょっと実際にどんな風に見えるか確かめたいところですが、残念ながらプラモデルなので……。


本体は付属の台座に載せてディスプレイできるほか、天井から吊り下げるようなディスプレイも提案されています。後部尾翼の下向きのパーツをスライドさせるとスイッチになっているあたり、むしろ吊り下げ推奨的な設計のようですね。部屋の電灯のスイッチひもにぶらさげてもいいかもしれませんね(リモコンで消灯する現代の若者には通じないギミック)。

今ならマメ球ではなく、より強力で省エネなLEDも使えそうですね。構造上電池交換は面倒そうな気がします。

 



メッセージパネルはブランク状態のシートもついていて、オリジナルのパターンを作ることが推奨されていました。そのためのサインペンも付属し、混色による色の作り方も取説上で解説されています。

 

ここまで読んでもあまり何に使うかピンと来ない方も多いと思いますが、主に愛の告白やメッセージを伝えることに使われることがメインだったようです。そう、何かこんな感じで当時はメッセージを伝える道具が色々リリースされていいたんですよ。今や個人間の朝のあいさつすらも暗号化されてやりとりされる時代ですが。とはいえ当時だってこれでどうやってやってたんだっけとかもう思い出せないですよ、でも記憶の中でなんだか共感する部分があるわけですよ。まあ、あまり深く考えないほうがいいかもしれません。伝言板的な使い方というか、あるいはメールと通じるものもあったはずなのですが……。何というかどこから話していったらいいものやらわからないのですが、ただ気恥ずかしさだけが刻まれているのです。これはメールどころか個人通信端末という発想じたいがなかった昭和生まれにしかわからないでしょうねえ……。もっとも若い人には電光掲示板や飛行船もピンとこないかもしれませんが(調べてみると今は国内では飛んでいないみたいですね)。

ユーザーサービスなどはタカラ(現タカラトミー)が担当しています。70年代から80年代にかけて、タカラはレベルカラーの代理店でしたのでその縁によるものと思われます。

(Tg)

 


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商品カテゴリー プラモデルその他
ご依頼地域 神奈川県藤沢市
買取方法 宅配買取

※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。


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