WS新弾レビュー「デート・ア・ライブVol.2」
こんにちは、クロワです。
最近私生活でいろいろあったので新弾レビューくらいしか記事を書けていませんでしたが、今月中旬くらいから時間がとれるようになる予定ですので、ご期待ください。(書いておくことで自分を追い込むスタイル)
さて今回はデアラの追加ブースターです。初弾は「最悪の精霊 狂三」をはじめとした超パワーカードの集合体で、発売後すぐに環境に食い込んだ最強タイトルでしたね。2度の規制を喰らって最近は数を減らしましたが、今回の追加弾でまた使用者は復活しそうです。
プール全体を見た感想として「良い追加だな」と思いました。超強かった電源周りの追加は控えめで、新アーキタイプを多く組める内容になっています。そういった追加方法の場合、すべてのアーキタイプが中途半端になってしまう懸念もありますが、今回のブースターは新たに組めそうなアーキタイプのどれもが魅力的な効果を持っているように感じます。タイトルとしての幅がかなり広くなり、旧弾のデアラ=電源の印象は脱却できそうに感じました。
目次
『デート・ア・ライブVol.2』注目カード
「不敵な笑み 狂三」
メイドラゴンのルコアのような、ストックを使わず手札を補充できるカード。ルコアの使い勝手が悪かったので調整されて強く刷られた感はありますねw
相手目線で考えると、このカードを踏むことによって手札・ストックというリソースをどちらも削ることができないというかなりうっとおしい存在です。クロックが増えるという事象が序盤はあまり響かず、下手したら先上がり狙いでメリットにもなるため、相手目線でサイドアタックも視野に入ります。しかし、サイドアタックしたところでこのカードが残り+1になりますし、クロックを進めたくないという観点で考えてもプール内にオカケン互換「”ナイトメア・オア・クイーン”狂三」があるため、結局自傷はできてしまうので、かなり強力なカードだと思います。
「羞恥心 七罪」
マーカーで圧縮・マーカーを使用してストックブースト・集中と、やっていることはD_CIDEの「気付いた感情 える」に近いものがあります。もちろん使い勝手はだいぶ違いますが、やっていること自体は間違いなくこちらも強いです。マーカーが3枚あると強制放出ですが、マーカーインは任意なので2枚で止めておけば常時2枚圧縮になります。また、マーカーインは集中ごとではなくヒットごとなので、複数ヒットすれば1ターンでストック変換までいくことも可能と、かなりポテンシャルを感じる1枚です。
普通に3ルック集中が強いってのもいいですね。
「マイ・リトル・シドー」(緑)
3色目の同名カード。黄色はかつて選抜を喰らったこともあるカードですが、この緑はレベル2以降でしか打てないこと以外は黄色より強いのではないかとまで感じました。
キャラなんでも回収は言わずもがなですし、ストックを増やしてパンプする効果もストックの使い道が多いこのタイトルに置いてありがたいです。そしてバーンがあるので、余裕のある展開や必要パーツとストックが揃っているときでもダメ押しとして機能する、腐るタイミングの少ない強力イベントです。
「“颶風の御子”耶倶矢&夕弦」
最初の狂三もそうなんですが、このタイトルはメイドラゴンに謝った方がいい気がします。
4面早出しで純ヒールor1点バーン、手札2枚でそれが両方に。しかも条件は他のキャラすべてが≪デート≫か≪精霊≫ならというあってないような条件。
返しのパワーこそ低いですが、行きは10500と合格レベル。早出しとして優秀すぎます。
地味に今まで使いやすい早出しヒールが赤にしかなかったので、これを採用することで赤を切った構成がしやすくなったのもポイント。
『デート・ア・ライブVol.2』注目アーキタイプ
今回はいろいろと気になる構築があるのでザッと何種類か紹介していきます。
①8風
「二人でひとり 夕弦」「二人でひとり 耶倶矢」を活用する構築。本来弱いトリガーである風アイコンを強力なキル性能へ変換します。トップ盛りでダメージを入れるのはもちろんのこと、そもそも相手の盤面除去になっているというのもすごいです。後列にも干渉できますし、早出しもできるので、リソース削りという観点でもかなり優秀です。「二人でひとり 夕弦」の効果は複数体いれば重複するので、多面展開から盤面全盛りも狙えます。
さらにポイントとして、「二人でひとり 耶倶矢」のツインドライブがあります。「二人でひとり 夕弦」と一緒にならべて風トリガーの確率を上げようというデザインだと思いますが、そもそもこのツインドライブはコストを払わないツインドライブなのでストックが増えています。モカ効果にもストックを使わず、連動すると「詰めながらリソースを伸ばす」ことにつながります。なので、初弾の強力な防御札である「基礎顕現装置」との相性が抜群に良いです。モカ効果と風アイコンの相性はハッキリ言って本来悪いのですが、2種を両方並べることで「風アイコンを捲ればモカ+盛りで倒しきる」「捲らなければ基礎顕現装置とキャンセルで耐える」というプラン分けができることがかなり強そうでした。
僕は風というアイコンはデッキに入れると安定感が落ちるので苦手ですが、このデッキはそれを差し引いても組みたいと思える魅力を感じました。
②8枝
エクストラブースターの目玉カード「“〈刻々帝〉”狂三」を主役に据えたデッキ。このタイトルはツチノコ互換「泰然自若 狂三」が存在するので、黄色いCXは他の色よりも優位性があります。
今弾の「協力者 狂三」が革命的なサポートカードになっています。実質無料で手札+1、好きなカードをクロックに刺せるのでバーンの操作が容易。今まで「”〈刻々帝〉”狂三」を上手に使おうと思うとデッキ全体をクロック操作に寄せないとうまくいかず、かといってそこまでする割に合うかといえば疑問符が浮かびましたが、「せい者 狂三」さえあればほぼ解決します。他の部分の自由度がかなり上がり、デッキのカスタイマズ性がかなり上がったと思います。
③8電源
電源としての強化は控えめですが、タイトル内最強カードである「“最悪の精霊”狂三」を無視してこのタイトルは語れません。
目立つ強化ポイントは「妖艶な誘い 狂三」。8電源のツインドライブが強いのはニジガクで証明済ですね。早い段階で出したいレベル3が多いので、電源をより多く絡ませやすくなったのはかなり良いです。
④8本
「気づいた恋心 十香」の払ったコストに対してやっているバーンがエゲツないです。本アイコンの本来の弱点であるトリガー時の弱さが「誘惑する十香」のおかげでケアされており、手札にも余裕が作りやすいかと思います。濫用するとストックが溜まりませんが、「気づいた恋心 十香」は連動にストックを必要としないので、相性は抜群に良いです。いざというときに備えて、緑マイリトルシドーも採用で考えました。
また、風ほどではありませんが、これも詰めがストックを使わない都合で「基礎顕現装置」との相性が良いです。詰め効果が強いのでそのまま倒しちゃうことも多そうですがw
おわりに
いろいろなアーキタイプが組めそうでしたが、個人的に使ってみたいと思えたところから紹介させていただきました。おそらくそういったデザインだと思いますが、CX2種同じアイコンを採用しやすくなっていますね。CXのアイコンを統一できると、コンセプトに一貫性を持たせやすくて良いです。
とりあえず最初は一番気になっている8風から組んでいろいろ試してみようと思います。
以上です。ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
(画像出典:ヴァイスシュヴァルツ公式サイト)