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新パック「レガシー・オブ・デストラクション」環境入りするのはどのテーマ!?

公開日: / 更新日:ぽとふ

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こんにちは!主に関東圏にて遊戯王OCGをプレイしているぽとふです。

記事を読んでくださっている皆さん、いつもありがとうございます!

今回は先日発売した最新レギュラーパック、『レガシー・オブ・デストラクション』についてです!

注目カードやテーマ、新規のカードによって台頭するであろうデッキを見ていきますので、是非最後までお楽しみください!

注目カード

まずは注目カードをピックアップします。

幻惑の見習い魔術師

幻惑の見習い魔術師
幻想魔族/効果
このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードは手札を1枚捨てて、手札から特殊召喚できる。
②:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。「幻惑の見習い魔術師」以外の幻想魔族モンスター1体をデッキから手札に加える。
③:このカードがモンスターと戦闘を行う場合、その2体はその戦闘では破壊されない。

「幻想魔族」が登場してから4月で早1年が経ちますが、種族サポートと呼べる強力カードは少なく、デッキとして成立するテーマは他種族との混成である【キマイラ】くらいのものでした。

そんな「幻想魔族」についに汎用と呼べるサーチャーが登場しました。多くの幻想魔族モンスターが持つ共通効果の他、緩い特殊召喚条件、優秀なステータスが目を惹きます。

キマイラ
獣族/融合/効果
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「有翼幻獣キマイラ」として扱う。
②:このカードが融合召喚した場合に発動できる。このターンのエンドフェイズに相手の手札をランダムに1枚墓地へ送る。
③:相手ターンに墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の獣族・悪魔族・幻想魔族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。

先に名前を挙げた【キマイラ】デッキは、これまで展開こそ強力なものの初動カードの不足に悩まされるデッキであり、万能サーチカードの登場は間違いなく朗報と言えるでしょう。

原罪のディアベルゼ

原罪のディアベルゼ
幻想魔族/効果
このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分か相手の墓地に「罪宝」カードが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手はセットされていない魔法・罠カードを発動できない。
③:このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、フィールドに魔法・罠カードがセットされた場合、自分及び相手フィールドのカードを1枚ずつ対象として発動できる。そのカードを破壊する。

効果判明以後、先攻助長カードとしての側面が強すぎると物議を醸していたモンスターです。

②の効果で魔法・罠を発動するためにセットを強要するため、先に出せてしまえば《拮抗勝負》や《超融合》といった捲り札を一手遅らせることができます。その一手の遅れが現代OCGでは命取りなのです。

また、③の効果は魔法・罠カードがセットされた際に場のカードに干渉することができ、その範囲も魔法・罠カードに限りません。モンスターを破壊することもできますし、最低限セットされたカード自体を破壊することで、魔法・罠カードを使用したい相手プレイヤーに確実なマイナスを強いることができます。

先述した《幻惑の見習い魔術師》の登場で懸念されていたアクセス手段も担保され、晴れて完全体に。しっかりとその活躍が見込まれるカードになったのではないでしょうか。

注目テーマ

続いては注目のテーマを紹介します。

天盃龍

天盃龍パイドラ

辰年の2024年らしい、ドラゴン族テーマの登場です。詳しくないのですが、テーブルゲームの麻雀が元ネタのようですね。お好きな方はその目線からカードを見てみると面白いかもしれません。

下級モンスターが共通で「バトルフェイズにS召喚を行う効果」を持ち、リメイク元の《トライデント・ドラギオン》の効果を意識してか「3回以上攻撃宣言が行われている場合」に発動できる効果がテーマ内に多くあります。

盃満ちる燦幻荘

場魔法である《盃満ちる燦幻荘》が異常に強力です。近年の場魔法にお馴染みのサーチ効果を有するだけでなく、自分メインフェイズ1の間「ドラゴン族・炎属性モンスター」に相手が発動した効果を受けない耐性を与えます。

【天盃龍】はバトルフェイズ中に展開をしていくテーマなので、メインフェイズを安全にやり過ごせるデザインになっているというわけです。

1ターンキルのハードルもかなり低く、《天盃龍パイドラ》《盃満ちる燦幻荘》《燦幻開門》のいずれか+ 《盃満ちる燦幻荘》で捨てる任意のカード1枚から決着に向かえます。

友人に教えてもらいながらルートを確認したのですが、まともに通ったら「プレイヤー何人分のライフを取るの?」となるくらい豪快なテーマでした。

現代のテーマの先攻展開を掻い潜ってやりたいことを通せるのかという疑問や、やることそのものの分かりやすさから先攻を渡された際のプランの難しさ等、未知数の部分が多いテーマです。直近の大会結果を待ちましょう。

蕾禍

「昆虫族・植物族・爬虫類族」(以下、該当種族と言います)で構成される新テーマで、ランキングデュエルのエリアランキングに入賞(1,200位以内)した際に配布されるプレイマットのデザインにもなっています。

見た目が非常に格好良く、発売前から張り切って考えているプレイヤーが多くいる様子でした。

下級3種が所定の場所の該当種族モンスターを捨てる・除外する・デッキに戻す等して特殊召喚でき、Lモンスターは場の該当種族モンスターをデッキに戻すことで蘇生される点が共通項。独特ですが展開力に優れたテーマです。

全てが《蕾禍ノ毬首》次第というのが他の効果もザッと見た印象です。現状テーマカードの安定した初動が《蕾禍ノ毬首》と《蕾禍繚乱狂咲》しかなく、ここを最大枚数搭載し、他のテーマカードは枚数を増やすのではなく展開過程で堅実に触っていくのが良いように感じます。《ローンファイア・ブロッサム》や《ワン・フォー・ワン》も採用できそうです。

Lモンスターが素材に【蕾禍】モンスターを指定しないため、該当種族の他テーマと組むのも良いでしょう。昆虫族の【ビートルーパー】、爬虫類族の【溟界】等、相方候補は多岐に渡ります。

粛声

ここからは既存テーマになります。前弾で初収録され、妨害数は多くないものの非常に崩しづらい盤面を作ることに長けた【粛声】デッキに、新規カード追加です。

粛声なる祝福

その中でも《粛声なる祝福》に注目しています。キーカードの《粛声の祈り手ロー》でアクセスできる新たな選択肢であり、自身の効果で除外された《粛声の竜賢姫サフィラ》や、2つ目の効果を適用したら使いきりだった《粛声の威光》を使い回しやすくなり、より長期戦に強くなりました。

②の効果で相手ターンに儀式召喚を行い更に妨害を伸ばせるのは便利ですが、リリースに《粛声の祈り手ロー》を使用した際に《墓穴の指名者》をもらってしまう事故を防ぐのに、《屋敷わらし》の採用が増えているようです。

また、今回の新規をきっかけに【粛声】のシェアが増えてミラーマッチが多く起こるようになるのであれば、現在流行している「天底型」は使いづらいくなり、《強欲で金満な壺》採用の構築が増えていくでしょうか。このような構築の変遷を見ていくのも面白いですね。

ライトロード

ライトロード・アテナ ミネルバ

【ライトロード】こそ青春!そんなプレイヤーも少なくないと思います。

大量のランダム墓地肥やしが特徴のテーマでしたが、《ライトロード・アテナ ミネルバ》や《ライトロード・デーモン ヴァイス》が狙ったカードを墓地に落とせるようにデザインされているため、これまでとは少し違った使用感になりそうです。

また、長らく採用すら見送られることの多かった《裁きの龍》も専用サーチカードが登場し、先攻時はリンク値のかさ増しに、後攻時は自慢の全破壊効果で盤面突破を図ります。

破壊竜ガンドラX

現段階で話題になっている構築案は《カタパルト・タートル》や、禁止カードから復帰した《破壊竜ガンドラX》を用いた先攻ワンキルがほとんどです。先攻展開の最たるものである意味合理的ですが、他のバリエーションも見てみたいものです。

まとめ

今回は触れませんでしたが、《墓穴の指名者》のような使い方ができる《時の沈黙ーターン・サイレンス》を有する【光の黄金櫃】ギミックや、遂に新規を得た【センチュリオン】【ヴァルモニカ】【メメント】等デッキビルドパック組も要注目です。

ここまで【炎王スネークアイ】一強でここまできていることもあり、環境に一石を投じるデッキの登場を期待しましょう!

それでは今回はここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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