ZXION ボードゲームディープ

全パターン踏破!人気ボードゲーム『センチュリー』シリーズ 3部作ルール&レビュー 前編

公開日:Zxion

毎度!
Zxion(ゼクシオン)です!!
「ぜっくん」って呼んでね☆
シナモンカルダモン。

突然ですが、皆様には長期休暇、ございますか?
残念ながら僕にはそんなものありません。
毎日がエブリデイ。
金曜日はフライデイ。

長期休暇がある皆様に置かれましては、ご友人と集まったりなんかしちゃったりしてボードゲームとかで遊んだりすることでしょう。
そんでもってこの記事を読んでいるということはきっと[センチュリー 3部作]とかで検索してきたんでしょう?
ええ、ええ、わかってますとも。
じゃあもう話は早いですね。

時間があるときにしかやらないような贅沢な遊び方をしましょう!

それは、「センチュリー3部作+全パターン」の完走!
スパイスロード(1)・イースタンワンダーズ(2)・ニューワールド(3)単体に加えて、1+2・1+3・2+3の組み合わせ、最後に1+2+3全部入りまで全部一気にプレイしましょう!

連続してプレイするメリットとして、組み合わせプレイ時のルール把握が円滑というものと、完走時の満足感が高いことが挙げられます。
デメリットは時間がかかることと、組み合わせの時に変動する細かいルールの把握が若干面倒くさいってことですかね。
いうて、単体から順番にプレイしていけばルール難易度的にはそこまで難しいことはないと思います。

流石に1記事で全パターン紹介するのは書くのも読むのも大変なので、いくつかに分割して紹介していきます。
まずは前編として、センチュリーシリーズ3部作の単体プレイを説明していきたいと思います。

それにしても、ボードゲーマーの「簡単ですよ」ほど信用できないもんはないよな…。
ハハッ(乾いた笑い

 

 

1.3部作完走プレイの前に《プレイ人数》について

 

3部作の説明をする前に、まずはプレイ人数について注意点があります。
『センチュリー:スパイスロード』単体はシリーズの中で唯一5人までプレイできますが、他2作品のプレイ人数は4人まで。
もちろん複数を組み合わせる場合、最大プレイ人数が4人までの2作品が絡むので、必然、プレイ人数の上限は4人になります。

この記事を読んで、「完走、やってみっかな」と考えてくれたのでしたら、参加可能なプレイ人数は2人・3人・4人のいずれかであることに注意しましょう。

僕個人的なおすすめのプレイ人数は、時間の制約とかダウンタイムとか諸々を完全に考えないものとして、「○← 3人>4人>2人 →△」です。
ダウンタイムとかそういうのも加味するならば、「○← 3人>2人>4人 →△」の順になります。

 

 

 

2.『センチュリー:スパイスロード』

 

まずはシリーズ1作目の『センチュリー:スパイスロード』からご紹介。

スパイスロード

何世紀も前の時代、スパイス交易は世界中で最も重要な経済活動でした。
当時スパイスは金にも負けない価値があり、帝国の栄枯盛衰も、探検家が命がけで地球の裏側の道の土地にまで出向いたのも、その多くはスパイス交易がその理由だったのです。
そして探検家の冒険記のみならず、確立された交易路は、異世界の品々や物語をも運んだのです。
スパイス貿易によって、巨万の富や名声を築いた者も多くいました。
さあ、今度はあなたの番です。
地中海を渡り、富と未来を求めてスパイス交易の旅に出ましょう!

 

 

簡単にゲーム概要を説明すると、スパイスを獲得したり交換したりして、顧客に要望通りのスパイスを届けることで勝利点を獲得するというゲームです。

 

 

 

2-1.『センチュリー:スパイスロード』のセットアップ

 

センチュリーシリーズって、ルール説明書の文字が小さめなんですよね。
まだ全然若いつもりでいますが、視力が良くないのも相まってこの文字サイズはなかなかキツイ。

しょうもない文句は程々にして、早速セットアップをしましょう。
はいドン。

 

 

プレイ人数によって異なるのは、商人カード近くに置く金貨・銀貨の枚数くらいです。
金貨・銀貨は、それぞれプレイヤー人数の2倍の数を使います。
(2人プレイならそれぞれ4枚、4人プレイならそれぞれ8枚)

セットアップ中、商人カードの1番左(山札から一番遠いカード)に、強めなカードが置かれてしまった場合、協議の上再配置した方が無難かもしれません。
特定のカード1枚で勝負が決するようなゲームではないですが、そのアドバンテージは少しずつ効いてきます。
それもまた運命と受け入れられるなら問題ありませんが、一応参加者間で協議の上処理してください。
参考までに、僕が「《スタートプレイヤーに初手ノーコストで》取られたらキチィ」と思うカードは以下の6種類です。

 


上記画像の6枚は個人的にキツイと思う。 異論は認めます。

 

それと、キャラバンカード(資源管理に使うやつ)は、カード右下にシンボルが書かれているものを混ぜてから配りましょう。
適当に配ってしまうと、「スタートプレイヤー誰?? …?? おらんやないかーい!!!」って漫才することになります。
セットアップの段階なので大した問題ではないですけどね。

 


【スタPアイコン】色味が変わっても全てのシリーズ通してこのシンボルがスタートプレイヤーの目印です。

 

 

 

2-2.『センチュリー:スパイスロード』の遊び方

 

ところで僕が以前書いたこちらの記事、ご覧いただけただろうか。

クリスタルを集めてゴーレム作り!『 センチュリー:ゴーレムエディション』

遊び方、まんまこれなんですよね。
スパイスの色の価値が違うくらいなので端折ってもいいかな…?
いいよね!!


ゴーレムでは2番目に価値がある資源の色が緑色だったため混乱しやすい。
ゴーレムに慣れている人は注意しよう。

 

 

 

2-3.『センチュリー:スパイスロード』雑感

 

これ以降のセンチュリーシリーズの基本…にはなっていないんですよね、不思議なことに。
なんと言うか、勝利点の取り方とか共通している部分はもちろんあるけど、別にシステムが同じというよりアイコンが共通なので理解できるというイメージ。
どの作品もやることは「スパイスを獲得したり交換したりして、顧客に要望通りのスパイスを届ける」だからなのかな。

一応スパイスロードを遊んでいるかどうかで、他2作品のルール説明をした時に理解の速さが全然違うし、説明する方も楽。

 

 

3部作の中で最もプレイヤーの「知識」による差が出る作品。
(僕が)なぜか勝てない系ゲームの1つ。
1番出しやすく3番目に好き。

プレイ感はサクサク。
ルール量も程々で、手番にできることも複雑なものはない。
おそらく全体的に遊びやすいのだろう、ボードゲーマーには広く親しまれているのではないかと感じる。
ライバルは多分、宝石の煌き。
対戦よろしくお願いします。

 

 

 

 

3.『センチュリー:イースタンワンダーズ』

次は、シリーズ2作目となる『センチュリー:イースタンワンダーズ』をご紹介。

 

何百年も前、有望なスパイス交易はあらたな局面を迎えた。
交易によって栄えた国々はさらなるスパイスを手に入れるための新たな交易ルートを開拓せざるを得なくなった。
そして次々に異国の海に乗り出していった。
それにより、新たな島々が発見され、そこで彼らは最も貴重なスパイスに出会うこととなった。
そうしたスパイスは、これらの島でしか手に入れることはできず、その価値は同じ重さの金にも匹敵したのだ。
この発見はさらなる探検、競争を呼び、そして戦争へとつながっていく。
この時代を「大航海時代」と呼ぶ。
この時代に商人として身を置き、探検を行い、発見と繁栄を目指す。
栄光と利潤が極東で君を待っている!

 

 

簡単に概要を説明すると、スパイスを獲得したり交換したりして、港に要望通りのスパイスを届けることで勝利点を獲得するというゲームです。
スパイスロードと同じようなこと言ってるな?

 

 

 

3-1.『センチュリー:イースタンワンダーズ』のセットアップ

それでは早速、セットアップです。

イースタンワンダーズでは、プレイ人数によるセットアップの差異はありません。
何人プレイでも同様です。
タイルとかが多くて少し手間ですが、頑張りましょう。

まず、スパイス置き場の用意をします。
スパイスの価値は、スパイスロードと同じです。
以下の画像のように並べましょう。

 


横着するために画像を使いまわしていますが、イースタンワンダーズではスパイスの入れ物の色は青色です

 

次に、ゲームボードを作成しましょう。


タイルの種類

イースタンワンダーズ単体で遊ぶ場合は、「港タイル」と「市場タイル」2種類の島タイルでゲームボードを作ります。
上記画像右下にある海しか描かれていない「海タイル」は使用しません。

 

「港タイル」は桟橋が描かれたタイルで、4枚全てを使用します。
「市場タイル」は「クローブ(茶)・お茶(緑)・チリ(赤)・生姜(黄)」の4タイプいずれかがタイルの左側に描かれているタイルで、24枚中20枚使用します。
市場タイルをタイプごとに分けてからよく混ぜて、タイプごとに1枚ずつランダムに取り、計4枚を箱に戻します。(各タイプ5枚ずつ使用する)


使わないタイルは箱にしまおう。

 

その後、すべての市場タイルをよく混ぜて、ゲームボードを作っていきます。
市場タイルを混ぜるとき、港タイルを一緒に混ぜてしまわないように注意しましょう。

初回プレイでは以下のようにタイルを並べ、四隅にある港タイルの上に、ランダムで勝利点タイルを1枚ずつ配置します。

 

次に、勝利点タイルの山を作ります。

1.「×」が描かれた港閉鎖タイル1枚と勝利点タイル5枚を混ぜ、すべて裏向きのタイルの山(A)を作ります。
2.残りの勝利点タイルも、裏向きのままよく混ぜて、もう一つタイルの山(B)を作ります。
3.Bの上に、Aを乗せて、勝利点タイルの山とします。

 

赤い正方形/長方形のタイル(ボーナスタイル)を、種類ごとに分けて山にしておきます。
3~6の数字が大きく書かれているタイルは6が一番上に、3が一番下になるように数字順で重ねます。
ボーナスタイルはそれぞれ4枚ずつあります。

 

スタートプレイヤーを任意のランダムな方法で決定します。

各プレイヤーはボードを受け取り、カードアイコンが描かれていない面を上にして、手元におきます。
このとき、スタートプレイヤーは左上にシンボルが描かれているプレイヤーボードを受け取りましょう。

 

各プレイヤーは、担当色を決め、担当色の船コマ1個と取引所コマ20個を受け取り、プレイヤーボードにあるマス目に取引所コマを1個ずつ配置します。
そして、通常の手番とは逆順(スタートプレイヤーの右隣から反時計回り)で以下のスパイスのセットから1つを選択し、自分の船コマを任意の市場タイル上に配置します。


初期資源と配置、黄1+緑1にしました。

そして、通常の手番とは逆順(スタートプレイヤーの右隣から反時計回り)で以下のスパイスのセットから1つを選択し、自分の船コマを任意の市場タイル上に配置します。

・黄4個
・黄2個+赤1個
・黄1個+緑1個
・赤2個
 

受け取ったスパイスは、プレイヤーボード右側にある10か所のマスに配置しておく必要があります。

4人以下でプレイする場合、選択されなかったスパイスのセットは、スパイス置き場に戻します。

全員が船コマをゲームボードに配置したら準備完了。
ゲームスタートです。


セットアップ終了!

 

 

 

3-2.『センチュリー:イースタンワンダーズ』ゲームの目的(勝利条件)

いずれかのプレイヤーが4枚目の勝利点タイルを獲得したら終了トリガーです。
終了トリガー後、スタートプレイヤーの右隣のプレイヤーが手番を最後まで行なったらゲーム終了、得点計算を行います。
以下4項目の合計値が最も高かったプレイヤーの勝利です。

 

1:獲得した勝利点タイルに書かれている勝利点
2:獲得したボーナスタイルに書かれている勝利点
3:プレイヤーボード上の取引所コマが無くなることで見えるようになった勝利点
4:プレイヤーボードにある赤(チリ)以上の価値のスパイス(1個につき1点)

 

この画像の場合以下のようになる。
1.勝利点タイル:16+10+11=37
2.ボーナスタイル:1
3.プレイヤーボード:1+1+1+2+2+2=9
4.所持スパイス:赤2+緑1+茶1=4
合計すると、37+1+9+4=51点。

同点だった場合は、手番が遅いほうのプレイヤーが勝利します。

 

 

 

3-3.『センチュリー:イースタンワンダーズ』ゲームの流れ

スタートプレイヤーから、時計回りに手番を実行していきます。
手番は、「船の移動(任意)→選択したアクション」のように進めます。

 

◇任意アクション
 A.船の移動/追加の船の移動

◇選択アクション(以下から1つ選択)
 B.市場アクション(船コマが市場タイル上にあるとき)
 C.港アクション(船コマが閉鎖されていない港タイル上にあるとき)
 D.収穫アクション(船コマがどこにあってもできる)

 

 

◇任意アクション 

A.船の移動/追加の船の移動

手番が来たプレイヤーは、まず最初に船コマを隣接したタイルに移動させることができます。
この移動にはコストがかかりません。
また、「船コマは移動させない」という選択をしても構いません。

 


この位置からスタート。

 

手番プレイヤーが望むなら、船コマを追加で移動させることができますが、その場合は移動コストを支払う必要があります。
移動コストは、追加で1タイル進むごとに移動を開始するタイルの上に保有している任意の種類のスパイスを1個配置することで支払います。

 


1.スタート位置。
2.最初の無料移動。
3.追加の移動1回目。
4.追加の移動2回目。

 

追加で移動できる上限は「保有しているスパイスが尽きるまで」です。
スパイスロードで言うところの「山札に近い商人カードを取る際にスパイスを1個置かなければならない」っていうアレみたいな感じですね。


他のプレイヤーがいても移動できるけど…

 

移動を終了した島タイルに他のプレイヤー(たち)の船コマが存在している場合、手番プレイヤーは保有しているスパイスを1個ずつ支払わなければなりません。
後述の「取引所」が置かれているかどうかは関係なく、参照するのは他プレイヤーの船コマがあるかどうかだけです。
完全に支払いを行うことができない場合、その島タイルの上で移動を終了することはできません。

移動後の支払い
移動先にいるプレイヤー全員に支払いが必要です。

 

「船の移動」における注意点は、「移動→支払い→移動ルートに置かれていたスパイスの回収」の順番で処理が行われることです。
移動ルートに置かれていたスパイスを受け取り、それを上述の移動コストや他プレイヤーへの支払いにあてることはできません。

任意アクションである船の移動が終了した、または移動しないと宣言した後、いずれかの選択アクションを1つ選び、それを実行します。

 

 

◇選択アクション 

B.市場アクション(船コマが市場タイル上にあるとき)

市場アクションは、以下の順番で処理を行います。

取引所の開設 (任意)
  ↓
(ボーナスタイルの受け取り)
  ↓
スパイスの交換(市場アクション)

 

・取引所の開設 

自分の船コマがある市場タイルの上に、まだ自分の取引所コマが置かれていなければ、取引所コマを配置することができます。

そのタイル上に初めて配置される取引所だった場合、開設コストはありません。
取引所コマが1個置かれているたびに、任意のスパイスを1個、開設コストとしてスパイス置き場に支払います。

 

上記画像のように、取引所コマが2個置かれていた場合、そのタイル上に取引所を開設するコストは、スパイス2個になります。
この支払いは、プレイヤーに対して行うのではないことに注意してください。

 

2人プレイ限定ルールとして、相手の取引所コマが置かれているタイル上に取引所の開設をする場合、コストはスパイス1個ではなく、2個になります。

 

取引所の開設をすることにしたなら、プレイヤーボード上から取引所コマを1個取ります。
取引所コマは、「市場タイルのタイプと同じアイコンが描かれている横列の一番左」から取り、配置します。


緑(お茶)の列から取って…


配置します!!

各市場タイルにつき、1人のプレイヤーが置ける取引所コマの数は1個までです。
つまり、すべての市場タイルに取引所コマを配置することができれば、プレイヤーボード上の取引所コマはすべてなくなり、ゲーム終了時に獲得できる勝利点は32点となります。

勘違いされやすい点として、タイルのデザイン的に取引所コマが3個までしか置けないような感じになっています。


枠、3つしかないね。

できるできない・やるやらないはとりあえず置いておいて、ルール的には全プレイヤーがすべてのタイルに1個ずつ取引所コマを置くことが可能です。


適当な場所に置いてね。

 

 

・ボーナスタイルの受け取り  
取引所コマ配置後、縦列で見て、どこか1列の取引所コマがすべてなくなっていたら、ボーナスタイルを獲得することができます。
獲得できるボーナスタイルは1列につき1回のみです。(最大5回)


ボーナス…ゲェエット!!(脳内CV:神谷明)
ボーナスタイルの山から、好きなものを1つ選び、獲得します。


どれがいいかなぁ。

ボーナスタイルは何度か獲得する機会がありますが、残っているなら同じものをいくつ選んでも構いません。
そして、獲得したボーナスタイルの効果はすべて重複します。
例えば「移動時にコストを支払わず1タイル分追加で移動できる」ボーナスタイルを3つ所持していたら、通常の移動に加えて、ボーナスタイルの効果で4タイル分までコストを支払わずに移動できます。

 

・スパイスの交換(市場アクション)
自分の船コマがあるタイルの上に取引所コマが置かれているなら、スパイスの交換、つまり、市場アクションを実行することができます。
取引所は、この手番中に置かれたものである必要は無く、以前の手番で置かれたものでも構いません。
自分の船コマがあっても、取引所コマが置かれていない場合は市場アクションを行うことはできないので注意しましょう。


例えば画像の状態で白プレイヤーなら、白い船コマがある「黄5→緑3」の市場アクションしかできない。

自分の船コマと取引所コマが置かれているなら、その市場タイルの上部に描かれているスパイスを矢印の先にあるスパイスと交換することができます。
1手番中に行う市場アクションの回数に上限はありません。
手持ちのスパイスが続く限り、何度でも交換することができます。
例えば、「黄5→緑3」の市場アクションが行えるとして、自分が「黄10」を持っているなら、そのアクションを2回行い、「黄10→緑6」としても良い。

C.港アクション(船コマが閉鎖されていない港タイル上にあるとき)

船コマが港タイル上にある場合、このアクションが選択可能です。

必要な量のスパイスを支払うことで、船コマが置かれている港タイル上の勝利点タイルを獲得することができます。

勝利点タイルを獲得するには、勝利点タイルに描かれているのと同じスパイスを支払わなければなりません。
支払いはスパイス置き場に対して行います。


プレイヤーボードに要求されているスパイスがあれば、それを支払います。

スパイスを十分な量支払うことができれば、その勝利点タイルを獲得することができます。
獲得した勝利点タイルは、手元に裏向きの状態で置いておきます。

その後、獲得した勝利点タイルの代わりに、勝利点タイルの山から新しい勝利点タイルを1枚表向きにして補充します。

このとき、港閉鎖タイル(×が描かれているタイル)が補充された場合、以降その港は閉鎖状態となります。

閉鎖状態の港タイル上には勝利点タイルが無いため、その港では港アクションができなくなります。
港閉鎖タイルが公開された後に誰かが勝利点タイルを獲得した場合、勝利点タイルの山から補充する代わりに港閉鎖タイルをその港に移動させます。
そして、港閉鎖タイルが元々置かれていた場所に勝利点タイルの山からタイルを補充します。


1.青い船コマのプレイヤーが港タイルAで港アクションを行い、勝利点タイルを獲得しました。
2.白い船コマのプレイヤーがいる港タイルBの港閉鎖タイルが、山からの補充の代わりに港タイルAに移動します。
3.タイルがなくなった港タイルBに対して、勝利点タイルの山から補充を行います。

 

港閉鎖タイル公開以降、プレイヤーは、移動することなく連続で勝利点タイルを獲得することができなくなります。
つまり、スパイスロードではよく発生した「あーめくりと手番で負けたわー」という言い訳をしにくくなったということですね。
あぁつらいつらい。(満面の笑み

 

D.収穫アクション(船コマがどこにあってもできる)

船コマがどこにあっても実行できるアクションです。
このアクションを選択した場合、スパイス置き場から黄色のスパイス(生姜)を2個受け取ります。
ボーナスタイルを持っているなら、その分も追加で受け取るのを忘れないようにしましょう。


ボーナスタイルがあるので、黄2個+赤1個が受け取れる。

実質、パスや休息の代わりとなっているアクションです。

 

 

3-4.『センチュリー:イースタンワンダーズ』手番終了時のスパイス所持上限

いずれかのプレイヤーが手番を終了する時に、プレイヤーボードに置かれたスパイスの数が10個(+ボーナスタイルによる追加分)を超えていたプレイヤーは、超えている分をスパイス置き場に戻す必要があります。
置き場に戻すスパイスは、そのプレイヤーが自由に選択して構いません。
日本語説明書ではこのように読み取るのは難しいですが、原文(英語版?)ではこのように書かれているらしいです。


…まぁ、黄色2個戻すよね。

 

移動終了時の支払いなどにより、この処理は手番プレイヤー以外にも発生する可能性があります。
早い話が、「所持上限以上のスパイスは持つことができない」ということです。

 

 

 

3-5.『センチュリー:イースタンワンダーズ』雑感

2作目のセンチュリーシリーズ。
序盤は緩く後半はきつい、エリアマジョリティのようなプレイ感。
ちょっとそこどいてもらえますかね?

いつでもどこでも手番を消費して黄色のスパイス2個を獲得できるので、とりあえず「詰む」ということはない。

プレイ中、取引所の開設やスパイスの交換に夢中で忘れてしまいがちだが、「スパイスを獲得したり交換したりして、港にスパイスを届ける」ゲームである。
決して、「全員が取引所をすべて開設してからが本番だぜ」というゲームではない。
そりゃ他のプレイヤーより多く開設できれば有利だけどさ…。

盤面がすべて見えているのでスパイスロードでは影響が大きかった「知識」による差が少ない作品。
最も出しにくいが、2番目に好き。

プレイ感はじっくり。
ルール量はそれほどではないが処理の手順がやや複雑、手番にできること自体は簡単、カードではなくなったので見通しが良すぎるため見るところが多い。
勝利点タイル4枚というのがとても絶妙。
近くて遠い。
スパイスロードと比較すると、なんか急にゲーマー寄りになったなぁと感じる。

 

 

 

4.『センチュリー:ニューワールド』

前編の最後は、シリーズ3作目の『センチュリー:ニューワールド』をご紹介。

16世紀の大商人として、新世界に乗り出そう。
未開の地を限界まで進み、その土地の資源を狩猟、採掘、収穫によって手に入れ、交易ルートを確立して現地員と交易し、莫大な富を手に入れるのだ。

 

ニューワールドで唐突にフレーバーが簡素に。
ルール説明書の上に書いてあったフレーバ―も事務的なものに変更されていてちょっぴり悲しみ。
ゲーム的には大まかな概要は変わることなく、スパイスを獲得したり交換したりして、要望通りのスパイスを届けることで勝利点を獲得するゲームです。

 

 

 

4-1.『センチュリー:ニューワールド』セットアップ

早速セットアップをしていきましょう。
イースタンワンダーズよりは少ないですが、スパイスロードよりは多いです。

ニューワールドでは、プレイ人数によってセットアップに一部異なる所があります。
・勝利点カードの内訳
・エリアボード上に配置する探検タイルの枚数
・初期入植者コマ(以下ワーカー)の数
上記3項目です。
セットアップの際は注意しましょう。

まずはお約束、スパイス置き場を用意します。
スパイスの価値は、スパイスロードと同じです。


これこれ。

 

次に、エリアボードを4枚組み合わせてゲームボードを作ります。
エリアボード「A1・B1・C1」の3枚と、「D1・E1・F1」の中から1枚選び、以下のように並べ、ゲームボードにします。
「D1・E1・F1」のうち、選ばなかった2枚は使用しないので箱にしまいます。

 

 

勝利点カードの調整を行います。
左下に「☆」が描かれているものは、ニューワールド単体プレイでは使用しないので箱にしまいます。
プレイ人数に応じて、カード右下に書かれている「3+」「=4」を抜き出し、使わないものは箱にしまっておきます。

ちなみに、「★」もあるけど、こちらは普通に使います。
使いますが、「3+」「=4」の抜き出しは忘れないようにしましょう。

その後、使用する勝利点カードをよく混ぜて、ゲームボード上部(A1・B1)に表向きで配置していきます。
残った勝利点カードは山札として「B1」の方に置いておきます。

 

 

ボーナスタイルのうち、「Ⅰ・Ⅲ」のアイコンが描かれているものは使用しないので箱にしまいます。

すると17枚のタイルが残るので、それらをよく混ぜ、ゲームボード上部(A1・B1)のボーナスタイル置き場へ、ランダムに配置します。
ボーナスタイルを置く位置によって、枚数が決められているので注意してください。


左から、4枚・3枚・2枚・2枚・2枚・2枚のボーナスタイルを重ねて、置き場に配置する。
配置しなかった余りのボーナスタイルは、使用しないので箱にしまいます。

 

探検タイル10枚をよく混ぜ、ゲームボード上の探検アイコンが描かれているところに表向きで配置していきます。

2~3人でプレイする場合は、「2-3」と書かれている探検アイコン上にも探検タイルを配置し、タイルに余りが出た場合は箱にしまいます。


2-3人の場合は、探検タイルは余らない。

プレイ人数と同じ数のプレイヤーボードを準備し、ランダムに配ります。
この時、左下にシンボルが描かれているボードを必ず使用するようにしてください。


お約束。

プレイヤーボードは「A」の面を上にして、手元に置きます。

 

各プレイヤーは担当色を決め、その色のワーカーコマを12個受け取り、そこから6個(2人プレイ時のみ7個)をプレイヤーボード上の左側のスペースに配置します。
それ以外のワーカーコマは、予備のコマとして脇に避けておきます。


いちいち出すのは手間かもしれないが、こうしておけば間違えることはない。

ゲーム中、何らかの効果でワーカーコマを獲得しない限り、予備のワーカーコマを使用することはありません。
ワーカーはかなり重要なので、チャンスがあれば積極的にワーカーを増やしましょう。

 

最後に、スタートプレイヤーから順に、以下の組み合わせで初期スパイスを受け取ります。

・スタP:黄3個
・2番目:黄4個
・3番目:黄4個
・4番目:黄3個+赤1個

 

スパイスの価値は以下の通り。
「毛皮(茶)>タバコ(緑)>肉(赤)>コーン(黄)」

これで準備完了。
ゲームスタートです。

 

 

 

4-2.『センチュリー:ニューワールド』ゲームの目的(勝利条件)

いずれかのプレイヤーが8枚目の勝利点カードを獲得したら終了トリガーです。
終了トリガー後、スタートプレイヤーの右隣のプレイヤーが手番を最後まで行なったらゲーム終了、得点計算を行います。
以下4項目の合計値が最も高かったプレイヤーの勝利です。

1.獲得した勝利点カードに書かれている勝利点
2.獲得したボーナスタイルによって得られる勝利点
3.探検タイルによって得られる勝利点
4.プレイヤーボードにある赤(肉)以上の価値のスパイス(1個につき1点)

 


この画像の場合以下のようになる。
1勝利点カード.5+4+4+7+5+4+4+6=39
2ボーナスタイル.3+(2+2+2)+(3+3)=15
3探検タイル.3
4所持スパイス.赤1+緑1=2
合計すると、39+15+3+2=59点。

同点だった場合は、手番が遅いほうのプレイヤーが勝利します。

 

 

 

4-3.『センチュリー:ニューワールド』ゲームの流れ

スタートプレイヤーから、時計回りに手番を実行していきます。
手番は、2種類のアクションからどちらかを選択して実行しなければなりません。
「何もしない(パス)」はありません。

A労働する(ワーカーの配置)
B休息する(ワーカーの回収)

 

A.労働する(ワーカーの配置)

ゲームボード上のスペースを1つ選択し、ワーカーを配置します。
ワーカーを配置するためには以下の条件をクリアする必要があります。

・自分のワーカーが置かれていない
・探検タイルが配置されていない
・配置に必要なだけのワーカーがある


左下のスペースには探検タイルが配置されているのでワーカーを配置できない。

条件をクリアしているなら、「ワーカーの配置→スペースの効果を解決」の順番で進めます。

・ワーカーの配置 
自分の使用可能なワーカーを、選択したスペースに配置します。
ワーカーを配置する場合、2つのパターンが考えられます。

a.選択したスペースが空いている
b.選択したスペースに他のプレイヤーのワーカーがいる

それぞれに異なる配置ルールがあります。

a.選択したスペースが空いている
配置するワーカーの数は、そのスペースに表示されている数字と同じ数のワーカーを配置しなければなりません。

 

b.選択したスペースに他のプレイヤーのワーカーがいる
既に置かれている「他プレイヤーのワーカー+1」のワーカーを配置しなければなりません。
そして、元々そこに配置されていたワーカーは、すべて担当プレイヤーのプレイヤーボードに戻します。


赤ワーカーが1個置かれていたので、白のプレイヤーは1+1の合計2ワーカーで赤を押し出して配置できます。

 

・スペースの解決 
ワーカーを配置したプレイヤーは、直ちにワーカーを配置したスペースの効果を適用しなければなりません。
スペースには4つのタイプがあります。


◇生産
スペースに描かれているのと同じだけスパイスを獲得します。
スパイス置き場から取り、プレイヤーボードに配置します。

 


◇アップグレード
自分のプレイヤーボード上にあるスパイスをアイコンで描かれている数と同じだけ、1段階価値の高いスパイスにすることができます。
例えば、黄2個→赤2個や黄1個→緑1個(黄→赤→緑)、黄1個→赤1個だけでやめてもかまいません。

 


◇交易
上部に描かれているスパイスを、矢印の先に描かれているスパイスと交換することができます。
可能な限り1度に何回行っても構いません。

 


◇砦

プレイヤーボード上にあるスパイスを支払い、ワーカーを配置した砦スペースの上部にある勝利点カードを獲得することができます。
さらに、ワーカーを配置した砦スペースにボーナスタイルが残っていれば、ボーナスタイルを獲得することもできます。
ボーナスタイルは、一番上にあるタイルからしか取れず、2つの山がある場合はどちらか一方からしか取れません。

上記のどちらか片方だけでも、望むなら両方実行しても構いません。
ただし、ボーナスタイルには所持上限があります。

 

ボーナスタイルは、プレイヤーボード上にある枠の数(3枚まで)しか、所持することができません。
所持上限に達してしまった場合は取捨選択などはできず、そもそも獲得しようとすることすらできないので、注意しましょう。
ご利用は計画的に。

 

B.休息する(ワーカーの回収)

ワーカーをもう配置したくない、ワーカーがいない、ちょっとタイミングをずらしたいなどの場合に、このアクションを選択します。
このアクションを選択したプレイヤーは、ゲームボード上に置かれている自分のワーカーをすべて回収し、プレイヤーボード上に戻します。


白のワーカーを回収したい。 全6体、ちゃんと見つけられますか?
手持ちのワーカーを全部配置していなくても回収することができます。
回収忘れが無いように注意しましょう。

 

 

 

4-4.『センチュリー:ニューワールド』手番終了時のスパイス所持上限

各プレイヤーは、プレイヤーボード上に10個までスパイスを配置しておくことができます。
それ以上のスパイスがある場合、超えている分をスパイス置き場に戻す必要があります。
いつものやつですね。

ちなみに、スパイス置き場にあるスパイスは無限にあるものとみなします。
「もしスパイスが不足した場合は、何かで代用するように」と、書かれていました。

 

 

 

4-5.『センチュリー:ニューワールド』雑感

ゴーレムを除いて、センチュリーシリーズ最後となる3作目のニューワールド。
押し出し式のワーカープレイスメントですね。
ちょっとそこどいてもらえますかね?

消費するワーカーの数が異なるが、最初からどの種類のスパイスでも獲得できるのですごく遊びやすく、不公平感がない。
しかし勝利点カードのめくり運の比重が高くなってしまった。

勝利点カードを8枚も取る必要があるので、3部作の中では最も「バランス感覚」が求められる作品。
出しやすさは真ん中、かなり僅差だけど1番好き。

プレイ感は前2作品の中間くらい。
ルール量は少ないが、3作目にして追加で覚えなければならない効果が追加。
一応アイコンになってるので見ればわかるとは思う。
手番にできること自体はシンプルで、ワーカー置くか回収するかの2択。
そうはいっても、ワーカーをどこに置くかで意外と悩む。

かなり遊びやすくまとめてきたなといった感じ。
ワカプレ入門としても良いのかも知れない。

 

 

 

5.3部作単体のまとめ

3部作のルールざっくり説明させていただきました。
軽くまとめてみたいと思います。
スパイスロード(1)イースタンワンダーズ(2)ニューワールド(3)として表記します。

重さ(プレイ感)
イースタンワンダーズ >> ニューワールドスパイスロード

 

出しやすさ
スパイスロード >> ニューワールドイースタンワンダーズ

 

個人的評価(おすすめ度)
ニューワールドイースタンワンダーズ スパイスロード

 

こんな感じでしょうか。
全部並べると箱絵がつながるのも良いですね。

ちょこっとセンチュリー:ゴーレムの方のお話。
知ってる人も多いかと思いますが、執筆現在3部作の2番目、イースタンワンダーズにあたる『センチュリー:ゴーレム 未知なる東方山脈』までしか日本語版が出ていません。
一応英語版は既に出ているみたいなのでそろえることはできますが、日本語版と英語版が混ざってるとちょっと気持ち悪いですよね。
(コレクター気質がある個人の感想です)

遊ぶ分にはルール以外に言語依存が無いので、日本語版である必要は正直ないのですが、組み合わせて遊ぶ際に日本語ルールの方が楽なのでゴーレムでそろえている人はしばらくの間辛抱ですね。
や、日本語版出るとかいう噂もアナウンスも聞かないですけども。
まぁそのうち出るやろ。

 

前編はここまでッスー。

後編の記事も、ぜつてえ読んでくれよな!
よろしくおねがいしまぁす☆

 

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