ZXION ボードゲームディープ

【ボードゲームディープ】クリスタルを集めてゴーレム作り!『 センチュリー:ゴーレムエディション』

公開日:Zxion

毎度!
Zxionことぜっくんです。
この記事書いてるとき、ツイッターのボドゲ界隈が燃えてました。
定期的に出る話題なんですけど、ざっくり言うとインストについて。
耳が痛い話から、しらんがなっていう話まで…。
狭い界隈、仲良くやってくださいよ、ホント。

さて今回は2019夏、ついに拡張が出ることになった「センチュリー:ゴーレム」。
拡張の名前は「イースタンマウンテンズ」。
あれ?
ゴーレムは拡張出さないんじゃなかったっけ…?(うろ覚え)

 

1.お馴染みボドゲ? 「センチュリー:ゴーレム」

パッケージ
ファンタジーテーマが好きならこちらがオススメ。

プレイ人数:2~5人
対象年齢:8歳
プレイ時間:30~45分

ボードゲームを嗜んでいる人にとってはそれなりに有名なボードゲーム。
ゴーレムエディションは「センチュリー:スパイスロード」の別テーマとして発売されました。
ゲームの内容自体はスパイスロードの方と同じですが、コンポーネントが一部異なります。
資源として獲得・交易するトークンが、スパイスロードだと木製で、ゴーレムだとプラ製(アクリル?)になります。
ゴーレムの方がキラキラしててきれぇい☆

クリスタルトークン
こちらがゴーレム版の資源となる「ソウルクリスタル」。 キラキラ☆

ボードは無く、カードの使用がメインとなります。
カードを使用することでクリスタルの獲得や交換を行なっていきます。
ほぼほぼカードゲームですが、トークンがあるだけでボードゲームっぽさが増すのは不思議。

使うものはカード、クリスタルトークン、それとコイントークンだけです。
コイントークンは獲得すると追加の勝利点として扱われます。
このコイントークン、ちゃんとコインしてていい感じなんですよ。


コイーン☆

 

2.センチュリー:ゴーレム 遊び方

2-1.ゲームの準備

まず、各プレイヤーは初期手札となる商人カード2種類を1枚ずつ受け取ります。
初期手札となるカードの裏面は他の商人カードと同じですが、表面を見ると枠が紫色になっているのでそこで判別可能。

初期手札
クリスタル2とアップグレード2の2種類が初期手札。

それから、キャラバンカード(背面が茶色)を人数分用意します。
この時、1枚だけある親アイコンが書かれたものを必ず含めるように。
親アイコンはカード表面右上部に書かれた紫色の宝石みたいなやつのことです。
各プレイヤーは、用意されたキャラバンカードをランダムに1枚受け取ります。
親アイコン付きのキャラバンカードを受け取ったプレイヤーが親プレイヤー(スタP)となります。

キャラバンカード
上のやつが親アイコン付きキャラバンカード。

次は場のセットアップをします。
勝利点となるゴーレムカードと商人カードを、それぞれシャッフルして山札を作ります。
そして、1枚ずつ山札からカードをめくり、山札の横に並べます。
ゴーレムカードは5枚、商人カードは6枚になるように並べていきます。

ゴーレムカードの山札から最も遠いカードに銅のコインを、その隣のカードに銀のコインを置いておきます。
使用するコイントークンはプレイ人数によって異なり、プレイヤー人数の2倍の数を使用します。
つまり、3人なら6枚、4人なら8枚用意し、余りは箱の中などにしまっておきます。

クリスタルには、色によってそのクリスタルの価値(レベル)が設定されています。
以下のように並べておくとプレイ中もわかりやすいです。
クリスタルのレベルは、『 低←「黄」「緑」「青」「赤」→高 』。
スパイスロードの方に馴れてる人は多分混乱します。
気を付けて。
(スパイスロードでは価値が黄→赤→緑→茶になっている。)
ゲームの用語的には、クリスタルトークン置き場は「市場」と呼ばれます。
クリスタルはゲーム中頻繁にやり取りをします。
全員の手が届きやすく、場が見にくくならない所を市場にしましょう。

最後に、各プレイヤーは以下の初期クリスタルを受け取ります。
・スタP:黄色3個
・2番目:黄4個
・3番目:黄4個
・4番目:黄3個+緑1個
・5番目:黄3個+緑1個

これで準備完了。
ゲームスタートです。

セットアップ
セットアップが完了した状態。プレイヤーたちが把握できていればどんな配置でも大丈夫☆

 

 

2-2.目的(勝利条件)

いずれかのプレイヤーが5枚目(2~3人プレイ時は6枚目)のゴーレムカードを獲得したら終了トリガーです。
全員が同じ手番数プレイできるように、ラウンドを最後まで行なったらゲーム終了、得点計算を行ないます。

以下の3つの合計が最も高かったプレイヤーが勝利です。
1.勝利点カードの合計
2.コインの合計(銀貨1枚1点、銅貨1枚3点)
3.キャラバンにある緑以上のレベルのクリスタルの合計(1個につき1点)

もし同点だった場合は、手番が遅いほうのプレイヤーが勝者です。

ゴーレム5枚
ゴーレム5枚。
1枚見えてないけど、10+12+8+12+7+(3+3+3+1)+1=60点獲得しています。

 

2-3.ゲームの流れ

親プレイヤーから時計回りに手番を実行していきます。
プレイヤーは、自分の手番が来たら以下の4つのアクションから1つを選択し、実行します。

 a.手札のプレイ
 b.商人カードの獲得
 c.休息する
 d.勝利点カード(ゴーレムカード)の獲得

上記のアクションを行なったら次プレイヤーの手番になります。
これを、ゲームの終了条件が満たされ、ゲームが終わるまで繰り返します。

 

a.手札のプレイ

このアクションでは、自分の持っている商人カードを1枚使うことができます。
使ったカードは、自分の捨て札置き場に置かれます。

商人カードには3種類のカードがあり、それぞれ実行する内容が異なります。

a-1.クリスタルカード

クリスタルカードは、商人カードの左上部に「クリスタルだけ」が書かれているものを指します。
初期手札にある、黄色のクリスタルが2個書かれているカードがこれにあたります。

このカードをプレイしたら、書かれているものと同じ色・個数のクリスタルを市場から獲得できます。
獲得したクリスタルは、自分のキャラバンカードの空いているマスに置きます。
例えば、初期手札のクリスタルカードを使えば黄クリスタルを2個市場から獲得できるという事です。

キャラバンカードのマスの数は10個なので、これを超えて所持しておくことはできません。
(一応、獲得はできます。)
もし超えてしまった場合は、手番の最後に10個になるように取捨選択する必要があります。

a-2.アップグレードカード

アップグレードカードは、商人カードの左上部に「無色のクリスタルと上矢印」が書かれているものを指します。
クリスタルカードとは別の、もう1枚の初期手札がこれにあたります。

このカードをプレイしたら、書かれているクリスタルの個数と同じ回数まで、手持ちクリスタルのレベルを上げることができます。
初期手札のアップグレードカードにはクリスタルが2個書かれているので、2回までクリスタルのレベルを上げられます。
例えば、手持ちに黄クリスタルが2個あるなら、両方のクリスタルを緑にすることができます。
片一方を黄色から緑→青と連続してレベルを上げてもかまいませんし、1個だけを黄→緑にしてやめることもできます。

レベルを上げる時は、手持ちのクリスタルと市場のクリスタルを交換することで、クリスタルのレベルを上げます。
コンポーネント的にクリスタルの数に限りがありますが、市場のクリスタルは無限に存在しているものとみなします。
なので、「万が一数が不足してしまった場合、代用品を使って解決してくれ。」的なことがルールブックに書かれています。

a-3.トレードカード

トレードカードは、商人カードの左上部に「クリスタル・下矢印・クリスタル」が書かれているものを指します。
初期手札にはトレードカードはないので、場の商人カードから獲得する必要があります。

このカードをプレイするときは、まず最初に矢印の上に書かれているものと同じ色・個数のクリスタルを市場に支払います。
その後、矢印アイコンの下に書かれているものと同じ色・個数のクリスタルを市場から獲得します。
獲得したクリスタルは、自分のキャラバンカードの空いているマスに置きます。
この時、支払いに必要なクリスタルが手持ちにたくさんあるなら、支払い-獲得を複数回実行することができます。
例えば、黄2個↓青1個というトレードカードを使用した場合、黄色2個を市場へ支払い、市場から青1個獲得できます。
もし手持ちクリスタルに黄4個があるなら、黄2個↓青1個を2回分実行してもかまわないということです。

この処理、なぜか意外と忘れがち。
勝つためには重要な動きなので、しっかり覚えておきたい。

クリスタルの総数が増えるトレードカードもあります。
その場合、やはり10個を超えてクリスタルを所持しておくことはできません。
超えてしまった場合は、手番の最後に10個になるように取捨選択する必要があります。

プレイ中1
3手番使って手持ちを《黄緑青青》にして、4手番目でトレードを2回実行。
結果、手持ちが《黄3緑5》に。

 

b.商人カードの獲得

場に公開されている商人カードを1枚獲得することができます。
商人カードを獲得するためには、ほとんどの場合でコストを支払う必要があります。

獲得したい商人カードよりも「山札から遠い位置にあるカード」全てに、コストとして1個ずつクリスタルを乗せなければなりません。
コストとして支払うクリスタルは何色でもかまいませんが、おつりの受け取りや両替はできません。
何色のクリスタルでも「1個」として扱います。
欲しい商人カードの獲得に必要なコストが支払えない場合、当然その商人カードは獲得できません。
ちなみに、山札から一番遠くにある商人カードはコスト無しで獲得することが可能です。

カード
赤のクリスタルカードが欲しいなら何でもいいからクリスタルが5個必要。

 

コストとして支払われたクリスタルは、商人カードの上に乗せたままにしておきます。
クリスタルが乗っている商人カードを獲得する場合、商人カードと乗っているクリスタル全てを獲得することができます。
獲得したクリスタルは自分のキャラバンカードの空きマスへ置き、商人カードは手札に加えます。
手札の上限はありませんが、毎度おなじみクリスタルの所持上限は10。
超過の場合は以下省略☆

カードが獲得された場合空きスペースができるので、詰めるようにしてカードをずらします。
スペースは、山札の横にスペースができるように詰めていきます。

【山札■■□■■■(□部分を詰める) → 山札□■■■■■】

その後、カードを詰めてできたスペース(山札横の□部分)に、山札から新しいカードを公開します。
商人カードは常に6枚公開されているようにします。

 

c.休息する

自分の捨て札置き場にある商人カードを再度手札に加えることができます。

休息することにした場合、そのプレイヤーは自分の捨て札置き場のカードを全て手札に加えます。
手札がまだ残っていたとしても、このアクションを実行することができます。

ちなみに。
休息する場合、特に次の手番のプレイヤーがわかるように宣言しましょう。
さらっと休息するアクションを実行すると、「あれ?今誰の番?」状態になります。

 

d.勝利点カードの獲得

場に公開されているゴーレムカードに書かれたコストを支払って、そのカードを獲得します。

獲得したいゴーレムカードを指定します。
指定したゴーレムカードの下部に書かれているクリスタルと同数・同色のクリスタルを、手持ちクリスタルから市場へ支払います。
クリスタルの支払いができない時は、当然獲得はできませんし、カードを指定することもできません。

その後、指定したゴーレムカードを獲得し、自分の前に伏せておきます。
獲得したゴーレムカードは自身の勝利点となり、失われることはありません。

ゴーレムカードを獲得する時、銀貨や銅貨がある(山札から遠い2枚)場合、対応する銀貨・銅貨も獲得します。
これは、「銀貨1枚1点」、「銅貨1枚3点」の、追加勝利点となります。

カード
勝利点10+銀貨のゴーレムカードが欲しいなら、黄2赤2が必要。

カードが獲得された場合、空きスペースができます。
商人カードの時と同じように、空きスペースを詰めるようにしてカードをずらします。
ゴーレムカードは常に5枚公開されているようにします。
さらに、ゴーレムカードの山札から一番遠いカードに銅貨がなく、その隣にまだ銀貨が残っているなら、銀貨を山札から一番遠いカードにおきます。

なんとなく銀貨の方が点数良さそうだけど、銅貨の方が点数は高いです。

 

3.あとがきと感想

(僕が)なぜか勝てない系ゲームの1つ。
みんな強過ぎぃ!!

言語異存なし、商人カードに書いてあるのもアイコンのみなので直感的に理解できる。
ゴーレムカードも勝利点とカード獲得の為に必要なクリスタルが書いてあるだけなのでこちらも直感的。
ゲーム自体の難易度も、ほぼカードのプレイか獲得のみなので非常にわかりやすい。
初期クリスタルのセットアップが、何番手目なのかで違うというのが少しだけややこしい。
たまに「やろうぜ!」ってなったとき大概何個なのか忘れてる。
記憶力ゥ!

プレイしていると強い商人カードがあることに気付くが、それが出るかどうかは運次第。
つまり、めくり運に左右されるので、「そういうの無理!」という人には厳しい。
逆に、見えている情報から最良の選択を常に繰り返していく系のゲームだと思うので、そういうのが好きな人には特にオススメ。
どちらにしても、「無理!」って人じゃなければとりあえず1回遊んでみてもらいたいです。

…そんなわけで、あまりボードゲーム慣れしていない人にもオススメしたい軽中量級ボードゲームです。
何らかのTCG経験者ならボードゲーム慣れしていなくても難しくないと思います。
ただ、強いカードを把握できているかどうかは重要なので、慣れてない人とプレイする場合空気を読まない猛者は混ぜるな危険ということでひとつ。

 

今回はここまでッスー。
久しぶりにオススメボードゲームの紹介した気がします。
ボードゲームって、ほんっとうに面白いもんですね~(水野晴郎風に)

次の記事も読んでね!
よろしくおねがいしまぁす☆

 

ZXION ボードゲームディープ
Zxionさんの
記事一覧はこちら

よろしければシェアお願いします

PAGE TOP