読むだけでレガシーの”いま”がわかる!ニューカペナの街角編
「こにぱーん!MOパンダです。
いつものあいさつになりますが、ぜひともチャンネル登録をよろしくお願いします。
今週末は晴れる屋さんで「第20期レガシー神挑戦者決定戦」が行われます。
今回の記事はイベントに向けて流行りのデッキや強そうなデッキを調べることと、今回の大会に向けてこんなデッキがいいのでは?と言うアウトプットする記事になりますので、大会に向けて参考になればと思います。
MAGIC ONLINE
直近2週間分4回行われたレガシーチャレンジの結果になります。
相変わらずURデルバーが一番勝っています。
2番手はリアニメイトです。URデルバーがミラーを意識して《目くらまし》と墓地対策を減らしている結果、ハンデスからコンボを行うリアニメイトの入賞が目立ちます。
3番手のドラストですがURデルバーに強い構築が試されています。
メインボードに《死亡+退場》が3枚。序盤は除去として後半は《濁浪の執政》をバウンスする呪文として使えます。
さらに《エインジーの荒廃者》と《鏡割りの寓話》が4枚ずつ採用され消耗戦にも強くなっています。
クロックパーミッション。高速コンボ。ロック系が上位に食い込んでいますが一方珍しいデッキの上位入賞も目立ちます。
謎鍛冶コンボ
Legacy Challenge #12434060 2nd Place
プレイヤー:Killabee
3《打開》
4《ギャンブル》
1《ぶどう弾》
4《永劫のこだま》
4《金属モックス》
4《ライオンの瞳のダイアモンド》
4《水蓮の花びら》
4《ミシュラのガラクタ》
4《オパールのモックス》
4《ウルザのガラクタ》
1《真髄の針》
3《防御の光網》
1《覆いを割く者、ナーセット》
1《大いなる創造者、カーン》
謎鍛冶デッキは昔からありましたが《隔離用構築物》を得て2マナ2枚コンボになりました。
0マナアーティファクトを唱え《謎鍛冶》が誘発し捨てたカードを《隔離用構築物》で唱えることができるためルーターではなく実質1ドローとして機能するようになります。
《ライオンの瞳のダイアモンド》は強力で《隔離用構築物》があれば捨てたカードを全て唱えられるのでBlack Lotusのように使うことができます。
ひたすらドローを繰り返し《ぶどう弾》でフィニッシュします。
ソーサリーアクションのコンボのため除去で妨害できますが《永劫のこだま》で元に戻るので油断は禁物です。
デッキの動きが気になる方はBIG MAGICさんのアーカイブをチェック!
URドラゴン
Legacy Challenge #12434060 3rd Place
プレイヤー:Bullwinkkle6705
4《ドラゴンの怒りの媒介者》
3《帳簿裂き》
1《厚かましい借り手》
4《濁浪の執政》
最近はデルバーが抜け《帳簿裂き》を採用したURデッキが上位に入賞しています。
1度でも謀議して+1カウンターが乗れば《稲妻》で除去できず相手の《秘密を掘り下げる者》と《ドラゴンの怒りの媒介者》を止めるサイズに変わります。
《紅蓮破》か《邪悪な熱気》でしか除去できず見た目以上にやっかいです。
上記のデッキでは《ミシュラのガラクタ》を4枚採用しているため《ドラゴンの怒りの媒介者》の昂揚と《帳簿裂き》の謀議の誘発どちらにも役立ちます。
《目くらまし》が2枚採用になっているのもポイントです。
環境の呪文が軽くなり《目くらまし》でカウンターできる呪文が減りました。コンボ相手もメインはケアされることが多いため弱く枚数が減っていることも頷けます。
デスタクタッチ赤
Legacy Challenge #12434036 17th Place
プレイヤー:yoshiwata
最近見ることが増えた赤をタッチしているデスタクです。
赤いカードはメインボードに採用された《月の大魔術師》と《鏡割りの寓話》。サイドボードの《紅蓮破》のみ。そこまでしたくなるほど青いカードが強いことがわかります。
《鏡割りの寓話》はデスタクにもマッチする強力なカードです。
マナの使い道が豊富なデッキなので宝物トークンが役立ちます。
さらに《ちらつき鬼火》や《空を放浪するもの、ヨーリオン》と合わせることで英雄譚の使い回しをすることもできます。
強いから入ってるわけではなく強いカードをさらに強く使えてるので覚えておきましょう。
オフラインイベント
MAGIC ONLINEで未実装のカードを使ったデッキの紹介です。
RUGミッドレンジ
晴れる屋TC東京 平日レガシー20時の部 2022/6/28
プレイヤー:Zhang Wenhao
4《ドラゴンの怒りの媒介者》
3《帳簿裂き》
1《厚かましい借り手》
3《自然の怒りのタイタン、ウーロ》
2《船乗りを滅ぼすもの》
《船乗りを滅ぼすもの》を使った中速デッキです。
《ドラゴンの怒りの媒介者》と《帳簿裂き》を使い墓地を肥しながら《自然の怒りのタイタン、ウーロ》を脱出させます。
脱出コストでインスタント、ソーサリーが追放されるため《船乗りを滅ぼすもの》のコストが軽減されていきます。
《濁浪の執政》と違い《船乗りを滅ぼすもの》が持つ護法4は青でないデッキに対して非常に強力です。
ただドラゴンなのに飛行がないためチャンプブロックなどで耐えられてしまうのはご愛敬。
メインとサイドにある《花の絨毯》も非常に強力です。
サイド後はカウンターする術がなく毎ターン土地3枚分くらいの働きをします。
土地3枚分が無から毎ターン生まれる場合土地3枚分のアドバンテージを得ているのと同義です。序盤から《紅蓮破》構えながら《狂乱の呪詛》をプレイされることもあると思うので注意しましょう。
エスパーバイアル
晴れる屋秋葉原店 水曜レガシー 3R 3-0
プレイヤー:Hirosawa Yuki
4《悪意の大梟》
1《聖戦士の奇襲兵》
4《魅力的な王子》
3《金粉のドレイク》
4《翻弄する魔道士》
1《トレイリアの大魔導師、バリン》
1《救出専門家》
1《平和の番人》
1《疫病を仕組むもの》
4《護衛募集員》
1《スカイクレイブの亡霊》
1《魂寄せ》
2《白羽山の冒険者》
1《宮殿の看守》
1《造物の学者、ヴェンセール》
1《孤独》
1《エーテル宣誓会の法学者》
1《否定の力》
1《第四橋をうろつく者》
1《アゾリウスの造反者、ラヴィニア》
2《疫病を仕組むもの》
1《悔恨する僧侶》
1《安らかなる眠り》
2《スカイクレイブの亡霊》
1《泥棒スカイダイバー》
1《空を放浪するもの、ヨーリオン》
1《戦争の報い、禍汰奇》
1《敵対工作員》
1《フェアリーの忌み者》
《白羽山の冒険者》を採用したエスパーバイアルになります。
パウパー神で猛威を奮っていたイニシアチブですがレガシーフォーマットでも使われ初めています。
統治者と違い《魅力的な王子》や《魂寄せ》でブリンクし地下街を進めることができます。
進み続けるのがかなりやっかいであり5点ルーズ連打はエスパーバイアルの攻めの細さを補いデッキに合っています。
イニシアチブがMAGIC ONLINEになく使用者は少ないですが今後試す方が増えるといいですね。
私はドラゴンストンピィに《混沌の洞窟の冒険者》を試す予定です。
今回のデッキ紹介は以上となります。
MOパンダが考えるレガシー神に向けて
レガシー神挑戦者決定戦に向けて考えていることです。
MAGIC ONLINEとリアルイベントの決定的な違いは《狂乱の呪詛》の有無です。
ライフを受けるデッキは《狂乱の呪詛》と向き合う必要があります。
《狂乱の呪詛》のないMAGIC ONLINEで勝っているジェスカイコントロールはあまりリアルイベントでは使用したくありません。
URデルバーはミラーで強くない《目くらまし》と《意志の力》をメインボードから減らしています。《目くらまし》があるからカウンターされやすかった《騙し討ち》や《魔の魅惑》が使いやすくなるかもしれません。
《花の絨毯》はURデルバー相手にとにかく強いのですが《花の絨毯》をうまく使いこなせるデッキがレガシーにありません。緑は《花の絨毯》だけが異常に強い。
以上のことから今回のデッキの使用候補は
・《花の絨毯》が使え《紅蓮破》に当たりにくく《狂乱の呪詛》に強いクリーチャーコンボの「魔の魅惑」デッキ
・《花の絨毯》が使え《紅蓮破》に当たりにくく《狂乱の呪詛》に強いクリーチャーコンボの「食物連鎖」デッキ
・《紅蓮破》は当たるが《狂乱の呪詛》に強く《表現の反復》を使える「スニークショー」
・困ったときの駆け込み寺「URデルバー」
どれかにしようと思います。
普段から色々試してるのでなんとかなると思いますが直前まで試行錯誤してみましょう。
おわりに
今回のデッキ紹介+神挑戦者決定戦に向けての記事は以上となります。
URデルバー一強の環境が続きますがなんとか打開しようと色々試す人が多いのがレガシーフォーマットの楽しいところです。
最近参加した神挑戦者決定戦はシングル・エリミネーションに残るが1没が多く1歩でも前に進みたい気持ちです。直近のヴィンテージ神もパウパー神も1没…。
応援宜しくお願いします!
読んでいただきありがとうございました!
MTGを愛するパンダのVtuber。元競技MTG勢で現在の主戦場はレガシー。トップメタからローグまで全てのアーキタイプを使いこなす。 @mopanda_mtg
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