MOパンダのわくわくレガシー生活

2021年レガシー振り返り ~ 良くも悪くもモダンホライゾン2~

公開日:MOパンダ

はじめに

こんにちは!MOパンダこと鈴池 史康です。
今回はご縁があり2021年のレガシーについて書かせていただけることになりました。

自己紹介になりますがMOパンダはレガシーフォーマットを中心にMO(Magic Online)の実況配信をしています。

Twitch:https://www.twitch.tv/mopandaa

Youtube:https://www.youtube.com/c/mopanda_MTG/featured

レガシーの最前線を知りたかったらぜひご視聴宜しくお願いします。

 

 

■2021年振り返り

ではMOパンダ的にこの2021年を振り返っていきたいと思います。

 

 

■2020年年末

2020年。翌年のことを祈る
2020年はすぐ禁止カードになったカードや相棒のルール変更など、溢れんばかりのカードパワーで環境を振り回していきました。流石に2021年はこんなこと起きないでしょう。MOパンダはMTGの未来を祈り新年を迎えます。

 

 

 

■2021年2月『カルドハイム』発売

え?なんで?どうしてこんなことに。祈りは虚しく新年早々大事件です。
なにが起きたか忘れてはいけません。
《嘘の神、ヴァルキー/Valki, God of Lies》が環境を支配してしまったのです。

3マナの続唱を持つ呪文を唱えて《嘘の神、ヴァルキー》がめくれると不思議なことに裏面側星界の《星界の騙し屋、ティボルト》をプレイできました。

続唱青黒緑
Legacy Challenge #12256329(7th Place)
プレイヤー名:Samu_27

 

環境初期はBUG続唱のサブプランとして採用されていました。

『ローグコンボ』
Legacy League 2021/2/13(5-0)
プレイヤー名:jstealths17
土地(19枚)

4《真鍮の都
1《宝石の洞窟
4《宝石鉱山
4《マナの合流点
2《霧深い雨林
1《サバンナ
2《熱帯の島
1《火山島

 

数日で世界中からアップデートされターボティボルトというアーキタイプにまでなります。
1ターン目にティボルトをだしあとは全部カウンターすれば勝てる今見てもすさまじいデッキです。コロナ禍だったため紙で遊べなかったのは残念です。
目くらましと否定の力をケアして相手のアップキープに暴力的な突発をキャストし、ティボルトを場に出していたのが懐かしいですね。

こんな無茶苦茶が許されるわけなく2週間で続唱のルールが変更されターボティボルトは歴史の闇に消えていきました…。
それどころかルール変更だけでなく
《アーカムの天測儀》《戦慄衆の秘儀術師》《王冠泥棒、オーコ》の3枚も禁止となりました。

 

 

 

1/28にMOで発売され2週間の出来事です。
年始から飛ばしすぎです。

 

 

 

■2021年4月『ストリクスヘイヴン:魔法学園発売』

新環境と喜んでいましたがここでもレガシーフォーマットで採用されるカードが複数ありました。

《表現の反復》はデルバーデッキのリソース獲得手段の定番となります。呪文のマナコストが軽いカードが多く採用されるデルバーデッキだと、3枚めくってピッチカウンター+1マナクリーチャーをキャストなど3マナでも無駄なくカードをプレイできます。
アドバンテージ獲得手段として定番となりました。

 

魔技は軽いドローが多いレガシーフォーマットにぴったりなキーワード能力です。
《ウィザーブルームの初学者》は《煙霧の連鎖》とのコンボで無限ライフドレインになります。デルバーの派生やコンボ特化など複数のデッキに採用されました。

カードパワーがほどよく絶対王者なデッキもなくのんびりレガシーをする日々でした。やつらがくるまでは…

 

 

 

■2021年6月『モダンホライゾン2発売

「モダンホライゾン1」の反省を生かし今回は控え目なはず!と期待していましたが。蓋を開けたら環境を破壊する「モダンホライゾン2」でした。

 

新環境初日から5-0したURモンキーデルバー。

《アーカムの天測儀》と《王冠泥棒、オーコ》を失ったが、URデルバーに強い《忍耐》と《虹色の終焉》を得たバントコントロール。
そしてコントロールに強い《最後の審判》やスニークショーの台頭によりメタゲームが回っていきます。
《ウルザの物語》を軸に組まれた青単親和などいままで存在していなかったアーキタイプまで現れます。

 

 

 

■2021年7月『フォーゴトン・レルム探訪』

《アーチリッチ、アサーラック》がアルーレンに採用され2枚コンボになりました。
無限に出し入れを繰り返し魂を喰らう墓を無限に踏破します。

 

 

 

■2021年9月『イニストラード 真夜中の狩り』発売

久しぶりに下フォーマットに影響はほぼなくやっと平穏が訪れます。

2月から大慌てでしたが今年リリースされたエキスパンションの話は以上です。

 

 

 

■モダンホライゾン2加入後のメタゲーム

 

さて、ここからは現在の環境についておさらいします。
以下のデータはMOのレガシーチャレンジでTOP32になったデッキ(928デッキ)の集計になります。
期間は6月の『モダンホライゾン2』から9月の『イニストラード 真夜中の狩り』発売前までです。

TOP32デッキ分布

集計結果から見てわかりますがURデルバーの圧倒的な入賞数です。
次点でデルバーに強いバントコン、デスタクが続きます。

 

次はTOP8のデッキ分布になります。
TOP32と比べるとスニークショーのTOP8入りが目立ちます。
騙し討ちが赤いため紅蓮破が当たらず、メタ上位にいるコントロールにとても有利です。
さらにデルバーは環境のクリーチャーが強くなったためメインの否定の力をサイドに落としていて、
デスタクはファイレクシアの破棄者が抜けているためスニークショーが勝ちやすいように見えます。

サイドボードの変化や使われなくなったカードを見定めて勝てるデッキを選べるといいですね。

 

 

 

■現在のレガシー環境の流行りデッキ

ここからは現在の流行りのデッキについて紹介します。

 

■URデルバー

 

『URデルバー』
Legacy Challenge #12353455(2nd Place)
プレイヤー名:Thalai
サイドボード(15枚)

1《カラカス
1《真の名の宿敵
1《水流破
3《紅蓮破
2《外科的摘出
2《否定の力
1《水没
2《溶融
1《倦怠の宝珠
1《狡猾の宮廷

だんだんデルバー(《秘密を掘り下げる者》)が減った結果、2枚で落ち着いたURデルバーです。
メインの56枚は固定されていて4枚が好みで変更されます。世界中でプレイされもうデッキに遊びがありません。

 

 

 

■デスタク

 

『デス&タックス』
Legacy Challenge #12353455(1st Place)
プレイヤー名:xJCloud
土地(34枚)

4《カラカス
18《平地
4《リシャーダの港
4《ウルザの物語
4《不毛の大地

最近はヨーリオン型が一般的です。
カラカスがラガバンに強く、孤独ソープロちらつき鬼火が濁浪の執政に強く明確にURデルバーに有利を付けられるデッキです。

 

 

 

■8-CAST

 

『エコー親和』
Legacy Challenge #12349451(1st Place)
プレイヤー名:Patxi
土地(14枚)

4《古えの墳墓
4《教議会の座席
2《冠雪の島
4《ウルザの物語

サイドボード(15枚)

1《カラカス
2《四肢切断
4《否定の力
2《仕組まれた爆薬
1《上天の呪文爆弾
1《墓掘りの檻
1《真髄の針
1《魂標ランタン
2《倦怠の宝珠

8枚物読みが入ったエコー親和です。
マストカウンターが多くリソース差が付けやすいカードが豊富なためデルバーに有利に戦えます。
虚空の杯、ライオンの瞳のダイアモンド+永劫のこだまがフリーな部分なのでメタによって使い分けてみて下さい。

 

以上となります。
いかがだったでしょうか。
エターナルウィークエンドまではwotcが禁止発表はないと明言しています。
その後12月になにが起こるか楽しみですね。

何か気になることがあれば配信コメントやTwitterで教えてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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