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2年ぶりに開催! 東京都高等学校ボードゲーム連盟主催『第4回選手権大会』

公開日:ふうか

こんにちは、ふうかです。

久しぶりの今回は、先日開催された東京都高等学校ボードゲーム連盟主催の第4回選手権大会・交流大会の報告です。

本来なら年2回に分けての開催でしたが、未だ完全な終息を見せない新型コロナウィルス感染症の影響で、1日で両方の大会を開催するハイスピードな大会になりました。昨年はフレンドリーマッチに形を替えての開催だったのもあり、2年ぶりになる高校生たちの白熱する真剣勝負が繰り広げられました。

記事は2回にわけて、今回は選手権大会の様子をお伝えします。

 

参加校5校で開会

今回の会場は武蔵高等学校中学校。校内ではいくつかの行事があったようで、門のところには誘導係の生徒が待っていました。そのまま会場となる理科・特別教室棟まで案内していただきました。校内は広いので本当に助かりました。

 

今回の参加校は以下の5校でした。

 ・中央大学杉並高等学校 思考ゲーム研究会

 ・東京実業高等学校 卓上遊戯研究部

 ・日本学園中学高等学校 モノポリー部

 ・一ツ葉高等学校立川 ボードゲーム同好会

 ・武蔵高等学校中学校 卓上遊戯愛好会

 

交流大会も併せての開催ということで、かなりタイトなタイムスケジュールで始まりました。

草場先生より開会の宣言があり、前回優勝の中央大学杉並高等学校Bチームより優勝杯の返還です。今回優勝杯を持ち帰るのは、どの学校でしょうか。

選手宣誓の後、本日の注意事項等の大会連絡と会場諸注意が続きます。

競うボードゲームは『カタン』『カルカソンヌ』『モノポリー』の3種で、各校で編成されたチームで挑み、順位ポイントを競います。今回のワイルドカードは武蔵高等学校・日本学園が担当。2年ぶりということも影響しているのか、選手たちにそわそわした様子が見られました。

 

 

 

選手権大会スタート

午前中は『モノポリー』『カタン』を共に2戦と、『カルカソンヌ』の予選を3戦。午後は『モノポリー』『カタン』共に1戦、『カルカソンヌ』が予選2戦と順位決定戦2戦がおこなわれます。先生たちの指示に従い、速やかに席に着けば早速ゲーム開始です。

 

『カルカソンヌ』は2人対戦。各テーブルにスタッフが見守っています。ルールは日本選手権ルールを基本とし、クロックウォッチを導入で持ち時間にも注意が必要です。ゲーム終了し得点計算前には、緊張から解き放たれた安堵の息が聞こえてきます。

持ち時間を使い切ってしまえば自動的に敗北するため、奇跡のような瞬間に立ち会えると沸きます。

 

『カタン』は日本カタン協会のルールを基本とし、制限時間は60分です。

一見すると柔らかい口調で紳士・淑女的な交渉ですが、見えない部分で熱いやりとりが交わされているのです。ダイス目が7を表示していると、見ているだけでもにやけてしまうのは仕方がないのです。

 

『モノポリー』は日本モノポリー協会のルールを基本とし、制限時間は75分。

銀行役はスタッフが務め、該当生徒との金額やりとりだけが聞こえます。プレイ中はとても静かです。終了と共に肩の荷が下りたのか、笑顔が出てくる様子は微笑ましいです。時間があれば、軽い感想戦も楽しみのひとつですね。

 

自分の競技が終われば、他のチームメイトをついつい覗きに行きますよね。ですが今回は意識して近寄らず、発表されているスコアを気にしたり、草場先生とトランプを楽しんでいる姿を見かけました。

 

 

閉会と結果発表

タイムテーブルに従い、競技の終わった学校から順に交流大会へ移動し、閉会式は両大会併せて始まりました。

最初は参加校それぞれ1分程度での自己紹介です。東京実業が見事『部』に昇格したことや各校のボードゲーム事情を知ることができる貴重な時間です。

そして気になる結果発表。

まずは各種3位までを発表、最後に順位ポイントによる総合成績が発表されました。

 

・カタンの部

 1位 中大杉並B

 2位 武蔵A

 3位 武蔵B

 

・カルカソンヌの部

 1位 武蔵A

 2位 中大杉並A

 3位 東京実業A

 

・モノポリーの部

 1位 日本学園B

 2位 武蔵B

 3位 日本学園A

 

・総合成績

 1位 武蔵B 31p

 2位 武蔵A 30p

 3位 中大杉並A 28p

 

今回は武蔵高等学校中学校の躍進が目に見える結果となりました。おめでとうございます!

この結果を来年も維持できるよう、また他校は優勝杯を争奪できるようがんばってください。

 

 

おわりに

午前中から始まった選手権大会でしたが、時間の経過があっという間に感じるほど濃密な時間でした。各種時間制限が設けられており、概ねタイムテーブル通りに進行していったことも理由のひとつでしょう。午後からは交流大会も同時開催でしたが、大きな乱れもなくスムーズな進行でした。先生方はこれまで以上に、とにかく忙しく動き回られていました。この素晴らしい大会を後押ししていたのは間違いありません。参加された方々は本当にお疲れさまでした。

次回は、午後から開催された『第4回交流大会』の様子をお伝えします。

 

東京都高等学校ボードゲーム連盟公式サイト
https://boardgametokyo.wordpress.com/

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