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来場者20万人超え!ボードゲームの祭典『Internationale Spieltage SPIEL(エッセンシュピール)』に行ってきました!【番外編】

公開日:ふうか

こんにちは、ふうかです。

前回まで2回に渡り、ドイツで開催されたボードゲームの祭典『Internationale Spieltage SPIEL』についてお伝えしてきました。
今回は番外編と称して、会期中に開催される『ドイツゲーム賞』及び『イノシュピール』の受賞式、そして観光について触れたいと思います。

ヨーロッパは観光名所がいっぱい。その中でも今回訪れた場所についてご紹介します。

 

ドイツゲーム賞とは?


(c)Friedhelm Merz Verlag

まず『Deutscher Spielepreis(ドイツゲーム賞)』について、簡単に説明します。
『Deutscher Spielepreis』とは、良識あるボードゲームファン及びジャーナリストなどの投票によって、年に一度決められるボードゲームの賞です。投票は記名式で1人1回のみ。
ドイツでは審査員が選出する『Spiel des Jahres(年間ゲーム大賞)』も存在し、混同しやすくなっていますが、あくまでファンによる投票によって決められるのが『Deutscher Spielepreis』です。DSPと略されます。

 

ドイツゲーム賞及びイノシュピール受賞式


受賞式では好きなテーブルへ

エッセンシュピール会期中に、2つの賞に対し授賞式が行われます。例年ですと開催前日のプレス日に開催されていましたが、今年は1日目終了後に開催されました。

ドイツゲーム賞と2017年に新設された『イノシュピール(InnoSPIEL)』の表彰を同時におこなっていきます。

冒頭、Friedhelm Merz社の社長より、自社社員に対し感謝の表彰が行われました。


まずはイノシュピールの表彰から。大賞は前日のプレスカンファレンスで発表されているので、この場では表彰のみ。『壁をぬけて(Ab durch die Mauer)』の関係者が壇上で表彰されます。


続いては、ドイツゲーム賞10位から4位までの表彰です。順位ごとに壇上にあがっていきます。さすがに7作品の関係者、かなり人数も多いです。一同に並び記念撮影を済ませたら、いよいよ上位3作品の表彰です。

ドイツゲーム賞1位から3位
ドイツゲーム賞1位から3位
3位から順に呼ばれていきますが、この時に展示されるレプリカが巨大で、係員2人がかりで舞台袖から運んできます。いつの頃からか大きくなっていき、今ではその大きさが名物になっています。このレプリカは各パブリッシャーが準備しており、会期中は自社ブースに展示されていたりします。


1位から3位までとキッズ賞受賞関係者たちで記念撮影。もちろん、この瞬間が一番フラッシュでまぶしい。今回のドイツゲーム賞は年間エキスパートゲーム大賞とダブル受賞の『ウイングスパン(日本ではアークライト社より発売中)』でした。

ビュッフェ形式のディナー
一連の表彰が終わったらディナータイム。ビュッフェ形式になっているので、空の皿を持って順番に並びます。お腹を満たしつつ、ワインやビールに酔い、この業界の未来についで語らっているのかもしれませんね。

食事や会話に満足した順に、自然解散となっていきます。いつも最後までいたことがないので、最終的にどうなるのかは疑問ですが、おそらく閉館時間で部屋から出されてしまうことでしょう。

 

ケルン大聖堂のススメ

番外編ということで、エッセン近郊の観光を紹介します。

2日目は会場へ行かず、近郊の都市ケルンへ行ってきました。
エッセン中央駅から快速(RE)で1時間程度。グループなら州チケットでお得に観光できる都市です。

ケルン中央駅で下車すれば、駅からもその巨大な建物をみることができます。
大聖堂はゴシック様式では世界最大の美しさです。外観のみならず、内部のステンドグラスも相まって、荘厳な美しさをつくりだしています。あまりの美しさにため息がでるほどです。


美しいステンドグラス

また、入場料を払う地下の宝物館には、歴代大司教たちの遺産や黄金の杖など、典礼で使われたものが展示されています。一見の価値がありますのでおすすめです。

大聖堂の上まで上がるコースもありますが、残念ながら時間の都合で行きませんでした。体力に自信のある方はぜひ、階段で挑戦してみてください。

 

ケルンのボードゲームショップは必見!

ケルンと言えば大聖堂ですが、ボードゲームショップも見逃せません。今回行った3軒の専門店を簡単に紹介します。

1軒目は『spielbrett』です。店内にはいり奥までいくと下りる階段があります。進んでも進んでも壁一面にはボードゲーム。新作から旧作まで、新品から中古まで、幅広い品揃えです。またオーナーのお宝が眠っている地下の倉庫は、タイミングが良ければ覗かせてもらえるかも!?

 

2軒目は『hive world』です。扉を開けると想像できないくらいのボードゲームが出迎えてくれるお店です。こちらのお店では店内奥にプレイスペースがあり、この日もたくさんの愛好家がボードゲームやカードゲームに興じていました。

 

3軒目は『BRAVE NEW WORLD』です。外から覗くとミニチュアやRPG専門店かと見間違えますが、半地下はボードゲーム天国。アメリカからの輸入なのか英語版も多く、生産終了しているボードゲームも棚に眠っています。

 

どの店も品揃え抜群で、愛好家には夢のような場所でした。

トラムを乗り継いでも行けますが、街並みを見ながら歩いても回れます。途中でケルンのビール『ケルシュ』を味わいながら、のんびりと一日を過ごしてリフレッシュ。
ドイツでは、普通の本屋からデパートのおもちゃ売り場まで、どこへ行ってもボードゲームが陳列されています。それだけ身近なものなんですね。

 

番外編はいかがでしたか?
エッセンシュピールだけでなく、エッセンには炭鉱、ケルンには大聖堂。
そしてライン川クルーズで紅葉を楽しみながら、チョコレート博物館も忘れずに。
近隣には意外な観光名所が溢れています。

 

 

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