ミステリー作家 千澤のり子のボードゲーム奮闘記

ボードゲーム遊び方紹介 第69回 「シャーロック」 (説明編)

公開日:千澤(ちざわ)のり子

スペインの謎解きゲーム「シャーロック」を紹介します。

2019年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞した協力型のゲームです。

プレイ人数は1人から8人。対象年齢は8歳からになります。

ゲームは、「ラストコール」「7月4日の死」「考古学者の墓」、3つの事件が用意されています。

それぞれの物語はカードで分かれています。大きさはトランプよりもやや小さめです。裏面には物語の絵、表面には手がかりなどが描いてあります。

プレイヤーは事件を調査する探偵となります。カードから得られた情報で手がかりを分析したり、他のプレイヤーたちと意見を交換したり、自分で推理したりして謎を解決していくという内容です。

実はこのゲーム、1回しかプレイできません。したがって、ぶっつけ本番の記事になります。

 

さっそく裏面に飛行機の絵が描かれた「ラストコール」から始めてみます。

「ラストコール」のカードは全部で31枚あります。

表面の右下に「01」と数字の入ったカードを公開し、残りのカードはよくシャッフルします。その後、プレイヤーが2人から5人の場合はそれぞれ3枚すつ、6人以上の場合は2枚ずつ配ってください。

今回は1人プレイです。ルールブックの指示では、6枚の場合は山札から6枚引きます。

ルールブックによると、1人プレイ時は手札をつねに6枚持っておくこと。

カードを捨てるときは、最終的な捨て山に置くか、一時的な捨て山に置くか、決めます。つまり、捨て山は2つ用意してください。

ゲーム終了時は、6枚以上のカードが捨て山にないといけません。足りなかったら、解決失敗となりますので、要注意です。

 

ゲームスタート。

「ラストコール」は、飛行機のトイレの中で男性の死体が発見されるという事件です。

2人以上でプレイする際は、自分の手札を他のプレイヤーに見せてはいけません。ただし、文章の中でアンダーラインの入った箇所や、画像のようなマークの付いたカードは全員で共有することができます。

協力型のゲームなので、手札が配られた際に共有できる情報は共有しておいたほうが、早期解決できそうです。

私が引いた6枚の手札には、被害者の職業、飛行機の状況、被害者の所持品などが書かれていました。

手順は時計回りです。手番が来たプレイヤーは、情報を公開するか、情報を捨てるか、どちらかを選びます。

情報を公開した場合、内容を声に出して読んでください。もしも公開したカードが事件に無関係だったら、終了時に1ポイント減点されます。ただし、捨ててしまった情報が重要な手がかりということもありますので、要注意です。

情報を捨てる場合は、裏向きで捨て山に捨ててください。カードの中身は他のプレイヤーに教えてはいけません。

アクションが終わったら、山札から1枚カードを補充して次の人の番になります。

山札がなくなったら、手札がなくなるまでゲームは続けてください。すべてのカードが公開か捨て山行きとなったら、ゲームは終了です。

事件の真相をみんなで話し合い、最後にルールブックのシールをはがして裏に書いてある質問に答えてポイントを計算します。

次回(プレイ編)に続きます。


GdM Games / グループSNE
プレイ時間:1ゲーム60分
プレイ人数:1~8人
対処年齢:8才以上

 

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以下のミステリ本にも寄稿されています。

毎年恒例の探偵小説研究会によるミステリ本
『2021本格ミステリベスト10』(探偵小説研究会:編著/出版社:原書房)

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『本格ミステリの本流――本格ミステリ大賞20年を読み解く』(出版社:南雲堂)

 

 

千澤(ちざわ)のり子

1973年生まれ
作家。2007年に宗形キメラ名義で二階堂黎人との合作『ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子』で作家デビュー。2009年には『マーダーゲーム』で単独デビュー。近刊は「少女ティック 下弦の月は謎を照らす」(行舟文化)
ボードゲーム好きで『人狼作家』の編集も手がけ、羽住典子名義でミステリ評論活動も行っている。

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