ミステリー作家 千澤のり子のボードゲーム奮闘記

ボードゲーム遊び方紹介 番外編 ミステリーカフェ謎屋珈琲店に行ってきました。(前編)

公開日:千澤(ちざわ)のり子

少し前になりますが、緊急事態宣言の発令前に文京区根津にある「ミステリーカフェ 謎屋珈琲店」に行ってきました。

場所は千代田線千駄木駅と根津駅の中間くらいで、やや根津側、根津神社のすぐ近くにあります。本店は金沢にあるので足を運ぶことができず、ミステリファンの方々に話を聞いてから、ずっと気になっていました。

初めて訪れたのは、2年前、オープンしたての頃でした。目的は、東京創元社の公式キャラクター「くらり」の、通常の3倍あるというぬいぐるみ「メガくらり」。猫なのに『不思議の国のアリス』のうさぎを真似しているという設定です。

くらりのぬいぐるみはクラウドファンディングのリターン品で、現在はプロジェクトが終了しています。他のすべてのグッズもセットでリターン品に含まれていて、支援金額は22万円。私にはとても手が届きません。支援者は3人いたそうで、そのうちの1体が謎屋珈琲店に置いてあります(なお、1体は某作家が所有しているという噂を聞いています。残り1体の行方は分かりません)。

メガくらりは自由に撮影して構わないとのことです。席で一緒に写しても大丈夫。意外と小さいです。

 

謎屋珈琲店では、珈琲はもちろん軽食もできます。ミステリ作品のタイトルにちなんだメニューがたくさんあります。藤原伊織『テロリストのパラソル』のホットドッグなんて、ミステリ好きの心をくすぐります。初来店時では竹本健治『匣の中の失楽』スイーツ、2回目では米澤穂信『夏期限定トロピカルパフェ事件』パフェをいただきました。味もボリュームも大満足です。

店内には、いかにもシャーロック・ホームズがかぶっていそうな鹿撃ち帽やステッキも置いてあります。カウンター、中二階、一階、半地下と分かれていて、椅子も大きめでゆったりした時間を過ごせます。通りに面していて明るい中二階スペースの壁には、コナン・ドイル「踊る人形」の人形による暗号文が飾られています。

 

雰囲気だけでも充分にミステリを楽しめますが、ドリンクと「推理クイズ付き」フードメニューを頼むと、軽い謎解きクイズがもらえます。正解するとスタンプカードにスタンプを押してもらえ、新たにフードを頼むと、次の問題が付いてきます。なので、いつも同じ問題ばかりではありません。

さらに、謎屋珈琲店では、謎解き問題が楽しめます。これが、別冊の「リドルカフェ付き」メニューです。ドリンクにプラス料金で、いろいろな問題を選ぶことができます。同じ問題でも、平日は1,500円、土日祝日は2,000円と料金が異なります。

3度目の来店となる今回、ついにリドルカフェにチャレンジしました。

一人で楽しむのもなんだからと、ミステリ作家の稲羽白菟さん、同じくミステリ作家の浅倉秋成さん、ツイッター相互フォロワーのクッキーモンスターちゃんに声をかけました。全員知っているという方には、ちょっと意外な組み合わせかもしれません。ツイッターでつながっていますが、頻繁にやりとりをしているわけでもなく、一堂に会するのは初めてです。

さて、どのような展開になるのでしょうか。後半に続きます。

千澤(ちざわ)のり子

1973年生まれ
作家。2007年に宗形キメラ名義で二階堂黎人との合作『ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子』で作家デビュー。2009年には『マーダーゲーム』で単独デビュー。近刊は「少女ティック 下弦の月は謎を照らす」(行舟文化)
ボードゲーム好きで『人狼作家』の編集も手がけ、羽住典子名義でミステリ評論活動も行っている。

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