ZXION ボードゲームディープ

ゲームマーケット2020秋 新作ボードゲーム「デパートビルダー」

公開日:Zxion

毎度!
Zxionことぜっくんです。
ゲムマ、終わりましたね。
今まで通りのゲームマーケットが待ち遠しいです。

さて。
今回は前々回の記事『待ってましたのゲームマーケット2020秋! ~僕の注目ゲームを添えて~』で、僕が勝手に注目していたボドゲの紹介をしたいと思います。

紹介するのはさとーふぁみりあさんの「デパートビルダー」
前作の「ハピエストタウン」がとても気に入っているので今回の新作も期待。
サークル買いですね。

 

 

1.地域一番人気のデパートを創ろう!「デパートビルダー」


「デパートビルダー」昔PS/SSで発売されていた「テナントウォーズ」を彷彿とさせる。

『デパートビルダー』(ゲームマーケット2020秋)
さとーふぁみりあ
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:15~30分
対象年齢:10歳以上(簡単ルールのLightモード:6歳以上)
「さとーふぁみりあ」公式サイト
「デパートビルダー」商品ページ

◇内容物
カード137枚
-お店カード105枚
-リクエストカード28枚
-開店カード4枚
個人ボード4枚
勝利点チップ14枚
-3点7枚
-1点7枚

カードサイズはカタンの資源カードくらいのサイズ。
45×69mm前後のスリーブがちょうど良さそうです。
チップは良くある感じの厚紙製。
それから、しっかりとした個人ボードが4枚。


これで(会場価格)2500円って…一体どうなってるんだ…。

 

「デパートビルダー」概要

プレイヤーはデパートの店長となり、素敵なデパートを創ります。
一番人気のあるデパートを創るのは誰でしょう?

地下1階~地上4階の合計5フロアで構成されたデパート(個人ボード)に、全7種類あるジャンルのお店を開いていきます。
デパート利用者のリクエストに応えたり、最も大きな売り場を作ったり、できるだけ早くデパートをグランドオープンさせましょう。
そうすることでプレイヤーが創るデパートは人気が上がっていきます。

獲得した人気は勝利点となり、最も勝利点が高かったプレイヤーがゲームの勝者となります。

 

 

2.「デパートビルダー」のセットアップ

 

①リクエストカードの準備

リクエストカードはプレイ人数によって使用する枚数が変わるのでカードの枚数を調整する必要があります。
以下の表を参照にして、各レベルのリクエストカードからプレイ人数に応じてカードを抜き出して箱に戻します。

 2人プレイ時:各レベルの山札から3枚ずつ抜く(各レベル4枚使用)
 3人プレイ時:各レベルの山札から2枚ずつ抜く(各レベル5枚使用)
 4人プレイ時:各レベルの山札から1枚ずつ抜く(各レベル6枚使用)

リクエストカードの山札から各レベル毎に2枚ずつ表向きにして、山札の脇に並べます。

リクエストカード
【リクエストカード】4人プレイなら各レベル1枚ずつ抜き出し、残りは山札と場札に。

 

②個人ボードの配布

各プレイヤーは、個人ボードを1枚ずつ受け取ります。
余った個人ボードは使わないので箱にしまっておきます。

 

③お店カードの準備

お店カードにはリクエストカードのような区別は無いので、全てのカードを良く混ぜて、裏向きの山札にします。
各プレイヤーは、山札から4枚ずつカードを引いて、手札とします。
手札は非公開情報!他のプレイヤーから見えないようにしておきましょう。


左が個人ボード、右が手札となるお店カード

お店カードの山札からカードを4枚取り、表向きにして山札の横にならべていきます。
このとき、表向きにして並べたお店カードが以下の条件に1つでも当てはまった場合、並べたお店カードはすべて捨て札になります。


4枚の中に「同じジャンル」のお店カードが3枚以上


4枚の中に「星がついている」お店カードが3枚以上

カードが捨て札になった場合は、新しくお店カードを4枚引きなおして新たに並べなおします。
チケライ方式ですね。

捨て札になったカードは適当な位置に表向きのままでまとめておきます。

 

終盤で必要となる開店カードは適当な位置に表向きで重ねて置きます。


並べ方はこの順番です

これで一通りのセットアップが完了しました!
最後は適当な方法で最初の手番を行なうプレイヤーを決定して、ゲームスタートです。


準備完了!!

 

 

3.「デパートビルダー」の遊び方

スタートプレイヤーから時計回り順で手番を行ないます。
手番では、以下の3つのアクションから1つを選択して実行します。
基本的に「パス」(何もしないで手番を終わる)というアクションはありません。

 A.お店カードの配置
 B.リクエストカードの獲得
 C.開店カードの獲得

いずれかのアクションを行なったら、次のプレイヤーの手番となります。
それぞれのアクションの詳細は以下に解説していきます。

 

A.お店カードの配置

手札からお店カードを1枚出し、自分の個人ボードの空いている場所にルールに従って配置します。なお、空いている場所がない場合は「お店カードの配置」は選択することはできません。

 お店カード配置時のルール

・地下1階と1階は、まだお店カードが置かれてなければお店カードを配置できる。
・2階以上は、既に配置されているお店カードの真上でなければ配置できない。

地下1階と1階は空いていれば配置できるので問題は有りませんが、2階以上にお店カードを配置するためには、配置したいフロアの直下にカードが配置されていなければなりません。
例えば2階にカードを配置したい場合は1階に、3階にカードを配置したい場合2階に、4階にカードを配置したい場合3階にカードが配置されている必要があります。


【正しい配置例】下にカードがあれば上にどんどんおいて行くことができます。


【駄目な配置例】こちらは中央の列がルールに違反している(2階にカードがない)ためNG。

 

また、お店カードの中には配置できる階数が決められているものがあります。
そのようなお店カードはカードに書かれている階にしか配置できません。
配置する階が決まっているお店カードは、カード左下に「☆」が描かれています。


階数指定のついた☆つきのカード。 一見デメリットしかないように見えますが…?

 

もし、手札に配置できるカードがない場合は、手札にある好きなお店カードを1枚選び、裏向きにして配置します。


配置できるカードが無い!!


そんな時は手札から1枚選んで裏向きにカードを配置します。

裏向きで配置したカードは表面とは一切関係がなくなるので、お店としては扱われずどのジャンルとしても数えません。
もちろん、この時も前述の配置のルールは守らなければなりません。

 

お店カードを個人ボード上に配置して手札が1枚減ったら、お店カードの準備の時に配置しておいた山札の横に並べてある4枚のお店カードの中から1枚を選択して手札に加えます。
なお、山札の一番上にあるカードを選択することはルール上できないことになっていますので注意してください。


ここから引きたくなることも度々…。

並べられたお店カードから1枚手札に入れた後は、並べられたカードが4枚になるように山札からカードを引いて補充しておきます。

補充した際にも上記のお店カードの準備のルールが適用されますので、「3枚以上が同じジャンルになっている」「3枚以上が星のついたお店カード」になった場合には公開されているカードをすべて捨て札にして、新たにお店カード4枚引きなおす必要があります。
なお、お店カードの山札がなくなってしまったら、それ以降はお店カードの補充は行ないませんので、捨て札のリシャッフルはしないように注意しましょう。

 

 

B.リクエストカードの獲得

自分の個人ボード上に並べたお店カードの配置が公開されているリクエストカードの獲得条件を満たしている場合、条件を満たしたリクエストカードを獲得することができます。


2Fにメンズのお店がある! リクエストカードゲットだぜ!

複数のリクエストカードの獲得条件を満たしていても、1度に獲得できるカードは1枚だけです。
獲得したリクエストカードは自分のゲームボードの横に裏向きにして置いておきます。

リクエストカードを獲得したら、獲得したカードと同じレベルの山札から1枚引いて、それを新しい公開カードとして補充します。
獲得したカードと同じレベルのリクエストカードの山札がない場合には補充はしません。

 

C.開店カードの獲得

開店カードを1枚獲得します。
開店カードは重ねられた順番通りに(最初に獲得するプレイヤーは1の開店カードを、その次は2の開店カードを…)獲得します。

開店カードを獲得したプレイヤーはそれ以降、ゲーム終了までいっさいの手番アクションができなくなります。
つまり、このカードを獲得した時点で最後の得点計算まで何もできなくなるということです。

早抜けするメリットは、得点計算時に同点のプレイヤーがいた場合有利になることくらいです。
得点を伸ばす算段ができているなら早抜けはせずに自分のデパートを立派なものにしたほうが良いでしょう。

 

 

4.ゲーム終了と得点計算

ゲーム終了条件

すべてのプレイヤーが開店カードを獲得した時点でゲームが終了になります。
ゲーム終了後は得点計算に移行します。

 

得点計算

以下の①~③の点数の合計がそのプレイヤーの最終的な得点(勝利点)となります。
最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーがゲームの勝者です。

①お店カードのマジョリティによる勝利点
各ジャンルごとに個人ボード上のお店カードの枚数を比較します。
この時、カードに「☆」が描かれているお店カードは2枚分としてカウントします。
例えば、メンズのカードが自分の個人ボードに3枚配置されていて、その内の2枚に「☆」が描かれていたら、そのプレイヤーのメンズの枚数は「5枚」としてカウントします。


画像を参考に説明すると、以下の枚数分のお店カードを配置していることになります。
レディース(星1枚)…3枚分
メンズ…1枚分
コスメ…3枚分
スイーツ…2枚分
レストラン(星1枚)…3枚分
グッズ…3枚分
キッズ…1枚分

他のプレイヤーと比較して、最も多くそのジャンルのカードを配置している場合には「3勝利点」、2番目のプレイヤーは「1勝利点」を獲得します。
配置枚数が同じだったプレイヤーがいた場合、獲得した開店カードの数字が小さいプレイヤー(つまり、そのなかで一番早く開店カードを獲得したプレイヤー)が上位となります。
そのため、同数プレイヤーによる点数の分割などはありません。
ちなみに、1枚も該当ジャンルのお店カードを配置していない場合、勝利点の獲得はできません。

 

②リクエストカードに書かれた勝利点
各プレイヤーは獲得したリクエストカードに書かれている数字(勝利点)を合計します。

 

③開店カードに書かれた勝利点
開店カード下部に書かれている勝利点を足します。

上記を勝利点を合計した結果が最終的な順位となりますが、同点のプレイヤーがいた場合にはここでも獲得した開店カードの数字が小さいプレイヤー(そのなかで一番早く開店カードを獲得したプレイヤー)が上位となります。


先程の画像の結果は ①7点+②6点+③1点=14点でした!

 

ちなみに、初見プレイ時は13点しか取れませんでした☆


参考画像 初見プレイの時の結果 ①+②+③=13点! あれぇ?

 

 

5.簡単ルールでお手軽に遊べるLightモード

デパートビルダーでは簡単なルールで遊べるライトモードが用意されています。
ゲームになれていない人や年齢が低いプレイヤーが参加する場合、こちらでプレイするとよいでしょう。

 

 

普通モードとの違い

普通のモードとLightモードでルールが異なる部分は以下の通りです。

  普通モード Lightモード
手札の有無 手札あり 手札無し
開店カード 使用する 使用しない
リクエストカードの枚数 プレイ人数で変動(16~24枚) 8枚固定
ゲームの進行 3つのアクションから選択 1種類のみ
お店の配置ルール 階下から順に配置 自由に配置可能
終了条件 全プレイヤーが弊店カード獲得 全プレイヤーが15枚のお店カード配置
勝敗判定 獲得した勝利点の合計 達成したリクエストカードの枚数

 


Lightモードなら自由に配置できるので下の階にお店がなくても配置できます。

 

 

両方のモードをプレイしてみた感想

Lightモードは山札のめくりに強く影響されるため運ゲー感が強いですが、思っているより考えどころが多くて、結構ガチっぽくなります。

普通モードは人数が多いほうが楽しい感じですが、2人でも十分に楽しめます。
個人的には4人プレイがオススメです。

逆にLightモードは2人でやるとちょっと微妙です。
カットがあまりにも簡単で危うくリアル勝利点を失うところでした。
やさしいせかいを展開するならまぁいいと思いますけど…。

Lightモードは4人とかで軽くやるなら割と楽しいかも知れませんが、そこそこゲームができる人なら普通モードで遊んだほうが楽しめるかと思います。

 

 

 

6.あとがき

はぁい!!

ゲムマも終わってそろそろ年末が見えてきた素振りで忙しい気持ちになってきました。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
あたしはなんでかしら例年より忙しい感じです。

そんでもってコロナも落ち着いたかなーと思ったらまたぶり返してきてるみたいで本当につらたん。
おかわり給付金とか欲しいっすね。
僕たちに配ってくれれば経済は回すのにぃ。

とか考えている今日この頃でした☆

 

今回はここまでッスー。

次の記事も読んでね!
よろしくおねがいしまぁす☆

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