クロワのヴァイスシュヴァルツ道

WS新弾レビュー「ロストディケイド」

公開日:クロワ

こんにちは、クロワです。
毎弾恒例となっております新弾レビュー、今回もやっていきます。
今回の「ロストディケイド」はブシロード発のスマホゲームになります。
(申し訳ないことに、僕はこの作品自体のことはあまり詳しくありません。)
ザっとプールを見渡すと今回のメインとなるギミックは「アイテム」と名のつくイベントをキャラに装備するかのようにマーカーにし、マーカーを持っていることで効果を持つ、というギミックのようです。アイテムはマーカー状態から控え室に送られる場合、一度思い出を経由して手札に戻ってくるので、手札の損失や山を分厚くしてしまう問題点が発生しないのは良い点です。TCGにおける装備カードの弱い点も、ヴァイスシュヴァルツ特有の山の圧縮率という問題点も解決した状態で刷られている、よく考えられたカードデザインだと思いました。

 

 

 

それでは、注目カードを紹介していこうと思います。


「アウロラの守護天使 フェル」
武蔵+CX連動連パンという派手な詰め効果を持つカード。連パンはリバース要求+手札コストは同名要求と難易度がそれなりに高いですが、リターンはその分高いです。その性質上手札に複数集めることになりますが、リバースを取るのが難しそうな相手には、武蔵として盤面に複数体出せばいいので、融通が効きやすく優秀です。
余談なんですけどこの子「守護天使」なのに効果の殺意高すぎませんかね?

 


「亡霊に憑かれた少女 パンドラ」
電源連動でちょっと特殊なバーンを行えるカード。3点バーンも選べます。
舞台から控え室にキャラが置かれたときに発動するバーンは電源を捲った時の圧殺で発動させるのが一番美しいです。自身の対応も電源なので構築は自然と狙えます。
相手ターン終了時まで効果を得るので、最大で1点4回まで狙えます。相手ターンは相手がバーンを嫌う場合サイドやチャンプアタックされてしまうかもしれませんが、それはそれでプレッシャーがかかっているので強いです。
どちらのバーンをする場合でも、こちらのリバース要求は無くアタック終了時に発動できるためその点も使いやすく優秀です。

 


「最初の団員 キャロライン&ユア&エレーナ」
千鳥ヒール+助太刀不可+パワー最大11000と優秀な効果の詰め合わせ。
レベル3、ヒール枠に困ったらまずコイツでいいんじゃないかってぐらい優秀だと思います。電源デッキで出す候補としても申し分ないです。

 



「アイテム」4種

今回のタイトルコンセプト?と思われる「アイテム」と名のつくイベント。
共通の効果として

・発動時自分のマーカーを持たないキャラのマーカーとして表向きに置く。
・マーカーから控え室に置かれた時、冒険者が2枚以上なら思い出に置く。
・自分のメインフェイズの始めに思い出にあるなら手札に戻す。

 
という効果を持っています。
それに加えて、マーカーに置いた時に何かしらの固有の追加効果がそれぞれあります。
どのアイテムにも言えることですが、タイムラグがあるとはいえ最終的に手札に返ってくることもあり、効果自体はかなり控えめです。どちらかというと、マーカーがあることで効果を得るキャラが多く存在するのでそのために使うという形になると思います。
個人的にはサーチ効果を持つ騎士の鎧がやや強めかと感じていますが、レベル1の段階でマーカーを要求するカードはいるのでそこは悩ましいです。幸い、全てネーム違いなのでそれぞれ4枚まで採用することはできます。
なお、この中で騎士の剣のみブースターではなくトライアルデッキ+の収録です。

 


「見えざる刃 リコリス」
チョイス連動で4ルック。今まで4ルック効果は本や風が多く、扉のやつはストック条件があるなどで使いづらかったのですが、ついにチョイス連動で、ストック条件も無いものが刷られました。連動4ルックは1連動の中でもかなり優秀な部類ですが、その中でも特に優秀な1枚です。タイトルのコンセプトに合わせて、ちゃんとアイテムも回収できるところも良い点ですね。
自身のパワーパンプ条件はマーカーを持つカードの存在。このタイトルならそれほど難しいことではないかと思いますが、マーカーを持つキャラがいないとパワーはたったの3500になってしまうので、このカードを使う際は忘れずアイテムも握っておきましょう。

 


「未来の英雄 ヴェイン」
今回の電源で出す用2/2枠。
…なのですが効果がかなりモリモリ。11000まで出るパワーに加えて、マーカーがあればツインドライブと、全面負けで1コスト復帰までついています。
その代償に、2/2でありながらソウルが1になってます。これは結構痛い点だと思いますが、ツインドライブでドラを狙うとかもできます。

 


「いざ巡回!」
個人的にかなり注目しているカードです。
4ルックするのに1コストかかりますが、思い出から2枚を控え室に戻すことで3コスト増やせるので、打ったコストを差し引いても1コスト増えます。
タイミングはメインフェイズのはじめに限定されていますが、任意なので欲しいタイミングを見計らって使うことができます。噛んだCXを吐きたい場合などには1ターン待てるのはいいですね。
そもそも打った後に思い出にいくイベントは圧縮として優秀ですし、控え室に戻るときのストックブーストも控えからなので、どちらにせよデッキ圧縮に一役買えます。4ルックもデッキの枚数調整ができることを考えると、このカードを採用することでデッキの山ケア能力は大幅に上がるのではないかと思っています。

 

 

 

 

~考えてみたデッキ紹介~


今回は2扉6電源で組んでみました。
いろいろな型が考えられそうですが、僕は電源を使ったデッキが得意なので、電源が強そうなプールだとまず電源から見ています。
主役は「亡霊に憑かれた少女 パンドラ」です。
8電源でも良かったのですが、前述の紹介の通り2/2のソウルが1しかないことを含め、展開によっては1000/1のCXが欲しくなることがあるのと、扉連動の後列が電源で出したい枠としてアリな性能だったため、この配分にしました。

回し方

マリガンは0残し、残り全切りでOK。
一般的な電源デッキと回し方は途中までは同じです。レベル1の電源連動が入っていますが、これは狙えたらラッキー程度で考え、無理には狙いません。
レベル3になったらパンドラの効果を2面したいです。コストの都合があるので、手から出す以外に電源でパンドラを事前出しておくプランも頭に入れておきましょう。
控え室にキャラが落ちた時のバーン効果を2面すると最大で1点×8が飛ぶので、殺傷力はかなりのものになると思います。
基本はそちらを選びますが、状況や相手のデッキ(1点バーンメタなど)を見て3点バーンを選択できることも忘れないようにしましょう。

今回は以上です。
ロストディケイドは他のタイトルに無い効果が多く存在しているので、練りがいはかなりあると思ってます。今回の記事で興味を持った方は是非組んでみてください。

(画像出典:ヴァイスシュヴァルツ公式サイト

 

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