WS新弾レビュー「ぼっち・ざ・ろっく」

公開日：2023年9月29日クロワ

こんにちは、ぼっち・ざ・ゔぁいすです（？）

今回は「ぼっち・ざ・ろっく！」の新弾レビューです。
アニメの放送当時は、オタク界で名前を知らない人はいないほど流行した大人気作品です。僕も友人がドハマりしていたのをきっかけに観たのですが、ギャグ要素とストーリー性の両面から面白く、音楽もカッコイイのでかなり好きな作品になりました。
作中で披露される「ギターと孤独と蒼い惑星」という曲が特に好きです。

…ヴァイスの話をします。
プール全体を見た感想としては、レベル0はやや弱めなものの、1～3の各レベル帯は全体的にまとまりが良く、レベル帯単位で弱点化する心配が無いというのは良い点だと思いました。特にレベル2が弱点になってしまうタイトルは多いですからね。

メインのギミック
①「失態の歴史」
②「“ぼっちちゃん” 後藤ひとり」
～ポイント～
～余談～
～おわりに～

メインのギミック

デッキを組む上でメインエンジンとなりうるギミックはこれらかなと思います。

①「失態の歴史」
②「“ぼっちちゃん” 後藤ひとり」

それではそれぞれを見ていきましょう。

①「失態の歴史」

同カード名で2種のテキストどちらもそれ単体なら採用するかどうか当落線上ぐらいの絶妙なテキストをしています。しかし、豊富なサポートカードにより使い勝手は結構良くなっています。

張りすぎた見栄後藤ひとり

まずこちらの「張りすぎた見栄　後藤ひとり」で回収可能です。
レベル1の黄ペン互換の方は合計2コストかかってしまうので重めですが、直接キャラ回収もできるので控えと山の両方にアクセスできる状態になります。
レベル2の魔石互換の方は、使いたいタイミングが限られているので、狙ったタイミングで回収できるのは結構強そうだと感じます。4000パンプも付いているので、そっち目当てでの回収もアリですね。

プランクトン後藤後藤ひとり

「プランクトン後藤　後藤ひとり」で思い出→ストックへ変換することが可能です。イベントを打つのに1ストック使っているので、実質的にイベントをタダにできるという形になります。

渾身のアドリブ後藤ひとり

「渾身のアドリブ　後藤ひとり」は登場時効果で「失態の歴史」を思い出にすることができます。プール内には「失態の歴史」を思い出に要求するカードや、そもそも思い出の枚数参照のカードが存在するので、それらのサポートに使えます。
先ほどの「プランクトン後藤　後藤ひとり」と組み合わせると、ストックを増やす動きも可能です。
また、そういったデッキでなくとも、圧縮という考えでの使用もアリです。
効果がそれだけだったらさすがに弱すぎるのですが、控え回収も付いているのでデッキの潤滑油としての役割を果たしてくれます。

NO協調性！NOライフ！後藤ひとり

思い出から回収するカードもあるので、使いまわしもできます。

②「“ぼっちちゃん” 後藤ひとり」

（「”ぼっちちゃん”後藤ひとり」画像）
このカード自体の効果はリバース3ルック＋ストック相殺という微妙な効果の組み合わせ、両方を持ってるならギリ使えるか…？程度です。
一応リバース3ルックで「失態の歴史」を加えられる対象に含んでいる点は評価できますし、おかげで上記ギミックとの併用もしやすいです。

後藤ふたり

「後藤ふたり」の登場時効果で「”ぼっちちゃん”後藤ひとり」の枚数以下のレベルのキャラを回収できます。
0コストのキャラの登場時効果で追加コストなく控え室を触れるのが強力なのは、ドキドキテーマパーク互換などで実証済です。

ベース換金術山田リョウ

「”ぼっちちゃん”後藤ひとり」を素材にすることでストックを払わずにプレイ可能な早出しヒールです。それ以上の効果はありませんが、ヒールがストックを使わずに登場させられる行為自体は結構良いと思います。
ストックを多く要求されるカードと組み合わせて使いたいですね。　

今回考えたデッキではこれらのギミックを採用したました。

8扉です。
構成自体はデザイナーズコンボデッキではあると思いますが、各カードの解説をします。

目指せ！ロックスター！後藤ひとり

思い出の「失態の歴史」を要求する扉連動。
だいたい1点バーン2回ですが、カードの性質として重要な点がいくつかあります。

まず、ストックがかかりません。「失態の歴史」を打つのに1コストかかっていますが、ここは「渾身のアドリブ　後藤ひとり」でチョロまかすこともできますし、「失態の歴史」を普通に打ちたくて打ったのであれば、連動時にストックがかからないのはお得に打てていると言えます。
連動条件に経験6があります。このカードを使う上でデッキ構築がかなり縛られてしまい、プレイ難度も上がる重い条件となっています。
登場時のヒールは山札下送りです。なので、イベントやクライマックスをヒールできません。
連動時に山札を2枚落とします。連動を打ちながらもう1ターン見ようと思ってもクライマックスを落下してしまう危険が付きまといます。またヒールで山札下に送ったカードで確山になってしまうと最悪ですので、注意しましょう。

とまあクセのあるカードですが、火力は確かです。多面連動の再現性も見た目以上にあると思います。

金欠の末路山田リョウ

主にクライマックス回収で考えますが、「目指せ！ロックスター！後藤ひとり」がストックを使わないので逆圧縮効果と組み合わせることもしやすいです。

承認欲求モンスター後藤ひとり

相手の起動効果に対応してターン1制限なくパワーが上がります。相手は起動効果を諦めるか、このカードを踏むのを諦めるかの択を迫ることができます。
レベル1のCX連動が経験2を要求しているので、最悪レベル置き場に置く択が取れるように多めの採用にしています。

ギターヒーローの素顔後藤ひとり

3ルック3枚回収。「失態の歴史」も回収できます。
「目指せ！ロックスター！後藤ひとり」は手札コストが重いのですし、狙ったカードを回収する能力は「失態の歴史」に任せられるので、こういった質より量で手札を増やせる連動がかみあっています。

目指せ！ロックスター！伊地知虹夏

手札上限アップを持つ単レスト控え回収集中。
「ギターヒーローの素顔　後藤ひとり」で大きく手札を増やしてもハンドバーストしにくくしてくれます。

「目指せ！ロックスター！後藤ひとり」の3面連動を狙う場合は手札上限7だとクロック2ドローしても足らないので、3面の択を残すためにも必須カードだと思います。

～ポイント～

「金欠の末路　山田リョウ」「失態の歴史」「また明日後藤ひとり」が入っているとはいえ、光景互換の無いデッキですので、ある程度早い展開が求められます。「ギターヒーローの素顔　後藤ひとり」や「褒められて有頂天後藤ひとり」で手札を増やす能力には長けているので、攻めっ気を持ってアタックしていけるようにしていきたいです。