ミステリー作家 千澤のり子のボードゲーム奮闘記

ボードゲーム遊び方紹介 第51回 少人数で遊べるボドゲ 『バンディド/BANDIDO』(後編)

公開日:千澤(ちざわ)のり子

前回は息子と書きましたが、リモートワーク中の休憩時間に顔を出したそうでした。遊ぶ時間はないとのことで、娘と「BANDIDO」(バンディド)で遊んでみました。

 


まずは、私が複数人でプレイするのは初めてなので、スタートカードは「やさしい」を選びます。
「最初は広げて、後から閉じていったほうがいいよ」
娘も経験者なので、アドバイスをもらいましたが、手札は行き止まりカードばかりが集まってしまいます。
結局、娘が伸ばして、私が閉じることを繰り返していきました。


順調に進んで、残りは3ルート。どんなカードが残っているかは覚えていませんが、なんとなく成功しそうです。


続いて、ルートは残り2つになりました。


私の山札に、ちょうどいいカードがありました。これを出せばあと1ルート。娘が行き止まりのカードを持っていたら終了できます。

……でも、現実はうまくいかず。道は広がっていく一方です。手札を全部取り替えたくなりますが、どうしても出せるカードがないというときでないと取り替えはできません。あとちょっとで封じ込めそうなのにと歯がゆい思いを何度もしました。絶対に防げない道もありそうですが、私には判断がつきません。

 


残りのカード枚数と状況を見比べて、今回はこれまでとリタイアしました。今回は学習机の上でプレイしましたが、本来なら床で遊ぶほうが自由は効きそうです。

 

「どうせ広がっちゃうなら、最初から選択肢がたくさんあるほうがよくないかな」
娘の提案で、2回目は難しいほうのスタートカードから始めました。選択肢は6つです。


序盤はスムーズにいきます。該当カードがどうしてもないときだけ道を塞いで、とにかく道を広げていくようにカードを並べていきました。

「このあたりは私に任せてね」
「そこは該当するカードを持っていない」

バンディドは勝敗を争うゲームではありません。さすがにお互いの手札を見せ合うことはしませんが、私のような初心者は相談をしないと完成させることができそうにありません。


こんなところに当てはまるカードがあるのかしらと思っていても、娘はスムーズに絵をあわせていきます。

「どうしてそんなに引き運が良いの?」
「次の手番に置くカードも手札の中で決めているから」
「最初からそうすればよかった!」
「普通は計算するでしょ」

序盤は手札から選びますが、中盤は、引いたばかりの手札しか見ていませんでした。先の絵を思い浮かべるという能力が、私は著しく欠けているのでしょう。


それでも、どうにかこうにか、完成させることができました。画像右上の「ロ」の字のように、懐中電灯のカードのみで道を塞ごうとするのではなくて、道のみで塞ぐようにすると、早期に成功するかもしれません。

緊急事態宣言で外に出られないときは、1人からできるカードゲームがあると、ほんの少しはストレス解消になりそうです。ボードゲーム会が開催されるくらい、平和な世界が戻ることを祈っています。

 

『バンディド / Bandido』

ヘルベティック / すごろくや
対象年齢:6才~
プレイ人数:1~4人
プレイ時間:15分

 

 

千澤(ちざわ)のり子

1973年生まれ
作家。2007年に宗形キメラ名義で二階堂黎人との合作『ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子』で作家デビュー。2009年には『マーダーゲーム』で単独デビュー。近刊は「少女ティック 下弦の月は謎を照らす」(行舟文化)
ボードゲーム好きで『人狼作家』の編集も手がけ、羽住典子名義でミステリ評論活動も行っている。

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