運とロマンのお手軽ボードゲーム『コンプレット』
毎度!
Zxionことぜっくんです。
ちっすちっす。
これを書いてる2020年1月下旬の今、コロナウイルスとかいうのが流行っていたのでいよいよパンデミックでも触ろうかとも思ったんですが。いかんせん僕がそんなに好きじゃないし、そもそも記事のネタにするのはいかがなものかと思いまして…
んで。
僕の好きなゲームの1つ『コンプレット』、そういえば書いてなかったなー…と。
こりゃあもう書くっきゃない☆
今回はコンプレットをご紹介ぃ!
目次
1.勝ったら実力負けたら運ゲー?『コンプレット』概要
こんな感じに適当言えるゲーム、好き。
『コンプレット』
プレイ人数:2~6人
対象年齢:8才~
プレイ時間:30分~
コンプレットは、1~100の数字が書かれた木製タイルを使用するゲームです。
プレイ人数によって手札…というか手牌というか、手元にあるタイルの数が異なります。
各プレイヤーは手元にあるタイルを左から右に向かって数字が大きくなるように上手く並べることが目的です。
ルールは簡単。
ふわっと終わるときもあれば、まさかのドラマが生まれることもあってとても楽しい。
運の比重が大きいゲームなのでそういうのが楽しめる人、麻雀系のゲームが好きな人にもオススメ。
逆にそういうのが楽しめない人にはそんなにウケが良くないかもしれない。
2.『コンプレット』の遊び方《セットアップ》
最初はセットアップ。
と言ってもタイルを配るだけなので難しいことはない。
プレイ人数(2~4・5・6人)で配る枚数が異なるので注意して欲しい程度。
テーブル中央で木製タイルを裏向き(数字の面が見えないように)して適当に混ぜます。
各プレイヤーは裏向きのままで17枚のタイルをとり、自分の前に一列に並べます。
2~4人でのプレイなら裏向きのままで17枚
これを「自分の列」と呼びます。
その後、各プレイヤーはタイルを5枚とり、1枚を表向き(数字の面を上)にして、自分の列に加えます。
この時、右端や左端にそのままつけ足してもいいし、タイルとタイルの隙間に入れてもかまいません。
これを5枚のタイルが自分の列に加えられるまで繰り返します。
タイルを自分の列に加える時に2枚以上のタイルを同時に表向きにしてはならず、1枚ずつ上記の処理を行なっていきます。
列の数字は必ず左が小さい数字、右が大きい数字の「昇順」で並んでいる必要があります。
こんな風になっていればセットアップは完了
僕的にはまとめて5枚とってもいいし、全プレイヤー同時に1枚ずつとって列に加えていくという方法でも良いかと思います。
残りのタイルはテーブル中央に残したままにします。
各プレイヤーの手元にあるタイルの総数は「17+5」で22枚になります。
これでセットアップは終了です。
プレイ人数が5-6人の場合はセットアップで用意するタイルの枚数が異なります。
プレイ人数が5人の場合…
裏向きのままのタイルが14枚で、表向きにして列に加えるタイルが4枚
裏向14枚+表向4枚=合計18枚
プレイ人数が6人の場合…
裏向きのままのタイルが11枚で、表向きにして列に加えるタイルが4枚
裏向11枚+表向4枚=合計15枚 になります。
セットアップとはいえ表向きのタイルを加える位置はゲームの勝敗を左右する要素の1つとなり、どの数字とどの数字の間にどれくらい裏向きのタイルを置くか、簡単なように見えて一番考える部分になってきます。
そのため、はじめてプレイする際には同卓している経験者に相談して少ない枚数でチュートリアルプレイをしてみるのもいいかもしれません。
3.『コンプレット』の遊び方《勝利条件と終了条件》
一番最初に自分の列のタイルを全て表向きに正しく昇順に並べることができたプレイヤーの勝利です。
他のプレイヤーは自分の列に裏向きのまま残ってしまったタイルの数を数え、その枚数を失点として記録します。
裏向きのタイル(赤い数字の部分)が5枚の状態でゲームエンド
次ゲームは、前ゲームのスタートプレイヤーの左隣からスタートします。
予め決めた回数のゲームを行い、失点が最も少なかったプレイヤーがゲームの勝者です。
4.『コンプレット』の遊び方《ゲームの流れ》
ルールブック的には最も若いプレイヤーからと書いてありますがじゃんけんとかで適当に決めればいいと思います。
手番プレイヤーは以下の2つの行動の内からどちらか1つを選択して実行します。
A.テーブル中央からタイルを1枚とり、自分の列のタイルと入れ替える
B.自分の列の裏向きのタイルを1枚、自分の列の別の場所に移動させる
A.テーブル中央からタイルを1枚とり、自分の列のタイルと入れ替える
テーブル中央にあるタイルを1枚選び、そのタイルが裏向きなら表向きにします。
自分の列にある裏向きのタイルのうちどれか1枚を選び、そのタイルと入れ替えます。
自分の列のタイルは裏向きのままでテーブル中央に戻します。
もちろんこの時点で裏向きタイルの表面を見てはいけません。
また、左から右に向かって数字が大きくなるという配置のルールも守らなければなりません。
表向きにしたタイルが配置できない場合には、そのタイルはテーブルの中央に表向きのままで戻します。
この他のプレイヤーが戻した表向きのタイルは裏向きのタイルと同様に選択することができます。
B.自分の列の裏向きのタイルを1枚、自分の列の別の場所に移動させる
自分の列の裏向きのタイルを1枚とり、別の場所に移動させることができます。
(表向きになっているタイルは移動させることができません。)
移動させるときは右端や左端、タイルとタイルの間など、任意の位置に移動させることができます。
移動が終わったらタイルが元々あった場所は詰めて隙間が無いようにします。
通常、上記どちらかを行なったら手番終了。
左隣のプレイヤーに手番が移ります。
「入替」と「移動」どちらをするべきか
(以下、便宜的に「A」は「A.入替」、Bは「B.移動」と表記します)
「A.入替」の行動を行なわないと手元の表向きタイルが増えないので基本的には「A.入替」で自分の列の表向きのタイルを増やしていきます。
そして「B.移動」は、タイルの獲得が確実な場合や、本当にどうにもならない時などにしか行なわない方が良いケースが多いです。
例えば、『表向きのタイルが中央にあって、「B.移動」を行なうことで確実に自分の表向きのタイルを増やせる』場合。他には『自分の列に「21□25」とあるが、22~24は既に他のプレイヤーの列で使用されていて自分の手元に来ることは無い』場合などです。
左のプレイヤーがまさかの「21」を表向きに!!
画像のように左側のプレイヤーが「21」を公開した場合、現状では誰も「21」のタイルを取ることができません。
そこで次の手番になる右側のプレイヤーは「B.移動」を実行しました。
この時点で、手前のプレイヤーや左側のプレイヤーも「B.移動」を行なったとしても、手番順で必ず右側のプレイヤーが先に「21」を持っていってしまいます。
仮に全プレイヤーが「B.移動」を実行した場合どうなるか画像を交えて説明してみると
1.左プレイヤー「21」公開
2.右プレイヤー「B.移動」実行
3.手前プレイヤー「B.移動」実行
4.左プレイヤー「B.移動」実行
5.右プレイヤー「A.入替」で「21」を獲得
説明用に少枚数で並列展開しています。 手番順は上から下へ。
こんな感じの流れになり、手番順で必ず右側のプレイヤーが「21」を取れる形になります。
この場合は、右側のプレイヤーが「B.移動」を行なった時点で他のプレイヤーは「A.入替」を行なうのが無難だったと言えます。
ただし、右側のプレイヤー以外が全員「A.入替」を行なった場合、右側のプレイヤーは必ずしもこの時点で「21」を取る必要はなくなりますので、右側のプレイヤーは確実に手に入れることができる「21」を残したまま、「A.入替」にチャレンジすることもできます。
この後に左側・手前のプレイヤーが「B.移動」を行なったとしても、既に右側のプレイヤーは「B.移動」を完了しているので他プレイヤーの「B.移動」を見て「21」を獲得することになるでしょう。
表向きのタイルが複数枚公開されている状態になると少しややこしくなりますが、大体上記のような流れになります。
この流れをすごく簡単に言うと「誰も取れないタイルを公開した場合、次の手番の人が必ず取れる」という事です。
5.『コンプレット』の遊び方《タイルの配置について》
表向きにしたタイルを昇順で手元の列に加えていくだけ… ではないんですよ。
タイルの配置についていくつかのルールがあります。
1)表になって配置されているタイルは常に左から右に向かって昇順でなければならない
左端の数字は小さく、右端の数字は大きく。
これはタイル配置の基本ルールです。
数字と数字の間にいくつタイルがあってもかまいません。
2)自分の列に2枚以上の連続する数字ができるように配置できたらもう1回手番を行なえる
「23」のタイルを引いた! やったぜ!
画像のように「18□24」となっているときに「23」を引いた場合、「23・24」の連続する数字を完成することができます。
「23」を「24」の左にある裏向きのタイルと入れ替えることでもう1回手番が行なえます。
ちなみに、もしも、自分の列が「33□35」となっていた場合に「34」を引いたとしても、手番は1回しか増えないので注意してください。
追加の手番は連続した数字を作れる限り、何度でも行なうことができます。
3)タイルをどこにも置けない場合、表向きのままでテーブル中央に戻す
ご・・・「50」だと!? f(ピーーー自主規制)!!!
テーブル中央から選択し、表向きにしたタイルが自分の列のどこにも置けない場合、表向きのままでテーブル中央に戻します。
手番はこれで終了です。
4)180度回転させて別の数字に読めるタイルはどちらの数字で使うか決められる
下部14種類が対象。 上部のタイルは対象外。
このルールは180°回転させても読める数字のタイルにのみ適用されます。
適用タイルは14種類です。
6 ⇔ 9
16 ⇔ 91
18 ⇔ 81
19 ⇔ 61
66 ⇔ 99
68 ⇔ 89
86 ⇔ 98
「10」のタイルを回転させて「01」とすることはできません。
また「69」と「96」は回転させても「69」と「96」で元通りになるだけ。
おしい。
このルールでタイルを配置するとき、同じ数字を2つ連続して列に置くことはできません。
(「16」と「91」どちらかを回転させて「16・16」や「91・91」と置くことはできない)
6.『コンプレット』《雑感》
タイル配置ルールの「5.『コンプレット』の遊び方 《タイルの配置について》」の「2)連番ルール」と「4)タイルの180°回転ルール」がドラマを生み出す良要素だと僕は思っています。
リーチ状態で手番回したらツモ確定の相手を2連続連番→ソレシカナイツモで逆転したときは大変にエキサイティングでした。
やられたほうはたまったもんじゃねぇな、アレ。
なんかごめん。
また「3)タイルを置けない場合には表向きのまま中央に戻す」があることで手元のタイルの位置を入れ替えるタイミングも考える必要が出てくる(こともある)。
自分の手元と他人の手元をよく見て引けそうな(残っている数字が多い)ところにタイルを差し込んだり、連続手番を狙いワンチャンを仕込んだり。
はたまた終盤、タイルの位置を入れ替えると手は進まないが、他プレイヤーにタイルをプレゼントしちゃうこともなくなるのでとりあえず入れ替えてみたりとか…。
それから初期配置の妙ですね。
最初はどのくらいの位置にどの数字タイルを配置したらいいのか、真面目に考えるタイプのプレイヤーには難しいのかな?と思いました。
僕みたいに「2」や「99」を一番端に置かずに1タイル空けて「1」と「100」はワイのもんや!みたいなノリでやるタイプだと基本勝てませんね。
はまると強いんですけどねー。
表向きタイル同士の間隔は初プレイだとちょっと難しいところです。
いや、プレイ経験あってもいつも悩むんですけどね。
例えば下記の画像は僕が記事を書くためだけに引っ張り出してきて適当にそれっぽく並べただけなのですが、これを参考にちょっと書いてみましょう。
「それっぽく並べた」としましたが、実際プレイするとしても僕はこんな風に並べると思います。
セットアップの時に他プレイヤーがめくった数字とタイミングにもよりますが、概ねこんな感じで。
「4」の左に1タイル置いてありますが、これは「1」~「3」を引いた時差し込むためです。
同様に「96」の右側も同じ理屈になります。
手堅いプレイヤーが多い場合、小さめ・大きめの数字を引いたら両端に配置することが多々あるので薄い線を総取りできる場合もある。
「100」さえ見えてなければ「99」でも端にはしない。ワイが引くんや!(普通にやるなら詰めた方が良い。)
それから、回転ルールの事も考えて対象数字絡みの位置をどこか広く取ると安定する気がする。
(1X、6X、8X、9Xの絡む位置)
今回の配置では8X、9Xの方を広く取って回転できる数字の場合そちらに回すつもりという配置にしてあります。
回転できないのもあるし、差し込む数字と位置次第では、そうそう上手くはいかないんですけどね!!
「30」-「37」間は引ける気がしないが念のため1タイル分。
ここは回転できるタイルも無いのでこんなもんでしょう。
なんなら詰めたって良いくらいの気持ち。
オラついたプレイヤーが複数いると極稀に「99の右1タイル裏向きが2人いる」とかいう不思議なことになります。「100」はどうあがいても1枚なのに!
引けたら楽しいよ!
この2人以外が100を引いてもそれはそれで楽しいよ!
それほど時間がかかるゲームではないしプレイ感も軽いしので、何度かプレイしてみて欲しいですね。
正直「感覚」はある程度大事なので、2回目以降になるとなんとなーく初期配置の感覚をつかめるハズです。
…間隔だけにぃ!!!
タイルの上に手をかざしながら「感じろ!感じるんだ!!」とかっていうおふざけに付き合ってくれるメンツで遊ぶとより楽しいです。
ねらい目のタイルは「あったかい感じがするところ」です。
オカルトォ!!
7.あとがき
はぁい!!
今回は僕の好きな運ゲーの1つ、コンプレットでした。
こないだ今更ながら良い値で買えたんだけど、自分のコンプレットで1回も遊べていない。
ボドゲあるある。
箱裏見ると2016って書いてあるから、まぁ、ちょっと古い感はあるね…。
だれか一緒に遊んでくれないかなー(チラッチラッ
とか言いながら集まっても結局別のゲームやっちゃうんですよねー。
仕方ないね!
別のゲームも面白そうなんだもの!!
ちなみに、某所で行なわれたボードゲームの大会において僕はコンプレットで33/36位だったということをここに書き添えて置きます。
…今回はここまでッスー。
次の記事も読んでね!
よろしくおねがいしまぁす☆
ゼクシオンと読みます。(@Boardgameguild)某ねずみの王様が登場するゲームのキャラクターからとりました。ぜっくんって呼んでね!
群馬県館林近辺で仲間とともに「館林たぬきゲーム会」というボドゲ会の主催しています。最近は「たぬきつね工務店」というサークル名でゲムマとかにも出展し始めました。どちらも良きライバルであり協力者である「みこめくん(@mi_comments)」、後方支援の「BEEさん(@MaskedriderBee)」。その他大勢の協力により成り立っています。
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