【MtGリミテッド】1月24日発売のテーロス還魂記で社内シールド戦してみた

公開日: / 更新日:たいむましん トレカ担当

テーロス還魂記でシールド戦やろう

みなさん、マジックやってますか!?

ご無沙汰しています、ジャンド関口です。
この1月はマジック・ザ・ギャザリングが新たな一歩を踏み出しましたね。ついにパイオニアフォーマットでの初GP&PTが開催されたんです!
各地の結果を見るに、発売直後のパーツを使った「ディミーアインバーター」がやや支配的な気もしますが、それでも多様性を感じさせてくれる環境になっていました。

一方、たいむましんトレカ部は今回も仕事でGP参加できなかったため、新エキスパンション「テーロスの還魂記」のシールドによる社内杯を同日開催しました。
実は私、最初のテーロスが登場した2014年頃が競技参加のピークだったこともあり、個人的に思い入れがある次元なんです。
信心深さが強さとなるテーロス次元ですから、私の勝ちは決まったようなものでしょう。

 

運命の開封タイム

まずは全部剥いてレアから確認していきましょう。ドラフトと違ってシールドの場合、このプールで勝負するわけですから緊張の瞬間です。

今回のレア

ぱっと見だと赤は可能性ありそうですね。《灰のフェニックス》は構築級と言えるでしょう。
あとは・・・、カードパワー低くねえか?

続いて他のカードを確認していきます。
ただ、ちょっとここで事故がありデッキ構築の時間が残り5分を切ります。

 赤:生物5 スペル9
 :生物6 スペル5
 :生物6 スペル7
 :生物10 スペル7
 :生物12 スペル5
 
多色:生物2
 アーティファクト3 土地1

 

赤メインにするにはクリーチャーが足りない!

どの色も生物が少なめなので、赤を絡めるなら3色、または赤を捨てて2色となりそうです。
とりあえず《波破りの海馬》はリミテだと使いづらく、スペルも弱かったので青は完全にスルー。
生物の量から緑か白には触れる必要がありそうですが残りは5分未満。
ダメだ・・・3色を調整してる時間はない・・・。

ということでさっぱり赤を捨てるハメになり、フライヤーにオーラつけて殴る脳死デッキになりました。

 

 

レアが占術土地しかない、得も言われぬデッキが完成しました。
デッキの方向性としては《ニクス生まれの狩猟者》や《結節点の番人》などで地上を止めてる間に、《夜明けのキマイラ》にオーラ着けて殴り切れたらいいな、という塩梅です。
まぁアレですよ、こういう単純な方が逆に対処しにくかったりするんですよ。

 

1戦目 緑青t黒脱出 ×◯ –

 

1戦目のお相手はポケカ担当のコムなんとか君。
《ネシアンの放浪者》から《海の神のお告げ》などでライブラリーを掘り進め、《毒々しいキマイラ》などの脱出クリーチャーを早期着地させてきます。

こちらはひたすら《イリーシアの女像樹》でマナを伸ばしつつ飛行クロックを展開するも、壁を引けずライフレース面でやや不利な展開。
1ゲーム目は相手の《ネシアンの猪》を除去できず、そのままブロック強制により他の生物を通されて負け。
2ゲーム目は序盤から《自然の怒りのタイタン、ウーロ》!?
とはいえ今回は早期に引き込めた《ハイドラの成長》を《夜明けのキマイラ》にエンチャント。
相手もウーロや《葬儀》で答えを探していたようですが、そのまま殴り切って勝ち。

 

3ゲーム目は時間切れにより、1−1でドロー。
いやー、ウーロは脱出まで許すとアド差がやばいですね。
ドロー進めつつマナブーストしてファッティが出てくる上に擬似ですが除去耐性まで持っていて、さらについでのようにライフゲインまでついてるわけですから。

 

2戦目 赤青ミッドレンジ ××

 

お次はゲーム担当だけどMtG歴14年のテリー君。
序盤から《焼夷神託者》《山岳猛火のオリアード》と展開しつつ、オリアードの能力や青お告げでライブラリーを掘り下げてきます。
こちらは信心深い壁たちで固めてから主戦力の《夜明けのキマイラ》を展開していくプランです。

ただ、やはりハンドの質を高めているだけあって、中盤以降は除去とサイズ差に圧倒されました。
1ゲーム目は壁が焼かれたところに《スコフォスの戦導者》が威迫で走ってきて轢き殺され負け。
2ゲーム目はこちらのフィニッシャーである《ハイドラの成長》をつけた《夜明けのキマイラ》が、フラッシュインしてきた《急嵐のトリクス》に討ち取られ負け。

 

1戦目もそうでしたが、中盤以降のサイズ差が致命的ですね。
とは言え私のプールにはファッティは存在しなかったので、擬似除去の《ヘリオッドの神罰》や《壮絶な無気力》に頼るしかないのが辛いところです。

 

3戦目 青黒t白コントロール ◯××

最後はコントロール大好きフェアリー頓田林の青黒t白コントロール。
青お告げや黒お告げでハンドの質を高めつつ墓地にエンチャントを落とし、《騒音のアフィミア》でボードアドをとっていくようです。
モダンでもレガシーでもコントロールメインな彼らしい構築です。

 

1ゲーム目は早々に格闘でアフィミアに退場してもらうと、その後は事故っているのか生物が出ずそのまま殴り切って勝ち。
2ゲーム目は序盤から《記憶を飲み込むもの》に《圧倒的洞察》をつけられ、ライフとハンドの差がやばいことになり、そのままクロックを刻まれ続けて負け。
ブロック不可にドローソースが付いてるだけでも辛いんですが、絆魂と《幻惑する竪琴》によりライフレースすら許してくれません。構築級の動きですね。

 

今回のマッチアップでは他のマッチと違い、《騒音のアフィミア》《記憶を飲み込むもの》などアドバンテージを稼ぐ小粒な生物が多めなため、格闘オーラをサイドから追加して3ゲーム目に挑みます。

が、ここで相手は思い切った手段をとってきました。
なんと余ったサイドで作った「赤緑ミッドレンジ」へとデッキごと変えてきたのです!
《ネシアンの角甲虫》《狩りに喚ばれしレナータ》《スコフォスの戦導者》など、ここまで苦しめられてきた以上のサイズ差で圧倒され難なく負け。

 

これは流石に想定外。
こちらは壁を薄くしていたことに加え、サイドから増やした格闘の効果も薄く、頼みのフライヤーもオーラがつく前に焼かれる始末です。
最初のコントロールよりこのデッキの方が強い・・・!

 

総括

信心は足りていたはずなんですが・・・日頃の善行が足りていなかったようです。
感想としては、クリーチャー・エンチャントが多い環境だからと《神秘の撤回》と《自然への回帰》を除去としてメインに突っ込んだんですが、対峙したファッティが全て普通の生物だったのが手痛かったです。
まぁ、構築時間5分なんでしょうがないですね(言い訳)

今ちゃんと考えて組むのなら、《旅行者の護符》《万神殿の祭壇》《未知の岸》に加えマナクリが2枚いたので、赤黒緑で《灰のフェニックス》をうまく使う構成だったかなーと思います。

ちなみに、優勝は赤黒t青緑を組み上げたラマダーン柿沼さんでした。
タッチの青と緑はそれぞれ《悪夢の詩神、アショク》と《鎖を解かれしもの、ポルクラノス》のみらしいですが、《万神殿の祭壇》と《旅行者の護符》それぞれ1枚だけというわりに3マッチ全てでフィニッシャーとして機能してくれたようです。

 

以上、テーロス還魂記リミテッドはいかがだったでしょうか。
ドラフトは深い環境理解が求められますが、シールドは運によるところも大きいので気軽に参加できるフォーマットだと思っています。
近年はアリーナの影響でスタンダードやパイオニアが盛んになっていますが、始めたばかりの方やしばらく離れていた方がこの記事を通して、少しでもリミテッドに興味を持ってもらえたなら幸いです。

 

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