ボードゲーム遊び方紹介 第40回 『海底探険』
「海底探険」を紹介します。
潜水艦ボードを置き、空気マーカーを潜水艦ボードの上にある25の数字の上に配置します。
レベル1からレベル4まで各8枚、合計32枚ある遺跡チップは、全て裏返してよく混ぜ、潜水艦ボードの下からつながるようにレベルの低いほうから置いていきます。置き方は1本につながっていれば曲がっていても構いません。
ゲームは3ラウンド。合計得点の一番高い人が勝ちとなります。
プレイ人数は2人から6人で、今回は2人で行いました。
最近海に潜った人から開始なのですが、今回はジャンケンで先手と後手を決めました。3人以上の場合は、最初の人から時計回りに進行してください。
まずは空気を減らします。自分の持っている遺跡チップの枚数だけ、潜水艦ボードの空気マーカーを0に向かって動かします。初手は遺跡チップを持っていないので数字は25のままです。
次に、「引き返す」「引き返さない」を決めます。自分の進む方向は、アクションの前に決めないとなりません。1ゲームにつき方向転換は1回のみです。
それから、サイコロを2つ同時に振り、出た目の数だけ遺跡チップの上を進みましょう。ほかのプレイヤーのコマがいる遺跡チップは飛ばしてください。
止まった場所では「何もしない」「遺跡チップを拾う」「遺跡チップを置く」のいずれかを選択します。
「拾う」にしたら、その場所の遺跡チップをもらい、丸の中にバツ印がついたブランクチップを代わりに置きます。
「置く」場合は、自分の止まった場所がブランクチップだったら、自分の持っている遺跡チップと交換することができます。
これらを繰り返し、全員が潜水艦に戻ってくる、あるいは潜水艦の空気がなくなったら、そのラウンドは終了です。
無事に潜水艦に戻ってこれたプレイヤーは、遺跡チップの裏に書いてある得点を財宝として受け取ることができます。
潜水艦まで戻ってこれなかったプレイヤーは、財宝を返します。潜水艦からもっとも離れている遺跡チップの次の場所に、手元の遺跡チップをレベルごとに3枚ずつ重ねて置きます。同じレベルが4枚以上ある場合は、その次に置いてください。
場にあるブランクチップは全て取り除き、隙間を詰めたら、次のラウンド開始です。
潜水艦に最後にたどり着けた人、もしくは潜水艦から一番遠かった人からスタート。
遺跡チップをたくさん取ると空気もすぐになくなってしまいます。最初はあまり取らずに先に進んで行ったほうが高得点が狙えそうな感じではあります。
ですが、私はレベルの低い遺跡チップを取りまくり、酸素が半分も減らないうちに「引き返す」を選択しました。囲碁と同じ堅実に行きます。
先方は、逆に遺跡チップをそれほど取らずに高得点狙いパターン。でも、結局は酸素がなくなって潜水艦に戻ってこれなくなりました。
3回ともこのパターンだったので、初プレイにして勝利。性格が出るゲームなので、大人数で試してみたいです。
1973年生まれ
作家。2007年に宗形キメラ名義で二階堂黎人との合作『ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子』で作家デビュー。2009年には『マーダーゲーム』で単独デビュー。近刊は「少女ティック 下弦の月は謎を照らす」(行舟文化)
ボードゲーム好きで『人狼作家』の編集も手がけ、羽住典子名義でミステリ評論活動も行っている。
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