ボードゲーム遊び方紹介 番外編 演劇×体験型ミステリー『9月31日の花嫁』

公開日:千澤(ちざわ)のり子

演劇×体験型ミステリー「9月31日の花嫁」(脚本・演出/鈴木秀明)に、ミステリ好きの友達と参加してきました。

イベントは、演劇中に殺人事件が起き、参加者たちが実際に捜査して犯人やトリックを解明するという内容です。入場しました。

出入り口にはウェルカムボードがあり、室内はたくさんの丸テーブルに椅子がそれぞれ6脚ずつ用意されています。
通されたテーブルは1番でした。2人参加が3組集まった席で、男性は1名だけです。すぐ横には、スタッフの格好をしている役者さんがいました。

開始時間と同時に、寸劇が始まりました。本当に、ごく普通の結婚パーティーと変わりません。机上に花ではなく、鉛筆や文房具やメモ用紙が置いてあるから、ゲームなんだと実感できます。
新郎新婦が入場し、乾杯等を済ませた後、謎解きゲームが始まりました。最近は謎解きウェディングといって、結婚式中に謎解きゲームをするのがリアルでも流行っているそうです。

いつも参加しているような説明を聞いてゲームスタートになりましたが、その間の寸劇が追えません。進行役に扮した役者さんが言っていたように、すごい集中力でした。

残念ながら、謎解きはクリアできず。

ですが、ここで終わりではありません。ついに、殺人事件が発生します。
血しぶきが飛ぶような派手な演出ではありませんが、逆にリアリティが強く、意外な人が死体になったのでかなりびっくりしました。

招待客である私たち参加者は、いろいろな人に聞き込みをして情報を掴んでいきます。集めた情報から推理し、次のステップに進むという、『逆転裁判』の脱出ゲームに近いような進行です。
情報収集のため、いろいろな役者さんと直接お話することができました。聞き込みは1対1。すごく感じの悪い人もいましたが、それも演技のようです。

ただ、このシステムに問題がありました。情報をもらうために並ぶ、テーブルに戻る、得た情報カードを渡し、次の人に情報をもらうためにまた並ぶということの繰り返しです。全員で分担すれば短時間で済んだはずなのに、初対面同士のせいか、指示を送り合うことができませんでした。全貌を把握できないから、推理も行えません。

チームの数人の方はほとんど動かず、集めてきた情報をゆっくり読んでいました。同じお金を払って参加しているのに、とても不公平な気がします。

結局、私たちのテーブルは、真相の一部は当たりましたが、高得点まではいかず。推理がしたかったという不満がありましたが、解決編を目の前で観ていたら、この寸劇が観られただけでもよしとしようという気持ちになることができました。

体験型ミステリーは、イーピン企画さんの「ミステリーナイト」のような個人戦が、私には向いているようです。でも、懲りずにまたイベントには参加します。次は近々、マーダーミステリに行く予定です。

千澤(ちざわ)のり子

1973年生まれ 
作家。近刊は『鵬藤高校天文部 君が見つけた星座』。
ボードゲーム好きで『人狼作家』の編集も手がけ、羽住典子名義でミステリ評論活動も行っている。

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