【買取実績】無敵鋼人ダイターン3/マッハアタッカーほか、レトロおもちゃ大量!

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広島県広島市にお住まいのお客様より宅配買取にて、「マッハアタッカー ダイターン3」を含む昭和のおもちゃを沢山お譲り頂きました! ありがとうございます。  

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大量にお譲り頂きましたので、その一部だけご紹介します。
まずはコミカルな作風に時折織り交ぜられるシリアスさが非常に魅力だったロボットアニメ『無敵鋼人ダイターン3』より、クローバーのマッハ・パトロールです。

主人公 波嵐万丈の戦闘機であり 自動車でもあるマッハアタッカー、劇中と同じくマッハ・パトロールにも変形するようになっております!

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細部までしっかり再現されていますね~。

こちらは箱無しで塗装のハゲ等も目立ちますが、 ミサイルなどのパーツも残っている貴重なもののため、高額での買取となりました。  ヒンジなどの強度の都合で変形回数を抑えたく、この形態でのみのご紹介をお許しください。(本当は機首部分も引っ込めたかったのですが……)

『無敵鋼人ダイターン3』は『ガンダム』の生みの親でおなじみ富野由悠季(当時は喜幸)の監督作品。先述の通りコミカルな作風と軽妙なセリフまわしで、『ルパン三世』のような大人向けアニメの雰囲気をロボットものに導入していったフシがあります。それゆえに気軽なピクニック気分での火星乗り込みから始まり、万丈の生死不明で終わる最終回の解釈は今でも1本のバラの棘のようにファンの心に刺さっています。
なお富野監督にとって『機動戦士ガンダム』は『ダイターン3』の次作となりますが、主人公・万丈役の鈴置洋孝氏はブライト・ノア役、三条レイカの井上遥氏はセイラ・マス役、トッポ役の白石冬美氏はミライ・ヤシマ役でレギュラー出演していますね。ちなみに敵ボスのドン・サウザー役の山内雅人氏と、コロス役の信沢三恵子氏は、ほぼ同時期に放送されていた『未来少年コナン』ではラオ博士とその孫娘のラナ役で共演しているのは面白いですね。

 

 

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二人?仲良くお座りしているのは「アンドロイドA 超人(左)」 と、「宇宙人Z(ゾーン)(右)」ですね。それぞれ『変身サイボーグ』シリーズの系譜を継いだアイテムですが、共にさらなる展開に向けての工夫・そして苦心の跡が垣間見えます。

1974年12月に発売されたアンドロイドAは、変身サイボーグの本体をより先鋭化させた仕様です。頭部や内臓(内部メカ)、手足の交換で「アンドロイドA」「超人」「ロボット」の3種類の変化を表現しました。本体のギミックやプレイバリューは事実上変身サイボーグの後継仕様でしたが、オプション展開などは全く異なるものが計画されていたようです。3種それぞれの完成状態のほかに、超人とロボットは頭と内臓・手・足それぞれの別売り版がありました。変身サイボーグにおけるコスチュームチェンジから脱却し、どちらかといえばサイボーグライダー的な展開を狙ったのではないでしょうか。

いっぽうの「宇宙人」シリーズは1975年3月の発売。少年サイボーグサイズにダウンサイジングすることで価格の上昇を抑えたものと思われます。専用の武器セットのほかに宇宙人が搭乗する「宇宙円盤UFO-7」や「宇宙円盤コクピット」が発売され、すでに同時期展開を開始していた『ミクロマン』同様、ビークルとの連携を意識したものとなっていました。

「アンドロイドA」発売時はその世界設定は明らかにされていませんでしたが、「宇宙人」の発売によって敵対関係であるとされました。ただしスケールも異なるため、当時の子どもたちにとっては若干絡ませにくいものでした。当初「アンドロイドA」も「宇宙人」も、単独ブランドとして展開していく予定だったのが、先行したアンドロイドAの不振のためか、連携することになったフシがあるようですね。

また、宇宙人のサイズについては、やはり75年からハスブロ経由で開始したイギリス展開を視野に入れたものとも思われます。イギリスでは「変身サイボーグ」「ワルダー」「アンドロイドA超人」が少年サイボーグサイズになって展開しており、その展開に合わせたのではないでしょうか。残念ながら宇宙人じたいはイギリス展開には参戦できなかったようですが、UFOはサイボーグの乗機としてラインナップされました。

 

結果的には両ブランドとも、変身サイボーグとあわせて『ミクロマン』と世代交替するかたちで消えていきました。1972年に展開開始した変身サイボーグも、『仮面ライダー』の人気爆発によって一気に増えた”変身ヒーロー”たちの受け皿として圧倒的な人気ブランドとなりました。 素材がやわらかくポーズが多彩で、別売りパーツでさらに楽しめるこのシリーズは当時の子どもたちには大変人気がありました。とにかくこの種類の多さは、友達とのかぶりを避けることにも効果的だったのではないでしょうか。選択肢を多くして自分だけの「一番」のヒーローを決めることができる。後の『トランスフォーマー』にも通じるおもちゃの楽しみ方の萌芽はすでにこの時点であったのかもしれませんね。

もしもオイルショックがなければ、その後も1/6サイズのアクションフィギュアが主流となっていたifもあったかもしれません。などと当時に思いをはせてしまう2ショットです……

誰だ!汚い人形って言ったのは(笑)

 

今の子供が知らなくとも、昔の子どもたちは覚えてるぞ~!  

 

そして最後に、箱付きでお譲り頂いたのは「超合金魂」版のマジンガーZ(GX-01)とグレートマジンガー(GX-02)ですね。1997年よりスタートした、15歳以上を対象年齢とした文字通り大人のためのおもちゃの先駆けでした。もちろんすdねいいい大人だった(Tg)は発売時・発表時の衝撃は忘れられるものではありませんが、実はそれ以前からおもちゃ業界には伏線的なものもありました。
まず90年代前半の鑑定団系番組で喚起されたレトロトイブームや海外発のアクションフィギュアブーム。95年の『新世紀エヴァンゲリオン』放送開始によってフィギュア・プラモデルなど立体系グッズの需要の高まり。そして96年末からの海外における『ビーストウォーズ』のヒットによる『トランスフォーマー』ブランドの復権。97年2月からはハイエイジ層もターゲットにした勇者シリーズ最終作『勇者王ガオガイガー』が放送開始。同作品の商品ラインナップには、往年の変身サイボーグを彷彿とさせる1/6サイズの獅子王凱アクションフィギュアがありました。かつての変身サイボーグファンやトランスフォーマーファンが色めきだちはじめたのもこの時期だったのです。こうした要素の積み重ねの上に、過去玩具と岩大の技術が結合した超合金魂ブランドが降臨。以後の大人の玩具ブームを呼び起こすことになったといえるでしょう。

……と、思わず90年代玩具の流れを振り返ってしまいましたが、こうした視点から玩具史を紐解くのも楽しいかもしれませんね。

※今回は4月23日に発表された記事に(Tg)が補足し、再度公開しました。

 


昔のおもちゃ箱から出てきたお品物、捨てる前にぜひ、たいむましんへご相談下さい。

 


たいむましんでは変身サイボーグをはじめとするタカラSFランドリーズの買取りをさせて頂いております。
詳しくはたいむましんの男の子向けおもちゃ買取のページをご覧ください。
フリーダイヤル:0120-776-700(10~20時/年中無休)でもお気軽にご相談下さい。
スマホで写真をお送り頂くだけのLINE査定や、WEBからのお問合せフォームもご利用いただけます。


 

商品カテゴリー 玩具・おもちゃトランスフォーマー・ミクロマン・男の子向けその他
ご依頼地域 広島県広島市
買取方法 宅配買取

※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。


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