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シャドウバースエボルヴ 「名古屋GP」後の環境解説

公開日:nala

どうも皆さんnalaと申します。
今回は年内最後の大型公認大会となった名古屋GP後の環境について解説をしていこうと思います。

 

名古屋GPのクラス使用率

横浜GPAutumn使用率

まずは前回のおさらいとして横浜GPの使用率はこんな感じでした。
新パックのウマ娘が登場したはじめての大会でしたが、結果としてはウマ娘が1番使用率が多く、その次にウマ娘デッキに対抗できるドラゴンが2番目に多くなっていました。
ウマ娘とドラゴンだけで6割以上の使用率があったのが前回開催された横浜GPです。

では、今回の名古屋GPの使用率を見ていきます

名古屋GPクラス別使用率

前回の横浜GPよりも圧倒的な結果になりました。
ウマ娘とドラゴンだけで使用率が7割以上に!
なんとウマ娘とドラゴン以外の5クラスは使用率が2桁にいかないと言う結果になっています。
元々強かったウマ娘デッキが横浜GPで準優勝の結果を出しているので、他のクラスを使っていた人もウマ娘デッキを使ったのだと思います。

前回同様、ドラゴンとウマ娘の2トップではありますが、今回の使用率はウマ娘とドラゴンで9%の差ができています。

 

名古屋GPベスト8
優勝:ウマ娘プリティーダービー
準優勝:ドラゴン
3位:ウマ娘プリティーダービー/ロイヤル
5位タイ:ウマ娘プリティーダービー×3/ドラゴン
 

ベスト8位にロイヤルとドラゴンがいるものの、ほとんどがウマ娘になりました。
今期のウマ娘デッキがいかに強いかを証明してくれていると思います。

 

 

使用率順、各クラスデッキ解説

ここからは使用率順で今期最後の大型大会で見かけたデッキをおさらいしていきたい思います。

 

使用率1位 ウマ娘 プリティーダービー:42%

 

ウマ娘

 

横浜GPでも大活躍していたコラボパック「ウマ娘プリティーダービー」で登場したカードのみを使ったタイトルデッキです。

前回の横浜GPではデッキ構築が固まっていないためか使用率は35%でしたが、名古屋GPではデッキ構築も固まっていき使用率は驚異の42%になっています。
前部で7クラスもありながら40%以上の使用率は相当な強さ・人気を持っていないと出せない数字だと思います。

ウマ娘デッキはタイトルデッキで組まれているので、ウマ娘のカードが全部使用可能になっていますが、構築がとても難しく、発売して1ヶ月以上経ち、私も実際にGPに出場して見てきた結果としては、ウマ娘デッキはほとんどが7センチを採用したダスカウオッカでした。

 

名古屋GP優勝ダスカウオッカ

 

横浜GP準優勝ダスカウオッカ

 

7センチを採用したダスカウオッカデッキは前回の横浜GPでも準優勝をしていて、今回の名古屋GPでも優勝をしています。
序盤〜終盤まで安定して強く、終盤には「7センチの先へ」の能力でハンデス・ドロー・全破壊ができるので並のデッキでは勝つことができません。

7センチさえなければコントロール系のビショップなどでも対抗はできそうですが、ウマ娘デッキのビート+7センチの二段構えにはコントロールデッキですら勝つのが難しくなっています。

横浜GPではウマ娘デッキに対抗できるドラゴンも使用率が高かったのですが、ウマ娘デッキの研究も進みドラゴンですら有利とは言いづらい結果になりました。
実際、横浜GPではウマ娘デッキに「ナリタブライアン」「ライスシャワー」などが少ない構築もあり、ドラゴンで押し切る事が可能でしたが、名古屋GPではほとんどのデッキに「ナリタブライアン」「ライスシャワー」が採用されていて、ドラゴンでも押し切れない状況が出てきました。

更に横浜GPで優勝したドラゴンの構築には「ドラゴンナイトアイラ」が採用されておりその対策としてウマ娘デッキに「エイシンフラッシュ」が採用されるようになりました。
今まではドラゴンの高スタッツが残りやすかったのですが「エイシンフラッシュ」が採用されたことで、簡単に高スタッツフォロワーが除去されてしまいます
安定した動きに加え序盤〜終盤まで強く明確な不利対面がいないウマ娘デッキはまさに使用率No.1で文句はありません。

7センチ型ダスカウオッカについては以前の記事で詳しく解説していますので合わせてどうぞ

 

 

 

 

使用率2位 ドラゴン:33%

 

ローウェン

 

前回と同じで使用率2位のクラスです。
2位でも使用率は33%と下記のクラスとは比べものにならない高い使用率になっています。

 

名古屋GP準優勝ディスカドラゴン

 

横浜GP優勝ディスカドラゴン

 

名古屋GP準優勝と横浜GP優勝の「ディスカドラゴン」の構築はほとんど変わっていないのですごく完成されたデッキだと思います。
「ディスカドラゴン」は攻撃性能がすごい高いデッキで並の防御力では耐える事ができません。
少し不安定なデッキでもありますが上振れもできるデッキであり上振れをしてしまえば不利なクラスは無いと言ってもいいと思います。

環境トップのウマ娘デッキの展開力に対抗できる「灼熱の嵐」がこのデッキの強みです。
デッキパワーが非常に高くウマ娘以外のデッキに対しては、パワカを出しているだけで勝ってしまう時もあります。

ウマ娘デッキの2コストで1体破壊ができる「雨の独奏、私の独走」が厄介ですが、他のクラスに低コストで除去できるようなカードはなかなか無いので「オグリキャップ」や「神龍」などを簡単に破壊する事はできません。
ウマ娘デッキ相手でも、こちらの除去カードが噛み合えば全然勝つ事ができます!
環境トップのウマ娘を相手にできる対抗カードもあり、上振れもあるドラゴンは使用率No.2も納得です。

 

 

 

使用率3、4位 エルフ:6%

 

アリサ

 

ここからは使用率がグッと下がって使用率が1桁になります。
使用率では3位ですが3位より下は使用率もほとんど変わりません。

エルフデッキ自体は、ウマ娘パックが発売されたことで強力なカードが登場しており、デッキとしてはとても強化されています。
ウマ娘の「サイレンススズカ」はとても強い攻撃性能をしており、1体で盤面除去をしながら5ダメージ出す事ができます。
これにより、エルフデッキは今まで攻めに使えるカードが少なかったのですが、「サイレンススズカ」が登場した事により攻める構築も組む事が出来るようになりました。

サイレンススズカ

 

他にも「マーベラスサンデー」「シンコウウインディ」「ゴールドシチー」など使いやすいカードが多く登場しているので今まで以上に構築幅が広くなっています。
盤面展開が優秀なクラスで新弾により安定性も増していてウマ娘デッキやドラゴン相手でも自分の動き次第では勝つ事ができます。

 

「フェアリープリンセス・アリア」と「ローズクイーン」のコンボは今でも強力でウマ娘デッキは回復カードはほとんど採用されていないので1度攻めてしまえばエルフ側に有利に対戦が進みます。
また、ドラゴンに対しても同じく常に盤面を展開しておけばドラゴン側の行動を制限できるので状況次第では有利に立ち回る事ができます。

 

 

確かにこちらの行動次第では環境デッキとも渡り合えるクラスではあるのですが、エルフデッキの特性上、複数枚のカードを使って展開していくために手札要求値が高くなり、ウマ娘デッキみたいなドローやサーチカードも特になく、ドラゴンの様に1枚のカードパワーも高くないのでどうしても引き運に依存してしまう状況が出てきてしまいます。
GPのような複数回の対戦数勝たないといけない試合では、少し安定性が欠けてしまうため、エルフデッキは使用率が伸びてないのだと思います。

 

コントロールエルフ

 

ミッドレンジ・テンポエルフ

 

 

 

 

 

使用率3、4位 ロイヤル:6%

 

エリカ

前期最強のクラスです。
圧倒的安定力が強みですが、とにかくウマ娘を相手にした時にキツいです。

環境使用率1位のデッキとは、どうしても複数対戦をしていく中で必ず当たることになります。
ウマ娘相手には持ち前の安定力や展開力もあまり効かなかいのに対して、ウマ娘側の展開にロイヤル側ができる行動が少ないです。

 

 

先行を取れれば5ターン目のダスカウオッカでも「アレキサンダー」が出せるので対策可能ですが、後行になってしまうとダスカウオッカを止める事ができません。
ロイヤルデッキの後行で強い「フローラルフェンサー」は、ウマ娘の強力な除去スペルと「アグネスタキオン」で簡単に盤面を破壊されてしまいます。
ウマ娘デッキ側も「アグネスタキオン」を引かないといけないですが、ウマ娘デッキにはサーチやドローカードがあるため意図的にカードを持ってくることが出来てしまいます。

ウマ娘デッキに対しては不利な状況が多いですが、他のクラスに対しては有利がつきやすく、使用率2位のドラゴンに対してもはロイヤルの展開力で有利な状況に持って行くことができます。
ウマ娘環境が終わってからはまた環境になってもおかしくないクラスだと思っています。

 

GPでも使用したミッドレンジロイヤル

 

 

 

 

使用率5、6位 ナイトメア:5%

 

ルナ

 

コントロールナイトメアは数は少ない物のまだ会場で見かけたデッキです。

ナイトメアはウマ娘パックが発売してもあまり強化がされていないクラスです。
しかも環境トップのウマ娘デッキとは相性が悪く、コントロールナイトメア自体は元々展開してくるデッキに対して不利だったのに加え、コントロールナイトメアの強みのハンデス効果もウマ娘デッキ相手だと効きにくいです。

ロイヤルでも説明したように長い対戦数を考えるとどうしても使用率1位とは対戦する事になるので環境では使いづらいクラスの一つです。

前期ではコントロールナイトメアよりもアグロナイトメアが主流でしたが、ウマ娘デッキは除去を得意としているので、アグロナイトメアも今の環境では活躍しづらくなっています。
使用率2位のドラゴンには有利がつく場合があり、ハンデスにより相手のリソースを無くしてしまえば勝つ事ができます。

今後手札をよく使うようなデッキが増えればハンデスが効きやすくなりコントロールナイトメアも活躍できるようになると思います。

 

コントロールナイトメア

 

 

 

 

使用率5、6位 ビショップ:5%

 

イリス

 

ビショップもコントロールナイトメアと同様で、ウマ娘パックが発売しても強化があまりされていないクラスの一つです。

 

テミスの審判

ウマ娘デッキに対して強い「テミスの審判」がありますが、こちらから攻める事が難しいデッキなのでドラゴンのように除去しながら攻める事ができません。
どうしても後手に回りやすいデッキなので、今の攻撃性能の高いウマ娘やドラゴンの多い環境だと勝つのが難しくなっています。

ただ上位2つのデッキに対して対応できるカードも存在しているので、上手いプレイヤーが使用して引き運もよければ十分に環境にも勝つことができます。

名古屋GPで私は見ませんでしたが横浜GPの時に「エイラビショップ」がday2に上がってたらしいのでもしかしたら今後新たな形がでてきて環境を変えるかもしれないです

 

熾天使イージス

 

 

 

 

使用率7位 ウィッチ:3%

 

イザベル

 

使用率が一番低く、横浜GPと使用率が変わってないです。

ウマ娘パックで強力なウィッチカードは多く収録されましたが、どのカードも既存のウィッチデッキを強化するよりも、ウマ娘デッキとして組んだ方が強く使うことができます。

今ではみんな知っているダスカウオッカはクラスウィッチのカードですが、ウマ娘のサポート能力なので今まであった「超越ウィッチ」「秘術ウィッチ」と相性はあまりよくはないですが、「アグネスタキオン」を「超越ウィッチ」に採用することにより「超越ウィッチ」が苦手としていたロイヤルなどのビート・アグロ系デッキに対策がしやすくなりました。

「秘術ウィッチ」「超越ウィッチ」どちらとも環境で一番使用率の高いウマ娘デッキにはキツく、「秘術ウィッチ」は持ち前の守護を展開しても「アグネスタキオン」や「7センチの先へ」で簡単に破壊されてしまいます。
しかも相手にダスカウオッカされた場合に「秘術ウィッチ」側は破壊するカードがほとんど採用されていないのでウマ娘デッキには不利になっています。

「超越ウィッチ」もウマ娘デッキの4/4スタッツが破壊しづらく、ダスカウオッカをされてしまうと簡単には破壊できないです。
破壊できたとしてもこちらのリソースを使っているので後半に手札がなく、そのまま押し負ける試合も多々あります。
ウィッチは12月に出てくる新弾で強化されるのを期待するしかないですね。

 

 

 

 

 

環境まとめ

今期最後のGPでは終始ウマ娘が環境トップを維持していました。
ウマ娘はゲーム・アニメとも人気があり、それも相まって使用者が多いので使用率がほんとにすごかったです。
ウマ娘デッキに対抗できるドラゴンも相当の使用率で、この2クラスで全体の7割以上の使用率は今後もなかなか見ない環境になったと思います。

 

 

 

〆に

あと1か月位はウマ娘環境になると思います。
ですが、今月には新しいスタートデッキが発売されて、新弾のカードが少し使えるようになりますので、この新たなカードがもしかしたら環境に影響を与えるかもしれません!
エルフ・ナイトメア・ドラゴンの3つのデッキが発売しますが、特にエルフに面白いカードがあり、ウマ娘発売後の横浜GPでも使用率を少し上げているので、もしかしたらエルフが環境にくるかもしれません。
結構楽しみにしています。

 

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