全パターン踏破!人気ボードゲーム『センチュリー』シリーズ3部作ルール&レビュー 後編
毎度!
Zxion(ゼクシオン)です!!
ぜっくんって呼んでね☆
パプリカコリアンダー。
夏休み、満喫しましたか?
夏休みなんてなかったって??
いやいやそんなまさか…え?マジで??
ま…まあまあ、まだこのあとちゃんと長期休暇あるでしょ?シルバーウイークとか、冬休みもあるじゃん?
ね?あるよね?(圧力)
前回の記事ではセンチュリーシリーズ単体のルール諸々をご紹介しました。
前回の記事(前編)はこちら↓
今回の後編では、スパイスロード(1)+イースタンワンダース(2)・1+ニューワールド(3)・2+3、最後に1+2+3の全部入りについて、書いていきたいと思います。
目次
1.まえがき
どうしても一部、説明がくどくなっちゃいますが、ご了承ください。
でもよく読むとちょっとずつ違ったりするんスよ…。
それに、「前と同じです」的な説明されると「前なんて言った?」ってなるじゃないスか。
センチュリー全部入りに限らず、拡張とかのルールブック読むときにあっちこっちするのわかりにくいじゃないすか。
なのでちゃんと書きました!
えらい!(?)
ライター的には多分あまりえらくない!
それでは、全踏破気分をお楽しみください。
2.『スパイスロード』+『イースタンワンダーズ』(1+2大航海時代ルール)
シリーズ1作目の『スパイスロード』と2作目の『イースタンワンダーズ』から紹介していきます。
より素早くアジアへアクセスできる海路を確保することは重要で、より儲けの大きい新しい市場開拓のための、商人同士の競争がここに始まる。
そして何世代か前にヨーロッパ人が確立した陸路による交易ルートは徐々にすたれていった。
こうした時代に身を置き、あなたは先進的な商人として名声と富を得るために海に乗りだす。
海を乗り越え、交易所を開設しながら、東洋の神秘が眠る島々に交易ルートを確立しよう。
そして、「大航海時代」として知られる時代を楽しもう。 <ルールブック掲載フレーバー>
ゲームの概要はお約束。
スパイスの獲得・交換を繰り返して、勝利点を獲得するというもの。
このルールでの勝利点は、『イースタンワンダーズ』と同様に、港に置かれている勝利点タイルなどから獲得していきます。
2-1.セットアップ
まずはセットアップ。
スパイスロード側から行いましょう。
◇スパイスロード側セットアップ
その山から4枚公開し、商人カードの山の横に一列に並べます。
◇イースタンワンダーズ側セットアップ
残りの市場タイル16枚に海タイル4枚を加えた20枚をよく混ぜて、テーブル中央にゲームボードを作ります。
最初のゲームでは以下の画像のようにボードを作ることが推奨されていますが、自由な配置で作成することもできます。
「×」が描かれた港閉鎖タイル1枚と、勝利点タイル5枚を混ぜて、すべて裏向きのタイルの山(A)を作ります。
残りの勝利点タイルも裏向きのままよく混ぜて、もう1つのタイルの山(B)を作ります。
最後に、Bのタイルの山の上にAのタイルの山を重ねて、勝利点タイルの山とします。
このルールでは、5種類のうち3種類のボーナスタイルしか使いません。
使うのは上記画像の3種類、「勝利点」・「倉庫拡張」・「移動力+1」です。
左下にシンボルが描かれているボードを必ず含めるようにしてください。
各プレイヤーは担当色を決めて、船コマ1個と取引所コマ16個を受け取り、プレイヤーボードの上に書かれているマス目を埋めるようにコマを置きます。
スパイスを以下の4セット作成します。
黄4個、黄2個+赤1個、黄1個+緑1個、赤2個の4セット
通常の手番の逆順(プレイヤーボード左上にシンボルが描かれているボードを受け取ったプレイヤーの右隣から反時計回り)で、任意のセットを選び、プレイヤーボードに配置します。
最後に、お約束のスパイス置き場を作ります。
これで、セットアップ完了です。
1+2のセットアップ完了!
2-2.ゲームの目的(勝利条件)
いずれかのプレイヤーが4枚目の勝利点タイルを獲得したら終了トリガーです。
終了トリガー後、スタートプレイヤーの右隣のプレイヤーが手番を最後まで行ったらゲーム終了です。
得点計算を行い、合計得点が最も高かったプレイヤーの勝利です。
2.獲得したボーナスタイルに書かれている勝利点
3.プレイヤーボード上の取引所、コマがなくなることで見えるようになった勝利点
4.プレイヤーボード上にある赤(チリ)以上の価値のスパイス(1個につき1点)
同点だった場合は、手番が遅いプレイヤーの勝利です。
2-3.ゲームの流れ
スタートプレイヤーから、時計回りに手番を実行していきます。
手番は、4つのアクションから1つ選択して1回だけ実行します。
A.商人カードの獲得
B.手札のプレイ
C.移動アクション
D.休息アクション
終了条件が満たされるまで、各プレイヤーは手番を繰り返し行っていきます。
A.商人カードの獲得
公開されている商人カードから1枚選択して獲得し、手札に加えます。
商人カードの山から一番遠くにあるカードを獲得する場合、コストはかかりません。
獲得したいカードが商人カードの山に近づくにつれて、手持ちのスパイスを1個ずつコストとして支払う必要があります。
コストとして支払うスパイスは、「獲得しようとしているカードより遠くにある各商人カードの上」に乗せなければなりません。
センチュリーお約束の獲得方法。
左から3枚目のカードを取りたい場合、画像のようにスパイスを乗せて3枚目のカードを獲得します。
カードが獲得されてできた空きスペースは既に公開されているカードを詰めることで埋め、商人カードの山に一番近いスペースに新しいカードを公開します。
一連の「A.商人カード獲得」の処理は、『センチュリー:スパイスロード』・『センチュリー:ゴーレム』でカードを獲得するときの方法と同じです。
公開されるカードの枚数は通常のスパイスロードとは異なり、「4枚」であることに注意してください。
B.手札のプレイ
手札にある商人カードを1枚選択して、「プレイヤーボードの左側(捨て山)」に公開し、そのカードの効果を実行します。
商人カードには3つの種類があり、それぞれ効果が異なります。
◇スパイスカード
スパイスのキューブのみが描かれているカードです。
カードに書かれているものと全く同じスパイスをスパイス置き場から受け取り、自分のプレイヤーボードに配置します。
センチュリーシリーズおなじみのスパイス所持上限があります。
通常時は10個で、ボーナスタイルがあれば1枚につき3つ分上限が増えます。
◇アップグレードカード
灰色のスパイスと上向きの矢印が描かれているカードです。
カードに描かれているスパイスの数と同じ回数、手持ちのスパイスの価値を上げることができます。
例えば、灰色のアイコンが2つ描かれていた場合、「黄1個を緑1個(黄→赤・赤→緑とまとめて2回処理している)」・「緑2個を茶2個」のように効果の処理をします。
この処理は、望むなら「カードに描かれている灰色のスパイスの数以下の回数」で止めても構いません。
◇トレードカード
スパイスと下向きの矢印、そしてその先にもスパイスが描かれているカードです。
上に描かれているスパイスと同じ数・種類をスパイス置き場に戻すことで、矢印の下に描かれているスパイスをスパイス置き場から受け取ることができます。
この処理は、必要なスパイスが手元にある限り、何度でも繰り返すことができます。
C.移動アクション
「船コマの移動」の後、「市場アクション or 港アクション」を実行することができます。
◇船の移動
船コマを移動させるためにはコストが必要です。
移動コストは、手札、または「B.手札のプレイ」でプレイヤーボードの左側に公開したカード、またはその両方のカードを使って支払います。
船コマを1マス(タイル1枚分)移動させるごとに、「プレイヤーボードの右側(伏せ山)」に選んだカードを1枚裏向きで置きます。
例えば、船コマを3マス移動させたい場合は、手札・捨て山から合計3枚のカードを選び、伏せ山にカードを裏向きにして置きます。
『イースタンワンダーズ』単体の時とは異なり、移動1マス目からコストの支払いが必要なので注意しましょう。
移動を終了したタイル上に他のプレイヤー(たち)の船コマが存在している場合、手番プレイヤーは保有しているスパイスを1個ずつ支払わなければなりません。
「取引所」が置かれているかどうかは関係なく、参照するのは他プレイヤーの船コマがあるかどうかだけです。
完全に支払いを行うことができない場合、そのタイルで移動を終了することはできません。
移動が終了した、または移動しないことを選択した後、以下のアクションどちらかを1回だけ実行することができます。
b.港アクション(船コマが港タイル上にあるとき)
a:市場アクション
市場アクションは以下の順番で処理を行います。
基本的には『イースタンワンダーズ』単体の時と変わりません。
取引所の開設→(商人カードまたはボーナスタイルの受け取り)→スパイスの交換(市場アクション)
・取引所の開設
自分の船コマがある市場タイルの上に、まだ自分の取引所コマが置かれていなければ、取引所コマを配置することができます。
取引所コマは、「市場タイルのタイプと同じアイコンが描かれている横列の一番左」から取り、配置します。
タイル上に初めて配置される取引所なら開設コストは不要です。
すでに取引所コマが置かれているなら、取引所コマ1個につき、開設コストとして任意のスパイスを1個スパイス置き場に支払う必要があります。
(2人プレイなら2個)
・商人カードまたはボーナスタイルの受け取り
取引所コマ配置後、プレイヤーボードのいずれか縦一列が空欄になったら、商人カードまたはボーナスタイルを獲得できます。
全4列のうち、一番左の縦列の取引所コマをすべて配置したら、即座に公開されている商人カードを1枚獲得し、手札に加えます。
このとき、コストの支払いはありません。
商人カードの山に一番近いカードを選んだとしても、コストなしで獲得できます。
例えば、上記画像一番右のアップグレードカードでもコスト不要です。
ちなみに、この時スパイスが乗せられているカードを獲得する場合、そのスパイスごとカードを獲得できます。
そして、その列以降(2列目以降)の縦列にある取引所コマをすべて配置するごとに、商人カードまたはボーナスタイルいずれかの好きなものを1つ選び、獲得します。
プレイヤーボード上部にアイコンで表示されているので間違えることはないと思いますが、最初の列は商人カードしか獲得できないことに注意しましょう。
※以下はルールブックに明記されていませんが、BGGとかで確認するとこのような裁定とされています。
そして、獲得したボーナスタイルの効果はすべて重複します。
例えば「追加のスパイス置き場3つ分として扱う」ボーナスタイルを2つ所持していたら、合計で16個分のスパイスを保有できるようになります。
・スパイスの交換(市場アクション)
自分の船コマがあるタイルの上に取引所コマが置かれているなら、スパイスの交換、つまり、市場アクションを実行することができます。
自分の船コマがない、または、取引所コマが置かれていない状態では、市場アクションを行うことはできません。
市場アクションを行うことにした場合、タイル上部に描かれているスパイスを支払い、矢印の下に描かれているスパイスを受け取ります。
1手番中に同じ市場アクションを行う場合、スパイスを支払える限り何度でも市場アクションを行うことができます。
b:港アクション
『イースタンワンダーズ』単体の時と変わりません。
船コマが港タイル上にある場合、このアクションが選択可能です。
必要な量のスパイスを支払うことで、船コマが置かれている港タイル上の勝利点タイルを獲得することができます。
獲得した勝利点タイルは、手元に裏向きの状態で置いておきます。
その後、獲得した勝利点タイルの代わりに、勝利点タイルの山から新しい勝利点タイルを1枚表向きにして補充します。
港閉鎖タイルが補充された場合、その港は閉鎖状態となり、その港では港アクションができなくなります。
港閉鎖タイルが公開された後に誰かが勝利点タイルを獲得した場合、勝利点タイルの山から補充する代わりに港閉鎖タイルをその港に移動させます。
そして、港閉鎖タイルが元々置かれていた場所に勝利点タイルの山からタイルを補充します。
D.休息アクション
プレイヤーボードの左右に置かれているカード(捨て山と伏せ山両方)をすべて手札に戻します。
手札が残っている状態でこのアクションを選択しても構いません。
2-4.手番終了時のスパイス所持上限
各プレイヤーは、誰かの手番終了時に保有するスパイスが所持上限を上回っていた場合、保有上限以内になるようにスパイス置き場に戻さなければなりません。
戻すスパイスは自由に選んで構いません。
スパイスの保有上限は、通常10個で、「追加のスパイス置き場3つ分として扱う」ボーナスタイルを持っていれば、その分保有上限は増加します。
2-5.『スパイスロード』+『イースタンワンダーズ』雑感
1作目と2作目のセンチュリーシリーズを組み合わせたルール。
商人カード追加により「いつでも手番消費で黄色スパイス2個獲得」アクションが無くなったのはちょっとつらい。
移動にカードの消費が必須なので、一気に大きく移動したいときはカード枚数が必要になる。
使ったカードで移動できるとしても、やはりカードガン無視は悪手。
逆にカードの比重を大きくし過ぎてスパイスプレイしていると取引所が遅れがちなので悩みどころ。
ちょうどいいバランスとほんの少しのめくり運、同卓者の傾向でバランスの比重を変える必要があるような気がするプレイ感。
結構好き。
『イースタンワンダーズ』に運の要素を加えました的なチューンかな?
単体よりは出しやすいかも。
組み合わせ4パターンの中では最もじっくり系。
多分、単体同様、勝利点タイル獲得のため港に行かなければならないのが原因。
移動コストの支払いが独特だが、スパイスを消費しないので単体よりは移動が速い。
3.『スパイスロード』+『ニューワールド』(1+3)
次は、シリーズ1作目の『スパイスロード』と3作目の『ニューワールド』。
前編でも書きましたが、『ニューワールド』絡みはフレーバーが無くなり事務的な文言のみに。
しょんもり。
このルールでの勝利点は『ニューワールド』同様に、砦に置かれている勝利点カードなどから獲得します。
3-1.セットアップ
まずはセットアップ。
先にニューワールド側のセットアップを行いましょう。
◇ニューワールド側セットアップ
プレイ人数に応じて、「=4」「3+」と書かれているカードから使わないものを抜くのも忘れないようにしましょう。
勝利点カードをよく混ぜ、エリアボードの砦上部に1枚ずつ、計4枚表向きで並べます。
残りの勝利点カードは「表向きの山札」として、一番右側のカードの横に置いておきます。
残った20枚のボーナスタイルをシャッフルし、ゲームボード上のボーナスマスに表向きにして配置します。
このとき、各ボーナスマスにはタイルを置く枚数が決められているので、書かれている枚数のボーナスタイルを置きます。
左から「4枚、3枚、2枚、2枚、2枚、2枚」合計15枚のボーナスタイルが置かれる。
余ったタイルは使用しないので箱にしまいます。
2~3人プレイの場合、よく混ぜた探検タイルから8枚をゲームボードの横に表向きで配置し、残りの2枚はゲームボード上の「2-3」と書かれた探検タイルアイコンのあるスペースに1枚ずつ表向きで配置します。
4人の場合はボード上の探検タイルをボード横に並べる。
左下にシンボルが描かれているボードを必ず含めるようにしてください。
プレイヤーボードは「A」の面を使います。
その後、担当色を1色決め、その色のワーカーコマ(以下ワーカー)を12個受け取ります。
プレイヤーは、そのうち6個のワーカー(2人なら7個)をプレイヤーボードの中央辺りに配置します。
それ以外のワーカーは、ゲーム中に「ワーカーを増やす効果」が適用されない限り、使用することができません。
スタP:黄3個
・2番目:黄4個
・3番目:黄4個
・4番目:黄3個+赤1個
◇スパイスロード側セットアップ
残りの商人カードは「裏向きの山札」として、一番右側のカードの横に置いておきます。
最後にスパイス置き場を作り、セットアップ完了です。
え?「違和感がある」って??
気のせい気のせい。
3-2.ゲームの目的(勝利条件)
いずれかのプレイヤーが8枚目の勝利点カードを獲得したら終了トリガーです。
終了トリガー後、スタートプレイヤーの右隣のプレイヤーまで手番を行なったらゲーム終了、得点計算です。
以下の合計値が最も高かったプレイヤーの勝利です。
2.獲得したボーナスタイルによって得られる勝利点
3.探検タイルによって得られる勝利点
4.プレイヤーボードにある赤(肉)以上の価値のスパイス(1個につき1点)
同点だった場合は、手番が遅いほうのプレイヤーが勝利します。
3-3.ゲームの流れ
スタートプレイヤーから、時計回りに手番を実行していきます。
手番は、3種類のアクションからどれかを選択して実行しなければなりません。
「何もしない(パス)」はありません。
B.貿易路を開拓する
C.休息する
終了条件が満たされるまで、各プレイヤーは手番を繰り返し行っていきます。
A.労働する
ゲームボード上のスペースを1つ選択し、ワーカーを配置します。
ワーカーを配置するためには「自分のワーカーが置かれていない」「探検タイルが配置されていない」「配置に必要なだけのワーカーがある」ことが条件です。
そして、「ワーカーの配置→スペースの効果を解決」の順に実行します。
・ワーカーを配置する
自分の使用可能なワーカーを、選択したスペースに配置します。
配置しようとしているスペースの状態によって、必要なワーカーの数が変化します。
そのスペースに表示されている数字と同じ数のワーカーを配置しなければなりません。
「そのスペースに置かれているワーカーの数+1」のワーカーを配置しなければなりません。
そして、元々そこに配置されていたワーカーは、すべて担当プレイヤーのプレイヤーボードに戻します。
赤ワーカーが1個置かれていたので、白のプレイヤーは1+1の合計2ワーカーで赤を押し出して配置できます。
・スペースの効果を解決
ワーカー配置後、直ちにそのスペースの効果を適用しなければなりません。
スペースには『ニューワールド』単体でもあった基本の4タイプに加え、新しく3つのタイプが加わります。
◇基本の4タイプ
生産
スペースに描かれているスパイスを獲得します。
アップグレード
プレイヤーボード上にあるスパイスを、1段階価値の高いスパイスにできます。
交易
上部に描かれているスパイスを、矢印の下に描かれているスパイスと(同手番中なら何度でも)交換することができます。
砦
砦上部にある勝利点カードを、必要なスパイスを支払って獲得することができます。
さらに、ワーカーを配置した砦にまだボーナスタイルがあれば獲得しても構いません。
勝利点カードの獲得、ボーナスタイルの獲得、またはその両方を行うことができます。
ボーナスタイルには所持上限があるので注意しましょう。
このルールでは、砦上部から「新発見」タイプの勝利点カード(探検タイルを獲得できる勝利点カード)を獲得した時、「セットアップ4」でゲームボードの横に置いた探検タイルから1枚選択して獲得します。
2~3人プレイの場合はゲームボード上に置いた探検タイルを選択し、獲得することもできます。
◇『スパイスロード』+『ニューワールド』 追加の3タイプ
市場
以下の「a、b」どちらかを行います。
その後、センチュリーおなじみの方法(詰めて公開)で、商人カードを補充します。
(商人カードの種類はおなじみ「スパイス」「アップグレード」「トレード」の3種類。)
その後、効果を適用した商人カードをとり、プレイヤーボードの右側(「捨て山」と呼ぶ)に裏向きで置きます。
こうして並べた商人カードの列を、「貿易路」と呼びます。
貿易路に新しくカードを追加するときは、常に一番右側に配置しなければなりません。
また、貿易路は5枚以下でなければなりません。
既に貿易路が5枚の状態で、貿易路にするため6枚目のカードを受け取った場合、すでに並べられている5枚のうち、任意の1枚を「捨て山」に置かなければなりません。
商人一新
ゲームボード下部に公開されている商人カード4枚すべてを、商人カードの山の下に戻します。
その後、商人の山の上から4枚引き、新しい商人カードとして並べます。
また、このスペースの効果を実行したプレイヤーは、即座に追加の手番を実行しなければなりません。
貿易路変更
スパイス置き場から黄色のスパイスを1個受け取り、プレイヤーボードに置きます。
その後、自分の貿易路にある商人カードを2つ選択し、選択したカードの位置を交換することができます。
B.貿易路を開拓する
自分の貿易路に配置している商人カードを1枚選択します。
ただし、すでにワーカーが配置されている商人カードは選択できません。
このアクションは、「ワーカーの配置→商人カードの効果適用」の順番で実行します。
プレイヤーボードからワーカーを取り、選択した商人カードの上に配置します。
配置するワーカーの数は、「ワーカーを配置しようとしている商人カードより左側に、ワーカーが配置されていない商人カードが何枚あるか」数えます。
そして、「その数+1」が、必要なワーカーの数です。
とてつもなくややこしいですね。
次の画像を見てみましょう。
一番右の商人カードの効果を使いたい場合は、それより左にワーカーがのっていないカードが何枚あるか数えます。
上の画像の場合、左から2番目のカードにだけワーカーがのっていないので、ワーカーがのっていないカードは1枚です。
そしてその数+1なので、「1+1」=2個のワーカーを一番右のカードに乗せればOKです。
ちなみに、左から2番目のカードを選択した場合、「0+1」なので、ワーカー1個乗せればOKとなります。
C.休息する
ゲームボード上や貿易路に置かれている自分のワーカーをすべて回収し、プレイヤーボード上に戻します。
手持ちのワーカーを全部配置していなくても休息することができます。
一部のワーカーのみ回収するということはできず、すべてのワーカーを回収しなければなりません。
3-4.『スパイスロード』+『ニューワールド』 雑感
1作目と3作目のセンチュリーシリーズを組み合わせたルール。
個人的には一番イマイチ。
というのも、スパイスロード側の要素を使った「貿易路」の蛇足感がすごい。
よほど強いか、使い勝手が良いカードを貿易路にしないことには…というイメージでした。
結構運の要素も大きいので、「うおお貿易路ガチャいくでぇ!!」とかいうノリでプレイするには良いかもしれない。
誰も貿易路ルート入ってなさそうだからと下手に手を出すとヤバい商人カードが公開されちゃって先に取られちゃうとか、一新で流されちゃうとか。
あるある。
この組み合わせのルールで遊ぶなら『スパイスロード』と『ニューワールド』を単体で1回ずつ遊んだほうが…。
いえ、違います、なんでもないです。
組み合わせ4パターンの中では最もシンプル。
もしかすると3部作完走をする場合、この組み合わせからスタートするのが一番良いのかもしれない。
4.『イースタンワンダーズ』+『ニューワールド』(2+3)
次は、シリーズ2作目の『イースタンワンダーズ』と3作目の『ニューワールド』。
やはりフレーバーは無し。
組み合わせたルールで遊ぶ前に、それぞれ単体で少なくとも1回は遊んでねと書かれている。
このルールでの勝利点も、『ニューワールド』単体や1+3同様、砦に置かれている勝利点カードなどから獲得します。
4-1.セットアップ
まずはセットアップ。
この組み合わせも、先にニューワールド側のセットアップを行いましょう。
◇ニューワールド側セットアップ
プレイ人数に応じて、「=4」「3+」と書かれているカードで、使わないものを抜くのも忘れずに。
勝利点カードをよく混ぜ、エリアボードの砦上部に1枚ずつ、計4枚表向きで並べます。
残りの勝利点カードは「表向きの山札」として、一番右側のカードの横に置いておきます。
残った17枚のボーナスタイルをシャッフルし、ゲームボード上のボーナスマスに書かれている枚数を表向きにして配置します。
余ったタイルは使用しないので箱にしまいます。
2~3人プレイの場合は、探検タイルアイコンに「2-3」と書かれているスペースにも探検タイルを置きます。
その際、10枚のうち9枚が配置され、1枚余ります。
どちらの場合も余ったタイルは箱にしまいます。
左下にシンボルが描かれているボードを必ず含めるようにしてください。
プレイヤーボードは「B」の面を使います。
その後、担当色を1色決め、その色のワーカーコマ(以下ワーカー)を12個受け取ります。
プレイヤーは、そのうち6個のワーカー(2人なら7個)をプレイヤーボードの左辺りに配置します。
それ以外のワーカーは、ゲーム中に「ワーカーを増やす効果」が適用されない限り、使用することができません。
・スタP:黄3個
・2番目:黄4個
・3番目:黄4個
・4番目:黄3個+赤1個
◇イースタンワンダーズ側セットアップ
市場タイルをタイプごとに分けてからよく混ぜ、タイプごとに3枚ずつ(計12枚)ランダムに取ります。
海タイル1枚を中央に置き、その周囲に自由な形で市場タイルを配置していきます。
ただし、各タイルが2枚以上隣接するように配置しなければなりません。
配置する場所は「数字が書かれているところ」に1個ずつ配置していきます。
上の画像のように、斜めに空きスペースができていれば、正しく配置できています。
最後に、不要なものをすべて箱にしまい、スパイス置き場を作って、セットアップ完了です。
4-2.ゲームの目的(勝利条件)
いずれかのプレイヤーが8枚目の勝利点カードを獲得したら終了トリガーです。
終了トリガー後、スタートプレイヤーの右隣のプレイヤーまで手番を行なったらゲーム終了、得点計算を行います。
以下の合計値が最も高かったプレイヤーの勝利です。
2.獲得したボーナスタイルによって得られる勝利点
3.探検タイルによって得られる勝利点
4.プレイヤーボード上の取引所コマが無くなることで見えるようになった勝利点
5.プレイヤーボードにある赤(チリ)以上の価値のスパイス(1個につき1点)
同点だった場合は、手番が遅いほうのプレイヤーが勝利します。
4-3.ゲームの流れ
スタートプレイヤーから、時計回りに手番を実行していきます。
手番は、2種類のアクションどちらかを選択して実行しなければなりません。
「何もしない(パス)」はありません。
B.休息する
終了条件が満たされるまで、各プレイヤーは手番を繰り返し行っていきます。
A.労働する
ゲームボード上のスペースを1つ選択し、ワーカーを配置します。
ワーカーを配置するためには「自分のワーカーが置かれていない」「探検タイルが配置されていない」「配置に必要なだけのワーカーがある」ことが条件です。
そして、「ワーカーの配置→スペースの効果を解決」の順に実行します。
ワーカーを配置する
自分の使用可能なワーカーを、選択したスペースに配置します。
配置しようとしているスペースの状態によって、必要なワーカーの数が変化します。
そのスペースに表示されている数字と同じ数のワーカーを配置しなければなりません。
「そのスペースに置かれているワーカーの数+1」のワーカーを配置しなければなりません。
そして、元々そこに配置されていたワーカーは、すべて担当プレイヤーのプレイヤーボードに戻します。
赤ワーカーが1個置かれていたので、白のプレイヤーは1+1の合計2ワーカーで赤を押し出して配置できます。
スペースの効果を解決
ワーカー配置後、直ちにそのスペースの効果を適用しなければなりません。
基本の4タイプに加え、これまでの説明とはまた別のタイプが加わります。
◇基本の4タイプ
生産
スペースに描かれているスパイスを獲得します。
アップグレード
プレイヤーボード上にあるスパイスを、1段階価値の高いスパイスにできます。
交易
上部に描かれているスパイスを、矢印の下に描かれているスパイスと(同手番中なら何度でも)交換することができます。
砦
砦上部にある勝利点カードを獲得することができます。
このルールでは砦スペースの効果を適用しても、ボーナスタイルを獲得することができません。
ボーナスタイルを獲得するためには、この後に説明する追加の3タイプのアクションによって取引所コマを置いていくことで獲得しなければなりません。
◇追加のタイプ
船移動1
自分の船コマを1マスだけ(隣接している島タイルに)動かします。
船移動2
自分の船コマを1マス動かします。
さらにその後、もう1マス動かしても構いません。
ただし、最初にいたマスに戻ってきてはいけません。
船移動X
島マップの任意の市場タイルの上に自分の船コマを移動させます。
いずれかの船移動スペースの効果を適用し、船コマの移動後、以下の1~3を順番に実行していきます。
移動を終了したタイル上に他のプレイヤー(たち)の船コマが存在している場合、手番プレイヤーは保有しているスパイスを1個ずつ支払わなければなりません。
参照するのは他プレイヤーの船コマがあるかどうかだけです。
完全に支払いを行うことができない場合、そのタイルで移動を終了することはできません。
自分の船コマがある市場タイルの上に、まだ自分の取引所コマが置かれていなければ、取引所コマを配置することができます。
取引所コマは、「市場タイルのタイプと同じアイコンが描かれている横列の一番左」から取り、配置します。
タイル上に初めて配置される取引所なら開設コストは不要です。
すでに取引所コマが置かれているなら、取引所コマ1個につき、開設コストとして任意のスパイスを1個スパイス置き場に支払う必要があります。
(2人プレイなら2個)
取引所コマ配置後、プレイヤーボードの縦一列が空欄になっていたら、ボーナスタイルを獲得することができます。
ゲームボード上にある4つのボーナスタイルの山の一番上から1つを選び、プレイヤーボード右側のボーナスタイル置き場に配置します
その後、取引所コマの配置をしたかどうかにかかわらず、自分の船コマが置かれている市場タイルに描かれているスパイスの交換をすることができます。
スパイスの交換を行うことにした場合、タイル上部に描かれているスパイスを支払い、矢印の下に描かれているスパイスを受け取ります。
この交換は、スパイスを支払える限り何度でも行うことができます。
このルールでは、自分の取引所がタイル上になくてもスパイスの交換をすることができます。
船交易
「自分の船コマが置かれている市場タイル」に描かれているスパイスの交換を(最低でも1回)実行します。
空打ちはできません。
取引所
自分の取引所コマが置かれている市場タイルをどれでも1枚選択します。
そして、選択した市場タイルに描かれているスパイスの交換を(最低1回)実行します。
空打ちはできません。
B.休息する
ゲームボード上や貿易路に置かれている自分のワーカーをすべて回収し、プレイヤーボード上に戻します。
手持ちのワーカーを全部配置していなくても休息することができます。
一部のワーカーのみ回収するということはできず、すべてのワーカーを回収しなければなりません。
4-4.手番終了時のスパイス所持上限
各プレイヤーは、誰かの手番終了時に保有するスパイスが所持上限を上回っていた場合、保有上限以内になるようにスパイス置き場に戻さなければなりません。
戻すスパイスは自由に選んで構いません。
スパイスの保有上限は10個です。
4-5.『イースタンワンダーズ』+『ニューワールド』雑感
2作目と3作目のセンチュリーシリーズを組み合わせたルール。
割と好き。
海(島マップのこと)の広さがちょうど良いし、海を使いたい場面がちゃんとある。
まず、スパイスの交換できる内容が見えているうえに(コストがかかるかもしれないが)間違いなく使えるという点。
そして、ボーナスタイル(勝利点)の為に取引所をいくつか配置しておきたいという点。
上記2つの要件で海がしっかりと意味あるものになっている。
どっかの貿易路とは大違いだぜ。
運の要素は減り、プレイヤー間のインタラクションが「1+2」、「1+3」よりも強まった好みのチューンです。
組み合わせ4パターンの中では1、2を争う好き度。
どれが好きなんて…決められないよぉ!!(半笑い
組み合わせ4パターンの中では多分最もプレイヤー間インタラクションが強め。
如何に歩調を合わせないかが重要…かもしれない。
ちょっとそこどいてもらっていいですか。
5.お待たせしました全部入り! 『スパイスロード』+『イースタンワンダーズ』+『ニューワールド』(1+2+3)
最後は1作目から3作目まで全部入り。
フレーバーはやはり無し。
それぞれ少なくも1回は遊んでねって書いてあるけど、いきなりこれに挑戦する猛者いるのか…?
全部入りルールの勝利点も『ニューワールド』同様、砦に置かれている勝利点カードなどから獲得します。
5-1.セットアップ
まずはセットアップ。
『ニューワールド』『スパイスロード』『イースタンワンダーズ』の順に進めていきます。
◇ニューワールド側セットアップ
プレイ人数に応じて、「=4」「3+」と書かれているカードで、使わないものを抜くのも忘れずに。
勝利点カードをよく混ぜ、エリアボードの砦上部に1枚ずつ、計4枚表向きで並べます。
残りの勝利点カードは「表向きの山札」として、一番右側のカードの横に置いておきます。
ボーナスマスは「B2下部」+「F2上部」、「D2上部」にあり、各ボーナスマスにはタイルを置く枚数が決められているのでその枚数だけ置きます。
余ったタイルは箱にしまいます。
2~3人プレイの場合は、探検タイルアイコンに「2-3」と書かれているスペースにも探検タイルを置きます。
その際、10枚のうち9枚が配置され、1枚余ります。
どちらの場合も余ったタイルは箱にしまいます。
左下にシンボルが描かれているボードを必ず含めるようにしてください。
プレイヤーボードは「B」の面を使います。
その後、担当色を1色決め、その色のワーカーコマ(以下ワーカー)を12個受け取ります。
プレイヤーは、そのうち6個のワーカー(2人なら7個)をプレイヤーボードの左辺りに配置します。
それ以外のワーカーは、ゲーム中に「ワーカーを増やす効果」が適用されない限り、使用することができません。
・スタP:黄3個
・2番目:黄4個
・3番目:黄4個
・4番目:黄3個+赤1個
◇スパイスロード側セットアップ
残りの商人カードは「裏向きの山」にして、一番右側の商人カードの横に置いておきます。
◇イースタンワンダーズ側セットアップ
市場タイルをタイプごとに分けてからよく混ぜ、タイプごとに3枚ずつ(計12枚)ランダムに取ります。
海タイル1枚を中央に置き、その周囲に自由な形で市場タイルを配置していきます。
ただし、各タイルが2枚以上隣接するように配置しなければなりません。
配置する場所は「数字が書かれているところ」に1個ずつ配置していきます。
上の画像のように、斜めに空きスペースができていれば、正しく配置できています。
最後に、不要なものをすべて箱にしまい、スパイス置き場を作って、セットアップ完了です。
思ったよりもテーブルの広さは必要になる。
5-2.ゲームの目的(勝利条件)
いずれかのプレイヤーが8枚目の勝利点カードを獲得したら終了トリガーです。
終了トリガー後、スタートプレイヤーの右隣のプレイヤーまで手番を行なったらゲーム終了、得点計算を行います。
以下の合計値が最も高かったプレイヤーの勝利です。
2.獲得したボーナスタイルによって得られる勝利点
3.探検タイルによって得られる勝利点
4.プレイヤーボード上の取引所コマが無くなることで見えるようになった勝利点
5.プレイヤーボードにある赤(肉)以上の価値のスパイス(1個につき1点)
同点だった場合は、手番が遅いほうのプレイヤーが勝利します。
5-3.ゲームの流れ
スタートプレイヤーから、時計回りに手番を実行していきます。
手番は、2種類のアクションどちらかを選択して実行しなければなりません。
「何もしない(パス)」はありません。
B.休息する
終了条件が満たされるまで、各プレイヤーは手番を繰り返し行っていきます。
A.労働する
ゲームボード上のスペースを1つ選択し、ワーカーを配置します。
ワーカーを配置するためには「自分のワーカーが置かれていない」「探検タイルが配置されていない」「配置に必要なだけのワーカーがある」ことが条件です。
そして、「ワーカーの配置→スペースの効果を解決」の順に実行します。
ワーカーを配置する
自分の使用可能なワーカーを、選択したスペースに配置します。
配置しようとしているスペースの状態によって、必要なワーカーの数が変化します。
そのスペースに表示されている数字と同じ数のワーカーを配置しなければなりません。
「そのスペースに置かれているワーカーの数+1」のワーカーを配置しなければなりません。
そして、元々そこに配置されていたワーカーは、すべて担当プレイヤーのプレイヤーボードに戻します。
赤ワーカーが1個置かれていたので、白のプレイヤーは1+1の合計2ワーカーで赤を押し出して配置できます。
スペースの効果を解決
ワーカー配置後、直ちにそのスペースの効果を適用しなければなりません。
全部入りでは基本の4タイプに加え、これまでに説明したほとんどのタイプが登場します。
◇基本の4タイプ
生産
スペースに描かれているスパイスを獲得します。
アップグレード
プレイヤーボード上にあるスパイスを、1段階価値の高いスパイスにできます。
交易
上部に描かれているスパイスを、矢印の下に描かれているスパイスと(同手番中なら何度でも)交換することができます。
砦
砦上部にある勝利点カードを獲得することができます。
このルールでも、砦スペースの効果を適用したときにボーナスタイルを獲得することはできません。
ボーナスタイルを獲得するためには、この後に説明する「追加のタイプ」の効果によって獲得しなければなりません。
◇追加のタイプ
市場
「1+3」のルールで登場しているが、「1+2+3」の全部入りルールでは「貿易路の開拓」がないので以下の効果のみ適用します。
選択したスペースの真下に置かれている商人カードの効果を適用します。
その後、効果を適用した商人カードをとり、プレイヤーボードの右側(「捨て山」と呼ぶ)に裏向きで置きます。
そして、商人カードを4枚集めるごとに、「エリアボードD2上部」にあるボーナスタイルの山の上からボーナスタイルを1枚獲得できます。
ボーナスタイルは、プレイヤーボード右側のボーナスタイル置き場の空いているマスに配置します。
全てのボーナスタイル置き場が埋まってしまった場合、それ以上ボーナスタイルを獲得することはできません。
商人一新
ゲームボード「E2」+「D2」下部に公開されている商人カードをすべて商人の山の一番下に戻します。
その後、商人の山の上から4枚引き、新しい商人カードとして並べます。
また、このスペースの効果を実行したプレイヤーは、即座に追加の手番を実行しなければなりません。
船移動1
自分の船コマを1マスだけ(隣接している島タイルに)動かします。
船移動2
自分の船コマを1マス動かします。
さらにその後、もう1マス動かしても構いません。
ただし、最初にいたマスに戻ってきてはいけません。
船移動X
島マップの任意の市場タイルの上に自分の船コマを移動させます。
いずれかの船移動スペースの効果を適用し、船コマの移動後、以下の1~3を順番に実行していきます。
移動を終了したタイル上に他のプレイヤー(たち)の船コマが存在している場合、手番プレイヤーは保有しているスパイスを1個ずつ支払わなければなりません。
参照するのは他プレイヤーの船コマがあるかどうかだけです。
完全に支払いを行うことができない場合、そのタイルで移動を終了することはできません。
自分の船コマがある市場タイルの上に、まだ自分の取引所コマが置かれていなければ、取引所コマを配置することができます。
取引所コマは、「市場タイルのタイプと同じアイコンが描かれている横列の一番左」から取り、配置します。
タイル上に初めて配置される取引所なら開設コストは不要です。
すでに取引所コマが置かれているなら、取引所コマ1個につき、開設コストとして任意のスパイスを1個スパイス置き場に支払う必要があります。
(2人プレイなら2個)
取引所コマ配置後、プレイヤーボードの縦一列が空欄になっていたら、ボーナスタイルを獲得することができます。
ゲームボード上にある4つのボーナスタイルの山の一番上から1つを選び、プレイヤーボード右側のボーナスタイル置き場に配置します
その後、取引所コマの配置をしたかどうかにかかわらず、自分の船コマが置かれている市場タイルに描かれているスパイスの交換をすることができます。
スパイスの交換を行うことにした場合、タイル上部に描かれているスパイスを支払い、矢印の下に描かれているスパイスを受け取ります。
この交換は、スパイスを支払える限り何度でも行うことができます。
このルールでは、自分の取引所がタイル上になくてもスパイスの交換をすることができます。
船交易
「自分の船コマが置かれている市場タイル」に描かれているスパイスの交換を(最低でも1回)実行します。
空打ちはできません。
取引所
自分の取引所コマが置かれている市場タイルをどれでも1枚選択します。
そして、選択した市場タイルに描かれているスパイスの交換を(最低1回)実行します。
空打ちはできません。
B.休息する
ゲームボード上や貿易路に置かれている自分のワーカーをすべて回収し、プレイヤーボード上に戻します。
手持ちのワーカーを全部配置していなくても休息することができます。
一部のワーカーのみ回収するということはできず、すべてのワーカーを回収しなければなりません。
5-4.手番終了時のスパイス所持上限
各プレイヤーは、誰かの手番終了時に保有するスパイスが所持上限を上回っていた場合、保有上限以内になるようにスパイス置き場に戻さなければなりません。
戻すスパイスは自由に選んで構いません。
スパイスの保有上限は10個です。
5-5.全部入り雑感
センチュリーシリーズ3作品全部入りのルール。
とても豪華で、セットアップが面倒くさくて、でもそれが良い。
ここまでくると、「どのルートで進めていくか」というのが出てくる。
スパイスロードルート、イースタンワンダーズルート、ニューワールドルート…。
どれもいっちょ噛みして…ってやってると意外と伸びない。
多くても2ルートタッチ1ルートってくらいが限界か。
それにしても、やはり貿易路は要らなかったのでは…。
この時、間違ったルールでやってました。テヘペロ☆
とにかく豪華な反面、「どこから進めていけばいいかわからないよぉ!とりあえず黄色スパイス2個ください」とかやりがち。
組み合わせ4パターンの中では1、2を争う好き度。
若干大味じゃない?という意見もあったけど、それも愛しい全部入り。
組み合わせ4パターンの中では確実に間違いなく最もセットアップが面倒くさい。
あと片付けも面倒くさい。
そして場所を取る。
ある程度広くて、時間と気持ちに余裕が無いと「スパイスロードだけで良くね?」とか言われちゃう悲しい戦士。
何のかんの言って4~5回くらい全部入り遊びました。
みんなありがとね。
6.あとがき、まとめ
いかがだったでしょうかぁ!!!(ヤケクソ
センチュリー3部作全パターンのルールをざっくり説明させていただきました。
軽くまとめてみたいと思います。
スパイスロード(1)、イースタンワンダーズ(2)、ニューワールド(3)として表記します。
◇重さ(プレイ感)
1+2>1+2+3>2+3>1+3
◇出しやすさ
1+3>2+3>1+2>1+2+3
◇個人的評価(おすすめ度)
1+2+3=2+3>1+2>1+3
こんな感じですね。
どれも基本的にはアイコンとかが同じで、すっごい細かい差があるだけ。
組み合わせのベースは、ほとんどが『ニューワールド』なので、通しでやると理解が早くて良いと思います。
全部入りにしたとしても、下手な重ゲーよりは遊びやすい方かなと思います(感覚がマヒしている気はする)。
それにしても、長々と読んでいただいて本当にありがとうございます。
今回はマジで長文でした。
センチュリーシリーズは奇跡の第4弾とか発売されない限り、やりきった感がありますね!
誰だセンチュリー全部入りの記事なんか書きたいって言ったやつ。
タイミング的に次の記事はきっとたぶんボードゲーム大祭のレポとかになるかと思います。
お楽しみにぃ!!
今回はここまでッスー。
次の記事も、ぜつてえ読んでくれよな!
よろしくおねがいしまぁす☆
ゼクシオンと読みます。(@Boardgameguild)某ねずみの王様が登場するゲームのキャラクターからとりました。ぜっくんって呼んでね!
群馬県館林近辺で仲間とともに「館林たぬきゲーム会」というボドゲ会の主催しています。最近は「たぬきつね工務店」というサークル名でゲムマとかにも出展し始めました。どちらも良きライバルであり協力者である「みこめくん(@mi_comments)」、後方支援の「BEEさん(@MaskedriderBee)」。その他大勢の協力により成り立っています。
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