わくわくレガシー生活 「パウパー神に向けて」
こにぱーんMOパンダです。
とうとう開催されるパウパー神挑戦者決定戦!
普段パウパーを触らない方でもこの機会に触ることもあると思います。
MOパンダは日本パウパー選手権2019以来3年ぶりのパウパーのプレイです。
https://mtg-jp.com/coverage/jpnats19/decklist/0033074/
今回は、禁止やメタゲームが変わり調べたことや学んだことがあったので、そのまとめになります。
大会に向けてお役に立てればと思います。
目次
パウパー/pauperとは?
パウパーとはコモンのみで構築するフォーマットです。レアリティ「コモン」で収録されたすべてのカードを使用することができます。
スタンダードやレガシーと構築ルールは同じです。
ローテーションはありません。
禁止カードは2022年6月現在28枚あります。
ストーム系や親和系のデッキパーツが主に禁止になっています。
レガシーの禁止の歴史がデルバーの歴史であるように、パウパーの禁止の歴史はストームと親和の歴史です。
プレインズウォーカーがいない+凄まじいアドバンテージの獲得手段がないため1:1交換を繰り返すゲームになりがちです。
ですがパウパーでリソース得る手段も色々あるためまずはそこから紹介します。
主なリソース獲得手段
表現の反復や森の知恵などお手軽アドバンテージエンジンはありませんが軽くて使い回せるカードが採用されます。
《深き刻の忍者》
「青単デルバー」
「青赤フェアリー」
「青黒フェアリー」
忍術を使って場に出るドローエンジン。
1t目《フェアリーの予見者》から2t目忍術。そのまま除去、カウンター、バウンスを屈指して守りマウントを取られます。
忍術してから除去すればいいかと思ったら一緒に採用される《月回路のハッカー》に忍術され除去をケアされることがあります。
《呪文づまりのスプライト》も一緒に採用されることが多く除去するタイミングが難しいですね。フルタップ時に除去できるのが理想です。
《熟考漂い》
「ファミリア」
「ジェスカイブリンク」
「土地破壊」
ローウィンからずっと使われてるクリーチャー。
シングルシンボルで忍者の種クリーチャーが不要なため《深き刻の忍者》より広い範囲のデッキで採用されます。
「土地破壊」では息切れしないように使われます。
「ファミリア」や「ジェスカイブリンク」では《儚い存在》によって大量にドローできます。
プレイして2ドロー。さらに反復で2ドロー。
1マナで構えやすくため決めやすいですね。
《実験統合機》
「プリズムホーク」
「ゴブリン」
「ボロスアグロ」
赤いデッキ定番のアド取り手段です。
場に出たときと離れたときにデッキトップのカードをプレイできるようになります。
「プリズムホーク」では《きらめく鷹》と《コーの空漁師》で場と手札を行き来しながらリソースを増やします。
《アーカムの天測儀》を使い回していたころとあまり変わりません。
「ゴブリン」と「赤白アグロ」では《胆液の水源》と共に《カルドーサの再誕》の追加コストになります。
主な除去呪文
《感電破》
「親和」
「プリズムホーク」
「ジェスカイブリンク」
「ブラッドバーン」
2色アーティファクト土地と実験統合機を採用したデッキが多く、金属術の達成が容易なため多くのデッキで採用されています。
《稲妻》
「ボロスアグロ」
「URフェアリー」
「バーン」
《感電破》の金属術がクリアできない赤いデッキで採用されます。
赤いデッキは3点か4点かライフを詰めるのに長けてるデッキが多いので他フォーマット気分でライフを残すとすぐ消し飛ぶので気を付けましょう。
《殺し》
「ファミリア」
「青黒フェアリー」
4点払うのが痛くレガシーではあまり見なくなった除去殺し。実はコモンでパウパー使えるピッチスペルの除去で採用される。
ファミリアでは《王神の信者》で得たライフを使え重いアクションをしつつ除去をすることが可能。
青黒フェアリーではブロッカーを排除しつつ忍術してアドバンテージを得ることが可能。
沼が置かないとピッチで唱えられず黒いクリーチャーは対象にできない。
《グルマグのアンコウ》には注意。
《断絶》
「青単フェアリー」
「ファミリア」
フリースペルのバウンス呪文。
青単フェアリーはブロッカーを排除して忍術を行え手数を増やせる。
殺しと似たような使い方です。
ファミリアでは《アゾリウスの大法官庁》+《陽景学院の使い魔》でコスト軽減+マナ加速に使います。
相手のクリーチャーを一時的に排除したり《熟考漂い》を使い回したりと多芸なスペルです。
主なパウパーデッキ
「親和」
Pauper Challenge #12429718 3rd Place
プレイヤー LuffyDoChapeuDePalha
2《クラーク族のシャーマン》
1《マイアの回収者》
3《金属ガエル》
1《グルマグのアンコウ》
4《マイアの処罰者》
パウパーのトップメタは親和です。
《エイトグ/Atog》や《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》を失ってなお最強デッキです。
《金属ガエル》《マイアの処罰者》でビートダウン。
《命取りの論争》《物読み》のリソース回収。
《マイアの回収者》《血の泉》で無限リソース。
などなどコモン単の構築にしてはかなり多芸なデッキです。
豊富なドローソースによりデッキの再現性があり安定して勝ちやすいデッキです。
間違いなくおすすめです。
ただ白いデッキから連打される《塵は塵に》だけはどうしようもなく。
破壊不能のアーティファクト土地も2つ追放されます。
「ブラッドバーン」
Pauper Challenge #12429718 4th Place
プレイヤー PauloCabral_Br
4《ヴォルダーレンの美食家》
4《台所のインプ》
1《グルマグのアンコウ》
バーンもありますが”ブラッド”バーンの紹介です。
他フォーマットでは馴染みのないアーキタイプですがマッドネスを使いリソース獲得手段のあるバーンデッキです。
マッドネスのカードを使いバーンより効率よくライフを詰めます。
ディスカード手段にはイニストラード:真紅の契りから実装された血トークンを使います。
血トークンによりマッドネスしながらドローしてカードをプレイするので火力に1ドローが付いているかのようです。
さらに血トークンがアーティファクトなので《感電破》も採用されます。
バーンデッキよりやることが多く血トークンをやりくりしながらプレイするので少し難しいデッキですね。
血トークンを使いすぎると《感電破》の金属術ができなくなり頭を抱えます。
「ボロスラリー」
Pauper Challenge #12429718 5th Place
プレイヤー Jpsn54
最後はボロスラリーと言われる赤白のビートダウンデッキです。
このデッキは《信仰無き物あさり》がアドバンテージを生みます。
墓地からキャストできるカードが多く捨てた分だけ盤面にクリーチャーを展開できるようになります。
盤面だけ展開できれば《農民の結集》で大ダメージを与えることができます。
フラッシュバック込みで+4修正なので《金切るときの声》フラッシュバックだけでも20点以上のダメージが可能です。
《虹色の断片》や《光糸の場》により全体火力の除去に強いのも特徴的です。
《虹色の断片》はフラッシュバックもありコストが軽く、盤面に展開しながら構えることができるので赤いデッキに対してとても有利です。
終わりに
今回のパウパー神に向けての記事は以上となります。
最近は練習でパウパーのデッキをプレイしていました。
気になるデッキの動きなど見ていただけると嬉しいです。チャンネル登録もぜひ。
パウパー神はどんなデッキが勝つのか楽しみです。
イニシアチブがどれくらい強いのが未知数なので気になるところ。
MOパンダもたまに勝てると嬉しいですが読んでくれた方、リスナーの方の勝利も嬉しいです。
読んでいただきありがとうございました。
MTGを愛するパンダのVtuber。元競技MTG勢で現在の主戦場はレガシー。トップメタからローグまで全てのアーキタイプを使いこなす。 @mopanda_mtg
Twitch:https://www.twitch.tv/mopandaa
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