クロワのヴァイスシュヴァルツ道

WS新弾レビュー「新サクラ大戦」

公開日:クロワ

こんにちは、クロワです。
新弾「新サクラ大戦」のブースターパック、トライアルデッキ+が発売されました。
恒例の新弾レビューを今回もやっていきたいと思います。
デッキ構築も載せますのでよろしければ最後までお願いします。

今回の弾で目立つギミックは「マーカー」でしょうか。
登場時に控え室の特定のカードをマーカーにし、それを条件に効果を得る、といった効果が多く見られます。
マーカー参照のカードの長所は、条件となっている分効果が強力、マーカーとなるカードが控え室からなくなるためリフレッシュ後の山が固くなるなどが挙げられます。
逆に短所は、マーカー対象カードを入れないといけない為構築が固定化されがちなことや、マーカー対象カードが弱いと採用しづらくなるなどが挙げられます。
僕はマーカーギミックは結構好きです。ヴァイスシュヴァルツは山を圧縮し、キッチリとキャンセル確率を上げていくプレイングが大事だと思っています。そのために使える領域は手札、場、ストックが全デッキ共通であり、それとは別に圧縮できる領域があるということは1つの強みになる、というのが好きな理由です。

 

 

 

それでは注目カードの紹介をしていきます。


「さくらの相棒 霊子甲冑・三式光武」

今回特に強いと感じた一枚です。
マーカーを加えてパワーが上がる効果に加え、このカードはリバース時に控え回収しながら思い出に飛ぶことができます。思い出も「全デッキ共通とは別に圧縮できる領域」であるので、このカードは「マーカー」「思い出」という2ヵ所でデッキ圧縮に貢献できるカードとなります。
後述のカードになりますが「さくら」ネームを持っていることも評価を上げている要因となります。

 


「正義の為に さくら」

今回の目玉とも言える1枚で、前述のさくらの相棒の回収対象カードです。
効果は強力ですが、コスト支払いのタイミングがクライマックスが貼られた時である都合上、アタック時に貯まるコストが使えないのでやや重いかと思います。
それでも、連動CXが扉であり、自身がヒール持ち、そして火力の出る詰め効果を持っているので、カードパワーはかなり高い1枚だと思います。

 


「零子戦闘機・試製桜武」

さくらの相棒のもう片方の回収対象で、こちらは早出しとバーン効果です。
レベル3としては心もとないパワーですが、早出し条件は同名がレベル置き場にあればいいだけと緩く、早出しとしては充分なパワーがあります。
榛名バーン[1]「金剛型戦艦3番艦 榛名」
登場時にデッキトップを確認し、それが指定された特徴のキャラであれば1点バーンという効果。
と比べると、指定のカードが控え室に必要な代わりに確実にバーンを飛ばすことが可能です。マーカー対象のカードがさくらの相棒と同じなのも使いやすいですね。

 


「蒼天に咲く剣 さくら」

前述のカードのマーカー対象です。
効果も特徴パンプ+①レストで山上2枚からレベル1以上を回収と悪くないので、多目に積みやすいのも良い点です。

 


「帝国歌劇団・花組隊長 神山」

多くのCX連動の効果発動条件になっているカード。
そうでなくとも、レベル1の段階で色条件を無視して登場できる全体1000上昇となると普通に優秀なカードであると言えます。

 


「帝劇にようこそ!さくら」

このカードがアンコモンなのビックリですね。登場時のパンプ効果もネーム指定こそあるものの2000と大きく、序盤から終盤まで両方の効果が役立ちます。

 


「帝劇の元気印 初穂」

レベル1の電源連動の強さは青ブタの修羅場互換[2]「修羅場な万里花」「なすのとお出迎え 梓川かえで」
CX連動で相手リバース時に控えのキャラを回収する効果。
で良くわかっているのですが、このカードは更に強い点がいくつかあります。
まず、このカードの回収効果はアンコールステップなので初風互換[3]「陽炎型駆逐艦7番艦 初風」
アタックフェイズ中に控え室からキャラが戻った時、そのプレイヤーのキャラすべてにソウル-3するという永続効果。
に引っかかりません。更に、正面のキャラがリバースかいないが条件なので、ダイレクトアタックや最近の流行りの朧互換[4]「遍在の瞬刃 朧」
CX連動でアタック時に「フロントアタックされた時に手札に戻ってよい」という効果
相手でも発動できます。
電源でサイズの大きいキャラを出すことでダイレクト面をもらいやすく、電源というアイコンとの相性もバツグンにいいと思います。
ストック5枚以下でないと効果が発動しないので、せっかくの試合後半でも狙えそうな効果がそれに阻まれるのがものすごく悔やまれますが、それだと強すぎるので仕方ないかもしれませんね…

 


「出撃準備 クラリス」

レベル1帯での優秀なアタッカーになるコスト0クロック相殺とパワーパンプ。
パワーパンプにトップがキャラであるという条件が、トップチェックをできるという利点として活用できるのがとても良いですね。

 


「出撃準備 アナスタシア」

ヒールに追加コストを払うと逆圧縮が出来ます。
更に早出しもできるので、多くの使い道がある優秀なカードです。
登場コストに追加コストで合計4コストと多くのストックがかかってしまいますので、ストック管理は丁寧にやりましょう。

 

 

 

お次はデッキ紹介です。
今回は扉門でデッキを組んでみました。

デッキコンセプト

マーカーと思い出という2点からのデッキ圧縮をビートダウンの中で自然と作り上げ、キャンセルでターン数をもらって状況に応じた詰め方(扉連動or登場時バーン、逆圧縮発動の有無等)をしていこうというコンセプトです。

レベル0

めちゃくちゃ普通のことですが移動や霞互換でアドを取っていきます。
ストックを確実に増やすカードはないので、アタック数はストックを貯める上で大事になってきます。

レベル1

門連動が決まれば手札を整えつつ1週目の山を早く掘り進めることができます。
引けなくともさくらの相棒とツインドライブがあるので、流しもしやすいかと思います。

レベル2

2種の早出しをどう使うか(もしくはストックを温存するために使わないか)を上手く判断したいです。どちらもパワーは低めですが、それでも生き残れそうな状況なのであれば積極的に出していきたいですね。

レベル3

扉連動は重いので無理には狙わず、基本はヒールとして使いましょう。詰め方としてはやはり登場時1点バーンがメインとなるかと思います。もちろん、リソース的余裕があるのであれば扉連動は効果は強力なので、打つ価値はあります。

 

今回の新弾レビューは以上となります。
いかがだったでしょうか?
2020年は残念ながらBCF、WGPが共に中止となってしまいましたが、これに腐らずユーザー側からもWS界を盛り上げていきましょう。

 

(画像出典:ヴァイスシュヴァルツ公式サイト

脚注

脚注
1 「金剛型戦艦3番艦 榛名」
登場時にデッキトップを確認し、それが指定された特徴のキャラであれば1点バーンという効果。
2 「修羅場な万里花」「なすのとお出迎え 梓川かえで」
CX連動で相手リバース時に控えのキャラを回収する効果。
3 「陽炎型駆逐艦7番艦 初風」
アタックフェイズ中に控え室からキャラが戻った時、そのプレイヤーのキャラすべてにソウル-3するという永続効果。
4 「遍在の瞬刃 朧」
CX連動でアタック時に「フロントアタックされた時に手札に戻ってよい」という効果
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