2人・3人・少人数! 簡単ルールで楽しめるボードゲームおすすめ10選+α
毎度!Zxionです。
「ぜっくん」って呼んでね。
レビューレビュー。
今回は、こういった読み物ではおなじみというかなんというか。
稀によくある「〇〇選」ネタをしたためていきたいと思います。
…開始早々いきなりド級の裏話をブッこむんですけど、実はあまり「〇〇選」系の記事書くの得意じゃないんですよ。
紹介したやつ「全部面白い!『★★★★★』!!」とかにしたくなっちゃうから。
レビューの意味よ。
それでも今回書いたのは、「コロナとボドゲってマジで相性悪いっすよね」みたいな話からあれよあれよと話題が膨らんでいきまして。
「でも言うて遊ぶじゃん?」「家から出ずに家族と遊んだり、外に出たら少人数でのプレイはギリするじゃん?」みたいな話に着地。
まあね、遊ぶよね。
遊ばないと、僕、なんも書けんし。
「じゃあせっかくだから(?)少人数で楽しめそうなボドゲいくつか見繕って書きます!」となったわけですよ。
コンバット越前もびっくりだよね。
上からくるぞぉ!気をつけろォ!!
そんなわけで、このご時世でも楽しくボドゲで遊んで欲しいという気持ちを込めて、頑張って書いたので最後までお楽しみください。
今回の主題は、「少人数で楽しめるボードゲーム」。
…なのですが、少人数中の少人数、2人で遊んだ場合の事をメインに書いていきたいと思います。
一応、「少人数でも~」の通り、2人専用以外のゲームは2人以外の人数でもしっかりプレイ可能です。
ちなみに今回の記事を書くにあたって、あまりボードゲームに触れていない方や家族と遊びたいという方がより一層参考にできるよう、一計を案じました。
その一計というのは、ボードゲーム初心者である僕の奥様に付き合ってもらうことDEATH!!
や、もちろん僕自身が「面白いな」と思わないと紹介していないので、ゲーマーの皆様にもお楽しみいただけるはずです。
…僕がボードゲーマーだからと言って奥様もゲーマーとは限らないのだよ諸君。
悲しいけどこれ現実なのよね。
それでは、お品書きです。
目次
- 1.【2人専用】そこのオバケは良いオバケ?『ガイスター』
- 2.【2~8人】こっちのおばけは忙しい!『おばけキャッチ』
- 3.【2人専用】「侍石」と書いて「じしゃく」と読む!『侍石』
- 4.【1~4人】いろんな形で楽しいね!『ウボンゴミニシリーズ』
- 5.【2~6人】出前迅速意思疎通!?『レクトベルソ』
- 6.【2or4人】過去記事からの刺客1 ガッチガチのアブストラクト 『ツィクスト』
- 7.【2人専用】過去記事からの刺客2 ゆったりワカプレ!『アグリコラ 牧場の動物たちBIGBOX』
- 8.【2~5人】過去記事からの刺客3 タイル配置ゲーならこれでしょ!『カルカソンヌ』
- 9.【2人専用】過去記事からの刺客4 2人専用タイル配置ゲーならこれ!? 『パッチワーク』
- 10.【2人専用】過去記事からの刺客5 我は汝、汝は我…厨2全開ッ!ペルソナァ!!『ペルソナVS』
- 11.+α枠! 珍しい3人「専用」ゲーム 『ミューラ』
- 12.あとがき
1.【2人専用】そこのオバケは良いオバケ?『ガイスター』
『ガイスター』
プレイ人数:2人
対象年齢:8歳~
プレイ時間:10~20分
難易度:★
・相手の《良いオバケ》をすべて捕まえるか、自分の《悪いオバケ》をすべて相手に捕まえてもらうと勝利!
・自分から見て一番奥の左右にあるマスのどちらかから「自分の《良いオバケ》」をボードの外に出しても勝ち!!
・《悪いオバケ》はボードの外に出られないので、相手の狙いを読むのがポイント!
・オバケコマは自分に一番近いマス4×2の範囲に《良いオバケ》と《悪いオバケ》を自由に配置します。
・自分のオバケコマを前後左右(ナナメはダメ)に1マス動かしたら相手の手番になります。
・相手のオバケがいるマスに侵入したら、そこにいるオバケをボードから取り、《良いオバケ》か《悪いオバケ》か確認できます。
・特殊能力、例外処理などの複雑になりやすい要素が無く、とてもシンプルで遊びやすい。
・勝ちパターンが3種類あり、どの作戦で攻めるのか、読み合いが熱い。
ルールブックに「千日手」(将棋で言う同じ場面が4回現れること)について書かれていません。
事前に何らかの取り決め(やり直す、残っているオバケの色で決める、など)をしておく必要があります。
「2人で手軽に遊べるボードゲームでおすすめはなに?」と聞かれた際に、僕の頭の中に真っ先に浮かぶのは『ガイスター』です。(2022年4月現在)
それもとある理由があるのですが、ここでは割愛。
とてもキレイに言うと、その昔ダーツにハマっていた頃に出会った「ボードゲームを始めるきっかけになったゲームだから」です。
ルールはわかりやすいし、経験者に対して初心者がまさかの逆転勝ち!とかできるところがまた良い感じ。
ボードゲームに初めて触れる人も虜にしてしまう魅力を秘めているのがこのガイスターっていう事でひとつ。
価格はおよそ2500円。
おすすめ度:★★★★
2.【2~8人】こっちのおばけは忙しい!『おばけキャッチ』
『おばけキャッチ』
プレイ人数:2~8人
対象年齢:8歳~
プレイ時間:10~20分
難易度:★
・ルールに基づき5種類の中から指定されたコマを素早くつかむリアルタイムアクションゲーム。
・つかむべきコマを指定する方法は2パターン。
・混乱しないよう、つかむべきコマを見極める判断力と瞬発力が重要!
・山札からめくられたカードに5種類のコマいずれかと完全に同じものがあったらそれを素早くつかみます。
・完全に同じものが無かった場合、その中に要素として一切描かれていないもの※をつかみます。
※カードに「緑の」「おばけ」と「青い」「イス」が書かれていた場合、「灰色のネズミコマ」をつかみます。
・山札がすべてなくなったらゲームが終了し、より多くのカードを獲得したプレイヤーが勝利します。
・手軽に遊べるリアルタイムゲーム。
・難しいのは「どのコマを取るか判断する」というルール外の部分だけなので、たくさんのルールを覚える必要がない。
リアルタイム系のゲームで特に注意したいのは「怪我」のリスクについてですね。
夢中になるあまりお互いの手が衝突して「指が…指がぁあ…!!」とならないように十分に注意しましょう。
そうならないような方法、例えば「お箸」や「棒」などを利用すると突き指系のリスクはなくなると思います。
もうひとつ。
瞬発力が重要なゲームではいわゆる「地蔵」(思考や速度が間に合わず動けない人)が発生する恐れがあります。
得意な人がぶっちぎりに強く、無双してしまうということもあるでしょう。
これに関しては各個人の能力なので具体的な対策は残念ながらありません。
ルールは簡単なのですが、「そういうこともあり得るんだ」ということを知っておいてください。
プレイ人数が多ければ多いほど、カードを1枚もとれない人が出やすくなります。
また、あまりプレイ人数が多いとカードが見にくいなどの弊害もやや感じてしまいますね。
「ゲームには参加しているが遊んだ気分になれない場合がある」ということに注意できれば、とても良いゲームです。
素早さが必要なゲームなのに、それに反するようなことを言いますが、2・3人でまったりと遊ぶのをおすすめします。
もちろん、大人数でワイワイと遊ぶのも楽しいですよ!
価格はおよそ1800円。
2人プレイおすすめ度:★★★★
3.【2人専用】「侍石」と書いて「じしゃく」と読む!『侍石』
『侍石』
プレイ人数:表記2人(ソロ・3人・チーム戦も可)
対象年齢:14歳~
プレイ時間:表記無し(ルールにより異なる:1~10分くらい)
難易度:★
・マグネットアクションゲームと銘打たれている磁石を利用したアクションゲーム。
・3つあるルールから好きなルールを選択し、交互(または1手番ごと)に自分のターンをプレイ。
・手持ちのストーンを置ききれば勝利・ストーンがくっついたら失点(または得点)などの異なるルールで楽しめる。
・手持ちのマグネットストーンを、既に置かれたストーンにくっつかないよう置いていき、先に手持ちのストーンをなくすのが目的(ゲーム#1)
・手持ちのストーンを置いたとき、他のストーンがくっついてしまったら1個につき1失点として記録し、合計10失点してしまったら脱落(ゲーム#2)
・手持ちのストーンを、できるだけ多くのストーンがくっつくようにおいていき、1個につき1得点として記録し、合計12得点の獲得が目的(ゲーム#3)
・ソロプレイ専用ルール:ストーンがくっつかずに何個置けるかチャレンジ!(ゲーム#4)
・磁石の重み、手触りなどの質感がとても良く、くっつくときの「カチャッ」という感じが何とも言えずたまらない。
・基本となる「ゲーム#1」は、ルール量が少なく直感的に理解しやすいので、特に遊びやすくておすすめ。
対象年齢が高いのは磁石の危険性によるものです。
保護者の監督下であれば多少対象年齢を下回っていても大丈夫だとは思いますが、その場合はより注意して見ていた方が良いと思います。
対象年齢以上であってもペースメーカー等、磁力に弱いものやペットなどの誤飲にも注意しましょう。
磁力は「ネオジム?」って思うくらいには強力なので、指を挟まないように…いや、思いっきり挟む分には意外と平気なんですけど、ちょびっと挟むとまあまあ痛いです。
こちらは年齢問わず、気を付けてプレイしましょう。
ドキドキハラハラ感が楽しめるアクションタイプのボードゲーム。
アクションと言っても忙しくない系なので、瞬発力や体力に自信が無くても大丈夫。
その代わり精密かつ絶妙なバランス感覚と磁力の流れを読むスーパーパワーが必要になってきます。
「★注意したいところ」には書かなかったんですが、プレイ中の台パン(テーブルにぶつかっちゃうとかも含む)はマジで厳禁です。
序盤ならいざ知らず、ある程度ストーンが置かれている状態だと大体全部くっついちゃって仕切り直しとなります。
やらかすと「アッーーーー――――――――♂」って叫び声が間違いなく上がることでしょう。
ハハッ(反省)
価格は…え?あれ?プレ値?
ネット上だと6000円~8000円くらいになってました。(2022年4月執筆現在)
おかしいな先月以前は定価付近だったのに…。
一応HJの公式から「5月中旬 再販品 侍石 2,860円」の告知があるので、これをお読みの皆様は焦ってプレ値でつかまないように。
かしこ。
おすすめ度:★★★
4.【1~4人】いろんな形で楽しいね!『ウボンゴミニシリーズ』
『ウボンゴミニシリーズ』
プレイ人数:1~4人
対象年齢:14歳~
プレイ時間:15~20分
難易度:★★
・様々な形のピース(タイル)を使ってカードに描かれた白いマスをピッタリ埋めるのが目的のパズルゲーム。
・パズルは全部で64問(簡単32・難問32)あり、複数あるピースの中から必要なピースを探し出し、各々でパズルを解く。
・プレイヤーは、それぞれ別の問題を解くので、カンニングはできません!
・全員の手元に必要数のピースとカードを用意したら、掛け声をかけて同時にパズルを解き始めます。
・パズルを一番最初に解いたプレイヤーは「ウボンゴ!」と宣言し、事前に取り決めた数(10~30秒くらい)をカウントしていきます。
・時間内に問題を解けたプレイヤーは手元のカードを得点として獲得し、解けなかったプレイヤーは最初に問題を解いたプレイヤーにカードを渡します。
・8ラウンドでゲームは終了し、最も多くカードを獲得したプレイヤーが勝利します。
・素早くパズルを完成させた方が有利だが、一定時間内に完成できれば得点は獲得できる。
・全員がもれなくゲームに参加することになるので(前述の地蔵のようなプレイヤーは発生しにくい)しっかりと遊んだ感を感じられる。
・同じシリーズのウボンゴを複数用意すれば4人以上でのプレイも(一応)可能。
実力差がかなりはっきりと出てしまうゲーム。
得意なプレイヤーはものすごい早さでパズルを解いてしまうので、苦手なプレイヤーは追いつくのがなかなか難しい。
そういった強いプレイヤーには(同意を取った上で)上級ルールの適用や、難問でプレイしてもらうなど、強さのバランスをとる必要がある。
もちろん、そういったプレイヤーに立ち向かうのも楽しさの一つではあるので、調整をする場合は参加している全員が楽しめるように話し合って決めましょう。
シリーズ通して基本ルールはだいたい同じ。
差があるのは、使うピースの数・ピースの形・上級ルールの内容くらいです。
上手なプレイヤーは、大体がどのシリーズやらせても上手なので、躊躇せずハンデを要求しましょう。
ミニじゃない普通のウボンゴは、ミニに比べると得点の部分がちょっと複雑になるので、気軽にプレイするならこちらでしょう。
執筆現在の観測価格的には「ウボンゴ≒ウボンゴミニ3種」くらいなので、色々な形で遊びたければミニ3種の方がおすすめです。
「試しに買ってみようかな」的な感じなら、ミニは比較的安価なので、そういった面でもおすすめ。
ちなみに、普通のウボンゴミニとハローキティVerはピースが同じなのでキャラのせリメイクに見えますが、パズルが少しだけ異なっています。
価格はミニシリーズ通しておよそ1000円前後。
2人プレイおすすめ度:★
5.【2~6人】出前迅速意思疎通!?『レクトベルソ』
『レクトベルソ』
プレイ人数:2~6人
対象年齢:8歳~
プレイ時間:30分~
難易度:★★★
・パートナーと共に、定められた制限時間内に建物を完成させる協力型のパズルゲーム。
・お互い確認できるのは自分側の片側一面のみなので、パートナーと迅速で的確な意思疎通をすることが重要。
・2人プレイは完全協力ゲーム、3人以上ならパートナーを入れ替えつつ各自の得点を競い合います。
・4×4マスの《建築現場》にカードで指示された完成図通りに木製コマを配置します。
・プレイヤーは利用可能な木製コマ(難易度で赤コマが増減する)を《建築現場》にすべて配置した状態で、制限時間内に建設を完了させなければなりません。
・完成時に、4×4マスからコマがはみ出していたり、コマの下に空きスペースがあってはいけません。
・パートナーの側を直接見ることをしなければ、色・列・高さ・方向・位置について自由に伝えられ、指差しで指示することも可能です。
・「相手の側を見てはいけない」というただ1点のルールを守れば、大体のことが許されている懐の深いゲーム。
・(3人以上の場合)基本的には得点を競い合うゲームですが、パートナーとは常に協力関係にあるので、殺伐としにくいです。
・パートナーと力を合わせることで、パズル系があまり得意ではない人も楽しめる…ハズ。
人数が増えれば増えるほど、待ち時間(ダウンタイム)が多くなります。
6人までプレイ可能ですが、多くても4人までが良いんじゃないかな?
立体のパズルなので、パズル難易度はやや高めです。
しかも片側しか見えていないので、こちらができてもあちらができない、あちらができるとこちらができない…みたいになります。
これがこのゲームの魅力なのですが、自分の力ではどうにもできない部分があると嫌だなという人は合わないかもしれません。
もうこれ2人ベストでは?ギリ3人じゃない?…と思わずにはいられないシステム。
建設中のプレイヤーがわちゃわちゃしてるところを見るのは楽しいっちゃ楽しいんですが、やっぱり自分も建設したいじゃないですか。
え?そんなことない?
待ちプレイヤーたちは「建設プレイヤーが建築を完成できるかできないか秘密裏にベットできる」とかのシステムがあればダウンタイムも一緒に楽しめただろうになぁとか思いました。
僕としては待ち時間0の2人協力プレイルールが一番楽しかったので、2人ないしは3人の少人数でプレイするのがおすすめかなと思いましたまる。
箱がそのままゲームボードになるのが良い感じ。
価格はおよそ4000円。
ちょっとお高めですが、木製コマが大きくてしっかりしてるからかな。
2人プレイおすすめ度:★★★★★
バックナンバー紹介シリーズ
ここからは過去記事で紹介したボードゲームの中から今回の「少人数で楽しめるボードゲーム」にマッチした作品をピックアップしたいと思います。
詳細は過去記事を読んでいただきたいなと。
ええ、ええ。
僕の記事のアクセスいっぱい増やしていってくださいな。
6.【2or4人】過去記事からの刺客1 ガッチガチのアブストラクト 『ツィクスト』
『ツィクスト』
プレイ人数:2or4人
対象年齢:8歳~
プレイ時間:45分~
難易度:★★
『ビッグなブリッジおっ立てろ! 「ツィクスト(TwixT)」』
https://t-machine.jp/web-bungei/70135/
・2人対戦型アブストラクトゲーム。
・4人でプレイするチーム戦も可能。
・2人対戦・4人チーム戦、どちらの場合でも隠されている部分や運の要素がない為、ガチガチの頭脳戦が楽しめます。
・「同じゲームをたくさんやりこみたい!」という人におすすめ。
運の要素がなく、隠す部分が一切ないということは、実力差が露骨に出るという事。
一応ハンディキャップルールがあるので、積極的に利用しましょう。
有志による攻略本が出ているくらい古くから愛されているゲーム。
一時期プレ値だったのだが、GP社のおかげ(?)で、安定した価格で購入できるようになった。
価格はおよそ3000円。
稀に格安で販売されているときがあるので、そういうの見つけたら買っておくと良いかも。
2人プレイおすすめ度:★★★
7.【2人専用】過去記事からの刺客2 ゆったりワカプレ!『アグリコラ 牧場の動物たちBIGBOX』
『アグリコラ 牧場の動物たちBIGBOX』
プレイ人数:2人
対象年齢:10歳~
プレイ時間:30分~
難易度:★★★
『お手軽ふたりでフタリコラ!『アグリコラ 牧場の動物たちBIGBOX』』
https://t-machine.jp/web-bungei/65099/
・2人対戦型ワーカープレイスメントゲーム。
・本家アグリコラとは異なり、プレイしやすいチューニングが施されていてアグリコラ入門編として良い…かも?
・「ワーカープレイスメントといえば」で(多分)おなじみのアグリコラ、おすすめできないはずがない。
・最高の農場をつくろう!…ということで、箱庭系のゲームが好きな人には特におすすめ。
悪いボードゲーマーが使う常套句で言うと「毎ラウンド労働者コマを好きなところに3つ置くだけの簡単なルール」です。
…なのですが、置いた後の処理とかは当然あるので把握するルール量はやや多め。
処理忘れには注意しましょう。
今回の10選の中ではルール量が多い方。
そういった理由で、主題の「簡単ルールで楽しめる」からズレ気味なので、おすすめ度はちょっと低め。
ボードゲームに慣れている皆様からしたら「簡単では?」という声が聞こえてこなくもないですが、覚える要素多めなんで…。
価格はおよそ5000円くらい。
BIGBOXなのでちょっといいお値段ですが、BIGBOXにしたら安い方では?(感覚麻痺)
「箱絵の左側に描かれている男の人が某CS番組の課長にしか見えない」とは担当編集者の談。
待ってマジで、そう見えて来ちゃったじゃん!
言われてみればそう見えちゃう呪いにかかってしまったので、皆様にもおすそ分けしておきますね☆
そーれ☆
おすすめ度:★★
8.【2~5人】過去記事からの刺客3 タイル配置ゲーならこれでしょ!『カルカソンヌ』
『カルカソンヌ』
プレイ人数:2~5人
対象年齢:8歳~
プレイ時間:30分~
難易度:★★
【カルカソンヌ マニアックス】 他のボードゲームとの違いについて考察してみる
https://t-machine.jp/web-bungei/83382/
【カルカソンヌ マニアックス】 スタンダード版の種類やルールの違いについて徹底解説!
https://t-machine.jp/web-bungei/83419/
【カルカソンヌ マニアックス】 日本人が優勝?! 世界大会&カルカソンヌが遊べる場所について
https://t-machine.jp/web-bungei/84666/
・タイルをイラストが正しくつながるように配置して、道や都市を作ることで得点を獲得していくタイル配置型ゲーム。
・完成前の道や都市に自分のコマを置いておくことで、完成した際に得点を獲得することができる。
・得点計算の一部にややこしいものがあるが、基本はシンプルなルールで遊びやすい。
・基本を遊びつくしたら《拡張》を追加することによって一味違う『カルカソンヌ』をプレイすることができる。
プレイ人数によってプレイ感が結構変わります。
「プレイ人数少(ガチゲー感強)⇔プレイ人数多(パーティーゲー感強)」な感じです。
このプレイ感の差で、合う合わないが多少あるかもしれません。
タイルのめくり運があるのでガッツリというわけではないですが、2人プレイの場合ガチ目の対戦ゲームになります。
ゲームに慣れてきて同じくらいの実力を持つ人同士なら最高に楽しいゲームです。
運の要素はあれど、強い人と遊ぶとマジで勝てない上に、ハンディキャップ要素が基本ありません。
そういう人と遊ぶときは2人プレイより大人数の方がワンチャンを感じられます。
価格はおよそ3000円くらい。
2人プレイおすすめ度:★★
9.【2人専用】過去記事からの刺客4 2人専用タイル配置ゲーならこれ!? 『パッチワーク』
『パッチワーク』
プレイ人数:2人
対象年齢:8歳~
プレイ時間:30分~
難易度:★★
俺にも手作りの愛をくれ! 「パッチワーク :冬の贈り物」
https://t-machine.jp/web-bungei/69781/
・自分のボードの空きマスをできるだけ多くパッチタイルで埋めるのが目的。
・手番をそれぞれ順番に1度ずつ行うのではなく、「時間マーカーの位置」で決めるちょっと珍しいタイプのゲーム。
・すべての要素が絶妙に絡み合い、どの行動をするか非常に悩ましく、常に考えどころがある。
・遊びごたえは十分で、ボードゲームっぽいボードゲームを遊びたいという人におすすめ。
手番の巡りが独特なので「1人1手番を順番にやるゲーム」しか知らないと、慣れるまでは違和感があるかも。
ゲームを遊ぶとき、思ったより広く場所を使う必要があるので、その点は注意。
あと、『パッチワーク・ドゥードゥル』っていうのはここで紹介しているパッチワークとは別のゲームなのでご注意を。
手番でできるアクションは2つだけなのでルール自体は簡単。
文句なしの完成されたゲームだと思っています。
ボードに置くタイルが欲しい、タイルを取るためにボタンが欲しい、ボタンを取るために時間を進めないといけない、時間を進めるとボードに置かれたタイルで決算がある、タイルが欲しい。
…まぁ、最初からボタンをいくつか持っているのでそこまで悩まないとは思いますが、この思考ループがすごい最高。(語彙力の喪失)
何をしてもゲームは終了に向かっていくので、可能な限り効率よくボードを埋めるパズル的思考も必要です。
最高。
価格はおよそ2500円くらい。
2人プレイおすすめ度:★★★★★
10.【2人専用】過去記事からの刺客5 我は汝、汝は我…厨2全開ッ!ペルソナァ!!『ペルソナVS』
『ペルソナVS』
プレイ人数:2人
対象年齢:15歳~
プレイ時間:15分~
難易度:★★★
LCGタイプの対戦型カードゲーム 『PERSONA VS / ペルソナバーサス』
https://t-machine.jp/web-bungei/85795/
・2人対戦型のTCG風ゲーム。
・TCGに慣れていない人でも遊びやすいシンプルなカードゲーム。
・ペルソナシリーズ(3・4・5)のファンには超おすすめ。
特定の条件下で自分のできる処理を把握しきれなくて処理漏れが起きる場合があります。
また、ゲーマーあるあるなのですが、プレイヤーカードの裏面を何の気なしにうっかり見ちゃう人がいます。
一番最初に裏面は確認しないようにと伝えておきましょう。
プレイヤーカードの裏に「内容のネタバレはご遠慮ください」があります。
勝者はプレイヤーカードの裏に書かれているエピローグを読み上げる権利が得られるので、エピローグを読むためにも勝利を収めたいですね。
コストの支払いはボードゲーマーおなじみのサンファンシステム。
あちらと違いこちらは毎ターン手札の補充があるので気兼ねなくコストの支払いができます。
…調子に乗ってコスト払いまくると山札切れで負けますけどね。
無慈悲な風味だけがデタラメに口に溢れてる。
価格はおよそ3000円くらい。
2人プレイおすすめ度:★
(プレイヤー2人ともシリーズファンなら★★★★)
11.+α枠! 珍しい3人「専用」ゲーム 『ミューラ』
『ミューラ』
プレイ人数:3人
対象年齢:表記無し(8歳くらい~)
プレイ時間:表記無し(1ラウンド5~10分×9)
難易度:★★
・ポーカー×大富豪+戦争といった感じのゲーム。
・1~5枚のカードを伏せ、一番強いカードを出していたプレイヤーは、自分の出したカードを獲得。
・複数ラウンド繰り返しプレイして、最終的に最も得点が多かったプレイヤーがゲームの勝者となる。
・「最初にカードを出すプレイヤー」は、「色とラインが同じカード」で構成された任意枚数のカードを裏向きで場に出し、枚数の宣言をします(3枚出したら「3」と宣言する)。
・他のプレイヤーは宣言された枚数と同じ枚数のカードを裏向きで場に出します。
・最初にカードを出したプレイヤーは、カードを表向きにして公開し、続いて他のプレイヤーもカードを公開するのですが、すでに公開されたカードよりも弱いカードだった場合、公開できません(裏向きのまま捨て札にする)。
・判定の結果、一番強いカードを公開していたプレイヤーは自分が出したカードを得点として獲得し、「最初にカードを出すプレイヤー」となります。
・全員の手札が無くなるまで、これを繰り返します。
・カードの強弱判定の際、弱いカードを出したプレイヤーのカード内容が確認できないところに絶妙な駆け引き・心理戦が生まれています。
・「3人集まったけど、何やる?」というときや、「今3人で、あともう1人来るけど…」というときの時間つぶしに、とにかく3人の時はおすすめの一品。
カードの強弱(色)がパッと見、わかりにくいです。
慣れてくれば問題ないのですが、最初はちょっとわかりにくいと思います。
「(弱)赤<青<金<虹(強)」の順なのですが、「赤が最弱、後は見た感じ順」というと大体の人は感覚を感じ取ってくれます。
ラインは純粋に本数が多い方が強いのでわかりやすいです。
また、1枚もカードを取れないとペナルティとして大きな失点があります。
こうなると追いつくのがかなり大変なので、プレイ前には「できるだけ、1枚でもいいからカードを取るんだ!」と、事前に伝えておきましょう。
3人ベスト、3人マスト。
流石の3人専用ゲー。
これは僕の技量が足りな過ぎて面白い部分を伝えきれていない気がします。
プレイするとその面白さを感じることができると思うので、機会があればぜひ一度遊んで欲しいです。
マジで。
価格はおよそ2000円
3人プレイおすすめ度:★★★★★
12.あとがき
誰だ「おすすめ10選」書くって言った奴!!!(自分)
いや、ここだけの話「新規5種再録5種+α」だったわけじゃないですか。
それなのに、思ったより書いたな…、文章量あったな…って、地味に思いました。
意外と読み応えあったんじゃないスか?
どうスか? そうスか。
さて、ここまで読んでくれた方の中には、「ぜっくんにしては評価辛いな」と思った方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
この記事の各ボドゲ評価については、血の涙を流しつつ「お前は…お前は決して★なんかじゃない…本当は面白いんだ…っ!!」て言いながら泣く泣く評価しました。
決して面白くないから「★」っていうわけじゃなくて、「★」~「★★★★★」それぞれ2回ずつになるよう、独断と偏見で割り振った結果です。
例えばウボンゴミニなんですけど、「2人プレイおすすめ★」じゃないスか。
これは「もっと人数いた方が面白いよね」っていうのと、冒頭でちょっと触れた「僕の奥様から感じた手ごたえ」を加味した結果こうなった感じです。
まあ、お約束ではありますが評価部分に関してはあくまでも「僕の独断と偏見」ってことでひとつ。
全部ちゃんと面白いですよ!
はいはい、以上!
いいわけおしまい☆
今回はここまでッスー。
次の記事も、ぜつてえ読んでくれよな!
よろしくおねがいしまぁす☆
ゼクシオンと読みます。(@Boardgameguild)某ねずみの王様が登場するゲームのキャラクターからとりました。ぜっくんって呼んでね!
群馬県館林近辺で仲間とともに「館林たぬきゲーム会」というボドゲ会の主催しています。最近は「たぬきつね工務店」というサークル名でゲムマとかにも出展し始めました。どちらも良きライバルであり協力者である「みこめくん(@mi_comments)」、後方支援の「BEEさん(@MaskedriderBee)」。その他大勢の協力により成り立っています。
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