ZXION ボードゲームディープ

ビッグなブリッジおっ立てろ! 「ツィクスト(TwixT)」

公開日:Zxion

毎度!Zxionことぜっくんです。
あけおめことよろ☆

皆さんは初詣行きましたか?
僕はまだ行けて無いです。
いつ行こう…。

僕の初詣事情はさておき、今回はなぜか某通販ショップとか某密林で投売りされていたツィクストをチョイスしてみました。
まだリメイク再販されて2ヶ月くらいしか経っていないんですけど…なんで…?


やすぅい☆

ずっと欲しかったんですけど、再販前は微妙にプレ値で買うの躊躇してたんですよ。
そんな中再販。
さらに大幅値引きとなればまぁ買う側としてはありがたいですよね。

 

そんなわけで新年一発目はツィクスト。
二人零和有限確定完全情報ゲームです。
(厳密には違うのですが、性質とかが似ているのでアブストラクトとも呼ばれてます、ほぼ同義)

運の要素が介在せず、すべての行為が公開され…wikiせんせぇ!!

二人:プレイヤーの数が二人
零和(「ゼロ和」と読むのが一般的だが「レイワ」とも読む):プレイヤー間の利害が完全に対立し、一方のプレイヤーが利得を得ると、それと同量の損害が他方のプレイヤーに降りかかる
有限:ゲームが必ず有限の手番で終了する
確定:サイコロのようなランダムな要素が存在しない
完全情報:全ての情報が両方のプレイヤーに公開されている
という特徴を満たすゲームのことである。
伝統的なボードゲームの多くがこのカテゴリに属する。

なお、ゲーム理論でいうプレーヤーとはゲームを行う際にゲームの着手を決定する、意思決定する主体を指す。
コンピュータであっても良く、また、最終的に意思決定が一つに定まるのであれば、二人以上のチームであっても良い。
零和ゲームは上述のように一方のプレイヤーの利得と他方のプレイヤーの利得(=損害をマイナスしたもの)の合計が0である事が求められるが、合計が0でなくとも定数和であれば、零和ゲームに簡単に変換できる事が知られている。
「確定」と「完全情報」の意味合いがわかりにくいので補足すると、すごろく(周り双六)やバックギャモンはサイコロを使うため確定ゲームではないが、サイコロの出た目を含めゲームの全ての情報は全プレイヤーに公開されているので完全情報ゲームである。
一方じゃんけんはサイコロのような乱数を生成する道具を使わないので確定ゲームであるが、相手がどんな手(グー、チョキ、パー)を出すかという情報を知らない状態で自分の手を決めねばならないので完全情報ゲームではない。

 

だ、そうで。
わかったようなわからないような。

 

 

1.『ツィクスト/TwixT』の概要

『ツィクスト / TwixT』
 アレックスランドルフ
 ジーピー/GP
 プレイ人数:2人
 (or4人/2-2のチーム戦)
 対象年齢:8歳以上
 プレイ時間:約45分

■内容物
 ゲームボード:1組(4枚)
 ペグ
  白(50本)
  黒(50本)
 ブリッジ
  白(50本)
  黒(50本)

このゲームでは、盤上の両端に白のライン及び黒のラインが描かれています。
プレイヤーは、それぞれ自分の色のペグとブリッジを用いて、自分の色の2本のラインをつなげることを目指します。
しかし、白と黒のつなげたい方向は交差していて、思うようにいきません。相手より先に両端のラインをつなげたプレイヤーが勝者となります。
ルールはシンプル、けれども展開の先を読む高等な戦略性が楽しめる。それがツィクストの醍醐味です。

 

2020年11月20日にGP社より日本語版および英語版の発売が発表された際のタイトルが「ツィクスト(大文字のイではなく小文字のィ表記)」になっていました。
元々?は、トゥイクスト(ツイクスト)と呼ばれていて、「イ」が大文字だったみたいです。
実際、検索してみるとグーグル先生に[ もしかして:ツイクスト ]って言われます。

どうして「ィ」にしたのかまではわからないのですが、GP社版の発売を機に、邦題表記が「ツ「ィ」クスト」に変更されたと、そういう感じです。
(ちなみに英語版は「TwixT」表記、「T」は両方大文字)

権利関係とかそういうのですかねー。
権利関係は難しいよねー☆

 

 

2.『ツィクスト/TwixT』の勝利条件

勝利条件は「両端にある自分の色のライン同士を、ペグとブリッジを使ってつなげる」だけという単純明快なものです。

 

 

3.ゲームの準備

まず、4分割されているゲームボードを繋げて1枚のゲームボードに仕上げます。
ちょっとだけコツがいる気がするので同梱されている説明書をよく読んで組み立てましょう。


4分割されているボード、ラインの色に注意しながら組み立てます。
 ↓

ラインの色に注意しながら(2回目)こんな感じで、2つのパーツにします。
 ↓

ここがポイント、2つのパーツが分離しないように、中央と中央をくっつけながらくるっと回します。(感じとしては左部分は固定して、右部分を奥に倒す感じ。)
 ↓

浮いているところをテーブルとかにおいてから軽くならせば完成☆
上手にできましたー☆

 

 

3-1.プレイ順の決定

① じゃんけんなどで勝ったプレイヤー(以降プレイヤーA)が、白いペグをゲームボードの好きなところに挿します。

 

② もう一方のプレイヤー(以降プレイヤーB)はそのペグを見た上で、白(先手)黒(後手)のどちらでプレイするかを選択します。

 

③ プレイヤーBが白(先手)を選択した場合
白(先手)の第1手は既にプレイヤーAにより置かれているので、黒(後手)となったプレイヤーAが黒(後手)の第1手を挿します。

 

③ プレイヤーBが黒(後手)を選択した場合
白(先手)の第1手は既にプレイヤーAにより置かれているので、プレイヤーBは黒(後手)の第1手を挿します。

 

こう書くと少し難しく感じますが、最初に勝ったプレイヤーはペグを好きな所に挿せて、負けたプレイヤーは先行後攻を選ぶことが出来る。でも、白→黒の順番は絶対なので先手の白を選んでも最初に挿せるのは後手の黒の人からという感じになります。
以降は白→黒→白→黒…でプレイしていきます。

4人で遊べるチーム戦の場合には少しルールが変わりますのでチーム戦については記事の最後の方に書いておきます。【『8.4人用ルール(チーム戦ルール)』

 

 

4.ゲームの進行

両プレイヤーは交互に、それぞれ自分の色のペグを1本ずつゲームボードの穴に挿していきます。
そして、可能であればペグとペグをブリッジでつないでチェーンを作っていきますが、ブリッジでつなぐ際にはルールがあるので注意して下さい。

 

4-1.ペグやブリッジを設置する時のルール

A.ペグを挿せる場所

ゲームボード上の空いている穴に自分の色のペグを挿すことができます。
ただし、以下の画像のように相手の色のラインの外側にペグを挿すことはできません。


駄目な例! 自分の色のラインであればラインの外に設置はできます。

B.ペグを挿したあとにブリッジで連結できる条件

自分のペグを挿した後、自分のペグ同士が「縦に1、横に2」(または「縦に2、横に1」)の位置関係であれば、そのペグとペグの間をブリッジを使って連結させることができます。(設置できる条件は1対2と覚えておくと良いかもしれません。)
なお、ブリッジを取り付けたくない場合は必ずしも取り付ける必要はありません。


れんけつ!

C.無理矢理はだめ!絶対!

Bでもふれていますがブリッジを繋げるのは「縦に1横に2」(または「縦に2横に1」)の位置関係だけになるので、それ以外の配置でペグに無理矢理ブリッジを取り付けてはいけません。


直線は絶対に無しです。こわれちゃう!わたし(ブリッジ)こわれちゃう!!

D.ペグ同士の連結は最大8方向

ペグ同士を連結させる場合、理論値的には8方向のパターンがあります。


中央のペグを基点に、8方向の連結パターンが存在します。


流石に中央のペグにブリッジが乗り切らない…

チェスをやったことがある人には「ナイトの動き」、将棋なら「桂馬の様な」と伝えると話が早いかもしれません。

E.ペグは同時に複数連結させることも可能

上記の画像の状態で赤丸の位置にペグを挿すと、次の画像のように一度に2つ連結させる事もできます。

連結は任意ですので、連結させたくなければ連結させなくてもかまいません。

F.ペグを指す場所は自由!

ペグは必ずしも連結できる位置に指す必要はありませんので、離れた場所に単独で差してもかまいません。

G.ブリッジは他のブリッジをまたいで設置できません

ペグ同士がブリッジで連結した状態で、自分や相手のブリッジをまたいで新たにブリッジを設置することはできません。
また、自分の手番が来たときに、もし望むのであれば以前の手番で繋げてあるブリッジをいくつでも取り外すことができます。
ブリッジを外す行為は一見無駄な気もしますが、最終局面で混み合ってきた時に引き分けを回避する為に行なわれることがあるようです。

 

 

 

5.ゲームの終了

どちらかのプレイヤーが、ゲームボードに描かれている自分の色の2本のラインを切れ目のない状態でつないだら、そのプレイヤーの勝利でゲームが終了します。
どちらのプレイヤーもつなげられなかった場合は引き分けとなります。

 

 

6.ペグの上手なつなげ方

以下で紹介する物は2本のペグの間に3本目のペグを挿したとき、3本のペグが一度に連結するパターンが2つある「コンビネーション」と呼ばれるものになります。
コンビネーションを意識しすぎてもダメですが、コンビネーション自体は重要なので覚えておくと良いでしょう。

画像の赤丸の位置が3本目のペグを挿す場所を示しています。また、画像の下の名称は公式なテクニック名らしいです。


「ビーム」


「メッシュ」


「コイン」


「ティルト」


「ショート」

コンビネーションで重要なのは、相手にどちらかのパターンを止められたとしても、もう一方のパターンでブリッジができる点にあります。チェスでいうフォークみたいなやつですね。
状況によっては相手がコンビネーションに気づいてくれずに無駄になってしまうこともありますが、相手がコンビネーションを意識してくるまでは別の場所の連結に勤しむと良いかもしれません。

戦術的に良いとされている手は、1手で攻撃と防御が同時にできることです。
相手がブリッジで繋ぎたそうにしているところをうまく見極めて先回りしつつ、自分のブリッジの繋がりがゴールに向かうように上手く立ち回りましょう。

まぁ、それが簡単にできたら苦労しないんですけどねぇ…。

 

 

7.ハンディキャップルール

ツィクストでは経験者と初心者が対戦する場合、ゲームの性質上、将棋や囲碁などのように実力差がはっきりと出てしまいます。
ゲームの開始は初心者のプレイヤーが先手となり、中央から始めると良いでしょう。
実力差が大きければハンデとして初心者が2~3手挿してからゲームを開始するなんてのもありです。


流石にこのハンデはきついかな…

 

 

8.4人用ルール(チーム戦ルール)

『ツィクスト』では1対1の対戦以外にも、2人1組で戦う4人用のチーム戦のルールも存在します。

通常のルールと違う点は以下の通りです。

手番がチームで交互になるように、同じチームのプレイヤー同士は向かい合って座ります。
説明書では反時計回りにプレイしますと書かれていますがこれはどっちでも良いでしょう。
ボードのどこにペグを挿してもかまいません。
ただし、チームメイトと相談したりサインを送りあったりしてはいけません。
プレイ順の決定をする際には、チームに関係なく全員でじゃんけんなどで勝者を1人決定し、そのプレイヤーが白の第1手を挿します。
そして、次の手番となるプレイヤーが使用する色(先手か後手か)を選択し、あとは前述した2人プレイのときと同様に進めていきます。

先手を取るか後手を取るかの部分で、チームメイトと相談して良いか否かの詳細がルールブックには書かれていませんでした。
必要であれば同卓した人に手番の選択は相談しても良いかどうかを確認して見るといいと思います。
ボードゲーマーみな優しい理論があるのできっと許してくれるでしょう。

 

 

 

 

9.あとがき

はぁい!

ツィクスト、メッチャバージョンが出てたんすね。(wiki見た)
3M、アバロンヒル、ドイツ、ハスブロ…。
んで今回のGP版。

 

GP版ではペグの色が変わってて過去のバージョンでは赤だったものが白くなってます。
あと以前のバージョンにはなかったペグとブリッジの置き場が付いたみたいです。

これはね、あれよ。
「簡単だけど奥深い」って、アレよ。
ちょっとやるだけでもそこそこ楽しめますが、これは繰り返しプレイしていくタイプのやつですね。

僕は目先の利益に釣られてしまうタイプなのでアブストラクト1)アブストラクトゲーム (Abstract Games) とは、ゲームの分類の1つで、現在では、以下の条件を満たすものに使われる用語となっている。
 ・偶然が関与しない。
 ・ゲーム内の全ての情報が公開されている(完全情報ゲーム)。
 ・ルールが明解で解釈の余地はない。
Wikipediaより
みたいな大局を見て~…的なゲームは苦手なんですが、ルール自体は非常に簡単で良いなと思いました。
ただ、中盤~終盤に入るくらいで「あれ…詰んでね…?」ってなったときの抗えない消化試合感はいかんともし難いです。
一応ハンディキャップシステム(?)は紹介されていますが、それだけ実力差が目に見えてしまうと言う事。
やはり実力が拮抗しているくらいのプレイヤー同士で遊ぶのが吉ですね。

 

末筆になりますが、今年もよろしくお願いしまぁす☆

 

今回はここまでッスー。

次の記事も読んでね!
よろしくおねがいしまぁす☆

 

脚注   [ + ]

1.アブストラクトゲーム (Abstract Games) とは、ゲームの分類の1つで、現在では、以下の条件を満たすものに使われる用語となっている。
 ・偶然が関与しない。
 ・ゲーム内の全ての情報が公開されている(完全情報ゲーム)。
 ・ルールが明解で解釈の余地はない。
Wikipediaより
Zxion

ゼクシオンと読みます。(@Boardgameguild)某ねずみの王様が登場するゲームのキャラクターからとりました。ぜっくんって呼んでね!
群馬県館林近辺で仲間とともに「館林たぬきゲーム会」というボドゲ会の主催しています。最近は「たぬきつね工務店」というサークル名でゲムマとかにも出展し始めました。どちらも良きライバルであり協力者である「みこめくん(@mi_comments)」、後方支援の「BEEさん(@MaskedriderBee)」。その他大勢の協力により成り立っています。

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