クロワ/なんじょーの海賊王への道

WSデッキ解説 現代に抗う!「思い出軸扉枝青ブタ」

公開日:クロワ/なんじょー

どうも。最近は青ブタを使っている印象すら薄くなってるクロワです。

今回の記事はデッキ解説。「思い出軸扉枝青ブタ」についてですが、「思い出軸青ブタ」については以前に個人の記事で書いていますので、そちらも併せてご覧ください。
https://note.com/334_ws/n/n4e50688b7cfe
(有料記事になっていますが、最も伝えたかったことは無料部分に書いてあります。)

上記の記事で紹介しているデッキの特徴としては、「圧縮デッキではなく面取りデッキである」という点です。
そして今回解説するデッキは同じ「思い出軸扉枝青ブタ」でありますが、【面取りデッキ】としての性能はこちらが劣っている、というか面取りデッキは名乗れないデッキになっています。もちろん、こちらには違った強みがあり、それが解説するに値すると感じたため今回執筆に至っています。

一応前置きしておきますが、環境最前線でバリバリに戦えるデッキではなく、限られたプールでなんとか抗えないかと考えたデッキです。めちゃくちゃ強いデッキの紹介ではありませんのでご容赦ください。

今回と前回を比較しやすいように、前回のデッキレシピもこちらに載せておきます。

 

 

■面取り型の問題点

以前までの扉枝青ブタを回すうえで気になっていたポイントがいくつかあり、それを解消するための試行錯誤の末の構築になっています。
従来の思い出青ブタの問題点を挙げつつ、どのように今回解決したかを書いていきます。

 

1.詰めが頼りない

従来の構築では「かけがえのない存在 桜島麻衣」を思い出に送ったらそのまま帰ってこないため、圧縮した分最後の火力を出しにくくなっています。追いつめても押しきれず、返しに貫通して敗北という負け方は負けパターンとしてはかなり多かったです。

2.耐久の際にストックが辛く、それでいながらスピードゲームには弱い

早出しヒール2種採用とはいえ、ストックにも限りがありますし、後列がなければ早出しも簡単に踏まれてしまいます。かといって、0、1のカードパワーはかなり低めなデッキなので、スピードゲームに弱く、レベル2段階でのリソース不足には陥りやすかったです。

いわゆる扉枝青ブタが流行していた頃は、そこそこに圧縮して面取れば勝てる環境だったため思い出軸青ブタは通用していたのですが、リソース勝負に持ち込めないほどの高火力デッキが続々と登場、簡単に行きの高パワーを出せるデッキが登場、序盤でのリソース確保力に長けたスピードゲームの得意なデッキの増加、といった所で面取りで勝つということが難しくなり、今回の改変に至りました。

 

 

■今回解説するデッキ

 

 

大きな変更点は後列枠を「青春ブタ野郎 梓川咲太」に変更、「12月24日」のフル採用です。
「青春ブタ野郎 梓川咲太」を採用することで「かけがえのない存在 桜島麻衣」をいつでも+1面出せることになり、連動多面を決めやすくなりました。また、副次効果でもともとはネームの都合で採用しにくかったもののデッキ的には欲しい能力だった「12月24日」をガッツリ採用できることになりました。

詰めとしてめちゃくちゃ火力があるわけではありませんが、ある程度自分の動きを歪ませずに火力を高めるにはこれがベストな方法かと思います。
好きなデッキなので結構考えてたくさん回しましたが、環境上位デッキでは決してありません。なので、自分が環境を見て構築を微調整してはじめて勝負になるにかと思います。今回のこのデッキはあくまで記事投稿段階での構築となります。最後に他の採用余地のあるカードを紹介しておきます。

 

 

 

■採用カード個別解説

 

前の構築から新たに採用したカード、使用感や使う上での注意点が加わったカードを解説します。

「バニーガール先輩 桜島 麻衣」「かけがえのない存在 桜島 麻衣」
このカードの扱いの重要度はかなり高くなっています。
以前までの「バニーガール先輩 桜島麻衣」の”役割は山削り”と”思い出の枚数稼ぎ”だったので、引けたら使う、使えたら思い出飛ばす、なかったらそれはそれで。という使い方だったと思います。
今回の構築では「かけがえのない存在 桜島麻衣」は主役なので、「青春ブタ野郎 梓川咲太」で出すため絶対に1枚は思い出に飛ばしたく、以前の構築より意識的にプレイしたいカードになっています。
反面、「かけがえのない存在 桜島麻衣」をあまり思い出に送りすぎてしまうと、多面展開が難しくなってしまいます。「青春ブタ野郎 梓川咲太」の効果は普通に使うと1枚、頑張っても2枚が限界なので、思い出に飛ばす「かけがえのない存在 桜島麻衣」は2枚程度にとどめ、手札にも握る意識が必要になります。

 

 

青春ブタ野郎 梓川 咲太
「青春ブタ野郎 梓川 咲太」
パンプ値はレベル比例なので後列としては物足りませんが、それでもあった方が返ってくる確率は高いですし、「12月24日」のレストコストになるのでできるだけ早期着地を狙いたいところ。

 

 

12月24日
「12月24日」
「咲太」ネームが大変でしたが、「青春ブタ野郎 梓川咲太」のおかげで採用できるようになったカード。登場時ヒール2種と両方ガンガン使っていきましょう。
悩むのは登場時ヒールとどちらかしか(ストック的に)使えない場合の選択ですが、これは登場時ヒールが面を取れるか否かで考えればいいかと思います。相手のデッキやレベル状況を見て、返ってきそうなら登場時ヒールから、そうでなければこちらからの使用でいいかと思います。現環境で12000や10000が簡単に返ってはこないと思うので、基本こちらからでいいです。理由はこちらがレストコストの都合上ターンに1回の発動になりやすく、次ターンに2枚目以降を引く可能性があるためという点と、こちらは圧縮を崩さないヒールなので基本打ち得である点です。

 

 


「おかしな出来事 梓川 咲太」
もともと便利カードですが「12月24日」の採用で需要は上がりました。「12月24日」を「青春ブタ野郎 梓川咲太」が居ないときに打つ、または合わせて1ターンに2回打つという芸当が可能な存在です。とはいえ、レストコストが被っているためその用途だとパンプテキストが使えませんし、控え回収の効果は連発の難しい手札枚数になるかと思いますので、重要度は上がっていても採用枚数は1枚のままでいいかと思います。

 

 

 

■動かし方

マリガン

【基本】
→レベル0とチョイスを残し、他は全て切る。

【例外①】
「デートの誘い 桜島麻衣」が複数枚ある場合
→「12月24日」を1枚まで残す。
本来残したいカードだけれど、その余裕がないので基本はマリガンでは切ります。「デートの誘い 桜島麻衣」があれば余裕が作りやすいのでその場合のみ抱えて良いかと思います。

【例外②】
「それぞれの選択 桜島麻衣」とチョイスが両方あり、「仲良し姉妹 桜島麻衣」が無い場合
→「それぞれの選択 桜島麻衣」も残す。
連動が確定している場合は握っておいていいかと思います。「仲良し姉妹 桜島麻衣」があれば控え室からの回収ができるので、その場合は切って回収するくらいでいいかと思います。

【例外の例外】 
後攻、または何らかの理由で相手のデッキが分かり、そのデッキに高確率で特殊相殺(ストック、クロック等)やシュート(取引成立真互換等)が採用されていることが透けている場合
→上記の条件からデートの誘い 桜島麻衣」「仲良し姉妹 桜島麻衣」への信頼を無くします。つまり①の場合でも「12月24日」は切り、②の場合に「仲良し姉妹 桜島麻衣」があっても「それぞれの選択 桜島麻衣」を残します。
ここ最近はこの芸当が可能なデッキは増えていますので、環境にいるデッキの把握はかなり重要になります。

 

レベル0

ストックが欲しいのでできるだけアタックしたいですが、気を付けないと簡単に手札が枯れてしまいます。手札を減らさずにアタックできるカードが「デートの誘い 桜島麻衣」なので、レベル0で積極的に投げたい存在です。

レベル1

楽に試合を運べるのはチョイス連動を多面できた場合。引けていないときや、電源デッキなどに面を作られてしまっているときは、ここで「デートの誘い 桜島麻衣」や「仲良し姉妹 桜島麻衣」、「バニーガール先輩 桜島麻衣」をチャンプアタックして思い出を貯めるのに使ってしまいましょう。
「青春ブタ野郎 梓川咲太」をレベル2の頭でプレイできるように、連動やCXトリガーで抱えておきたいです。
CXを手札に加える手段が乏しいので、この段階で扉が手札にあればもう最後までもっておいても良いです。

レベル2

早出しヒール、「12月24日」が解禁されるので本領発揮です。レベル2を長くやりたいですね。
レベル3は1ターンしかないと思った方がいい環境だと思うので、「かけがえのない存在 桜島麻衣」と扉は握れたらレベル2のうちに握っておきたいです。

レベル3

相手のデッキやリソースを見て耐えられそうならここでヒールして3-0まで戻しても良いですが、難しいと思うので上がったら「かけがえのない存在 桜島麻衣」を出す気持ちでいいかと思います。「バニーガール先輩 桜島麻衣」で1枚飛ばしており、「青春ブタ野郎 梓川咲太」がいれば1枚は思い出からプレイできるので、多面連動のハードルはそこまで高くないかと思います。
登場時トップ落下でレベル2以上の数バーンもバカにならないので、「ラプラスの悪魔 古賀朋絵」で上2枚カンニング→あればそのままプレイ、なければ集中でズラして再チャレンジというプレイも手札にあればとっていきましょう。「黄昏の夕空 梓川かえで」は「かけがえのない存在 桜島麻衣」のハズレをストックへ、当たりをそのままトップに残してくれるので相性がとても良いです。
また、「かけがえのない存在 桜島麻衣」はソウル3なのは有効活用したい所です。サイドアタックという択はもちろん、CXが握れない展開でも無理矢理ソウルを届かせる使い道があります。反面超過も発生しやすいので、そこは気を付けて、ソウル3じゃない方が良いときは素直に別カードを使うという選択肢も大切です。

 

 

 

■採用余地のあるカード

 

お兄ちゃんと一緒に 梓川 花楓
「お兄ちゃんと一緒に 梓川 花楓」
違う方のCXを引いてしまった際に便利です。扉連動を打つ試合が増えたので採用余地が生まれた形になります。

 

 


「苦渋の決断 梓川 咲太」
「かけがえのない存在 桜島麻衣」が手札にも欲しいのでアリ。3落下も山の速度の一役買ってくれそうです。

 

 

シスコンアイドル 豊浜 のどか
「シスコンアイドル 豊浜 のどか」
手札がどうしても辛いので先攻で投げれれば強いかと。霞互換が環境に多ければより入る余地が生まれます。

 

 

常夏デート 桜島 麻衣
「常夏デート 桜島 麻衣」
13500作れば一生返ってきそうな相手にピンポイントで投げれれば余裕作れそうなのでピン採用はあり。

 

 

満足度の確認 桜島麻衣
「満足度の確認 桜島麻衣」
思い出拳の刺さりが良いので「夢の中の出来事 双葉理央」を採用していますが、そうでない時なら一つでも多くキャンセルが欲しいので大正浪漫互換の方が良いです。

 

 

新たな一歩 梓川 花楓
「新たな一歩 梓川 花楓」
手札補充とバーンができるので、これ+「かけがえのない存在 桜島麻衣」で1点バーン3面までできます。控えと思い出に「かけがえのない存在 桜島麻衣」があれば、このカードと扉(+3枚)からその動きができるので再現性を高めるためにありかと。

 

 

冷静沈着 双葉 理央

すのと一緒

「冷静沈着 双葉 理央」「なすのと一緒」
後列のパンプ値が低くなった分前よりも強く使えなくなってしまいました。12500ないし14500で封殺できる相手には当然有効なので、頭の片隅には存在を残しておきたいです。

 

以上です。
青ブタは正直環境落ちしたと思われているタイトルですし、実際カードパワーの低い中工夫してやっているだけなので苦戦は強いられるかと思いますが、上手に回せば今でも抗うことはできると思います。僕も今大会に持ち込むのは厳しいと思いますが、思い入れを持って研究したタイトルなので一度アウトプットさせていただきました。
奇しくもレベル2でのヒール力が高いデッキなので、話題のボンゴレ「ラブライブ!スーパースター!!」に対抗しやすいデッキだったりしますので、興味を持っていただけたら遊んでみてもらえると嬉しいです。
ここまでご覧になってくださり、ありがとうございました!

 

(画像出典:ヴァイスシュヴァルツ公式サイト

 

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