ボードゲーム遊び方紹介 第78回 『SHY MONSTERS(シャイモンスターズ)』(後編)
前回の続きです。
2人用のボードゲーム「SHY MONSTERS」(シャイモンスターズ)で遊びました。
プレイヤーはダンジョンの主とヒーローに分かれます。
初回プレイでは、私がヒーロー、対戦者がダンジョンの主となりました。
ダンジョンの主は山札からモンスタータイルを2枚引き、ゴールタイル、通路タイルと一緒に、早見表タイルを参考にしてモンスターが落ち着く場所に配置し、ダンジョンを作ります。できたら、入口タイル以外のタイルを裏面にします。
ゲームスタート。ヒーローコマは入口タイルにいます。縦と横に進んでいって、ゴールにたどり着けたらそのターンは終了です。全部で3回行います。
1階層では、好きなタイルを2枚めくることができます。目の前にモンスターが! 私は1つタイルを飛ばせるジャンプタイルを使って通路タイルまで逃げました。
次に1タイル進んだら、同じくモンスターに当たりました。ここではアタックタイルを使い、1撃で倒します。このあとは、ゴールに向かって終了しました。
2階層は、好きなタイルを1枚めくることができます。入口カードのすぐ上のカードをめくったら、モンスターが出現しました。
モンスターを避けて別のタイルを進みます。
直進したら、順調に進んでゴールにたどり着いてしまいました。
モンスターに当たらなかった場合は、どんなモンスターだったのかを隠したまま、ゲームを続けます。
3階層は、カードをめくることができません。配置を見て、早見表から推理をすればいいのですが、そんな余裕はありませんでした。
まっすぐ行ったら行き止まり。戻って右の道を進んだらモンスターがいましたので、アタックタイルでやっつけ、次の道に行ったら、終了。
なんともあっさりした終わり方でした。ヒーローが有利なゲームのように感じます。
続いて、立場を逆転。私はダンジョンの主となり、モンスターを配置しました。
ゲームスタート。対戦者が2枚引いたら、ゴールが出てきてしまいました。
この階は配置を見ただけで勝てると分かります。最短コースではありませんでしたが、ヒーローは出口にたどり着きました。モンスタータイルは2枚ともめくっておいたほうが残りモンスターが分かるので勝ちやすくなります。
2階層の配置はこんな感じです。
1枚めくってゲームスタート。これもあっさり倒されてしまいました。
時間はほとんどかからないので、ゲーム会の待ち時間などにお勧めです。
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1973年生まれ
作家。2007年に宗形キメラ名義で二階堂黎人との合作『ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子』で作家デビュー。2009年には『マーダーゲーム』で単独デビュー。近刊は「少女ティック 下弦の月は謎を照らす」(行舟文化)
ボードゲーム好きで『人狼作家』の編集も手がけ、羽住典子名義でミステリ評論活動も行っている。
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