ZXION ボードゲームディープ

このバラの花束はあなたにあg…ザマぁ!! 『バレンタイン・デー ~薔薇の花束を君に~』

公開日:Zxion

毎度!Zxionことぜっくんです。
チョコっとチョコレート☆

皆さんは貰う予定ありますか?
いま「ある」って答えたファッ…  読者の皆様には申し訳ありませんが爆発していただけますよう何卒よろしくお願いいたします。
「ない」と答えた皆様、今後ともよろしくお願いいたします。

そんな謎テンションでお送りするのは『バレンタイン・デー 薔薇の花束を君に』です。
チョコ全然関係ないっスね。

大分お安く売っていたので「おっ、(記事のネタに)ええやん」と思い購入しました。
購入した後にざっと調べたところどうやらブラフゲーのようですが。

♂「俺チョコとか誰からも貰ってないから!マジで!」
♀「ふーん××君が○○ちゃんにチョコ貰ったってクラスで噂になってるんだから」
♂「あああああああああああ!!!!!!」

みたいな定番シチュエーションとは全然関係無い「やさしいゴキポ[1] … Continue reading」と評されるシンプルなブラフゲーでした。

 

 

1.『バレンタイン・デー 薔薇の花束を君に』

恋が始まる甘い予感がします……。
しないですか?
さあ、あなたの将来の恋人に愛のバラの花束を贈るため、素敵なバラを集めましょう!
その人はバラの花束を受けとってくれるでしょうか?
とにかくバラを集めて、価値の高い花束をつくりましょう。
でも気をつけて。
きれいな花にはトゲがあります。
もちろんバラはその代表格。
たくさんトゲが隠れているのです!
なので、どんなバラでも受け取っていいわけじゃありません。
ときには受け取らない勇気も必要ですよ。

(ルールブックより)

 

バレンタイン・デー 薔薇の花束を君に』
 デザイン:ケン・グルール
 ブルーオレンジ/アークライト
 プレイ人数:3-6人
 対象年齢:8歳以上
 プレイ時間:約15分
■内容物
 バラカード…54枚
 ハートトークン…28個
 ルールブック…1冊

 

 

2.ゲームの目的

誰よりも先に「ハートトークン」を5個(5点)獲得するのが目的です。
そのために、誰にバラカードを渡すのか、渡されたバラカードを受け取っても良いのか、状況に応じた見極めが重要です。

 

 

3.カードの見方

カードの表面には、「バラの価値」と、「トゲの本数」が書かれています。
上の数字が「バラの価値」で、下の数字が「トゲの本数」です。

 

 

4.ゲームの準備(セットアップ)

次の画像を参考にしてセットアップをしてみてください。

バラカードをすべてまとめて、よくシャッフルします。
その後、バラカードを裏向きのままで各プレイヤーに4枚ずつ配ります。
これが各プレイヤーの手札となります。

残ったバラカードは、テーブル中央に裏向きのままで置き「バラの山」とします。

ハートトークンはバラの山付近に適当に置いておきます。

 

 

5.ゲームの進行

まずはスタートプレイヤーを決定します。
ルール上は「最近トゲに刺された人がスタートプレイヤーになる」ですが、じゃんけんで適当に決めましょう。

ゲームは、スタートプレイヤーから時計回りの順で手番を行ないます。

ゲームは大まかに以下の流れで進行します。

デートフェイズ(強制)

花束チェック(強制)

交換フェイズ(任意)→(終了条件が発生していない)→次のプレイヤーのデートフェイズ

(終了条件が発生している)

ゲーム終了、勝者の決定

 

以下で詳しく説明していきます。

 

5-1.デートフェイズ(強制)

自分の手番が来たプレイヤーは、デートフェイズを実行します。
このフェイズの実行は強制なのでパスをすることはできません。

手番プレイヤーは、自分以外のプレイヤー1人を指名します。
そして、手番プレイヤーはそのプレイヤーに、自分の手札からバラカードを1枚選び渡します。
このとき、渡すカードの表面(バラの絵と数字が書いてある面)が見えないように、相手の前へ差し出します。

これで、あなたとそのプレイヤーは「デート」に行った事になりました。


誰とデートにいこうかな~ あたい…あたい迷っちゃう…!!

バラカードを渡されたプレイヤー(手番プレイヤーに指名されたプレイヤー)は、「A.バラを受け取る」または「B.バラを受け取らない」のどちらかを実行します。

A.バラを受け取る

バラを受け取ることにした場合、「バラカードを受け取る」と宣言し、そのカードを表向きにして公開します。
公開したバラカードはバラカードを受け取ることにしたプレイヤーの前に置かれます。

いずれかのプレイヤーの前に置かれたバラカードは、そのプレイヤーの「花束(の一部)」となります。

B.バラを受け取らない

バラカードを受け取らないことにした場合、「バラカードは受け取らない」と宣言し、そのカードを表向きにして公開します。
バラカードは渡してきた相手の元に戻され、そのプレイヤーの前に置かれます。

この場合もバラカードは、そのプレイヤーの「花束(の一部)」となります。

 

 

5-2.花束チェック

「A.バラを受け取る」「B.バラを受け取らない」どちらの場合も、バラカードが追加された花束に対して、「花束チェック」を行なわなければなりません。
手番プレイヤーであるかどうかは関係なく、バラカードを受け取ったプレイヤーがこの処理を行ないます。

バラカードが追加された花束のカードをすべて確認します。
もし、花束のトゲの数が「合計で5以上」になってしまったら、その花束は役に立たなくなってしまいます。


【花束チェック例1】どんなに良い花束でも、トゲが多いと…。

役に立たなくなってしまった花束のバラカードは、すべて捨て山に移します。

トゲの「合計が4以下」なら何も起こりません。

花束チェックが終わったら、最後にバラの山からカードを1枚引いて手札に加えます。

 

5-3.交換フェイズ(任意)

花束チェックが終わり、バラの山からカードを1枚引いた後に望むなら交換フェイズを実行します。
手番プレイヤーは、「自分の花束のバラの価値の合計が4以上」であれば、花束を得点(ハートトークン)と交換することができます。

もし、より素晴らしい花束を目指すのであれば、必ずしもこのフェイズを実行する必要はありません。
ただその場合は、他のプレイヤーからの熱烈なお誘いが増えてしまうかもしれませんね。

花束を得点と交換する場合、バラの価値の合計値に従い、ハートトークンを獲得します。

 バラの価値=4~5→ハートトークン1個獲得
 バラの価値=6~7→ハートトークン2個獲得
 バラの価値=8~9→ハートトークン3個獲得
 バラの価値=10以上→手番プレイヤー勝利(ゲーム終了)

 


トゲは4だからセーフ。 バラの価値は4なので、ハートトークン1個と交換してカードは捨て札へ。

その後、自身の花束のバラカードをすべて捨て山に移し、次のプレイヤーの手番となります。

 

 

6.ゲームの終了

以下のいずれかの条件が満たされたらゲームが終了します。

 ・誰かが保有するハートトークンが5個(5点)に達したとき
 ・手番プレイヤーが交換した花束のバラの価値が10以上だった場合
 ・バラの山が枯渇した場合

 

「ハートトークンが5個に達したとき」や「交換した花束のバラの価値が10以上」の場合には即座にそのプレイヤーの勝利でゲームが終了します。

バラの山札が枯渇した場合には、最初の手番を行なったプレイヤーの右隣のプレイヤーまでゲームを続けられますが、それまでに上記2つの条件が満たされなかった場合、保有するハートトークンが一番多いプレイヤーの勝利となります。
もしそのようなプレイヤーが複数いる場合は、まるで恋人同士であるかのように勝利を分かち合いましょう。

 

 

7.あとがき

はぁい!

僕はこのゲームをおっさん4人でプレイするという地獄絵図も真っ青な環境でキャッキャウフフしながら楽しみました。
すんごい楽しい。

ちなみに、これは絶対ありえないだろうというパターンでゲームが終了してさらに盛り上がりました。


価値10!? うっそやろ!!?www

おっさんの皆様は是非「どきっ☆おっさんだらけのドキワクバレンタインデー」とかやってみると楽しいかもしれません。

 

今回はここまでッスー。

次の記事も読んでね!
よろしくおねがいしまぁす☆

 

脚注

脚注
1 ごきぶりポーカーの略。8種類の「嫌われ者」の動物や害虫(ゴキブリ、ネズミ、コウモリ、ハエ、カエル、クモ、サソリ、カメムシ)が描かれたカードを押し付けあうゲーム。ブラフやポーカーフェイスなどの心理的要素が重要となる。  Wikipediaより
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