クロワのヴァイスシュヴァルツ道

WS新弾レビュー「Summer Pockets REFLECTION BLUE」

公開日:クロワ

こんにちは、クロワです。
サマポケの追加弾が発売されました。
絵柄人気・シナリオ人気の両方があり、追加を待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。
僕はゲームをプレイしていないのでシナリオのことは分かりませんが、絵柄がすごく綺麗で魅力的だと思います。特にサインカードの背景はもはや芸術レベル。

前弾ではフィーチャーされていなかったキャラが新たにメインに据えられている一方で、既存強化も忘れられていない収録内容になっており、構築の幅はかなり広がったかと思います。

 

 

 

注目カード紹介に入ります。

“夏の思い出”識
「“夏の思い出”識」
今弾の目玉カード。3ルックと、チョイス連動でアタック時のダメージを1点バーンに変換する効果です。
ややこしいですが、ソウル3以下ならというのは発動条件なので、発動宣言後にトリガーでソウルが乗った場合4以上でもバーンに変換されます。なので、ドラの多い構築だと効果が光ります。
ヴァイスシュヴァルツはキャンセルというルールがある以上、大きいダメージはキャンセル率が高くなってしまう為、できるだけ刻みたいという願望を叶えてくれるカードです。
その性質上、本来与えるダメージから増えているわけではないため、「劣勢からでも一気にダメージを与える」ことのできるタイプではなく、「あと少しのところを詰め切る」ことを得意とした詰め札です。
テキストが見えた時からかなり騒がれていましたが、実際はかなり賛否の分かれるカードだと思っています。
問題点として、こいつ自身のソウルがデフォルトだと1しかない、という点があります。一応、専用後列の「“鬼の仲間入り”識」を配置することで2面まではソウルをのばすことが出来ます。

“鬼の仲間入り”識

しかし、後列が存在していても、これは「後列が用意できない展開も起こりうる点」、「後列が固定されてしまう点」という2つの問題点を抱えています。
更には、ヒールを持っていないのも痛いマイナスポイントです。
とはいえ、対面目線で考えるとレベル3以降で1点バーンが6回とか飛んでくる展開を予想したら、まあ負けると思うので、問題点こそあれど、使う価値は充分あるカードだと思います。

 

 


「“夏の思い出”うみ」
こちらは打って変わってシンプルイズベストな詰め効果を持つチョイス連動。
地味に優秀なポイントとして「アタック終了時のバーン」を「付与する」という効果な点があげられます。これにより、多面連動する際は、3パン目にアタックするキャラに付与することで2点バーンを最後に集約できます。レベル3のキャラは基本ソウル2であり、チョイスを打っているとソウル3です。超過ダメージを作りたくないという理由から基本は細いダメージほど後にしたいので、アタックよりも小さい数字のバーンを後ろに回せる点は地味ながらかなり優秀なのではないかと思いました。無論、サイド調整などで1打点を作れる箇所がある場合は2パン目に効果集約が効果的です。

 

 

「“サマードレス”紬」「“君の手で”識」
旧弾で課題だった早出し・ヒールを解決してくれる追加が2種類も出ました!
通常ヒールと千鳥ヒール、早出し条件、パワーアップ条件、色、と同じ早出しヒールでも違うポイントがたくさんあるので、デッキに応じて使い分けましょう。

 

 


「“手の繋ぎ方”識」
トップチェックでサマポケならレベルとパワーが上昇する霞互換。リゼロのレムの霞と同じ効果ですね。
これも旧弾で課題だったレベル0の弱さをカバーしてくれる、補強ポイントと合致した1枚。

 

 


「“大人への抵抗”うみ」
前列に存在すると全体1000上昇に加え、手札のキャラ全てを助太刀として扱えるという一風変わった効果。高い面取り性能で電源との相性が非常に良く、手札で腐っているカードにも役割を与えられるのは優秀です。このカードが場に存在して、手札が1枚でもあれば、相手は見た目の数字から2000までは大きく見ないといけないため、かかるプレッシャーは相当大きいものになります。
オマケ程度に付いているバーン効果も自身のテキストとバッチリ相性が良く、個人的にかなり評価の高い1枚です。

 

 

“メイド服”蒼
「“メイド服”蒼」
電源連動1コストで他に修羅場付与。
手札の増える電源連動は強い。青ブタやFGOもそうでした。これの場合はコストがかかってしまうという問題点はありますが、電源はストックの踏み倒しも兼ねておりストックの節約は試合が進めばできるので良いでしょう。他に付与なので、レベル2以降でも横のサイズが大きいキャラに付与して回収する動きが狙えますし、かなり強いと思います。旧弾でも電源があり、この電源と電源連動で8電源ができるようになったのも良いですね。

 

 


「“ひまわり畑”うみ」
自ターン7000で修羅場+α。
回収できるイベント「Summer Pockets」なのですが、今回の弾の4ルック以外にも旧弾で2種類出ており、択が広いのは強いポイントだと思います。

 
4ルックはこのカード自身と色が合う強み、他2種は思い出圧縮に一役買ってくれる強みがあり一長一短。デッキに合わせて選択しましょう。

 

 

“ウシの恩返し”静久
「“ウシの恩返し”静久」
箱得点PR。木漏れ日互換と相手の山上2枚を確認。
こんな便利すぎる効果を箱PRにするのとかやめてほしいんですけど(本音)
旧弾の宝連動など手軽に手札を増やせるものの質をあげにくい構築などでかなり重宝します。電源デッキでストックを使わず手札を控えに落とす貴重な手段にもなれます。
山上2枚確認も順番を変えれるわけではないものの、アタック順の調整などに一役買ってくれるので付いてて損のない効果です。

 

 

 

今回考えたデッキはこちら。

追加で電源と電源連動のレベル1をもらったので、旧弾の電源関連と組み合わせた8電源を考えてみました。
電源というCXはそのアイコンだけでデッキコンセプトになりうるアイコンであり、対応無しでも採用の余地があります。それでありながら、このタイトルの電源は対応キャラが2種共に採用の余地のある優秀な効果をしており、デッキパワーとして他の8電源に勝っているポイントだと思います。
それでいながら、パワーラインは充分と言える高さを作り上げることができます。特に、「“大人への抵抗”うみ」のプレッシャーはかなりのものであり、面取り勝負の多くは勝つことができるでしょう。
電源デッキではネックとなりがちな山のケア能力も、集中を持った上位後列や暁の存在により高くなっており、ガバ山を晒しにくいのもポイントです。
電源連動の連パンは詰めとしてはやや雑ですが、対応が電源なことによりソウルが上がらないのが逆に強い展開もありますし、連パン用キャラがソウルパンプできることによりソウル不足にも陥りにくいので、火力はなかなか期待できます。
8電源界の新たな風になれると思ってます。興味を持った方はぜひ組んでみてください。

今回のレビューは以上です。ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

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