キングオブトーキョーシリーズ徹底比較!? 中身の違いを比べてみたよ!
毎度!Zxionことぜっくんです。
てーれってれー☆
先日「キングオブトーキョー」のコレクターズエディションである『キングオブトーキョー:ダークエディション』が発売されました。
いやそりゃ買うって。
だいぶ前にダイスゲーをまとめて紹介させてもらったときにちょこっと触れたんですけど、今回はキングオブトーキョーに的を絞ったお話にしたいと思います。
記事内では、以下のように区別していますのでよろしくお願いします☆
新版 = 新キング・オブ・トーキョー
ニューヨーク = キング・オブ・ニューヨーク
ダークエディション = キング・オブ・トーキョー:ダークエディション
目次
1.『キングオブトーキョー:ダークエディション』とは
旧版のキングオブトーキョーから約9年。
限定コレクターズ版(再販の予定がないらしい)として「キングオブトーキョー:ダークエディション」が発売されました。
基本的なルールはそのままに、新要素「異形」の追加、それにともなうカード効果などの調整。
そして特別でダークなデザイン。もちろん日本語版。
まさにコレクターズな仕上がり。
過去のバージョンを持っている人からしたらよほどじゃない限り、それこそコレクターでもないと「別に、同じものは…」となるかもしれません。
じゃあ全部比較してみたらええやんと思い立ったので、今回の記事ネタとあいなりました。
ワンチャン全部欲しくなるかも!?
2.『キングオブトーキョー』ざっくりルールのおさらい
プレイヤーの目的は他のモンスターを全て倒し、『自分1人が最後まで生き残る』か、『勝利ポイント(☆)を20点分集める』ことです。
どちらの場合でも、達成した瞬間にそのプレイヤーの勝利となります。
ゲームは以下の様な流れで進行します。
・ダイスの解決をする
・カードの獲得(任意)
・手番終了
キングオブトーキョーにはダイスが8個入っていますが、基本的には黒いダイス6個を使用します。
手番プレイヤーは受け取ったダイスを全て振り、気に入らなかった出目のダイスを自由に選択し、2回まで振りなおせます。
1回目の振りなおしで選択しなかったダイスを、2回目の振りなおしで振りなおすことも可能です。
2回目の振りなおし(つまり合計3回のダイスロール)が終了するか、その前に『振りなおしをしない』ことを選択した場合、ダイス目が確定します。
ダイスは出目(シンボル)によって得られる効果が異なります。
確定したダイス目は、手番プレイヤーが任意の順番で効果を処理していく感じです。
ダイスの処理終了後、手持ちのエネルギーキューブを使用してカードを獲得することが可能です。
カードの獲得は任意なので、獲得しないことを選択してもかまいません。
この時、所持しているエネルギーキューブを2個使うことで、公開されている3枚のカード全てを捨て札にして、新しく3枚公開することができます。
カードの獲得と捨札に回数制限はないので、キューブが続く限り獲得や捨て札を繰り返してかまいません。
そしてこれ以上なにもすることがないと判断したら手番終了です。
次のプレイヤーにダイスを渡し、新たな手番プレイヤーはダイスを振るところから始めます。
…超ざっくりですね。
過去記事の「【ボードゲームディープ】ダイスゲームは最高だぜ! ~運ゲーと呼ばないで~【後編】」で、もう少し詳細に解説していますので、そちらもどうぞ☆
3.キングオブトーキョーシリーズ+α コンポーネント比較
それでは今回の本題。
キングオブトーキョーシリーズと+αとしてキングオブニューヨークのコンポーネントを比較していきたいと思います!
左上:旧版キングオブトーキョー
右上:キングオブトーキョー:ダークエディション
左下:新版キングオブトーキョー
右下:キングオブニューヨーク
こちら上記4つの比較をしていきたいと思います。
3-1.ゲームボード
まずはゲームボードです。
配置は箱の並びと同じになっています。
新旧キングオブトーキョー(左上、左下)はボードサイズは同じで少しだけデザインが異なっています。
ダークエディション(右上)の方は追加要素もあるからか、この2つに比べてひとまわり大きくなっています。当然デザインは黒を基調にしたダークエディションならではのデザイン。
最高ですね。
キングオブニューヨーク(右下)は2つ折りボードなので上記のどれよりもボードは大きいです。
デザインもニューヨークの街並みとかが描かれています。
ゲームの内容自体もトーキョーと比べると結構違いますからね。
画像の折りたたまれたキングオブニューヨーク+ダークエディションのサイズがちょうどキングオブニューヨークのボードサイズになります。
3-2.キャラクター
次はキャラクターです。
左上から右へ
ALIENOID(エイリアノイド)
MEKADRAGON(メカドラゴン)
GIGAZAUR(ギガザウルス)
左下から右へ
CYBERBUNNY(サイバーバニー)
THEKING(ザキング)
KRAKEN(クラーケン)
つづいて新版のキングオブトーキョーのキャラクター
同じキャラでもデザインは異なっていますね。
左上から右へ
ALIENOID
MEKADRAGON
GIGAZAUR
左下から右へ
CYBERKITTY(サイバーキティー)
THEKING
SPACEPENGUIN(スペースペンギン)
左上から右へ
CAPTAIN FISH(キャプテンフィッシュ)
DRAKONIS(ドラコニス)
SHERIFF(シェリフ)
左下から右へ
MANTIS(マンティス)
ROB(ロボ)
KOИG(コング)
読み方あってるかな…。
ニューヨークとトーキョーではキャラが1体もかぶっていませんね。
左上から右へ
ALIENOID
MEKADRAGON
GIGAZAUR
左下から右へ
CYBERBUNNY
THEKING
KRAKEN
ダークエディションのキャラは旧版キングオブトーキョーと同じ構成になっています。
…そんなわけで、ニューヨークは+αってことで別物(全部新規キャラ)なので置いといて。
デザイン違いのことを考慮しない前提で、新旧の差分は以下の4体です。
旧版のみ CYBERBUNNY KRAKEN |
新版のみ CYBERKITTY SPACEPENGUIN |
全部そろえていると(同名キャラを除き)合計14体のモンスターで遊ぶことができます。
(旧版6体+新版2体+NY6体=14体)
性能差とかそういうのはないけど。
気分気分。
3-3.ダイス
今度はダイスを見ていきましょう。
箱やボードと同じ配置にしてあります。
パッと見で違いがあるのはダークエディションだけっぽいですが実はちょっとずつ違うんですよ。
まずは「旧版とダークエディション」で比較してみましょう。
明らかに色が違いますね。
ダイスの大きさは旧版とダークエディションで同じサイズですが、デザインがほんの少しだけ異なり旧版の方が数字とかにダメージがあるようなデザインになっています。
デザイン重視っぽいのは旧版キングオブトーキョーだけで、それ以外のダイスはすべて視認性重視になっている感じです。
ニューヨークには数字が無いので3種類だけ…
左から旧版・新版・ダークエディションの順です。
並べると何となくわかりますね。
次は「新版とニューヨーク」の比較です。
ニューヨークは数字の代わりにすべてアイコンになっています。
差異はそのくらいでこの2つのダイスに差はありません。
色味、サイズともに同じです。
最後に「旧版と新版」の比較です。
すんごいちょっとだけ新版の方が小さいです。
つまり、「新版=ニューヨーク<旧版=ダークエディション」となっています。
…なっていますよね?
若干不安なんスよこれ。
ただ単に新版のほうはダイスに丸みがあるからそう感じてるだけなんじゃないかって。
持った感じがちょっと違うんスよね…。
いやでも…。
小さい…よね…?
ちなみに、拡張ダイス(緑色のやつ)の色味も少し違います。
新版はニューヨークと同じ色味ですが旧版はそれより少し発色が良いというか、明るめの色になっています。
微妙な色の差。写真ではわかりにくいかもしれない。
それから、これ、あくまでも「僕が持っているやつ」という前提でして。
もしかするとロットによってこの差異が全く当てはまらないかもしれません。
悪しからず☆
仮にこの差異がすべてに当てはまるなら全部ダイス混ぜちゃっても仕分けできるよ!
なんかすごいっぽくない!?
ベテランみたくない!!?
3-4.エネルギーキューブ
次はエネルギーキューブ。
きらきらしててきれい☆
これは混ざると危険。
結論から言うと新版とニューヨークのエネルギーキューブは同じモノっぽいので分離ができない。
ルールブックを読んでも「×たくさん」とかふざけたことが書いてあるのでもし混ざってしまったら半分ずつにする他ないですね。
…なんてな!
かずをかぞえたよ!!
モノによって違うかもなので、あくまでも参考程度になりますが、入り数を数えてみました。
旧版:50個
新版:50個
ダークエディション:50個
ニューヨーク:50個
…全部きっちり50個入ってたんですけど、べつにルールブックにも50個って書けばよくない、なんなのまじで。
それに…見落としただけかなぁ?
ダークエディションは数すら書いてなかったよぉ??
ルールブック・箱裏ともに数が書いていないよぉ!??
なんなのまじで!!!!!!!(私怨)
ダークエディションは形状が違うバージョンなので入数少ないかな?って思ってたらちゃんと50個入っていたのには感動しました。
さて、比較してみましょう。
ダークエディションはもう形状からして違います。
イナズマ形?になっていてかっこいいですね。
かっこいいですね!
最初に書いちゃいましたが新版とニューヨークのエネルギーキューブは同じモノっぽいです。
旧版と新版(ニューヨーク)のエネルギーキューブは別物ですね。
左が旧版で右が新版です。
旧版の方がクリアな感じで、新版の方はマットな感じになってます。
日にかざしてみましょう。
旧版の方がよりクリアに向こうが透けて見えますね。
手触りは旧版の方が若干ごつごつしてて新版の方が丸みがあります。
ダイスもそんな感じだったなぁ。
3-5.カード
最後はカードの比較をしていきます。
サイズはスタンダードTCGサイズ(88×63mm)で、スリーブも大変探しやすい優しい仕様。
妙なサイズだとスリーブが見つからない(orあっても高額)なので、これは助かりますね。
…あれ?重ねてみると旧版のカードだけほんの少し大きい。
カードサイズは「旧版>他バージョン」となっているようです。
縦は明らかに大きいので1mmくらい、横は微妙なので0.5mmくらいの差だと思うので、89×63.5とかでしょうか。
うーん、これは謎サイズですね。
ジャストサイズだと旧版だけ微妙に入らないorパツパツになっちゃいそうです。
誤差…?仕様…?
流石に裏面は全て異なるのでうっかり混ざっちゃっても大丈夫。
簡単に元に戻すことができます。
手間ですけど。
カードの入り数はどのバージョンも66枚入っています。
ゲームが長引いても半分出るかどうか、良くて10~15枚くらい見えてゲーム終了というケースが多いです。
何度でも楽しめるンゴ!!
さて、基本的にはカードの構成はニューヨークを除いてほぼ同じです。
テキストがよりわかりやすくなっていたり、カード名(フレーバー部分)がちょっと異なる程度です。
新版≒ダークエディション≠旧版て感じ。
それでは見ていきましょう。
上半分が旧版、下半分が新版です。
カード名とテキストが若干異なりますが、書いてあること(効果)についてはほぼ同じです。
何でテレパスがエナジードリンクになったの…?
次はカード名は同じものの、ニュアンスが異なるため効果が若干変わっちゃうんじゃない?というカードです。
一応エラッタの確認しとこうと思って[キングオブトーキョー エラッタ]で検索したのですが、公式のえr…ありがたいお言葉の書かれたブログしかヒットしないんすよね…。
とりあえず以下の中の1枚にはエラッタがありましたので、併せて紹介します。
なぜか上が新版、下が旧版のならびにしちゃいました。 許して…。
僕的効果違くねカードはこちらの5枚、「変身・さらに巨大化・穴掘り・回復光線・精神探査」の5枚です。
旧)
君のターンの終了時、君は自分の「保持」カードを1枚捨てて、そのカードの購入する分の<エネルギー>を受け取ってよい。
新)
君のターンの終了時、自分の「保持」カードを任意の枚数捨てて、そのカードの表記コスト分の<エネルギー>を受け取ることができる。
捨てられる枚数が新版では任意枚数になりました。純粋な変更点として見て良いと思います。
旧)
君の最大<ライフ>は2増える。
君がこのカードを得たときに2<ライフ>を得る。
新)
君がこのカードを購入した際+2<ライフ>。
このカードを持っているかぎり、君の最大<ライフ>は12<ライフ>に増える。
審議ィ!!
ドミニオン脳の僕は上から解決だと思ってるんですね。
カードゲーム的にも当然先に書かれているものを処理してから後に書かれていることを処理すると思うんです。
旧版では、ライフの最大値が増えてから2点回復が入るんですね。
わかりやすいし、ライフ10点(基本の最大値)で獲得しても損しない感じ。
しかし新版の書き方だと、先に回復して、その後最大値が増加しそうなんですよ。
でもでも、購入時点でこのカードの所有権はプレイヤーにあるハズなので、その時点で即座に12点になると読めなくも無いのですが、いやどうなの感に溢れた書き方でちょっとわかりにくいかなと。
多分ですが「変身」とかの効果でカードが捨てられた際に、最大ライフの変動があるような(巨大化から元に戻るイメージ)デザインにしたかったのでしょう。
いやでもわかりにくいて。
旧)
トーキョーに対して追加1ダメージを与える。
トーキョーを他のモンスターに明け渡したとき、そのモンスターに1ダメージ与える。
新)
君がトーキョーにいる間、君のダイスに<攻撃ダイス>を加える。
君がトーキョーを脱出する時、そこを奪うモンスターは1<ライフ>を失う。
エラッタ)
君がトーキョーを脱出する場合、君を<攻撃ダイス>で脱出させたモンスターは1<ライフ>を失う。
このエラッタは旧ルールと新ルールでトーキョーから脱出したり支配したりするタイミングが異なることから発生したようです。
旧ルールは、「ダメージを受けたモンスターのトーキョー脱出」と「新しいモンスターのトーキョー支配」が同一タイミング。
新ルールでは「ダイスの解決→ダメージを受けて脱出」が先に行なわれ、その後「トーキョーへの移動→新しいモンスターがトーキョーを支配」となります。
なんだかごちゃごちゃしてますが、早い話「奪う」という行為自体がもう無くて、
Aくん:「攻撃されたから逃げるね」
Bくん:「じゃあ僕トーキョー支配するね(強制)」
見たいな流れになる感じです。
つまり、「《穴掘り》保有者」がトーキョーを脱出する要因となったプレイヤーにダメージを与えるよって解釈で良いと思います。
旧)
君は自分の<ライフ回復目>の結果で他のモンスターを回復できる。
そのプレイヤーは君に、回復した1ダメージにつき2<エネルギー>(足りない場合は残った<エネルギー>全部)を渡さなければならない。
新)
君の<ライフ回復目>を他のモンスターが<ライフ>を得るのに使用できる。
これにより各モンスターが得た1<ライフ>につき、そのプレイヤーは君に2<エネルギー>(または1<エネルギー>しか残っていないならそれ)を支払う。
これもちょっと読みにくいですね。
僕は旧版の《回復光線》は、これを保持しているプレイヤーの意思で他プレイヤーを回復することができるように読めます。
逆に新版の方は、各プレイヤーがエネルギーの支払いを対価に《回復光線》を持つプレイヤーの<ライフ回復目>を回復に使用できるというように受け取れなくも無いです。
そしてそうした場合、自身は回復できるのか、複数のモンスターが1つのダイスにつき1ライフ回復できるのかどうかも曖昧。
新版のテキストはちょっと難解ですね。
ちなみに、ダークエディションではリストラされています。
旧)
君は1ターンに1回、他のモンスターのダイス1個をふりなおせる。
ふりなおしの結果が<ライフ回復目>だったら、このカードを捨てる。
新)
他の各モンスターがダイスをふり終わった後、君はそのダイスのうち1個をふり直せる。
ふりなおしの結果が<ライフ回復目>の場合、このカードを捨てる。
これは当時旧版プレイ中に審議が発生したカードでした。
1ターンの定義がふわふわしていて、自分の次のターンが回ってくるまでが1ターンなのか、各プレイヤーの1ターンに1回なのか微妙にわかりにくい効果でした。
もう1回自分が回ってくるまではラウンドじゃね?とか、ターンと呼ぶ場合も…とか色々話し合うも、プレイヤーごとにやるの面倒だよねってことで捨て札にした記憶。
新版でこの処理は明確になりました。
グッド。
これは効果もコストも変更されている唯一のカードです。
旧)
このカードを購入した時、君が持っている<エネルギー>を好きなだけこの上に置いてよい。
同数の<エネルギー>を中央(バンク)からこの上に置く。
君のターンの開始時、君はここから2<エネルギー>を君の所有<エネルギー>に加える。
この上の<エネルギー>が無くなったら、このカードを捨てる。
新)
電池モンスターを購入した時、バンクから6<エネルギー>をこのカードに置く。
君の各ターンの開始時、ここから2<エネルギー>を取って君のプールに加える。
<エネルギー>がなくなったとき、このカードを捨てる。
旧版のはコストが安いのは良かったのですが、弱いんですよね。
2エネルギー支払って、余ったエネルギーが2エネルギーとかしかないと全部乗せても「買う意味…」ってなるやつ。
そして大概そんなにエネルギーに余力が無いというね。
逆に10エネルギーとかあると時差はあるが20エネルギーとかになって帰ってくる。
その前にゲームが終わったり倒されてしまうこともあるので、やっぱりそこまで…。
どちらかというならば+3エネルギー確定の新版の方が使いやすい。
購入するかどうかはまた別のお話。
あと、残念ながらダークエディションではリストラされています。
ブログをエラッタまで辿っていかなければならないのはクソ天啓と相まって辟易しますね。
一応「ダークエディション」で検索するとダークエディションの商品紹介ページで直接エラッタの告知がされています。
YES/NO形式で回答できる質問をしてるのにYES/NOで返ってこないのは僕にとってどうやら想像以上のストレスのようです。
ダークエディションで調整が入ったカード
次は、効果はほぼ同じだけれど、コストが変更されているカード。
一部名称の変更とテキストの追加がされたものもありますが、ほぼほぼ効果の結果は同じものです。
上が旧版、中央がダークエディション、下が新版です。
コストの調整が入ったのは「グルメ、太陽(月光)エネルギー、時間停止、間引き」の4枚。
全部コストが重くされています。
《月光エネルギー》だけは唯一ちょっとだけ強化されています。
《子供がいた!》はコスト調整は無く、テキストの追加のみです。
テキスト追加と言っても、「ダークエディションの追加ルールで生じる諸々を無かったことにする」というテキストが追加されているだけ。
つまり、旧版や新版と結果は同じで、「まっさらな状態でリスタートしてね」ということが書かれています。
ダークエディションでリストラされたカードと限定のカード
以下の7枚+《モンスター電池/電池モンスター》の計8枚がリストラされています。
《増えた頭》は旧版・新版には2枚入ってましたが、ダークエディションでは1枚になっています。
そして、上記8枚の代わりに以下の8枚が新規収録されています。
モンスターのペット
破棄
(あなたを含む)全てのモンスターは3☆(勝利点)を失う。
自然淘汰
保持
+4<エネルギー>・+4<ライフ>
追加ダイスを1個使用する。
あなたのターン終了時にダイスに<3>が含まれている場合、あなたは全ての<ライフ>を失う。
変異DNA
保持
あなたがトーキョーを脱出する時、あなたを攻撃したモンスターのカード1枚とこのカード1枚を交換してよい。
ナノボット
保持
あなたのターン開始時、あなたが3<ライフ>未満の場合、2<ライフ>を得る。
冬眠
保持
あなたがトーキョーにいるはこのかーどを購入できない。
あなたはダメージを受けない。
あなたはトーキョーが空の場合でも移動しない。
あなたはカードを購入できない。
あなたが使用できるダイスの目は<ライフ回復目>と<エネルギー目>だけになる。
このカードを捨てることで、直ちにこの効果と制限を終わらせる。
ゾンビ化
保持
このゲームであなたが最初に<ライフゼロ>に達した場合、
あなたの全てのカードとタイルを捨て、異形ゲージからあなたのカウンターを取り除き、<勝利点>を全て失ってトーキョーを脱出し、12<ライフ>を持った状態でゲームを続ける。
これ以降ゲームの間、あなたの最大<ライフ>は12に増え、あなたは<ライフ回復目>を使用できない。
スーパージャンプ
保持
各プレイヤーのターンにつき1回、1<エネルギー>を消費することで、1<ライフ>失うことを防ぐ。
反射防壁
保持
あなたの<ライフ>を失わせたモンスターは、1<ライフ>を失う。
この8枚のカードは、ダークエディションにしか収録されていません。
4.『キングオブトーキョー:ダークエディション』追加ルール
ダークエディションで追加された新ルールは「異形」です。
キングオブトーキョー拡張のパワーアップに少し似ていますが、固有能力ではなくなっているのが明確な違いですね。
「異形」は、ダイスの結果によって得られる「異形ポイント」を集めることで、特殊な能力を得ることができるというシステムです。
ゲーム開始時、各プレイヤーには今までどおり、モンスターボードと紙製フィギュアが渡され、さらにモンスターに対応した異形カウンターも渡されます。
紙製フィギュアと対応した異形カウンター
ゲーム中、異形ポイントを獲得したら、ゲームボード上の異形トラックにカウンターを置き、獲得した異形ポイント分トラックを進めます。
こんな感じ。 ちなみにカウンターは木製でとても良い感じです。
異形ポイントはダイスの結果によって獲得することができます。
獲得方法は、「1・1・1」か「2・2・2」を出した時です。
通常のダイスの結果(例えば、「1・1・1」なら1勝利点)に加えて異形ポイントが獲得できます。
1の出目が3個セット1組につき、異形ポイントを2点得ます。
2の出目が3個セット1組につき、異形ポイントを1点得ます。
3の出目の時は異形ポイントは獲得できません。
この追加ルールのおかげ(?)で《グルメ》や《間引き》のコストが調整されたのかなと思ってます。
異形ポイントを獲得したら即座に異形トラックのカウンターを進めます。
もちろん進めるのは自分が担当しているモンスターに対応したカウンターです。
カウンターが「③」「⑥」「⑩」のスペースに入るか通り過ぎた場合、その数字の横に置かれている異形タイルを1枚獲得することができます。
タイルは内容を確認して(残っていれば)好きなものを獲得できます。
この異形タイルは両面仕様になっていますが、最初のゲームでは赤い面のみを使うことが推奨されています。(反対は緑色)
以降のゲームでは赤でも緑でも混ぜてもかまわないそうです。
誤)そのモンスターのターン開始時~
正)そのモンスターのターン終了時~
獲得した異形タイルは自分の前に置いておきます。
以降、テキストの能力(パワー)を得ます。
このタイルはゲーム終了時まで(または指示があるまで)保持し続けます。
異形カウンターは常に上(数字が大きいほう)にしか移動しません。
一番上に行っても0に戻ることはないし、途中で言ったり来たりすることもありません。
そのため、各プレイヤーは「③」「⑥」「⑩」につきタイルを1枚(つまり最大で3枚分)しか得ることはできません。
超耐久型モンスターの爆誕だぜ!
あるレベルのタイルを得た場合、同じレベルにある別のタイルを得ることはできません。
ちなみに、タイルは全部で10枚あり、「③が4枚」「⑥が4枚」「⑩が2枚」という内訳になっています。
この追加ルール以外はこれまでの『キングオブトーキョー』と変わりはありません。
5.状態異常マーカー
すっかり忘れてました。
状態異常マーカーも比較しておきましょう。
左上:旧版キングオブトーキョー
右上:キングオブトーキョー:ダークエディション
左下:新版キングオブトーキョー
右下:キングオブニューヨーク
…の並びです。
使われないことも多々あるこれらのマーカー。
使われなさ過ぎてマジで書くの忘れてました。
これまではカードのイラストがマーカーに描かれており、若干見難いもののそこまで不便ではありませんでしたが、ダークエディションでは思い切ってアイコン化したようです。
左上:縮小光線
右上:毒
左下:煙幕
直感的なわかりやすさが増してとても良い感じです。
これも木製だとメッチャ良かったのになぁ…。
6.あとがき
はぁい!
今回は『キングオブトーキョー:ダークエディション』の違い、差異について紹介してみました。
ぶっちゃけ同じタイトルは買うの迷いますね。
言うて今回のダークエディションはコレクターズエディションです的な事が書いてあったからまぁ購入待ったなしだよね。
仕方ないね。
エネルギーキューブはエネルギートークンって感じになったし、新規収録カードあるし、追加ルールあるし買いだよね!
買うっきゃないよね!
全部比較してみてると、微妙にちょっとずつ違うんでコレクターっ気がある人は全部買おう。
仕方ないね。
いままでのと比べてデザインが最高に最高なので(語彙力)もし持っていないならダークエディションだけ入手するのは大いにあり。
多分まだ間に合う。(2020/06/12)
今回はここまでッスー。
次の記事も読んでね!
よろしくおねがいしまぁす☆
ゼクシオンと読みます。(@Boardgameguild)某ねずみの王様が登場するゲームのキャラクターからとりました。ぜっくんって呼んでね!
群馬県館林近辺で仲間とともに「館林たぬきゲーム会」というボドゲ会の主催しています。最近は「たぬきつね工務店」というサークル名でゲムマとかにも出展し始めました。どちらも良きライバルであり協力者である「みこめくん(@mi_comments)」、後方支援の「BEEさん(@MaskedriderBee)」。その他大勢の協力により成り立っています。
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