【MtGエターナルのススメ】白単ビートコントロールデッキ「Death&Taxes(デスタク)」デッキパーツ解説 後編

公開日:ラマダーン柿沼

こんにちは。ラマダーン柿沼です。

今回はDeath&Taxesパーツ解説の後編になります。今回は土地やサイドボードのカードの選択や枚数について解説していきたいと思います。今回もよろしくお願い致します。

 

デッキレシピ

まずレシピは前回と同様で以下になります。

画像はクリックで拡大 ※上記の画像は[MTG-ELEVEN-NEXT]様を利用して作成しています。

 

パーツ解説

 

《平地》

言わずもがな白マナが出る土地。
Death&Taxesは基本的に白単色(に加えて1枚程度のタッチカラーもある)で組まれます。それ故に色事故の概念がない様に考えられがちですが、多々白マナの枚数が足らないという事態に陥りがちです。
その理由はDeath&Taxesの土地構成と採用カードの白のシンボルの個数に起因します。

通常Death&Taxesの土地構成では白マナの枚数は15枚程度ですが、3ターン目までに白マナの枚数を2枚以上引ける確率はおよそ70%程度です。
裏を返せばスムーズに白マナを捻出出来ない可能性が約30%程度は想定される数値です。

 
更に、実際に起こりうる例として、4ターン目に《ちらつき鬼火》《剣を鍬に/Swords to Plowsharesの両方をプレイしなくてはならない盤面では白マナ3つを必要としますが、これを可能とするドローの確率はおよそ50%まで落ち込み、半分のゲームで同様の場面では色マナによる事故が起こると想定されます。

しかし実際には《霊気の薬瓶》によってクリーチャーの色マナに関してはケアされてますが、逆に《霊気の薬瓶》に強く依存してるとも言い換えられます。この様にDeath&Taxesでは白単色のデッキでありながら白マナに関してはかなりピーキーなデッキと言えます。

 

 

《冠雪の平地》

ほぼ《平地》と同様の土地。基本地形として扱われる為、《基本に帰れ》《血染めの月》に影響されません。

 
基本的には氷雪マナシンボルのコストを支払うことが出来るのですがDeath&Taxesでは氷雪1)アイスエイジブロックにて登場したメカニズム氷雪に起因。氷雪シンボルと呼ばれるマナシンボルは氷雪パーマネントより生成されたマナコストにて支払うことができる。マナシンボルのカードは採用されていないので普通の《平地》と働きは一緒です。それなのに《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》が採用されている理由は1つで、ミラクルを含む一部のデッキが使用する《予報》のケアの為です。

《予報》はライブラリートップのカードを指定して当たれば2ドロー外れると1ドローという効果なのですが、相手が下準備無しで《予報》を打つ場合必然的にDeath&Taxes側の《平地》を指定する確率が高い為です。その確率を緩和するためにDeath&Taxesでは《冠雪の平地》を採用しています。
また、《冠雪の平地》の枚数が通常の《平地》より1枚多い理由は《予報》を打つ側が《冠雪の平地》を確認した上でも《平地》を指定してくることが殆なためです。

実際にプレイしていて《冠雪の平地》を指定されたことはほぼ無い為、《冠雪の平地》7、《平地》4にしてもいいかもしれません。また1ターン目に《冠雪の平地》を置いてエンドをしても5c snow controlやミラクルに擬態することはできない点は注意して下さい。

5cでは《冠雪の平地》からの場合《アーカムの天則儀》がキープ基準になり、ミラクルの場合《冠雪の平地》から入る様なハンドの場合はマリガン基準を満たしている為です。その為、1ターン目に《冠雪の平地》エンドの場合、Death&Taxesか白単色のコンボデッキであるBombermanの2択まで絞る事が可能です。(あくまで推察域ですが)

 

 

《リシャーダの港》

1マナタップで対象の土地1枚をタップする能力の土地。2枚タップで対象の土地1枚だけタップだと効率が悪い様に思えますが、相手の色が薄そうな土地を縛ることで意図的に相手に色事故を起こさせることができます。

 
《リシャーダの港》
と相性がいいのが《霊気の薬瓶》です。《リシャーダの港》は土地をタップするためこちらの展開も滞ることが難点なのですが、《霊気の薬瓶》はマナを介さない展開が可能な為、相手を一方的に縛り続けることができます。
また、《スレイベンの守護者、サリア》はクリーチャー以外のスペルのコストを増やす為、マナを縛る《リシャーダの港》とは相性が良好です。

 
相手が《渦まく知識》を温存していそうな際は、相手のエンド時にフェッチランドに《リシャーダの港》を起動することもあります。ここで相手がフェッチランドを起動しなければ《不毛の大地》でタップ状態のフェッチランドを破壊することが可能です。

これは相手の《渦まく知識》の使用タイミングをずらすテクニックで、実行する際は自分のハンドに《不毛の大地》を温存しておく必要があります。

最後に少ないケースですがドレッジの《真鍮の都》についてです。
殆ど同様の効果を持つ《マナの合流点》の5枚目以降のカードとして採用される5色土地なのですが、こちらはマナの合流点とは違い「マナ能力で1点ダメージ」ではなく、「土地がタップされることで1点ダメージが入る」誘発型能力になっています。よって、《リシャーダの港》でタップした際は相手に1点ダメージが入ることは覚えておきましょう。

 

 

《不毛の大地》

対象の特殊地形を破壊できる土地。レガシー環境までは特殊地形を採用していないデッキはほぼ無い為対象に困りません。《リシャーダの港》と同様に《霊気の薬瓶》と相性が良く、《不毛の大地》で相手の特殊地形を割ってもこちらは《霊気の薬瓶》のカウンターを1つ増やせる分大きなテンポアドバンテージを得ることができます。
対土地単やBGデプス戦では特に重要で、《不毛の大地》を起こしておくだけでマリッドレイジの登場を遅らせることができます。また相手が2段構えで《不毛の大地》が見えてる上でDepth stage2)暗黒の深部と演劇の舞台のコンボ。演劇の舞台を暗黒の深部を対象にコピーすると氷カウンターが置かれていない状態の暗黒の深部のコピーになるためマリットレイジトークンが場に出る。を起動してくることも考えられますが、その際も《不毛の大地》の起動するタイミングには注意しましょう。
(この効果は解決時に場に《暗黒の深部》があることでマリッドレイジトークンが場に出るという2回のチェックが行われる誘発型能力です。その為、1回目のチェックで効果が誘発した後に《不毛の大地》《暗黒の深部》のコピーになった《演劇の舞台》を破壊した場合、能力の解決時に《暗黒の深部》は場に存在しない為誘発した効果は立ち消えになります)

 
また、クリーチャー化した土地を《不毛の大地》で破壊した場合その土地はクリーチャー+土地として死亡する為、クリーチャー死亡時の誘発型能力を付与するオブジェクトが存在している場合誘発することは覚えておきましょう。(例:《黄泉からの橋》

 

 

《無声開拓地》

生贄で1ドローができ、白か黒のマナを出すことができる代わりに1点ダメージを自身に与える土地。Death&Taxesはドローソースが存在しない為マナスクリューの受け皿的な役割があります。他にも同様の土地が対抗色5種類+白緑で合計6種類ありますが、Death&Taxesでは《無声開拓地》か赤白の《灼陽大峡谷》が使用されています。

 
本レシピでは黒マナの恩恵はありませんが、全体除去の役割を持つ《オルゾフの司教》《疫病を仕組むもの》も採用することができます。

 
また一方の《灼熱大峡谷》では特殊地形を山に変える《月の大魔術師》を採用候補に挙げることができます。さらに、1度これらの土地を相手に見せることで本来採用されていないこれらのカードの存在をミスリードさせることも可能です。

 

 

《トロウケアの敷石》

基本は白マナが出せるだけの特殊地形。墓地に置かれた際にライブラリーから平地を1枚場に出せます。その為、特殊地形でありながら相手の《不毛の大地》で破壊されることはまずあり得ません。

《トロウケアの敷石》が採用されている理由はサイドボードの《大変動》に因るところが殆どです。《大変動》の解決の際、こちらの生贄にする土地の中に《トロウケアの敷石》が含まれている場合、余計に1枚平地が場に残ることになり、盤面とテンポに於いてアドバンテージを得ることができます。ただやはり特殊地形な為、《血染めの月》《月の大魔術師》には弱く、環境に赤単プリズン3)血染めの月や虚空の杯といった置物で妨害して罠の橋で蓋をするロックデッキ。多数のプレインズウォーカーも採用されておりコントロール要素も含まれている。が流行る様なら白マナを確保する為に《平地》に変えた方がいいでしょう。

 

 

《カラカス》

タップだけで伝説のクリーチャーを手札に戻すことができる伝説の土地。タップで白マナも出る貴重な白マナ源でもあります。

タップだけでで伝説のクリーチャーをハンドに戻せるというのは破格な能力で攻守両方に於いて重要な働きを見せてくれます。特にスニークショーやBGデプス、リアニメイト4)自軍の墓地に高コストのクリーチャーを落とし、スペルで釣り上げて場に出すコンボデッキ。デッキの名前の由来は墓地からクリーチャーを出す効果のソーサリー、再活性の英名より付けられている。戦では相手のフィニッシャーの殆どがレジェンダリーである為、《カラカス》を置いた瞬間に嫌な顔をされます。

スニークショー戦では《カラカス》をハンドに温存しておき《実物提示教育/Show and Tell》の解決で場に出すことで出てきたレジェンダリークリーチャーを完封するということができます。
また、土地である為カウンターされる心配がありません。同様の場面でハンドに《ファイレクシアの破棄者》がいる場合はそちらを出して様子を見た上で、自分のターンのセットランドで《カラカス》を置くのも選択肢の一つです。

自身のレジェンダリークリーチャーにも使用できるのも強みです。現在のレシピでは《スレイベンの守護者、サリア》のみですが、相手の除去やクリーチャーブロックからの使い回しが可能です。

 
現在は2枚のみの採用ですが、今後《カラカス》の需要が増える様なメタになった場合、《高名な弁護士トミク》《コロンドールのマンガラ》と言ったレジェンダリークリーチャー達も採用の候補に挙がると思われます。

 

 

《ミシュラの工廠》

1マナでターン終了時まで2/2の組み立て作業員クリーチャーになる無色の土地。タップで対象の組み立て作業員クリーチャーを+1/+1する能力も持っています。

《ミシュラの工廠》が特に輝くのは対コントロール戦です。Death&Taxesはクリーチャー主体のデッキである為全体除去には滅法弱いのですが《ミシュラの工廠》はクリーチャーになれるタイミングを選べる為、全体除去をかわし易いのが特徴です。
またアタック時は2/2ですが、ブロック時はブロックした後に自身に+1/+1能力を使用できる為実質3/3として扱うことができます。本レシピではサイド後に《歪める嘆き》を採用している為無色マナを増やす意味合いも兼ねての採用になっています。

 

 

サイドボードについて

 

《悟りの教示者》

ライブラリー内のアーティファクトかエンチャントをライブラリートップに持ってこれるインスタント。主に1挿しのサイドボードの置物を持ってくるのに使用します。

主にハンドアドバンテージを重視しない対コンボ戦でサイドインします。ハンデスに対応して打つことで有効牌を引っ張れる点とサイドインしたアーティファクト、エンチャントを水増しして見る事ができます。

 
弱点としてはライブラリートップに置くという挙動の為タイムラグがある点とDoomsday5)最後の審判をキーカードにしたコンボデッキ。最後の審判で任意の5枚のカードを仕込み勝利する。手札や場にあるマナの枚数でキルルートが多数存在する。に見られる《予報》等のライブラリートップを弄るスペルや《暗殺者の戦利品》に代表されるライブラリーシャッフル系のスペルです。

 

 

《耳の痛い静寂》

クリーチャーでないスペルを各ターンに1回しか使用できなくなるエンチャント。主にANTやBelchar6)土地を1枚まで切り詰めたコンボデッキ。大半をマナ加速とコンボパーツで構成されている。平均キルターンが非常に速い。に代表されるストーム系デッキにサイドインします。
1マナで置けるためスピードを重視した相手にとっても最速で置く事が可能で、Death&Taxesではクリーチャーが主体である為《耳の痛い静寂》のデメリットはほぼありません。

また、エンチャントである為《王冠泥棒、オーコ》が触れる事ができない点も◯です。デメリットとしては他のスペル制限系の置物とは異なりクリーチャーは唱えられるためサイドインできるデッキの幅が狭まっている点です。Aluren7)魔の魅惑をキーパーツにしたコンボデッキ。クリーチャー主体であるためビートダウンとコンボの両方で勝利を目指すことができる。やElves8)エルフのクリーチャータイプを持つクリーチャーで構成された部族デッキ。低マナ域のクリーチャーを活かしてチェインコンボのように振舞ったり、横並びからのビートダウンといった多彩な戦略が持ち味。に間違えてサイドインしない様に注意してください。

 

 

《レオニンの遺物囲い》

出た際にアーティファクトかエンチャントを追放できるナイトメア能力9)場に出たときに何かを無くす、場を離れたときに無くしたものを戻す誘発する能力。これらを合わせてナイトメア能力と呼ぶ。初出のトーメントに収録された顔なしの解体者に代表されるナイトメアクリーチャータイプに多く見られたことからナイトメア能力と呼ばれる。持ちの2/2クリーチャー。《実物提示教育/Show and Tell》や同型、Post10)雲上の座から大量のマナを出すランプデッキ。名前の12Postは採用されている、雲上の座、微光地、ヴェズーヴァの3種12枚の神座の土地タイプを持つ土地カードに由来する。系にサイドインします。cip能力11)場に出たときの能力。逆に場を離れたときの能力をpig能力と呼ぶ。である為、《実物提示教育/Show and Tell》を出した際に相手が《全知》《騙し討ち》を出した際には追放することができます。

 
また2サイズも2/2である為、ANT戦では《夜の戦慄》を追放する為にサイドインします。小技としては場に出た際に置物を追放する能力にスタックして《レオニンの遺物囲い》自身を追放する事で先に追放した置物を場に戻す能力が先に解決される為、スタックに乗った追放能力で追放された置物は完全にリムーブされる&もう1度置物を追放する能力がスタックに乗ると言ったプレイが可能です。

 
《霊気の薬瓶》
x=3と《ちらつき鬼火》《修復の天使》がある際は狙ってみてもいいと思われます。

 

 

《大変動》

各プレイヤーはクリーチャー、土地、アーティファクト、エンチャントを1つずつ選んで残りは追放するソーサリー。

場をリセットする為のスペルですが《霊気の薬瓶》との相性が非常に良く大きなアドバンテージを得ることができます。デッキに1枚入っている《トロウケアの敷石》《大変動》で生贄にすることを目論んでの採用になっています。
また、《ちらつき鬼火》の追放はターンの終了時に誘発するので好きなパーマネントを追放したあと《大変動》を撃つことで盤面のアドバンテージを稼ぐこともできます。

 
弱点としてはプレインズウォーカーに触れられない点です。相手の盤面にプレインズウォーカーがいると《大変動》は手札で死に札になってしまいます。

 

 

《流刑への道》

対象のクリーチャーを追放する代わりに基本土地を与えてしまうインスタント。追加の《剣を鍬に/Swords to Plowshares》としてサイドインします。同型に代表されるクリーチャーデッキやデルバー系全般にサイドインします。

 

 
特に対デルバー戦では最も負けに繋がる《秘密を掘り下げるもの》《戦慄衆の秘儀術師》への追加の除去は貴重です。3色のデルバーでは基本地形を入れていないレシピも多く、その場合はデメリット無しの《剣を鍬に》の上位互換としてプレイ可能です。また、自身のクリーチャーに撃つ事ができる点も重要で、土地が詰まっている場合等には自分のクリーチャーに撃つことも選択肢に上がります。

 

 

《フェアリーの忌み者》

手札から追放する事で対象の墓地からカードを2枚追放することができる2/2の黒の飛行クリーチャー。起動方能力の墓地対策能力である為、《沈黙》《オアリムの詠唱》の影響下であっても機能します。

 
コストもハンドから捨てるだけなので実質0マナインスタントタイミングと非常に軽い為、後手1ターン目でも相手の墓地を睨めるのも◯です。追放できるのは1回きりの2枚のみではありますが、護衛募集員からサーチ可能な墓地対策能力持ちである為採用しています。また貴重な黒の飛行クリーチャーである為、《霊気の薬瓶》x=3からクロックとして場に出ることも少なくありません。

 

 

《安らかな眠り》

全ての墓地からカードを追放しその後墓地に置かれるカードも全て追放するエンチャント。究極の墓地対策。
2マナとやや重いエンチャントですが場に出た際の墓地対策は他に類を見ない強力なものです。それ故に墓地を使用しない白いデッキで採用されていることが多く、相手からすると予想し易いサイドカードの1枚です。

それ故に《Helm of Obedience》といった《安らかな眠り》を逆手に取るようなサイドインもあり得ますので注意しましょう。

 

 

《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》

2/2警戒のクリーチャー精製、+1/+1の修正紋章、5/5のクリーチャー化を選べる4マナプレインズウォーカー。主にアドバンテージ勝負になるようなコントロールやミッドレンジ戦でサイドインします。

4マナとやや重いプレインズウォーカーですが、Death&Taxesはクリーチャーデッキである為相手はサイド後軽量カウンターを減らしてきます。
その為こちらのプレインズウォーカーは比較的通り易く、かつ定着すると1枚でゲームを決め得る強力なカードの1枚です。

クリーチャー精製を主に使用していくとは思いますが忠誠カウンターは増えてはいかない為、瞬速持ちクリーチャーや火力に落とされないように気を付けてプレイしましょう。

 

 

《墓掘りの檻》

墓地対策その3。墓地からクリーチャーが出れずスペルも唱えられなくなるアーティファクト。他の墓地対策とは異なり直接墓地からカードをリムーブする能力はありませんが、墓地の再利用を大幅に防ぐことができます。

 
また、ライブラリー内からクリーチャーを出すことも出来なくなる為、苦手なElvesの《緑の太陽の頂点》《自然の秩序》といったスペルをケアすることができます。直接墓地に作用するアーティファクトではない為、《発掘12)ラヴニカで登場したゴルガリ団のキーワード能力。墓地に発掘Xを持ったカードがある場合ドローを置換しライブラリーからX枚墓地に置くことで発掘持ちのカードをハンドに加えることができる。エターナル環境では墓地にカードを置くという本来の使い方ではない方に着目したデッキが存在する。→ドレッジ《黄泉からの橋》をケアはできない為注意してください。

 

 

《議会の採決》

土地でない選ばれたパーマネントを追放することができるソーサリー。このデッキでは触れることのできないプレインズウォーカーや《真の名の宿敵》をはじめとした呪禁持ちやプロテクション持ちと言った様々なパーマネントに対処することができます。

 
弱点としては白ダブルシンボルを含む3マナと重いスペルである為サリアとの折り合いがやや悪いのと、面で攻めてくるパーマネント(《僧院の導師》や《若き紅蓮術師》)に対してテンポ面で難がある点です。強力なスペルですがやや盤面を選ぶ印象です。

 

 

《エーテル宣誓会の法学者》

各ターンアーティファクト以外のスペルは1ターンに1枚しか唱えられない制限をつける2/2のアーティファクトクリーチャー。

《耳の痛い静寂》と似ていますがこちらが制限するのはアーティファクトである為、ElvesやAlurenに対してもサイドインが可能です。タフネス2であることも重要で苦手な《疫病を仕組むもの》《夜の戦慄》に対しても1枚で落ちることのない点も重要です。《悟りの教示者》から持って来れるコンボ対策+クロックという貴重な存在ですが、アーティファクトクリーチャーである為、《静寂》《毒の濁流》と言ったスペルで割を食うことが多い為注意が必要です。

 

 

《歪める嘆き》

1/1でサクることで1マナでるクリーチャーの精製、ソーサリーカウンター、パワーorタフネス1以下のクリーチャーを追放が選べるインスタント。

除去やコンボ対策、ミラクル戦での《終末》をカウンターと様々な場面で活躍が期待出来る1枚です。強力ですが場面を選ぶスペルで、キャストする際に無色マナ含む2マナとやや小回りが効かない場面も見受けられます。

 
本来のDeath&Taxesでは白マナを重視する必要がありますが、本レシピでは《ミシュラの工廠》を採用しており、これは意図的に無色マナを増やす目的でもあります。また精製できるクリーチャーは意図的に生贄にすることが可能ですのでインスタントタイミングで《黄泉からの橋》を追放できることも覚えておきましょう。

 

 

《真髄の針》

カードの起動型能力を妨げるアーティファクト。追加の《ファイレクシアの破棄者》枠。《ファイレクシアの破棄者》とは異なり《真髄の針》では土地カードも起動を止めることが可能です。その為、LandsやDepth戦でも活躍が期待できます。

また相手のフェッチ13)ここではライブラリーから特定の土地を持ってくる能力を持った土地のこと。初出はミラージュですが、ここではオンスロートフェッチとゼンディカーフェッチのことを指す。にも刺せるのでプレイ如何によってはテンポアドバンテージの獲得にも貢献可能です。注意すべき点は《ファイレクシアの破棄者》とは違いマナ能力は縛れない点です。間違って《ライオンの瞳のダイアモンド》《水蓮の花びら》を指定しないように気をつけましょう。

 

 

《漸増爆弾》

タップでカウンターを乗せられ、タップで上に乗ってるカウンターと同じコストのパーマネントを破壊できるアーティファクト。Death&Taxesでは貴重な1対多数を取ることが可能な1枚。
またこちらも苦手な《真の名の宿敵》をはじめとする呪禁持ちやプロテクション持ちも破壊することができます。

多くの場面で場に出てるトークンをカウンター0から破壊してテンポを稼ぐシーンも少なくありません。逆にコストが重いパーマネントに対しては破壊までに時間がかかる為サイドインし難い1枚になります。

 

 

《解呪》

アーティファクトかエンチャントを破壊できるインスタント。白シングルシンボルの2マナインスタントである為非常に軽く使いやすい1枚です。あらゆるマッチでサイドインが期待できます。

Omnitell戦では《実物提示教育》に合わせて《エーテル宣誓会の法学者》を出したのち合わせて出てきた《全知》をインスタントタイミングで安全に割ることが可能です。このプレイは似た役割である《議会の採決》にはできません。しかし、軽いスペルではありますが、アーティファクトやエンチャントしか除去できない点を見ると《議会の採決》とは一長一短なカードです。

 

如何でしたでしょうか?

今回と前回、二回に渡り私のDeath&Taxesのデッキパーツの役割を解説をしてきましたが、メタの読みや得意なプレイングは1人1人異なるでしょう。今回紹介しきれなかった候補や今回紹介したカードの中にも、プレイヤーそれぞれの好みや発見、使用感は様々にあると思います。

今回ご紹介したDeath&Taxesに限らず、今記事を読んでくれている貴方が使用しているデッキ、使用してみたいデッキについて、貴方だけの気付きや発見、プレイングを大事にして、今後もMTGをプレイして貰えればいいなと思います。長い時間お付き合い頂きありがとうございました。

脚注   [ + ]

1.アイスエイジブロックにて登場したメカニズム氷雪に起因。氷雪シンボルと呼ばれるマナシンボルは氷雪パーマネントより生成されたマナコストにて支払うことができる。
2.暗黒の深部と演劇の舞台のコンボ。演劇の舞台を暗黒の深部を対象にコピーすると氷カウンターが置かれていない状態の暗黒の深部のコピーになるためマリットレイジトークンが場に出る。
3.血染めの月や虚空の杯といった置物で妨害して罠の橋で蓋をするロックデッキ。多数のプレインズウォーカーも採用されておりコントロール要素も含まれている。
4.自軍の墓地に高コストのクリーチャーを落とし、スペルで釣り上げて場に出すコンボデッキ。デッキの名前の由来は墓地からクリーチャーを出す効果のソーサリー、再活性の英名より付けられている。
5.最後の審判をキーカードにしたコンボデッキ。最後の審判で任意の5枚のカードを仕込み勝利する。手札や場にあるマナの枚数でキルルートが多数存在する。
6.土地を1枚まで切り詰めたコンボデッキ。大半をマナ加速とコンボパーツで構成されている。平均キルターンが非常に速い。
7.魔の魅惑をキーパーツにしたコンボデッキ。クリーチャー主体であるためビートダウンとコンボの両方で勝利を目指すことができる。
8.エルフのクリーチャータイプを持つクリーチャーで構成された部族デッキ。低マナ域のクリーチャーを活かしてチェインコンボのように振舞ったり、横並びからのビートダウンといった多彩な戦略が持ち味。
9.場に出たときに何かを無くす、場を離れたときに無くしたものを戻す誘発する能力。これらを合わせてナイトメア能力と呼ぶ。初出のトーメントに収録された顔なしの解体者に代表されるナイトメアクリーチャータイプに多く見られたことからナイトメア能力と呼ばれる。
10.雲上の座から大量のマナを出すランプデッキ。名前の12Postは採用されている、雲上の座、微光地、ヴェズーヴァの3種12枚の神座の土地タイプを持つ土地カードに由来する。
11.場に出たときの能力。逆に場を離れたときの能力をpig能力と呼ぶ。
12.ラヴニカで登場したゴルガリ団のキーワード能力。墓地に発掘Xを持ったカードがある場合ドローを置換しライブラリーからX枚墓地に置くことで発掘持ちのカードをハンドに加えることができる。エターナル環境では墓地にカードを置くという本来の使い方ではない方に着目したデッキが存在する。→ドレッジ
13.ここではライブラリーから特定の土地を持ってくる能力を持った土地のこと。初出はミラージュですが、ここではオンスロートフェッチとゼンディカーフェッチのことを指す。

北関東の僻地で活動してるMagic: the Gatheringプレイヤー。好きなフォーマットはレガシー。好きなカードをずっと使い続けられるこの環境とプレイを共にする友人が大好き。あと痩せたいです。

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