ボードゲーム遊び方紹介 第36回 『ペンギンパーティー』
イラストが夏っぽくて可愛らしい「ペンギンパーティー」を紹介します。
ペンギンの絵が描かれたカードを使って、8段ピラミッドを作っていくゲームです。
対象年齢は6歳以上から。プレイ人数は2人から6人で、短時間で勝敗が決まります。
カードは全部で36枚あります。
よくシャッフルして伏せた状態で、全員に同じ枚数が行き渡るように配り、手札とします。
今回は4人でプレイしたので、個々のカードの枚数は9枚です。
(5人プレイのみ、カードが1枚余ります。そのカードは最初に場に出しておきます。)
プレイ順はじゃんけんなどで自由に決め、ゲーム開始。最初の人から時計回りに進行します。
1回目。私の手札は青が4枚、緑が2枚、赤・黄・紫が各1枚ずつでした。
カードには色が付いていて、緑が8枚、黄・赤・紫・青は7枚ずつと枚数は決まっています。
まずはピラミッドの下段から作っていきます。
最下段は8枚、次の段は7枚、その次の段は6枚……とピラミッドになるように並べるので、段が上がるごとに横に並ぶカードを1枚ずつ減らしていきます。
なので、最初は8列となる最下段から。ボード上に置かれているカードに隣り合わせで置いていきます。
2段目以降は、2枚のカードの間にのみ、カードを置けます。その際に、新しく置くカードは、下の段の2枚のカードのどちらかと同じ色でなければなりません。条件を守っていれば、下の段がすべて埋まる前でも、上の段にカードを置くことができます。
ならば、いろいろな色を持っているほうが有利かなと、1周目は4枚ある青のカードから置いていきました。
2周目は8段目が半分できているので、上に向かってカードを置くことのみ、考えていました。
自分は青のカードをまだ3枚持っているので、1週目に置いたカードの上に乗せることはできます。
ほかのプレイヤーの出すカードを見ながら、残りの色を目算し、3周目からはボード上の少ない色の上に段を重ねていき、2枚持っている緑を自由に使えるように切り札にしていました。
手番がきたのに出せるカードがない人は、その時点で脱落します。
手札に残ったペンギンたちは海に落ちてしまいます。手札と同じポイントのシャチチップを受け取り、残ったカードは伏せて自分の前に置きます。
脱落者が出ても、置ける手札があればゲームは続いていきます。私は青を2枚、緑を1枚持っていて、その時点ですべて出せることは読み取っていました。
全員がカードを置けなくなるか、カードをすべて出し切るかしたら、ゲームは終了です。最後まで出せた人は、ごほうびとしてシャチチップを2ポイント分、場に返すことができます。
ピラミッドは必ずしも完成できるとはかぎりません。
プレイ回数は人数分だけ行いますが、今回は時間の都合上、3回行いました。
なんと、3回とも勝っちゃいました。
シャチチップを受け取っていないので、画像はなしです。
カードに描かれたペンギンは、どの種類もモデルがいます。どのペンギンがいるのかは、説明書に書いてあります。プレイしながら豆知識も得られるゲームでした。
ニューゲームズオーダー/ペンギンパーティー プレイ人数:2~6人 |
1973年生まれ
作家。2007年に宗形キメラ名義で二階堂黎人との合作『ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子』で作家デビュー。2009年には『マーダーゲーム』で単独デビュー。近刊は「少女ティック 下弦の月は謎を照らす」(行舟文化)
ボードゲーム好きで『人狼作家』の編集も手がけ、羽住典子名義でミステリ評論活動も行っている。
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