ボードゲーム遊び方紹介 第13回 4人の容疑者~湯けむりに消えた謎~ 後編
ボードゲーム遊び方紹介 第12回 4人の容疑者~湯けむりに消えた謎~ 前編はこちらから。
神保町にある「アソビcafé」さんにて、「4人の容疑者~湯けむりに消えた謎~」で遊んできました。
プレイヤーは3人。私以外は男性です。全員がほとんど初心者でした。
カフェですが、お酒も飲めます。今回は定食もありました。私は食事とゲームを両立させることができないので、飲み物のみで我慢しました。
勝利条件は2つ。抜かれたカードの内容が分かったら、ほかの人の手番でも「分かった!」と言って、カードを確認します。人・場所・時間の全てが当たっていたら、その人が勝ちです。間違っていた場合、脱落になります。質問されたら答えないとなりませんが、プレイはできません。全てのプレイヤーが脱落した場合、最後の一人が勝利者となります。
開始前に、スタッフの方からヒントをもらえました。
「全ての属性は4枚しかありません」
実は私、意味を理解しておらず、最初はメモを取る余裕もありませんでした。
最初に「分かった!」と言った方が脱落。続いて、私も何となくこのカードかもと「分かった!」と言いましたがあっさり外し、残った方が勝利者となりました。
続いて2回戦。ここでようやく内容を理解することができました。
メモにはアリバイカードの一覧が書かれています。先に、自分の手札と同じものを5つ、消していきます。残りの11枚から抜かれたカードを探すようになります。
1ターン目。初手の方から、私は質問をされました。「3時、6時、9時を合計で何枚持っていますか?」。5枚全て該当したので、その通りに答えました。さらに、自分のアリバイカードを1枚、質問者に見せます。
次は2番手。私の手番です。3番手の方に、「客室と中庭とおみやげ屋さんは何枚持っていますか」と聞きました。返事は4枚。1枚アリバイカードを見せてもらい、チェックします。
3番手の方から、時刻について質問されたので、そのまま答えました。
2ターン目。またしても初手の方から似たような時刻の質問を受けました。相手に情報を与えすぎないよう、公開する手札は前回と同じものを使いました。
次に私の番です。上原夫妻のアリバイカードを2枚持っているので、プレイ前に消しています。先ほどのターンで見せてもらったカードにも上原夫妻が書いてありました。なので、消しています。
目の前の質問カードに、「人物の1」がありました。それを使って、初手の方に「上原夫妻は何枚持っていますか?」と聞きました。答はノーです。
となると、3番手の方が上原夫妻を2枚持っていなかったら、それが抜かれたカードになります。
3番手の方が初手の方に質問をして、それで抜かれたカードが分かってしまいました。
けれど、私の勘違いかもしれないと思い、沈黙したままゲーム続行。だいたい誰が何のカードを探しているか分かったところで、「分かった!」と宣言して抜かれたカードを確認しました。
正解です。
安心しました。
私はルールを理解するまで本当に時間がかかるので、たぶん運がよかったのかなと思います。
この後、お客さんもだんだん増えてきたので、大人数で遊べるゲームをしました。
それはまた次回に続きます。
ボードゲーム遊び方紹介 第14回 DiXit(ディクシット)
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1973年生まれ
作家。2007年に宗形キメラ名義で二階堂黎人との合作『ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子』で作家デビュー。2009年には『マーダーゲーム』で単独デビュー。近刊は「少女ティック 下弦の月は謎を照らす」(行舟文化)
ボードゲーム好きで『人狼作家』の編集も手がけ、羽住典子名義でミステリ評論活動も行っている。
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