ボードゲーム遊び方紹介 第10回 ケーキバイキング
ミスボドに行ったお話はまだまだ続きます。(※参照 ボードゲーム遊び方紹介 第8回 チケット・トゥ・ライド(前編))
チケット・トゥ・ライドで遊んだあと、一緒にプレイした久遠堂さん@kuondouに誘われて、ケーキバイキングで遊びました。
ケーキバイキングは久遠堂さんが発案したゲームです。イラストも描かれています。
ルールは逆ババ抜きのような感じです。周囲のプレイヤーからケーキの絵のカードを1枚手渡されます(ランダムに選ばれるので、渡されない場合もあります)。手札に同じ絵柄があったら、プレイヤーはそのケーキを食べたことになり、手札から出して公開しないとなりません。これを繰り返し、最終的に山札がなくなったら、総カロリーの一番低い人が勝利者になります。
甘いものは好きだけど、カロリーをたくさん取りたくない! という乙女ゴコロを持っています。
男女あわせて5人で、ゲームはスタートしました。まずは、手札が3枚配られます。その中に、イベントカードや同じケーキが2枚含まれていたら、山札に返します。手札が3枚になるまで山札を引き、イベントなし、ペアなしになったら、ゲームは開始します。
1週目は、自分の手持ちのケーキカードを誰かに渡します。渡すカードは、ほかの人に見せてはいけません。やはり、カロリーの高いケーキカードが回っていくのが分かります。
2週目は、手札が2枚以下の人は、3枚になるまで山札から引きます。イベントカードを引いたら、そのイベントを行います。イベントカードは、隣の人のカードを見ることができたり、自分のカロリーがちょっとだけマイナスになったり、両隣の人にカロリーをプラスさせたりということができる、特殊カードです。
カードを押し付けあうといっても、ケーキカードは10種類、各4枚あります。同じカードがすぐに揃ってしまうことはめったにありません。
よく見ると、カロリーは某ケーキ屋さんの商品と同じくらいの数値でした。そこのお店のケーキはよく買いますし、カロリーもしっかりチェックしています。生クリームや果物たっぷりケーキは高め、ゼリーやベイクドチーズケーキは低め。豪華そうなケーキは早く手札からなくし、ゼリー系は残すようにしました。
3週目くらいで、周囲のプレイヤーの持っているケーキカードが分かってきました。みんなだいたい、カロリーの高いカードをほかの人に回しています。狙い目は、中間よりちょっと高めのチョコレート系。ただ、手持ちのカードが少なくなると、ほかの人からカードが回ってきやすくなります。違う種類のカードばかりだったので、私はどうにか乗り切れました。
4週目からは、計算に走りました。まったくケーキを食べないでいるのは、ちょっと不可能なほど、手札がたまっていました。カロリーの低いケーキだけを狙うのも、ちょっと難しいです。だったら、1種類だけカロリー高めのケーキを自分が食べ、カロリー低めのケーキをプライヤーに渡していきましょう。
こんな感じで、6週目くらいでゲームは終了しました。総カロリーは700。
なんと、勝っちゃいました。
ケーキ好きなのが幸いだったようです。
ボードゲーム遊び方紹介 第11回 2人でも遊べるドメモ&タギロンに続く
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1973年生まれ
作家。2007年に宗形キメラ名義で二階堂黎人との合作『ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子』で作家デビュー。2009年には『マーダーゲーム』で単独デビュー。近刊は「少女ティック 下弦の月は謎を照らす」(行舟文化)
ボードゲーム好きで『人狼作家』の編集も手がけ、羽住典子名義でミステリ評論活動も行っている。
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