MOパンダのわくわくレガシー生活

読むだけでレガシーの”いま”がわかる!「エルドレインの森環境」編

公開日:MOパンダ

MOパンダ MTG

こにぱーん🐼

MOパンダです。

「エルドレインの森」が発売され新環境となりました。
みなさん、新カードは試していますか?

今回のエルドレインはどのようなカードが使われているのでしょうか。
MTGOのレガシーチャレンジの結果と新カードを採用したデッキを見ていきましょう。

参考にした大会

magic onlineレガシーチャレンジ/レガシーリーグ

今回MTGOでは発売日より2日早く「エルドレインの森」のカードを使用できました。
レガシー環境の最先端となっています。
毎週80人前後の参加者がいるレガシーチャレンジから上位に入賞したデッキや、レガシーリーグで5-0したデッキを確認していきます。

晴れる屋休日大会

ラストサンの予選や各地方のデッキも全て掲載されているため新環境はいつもチェックしています。

MTGOレガシーチャレンジ

MTGO レガシーチャレンジ

レガシーチャレンジの入賞結果2週間分になります。
エルドレインの森実装直後は前環境でも活躍していたヘルムヴォイドに《鏡に願いを》を追加した形が優勝しました。

注目すべきは青黒想起デッキの隆盛です。
前環境でも強力なデッキでしたが新環境でも連続1、2フィニッシュしています。

青黒想起デッキ
Legacy Challenge 2023-09-17, 2nd Place, 7-0
プレイヤー:Didackith
土地(16枚)

1《溢れかえる岸辺
1《
1《神秘の聖域
4《汚染された三角州
1《
4《地底海
4《不毛の大地

勝ち抜けてきたコンボデッキを全て破壊した形になりました。

コンボデッキ相手は《再活性》のライフロスを気にする必要がなく《悲嘆》と合わせてハンデス+カウンター+高速クロックにより有利と言えるでしょう。

エルドレインの森から採用される新規カード達

それではエルドレインの森のカードが採用されてるデッキを紹介していきましょう!

《探索するドルイド》

探索するドルイド

まず紹介するのは《探索するドルイド》。

《無謀なる衝動》+《クウィリーオンのドライアド》です。

発売前は評価の低かったカードですが、それはインスタントで使える衝動的ドローカードが世の中に少なく《獣の探索》の使い勝手が不明だったためです。しかしMTGOに実装された途端レガシーフォーマットで使われ、その他フォーマットでも使用され人気カードになっています。

《獣の探索》は自分のターンにプレイすれば自分のエンドフェイズまでプレイ可能ですが、相手のターンでも次の自分のエンドフェイズまでプレイ可能です。
そして2枚めくった片方でもプレイできればアドバンテージになり、2枚プレイできれば出来事になってる《探索するドルイド》と合わせて3枚分リソースが増えます。
ドローではないため《オークの弓使い》にひっかからないところも高評価です。

《探索するドルイド》はサイズアップするため放置できず、何か除去カードと交換になるかゲームを決める力を持ちます。

まるで蘇った表現の反復です!

表現の反復

青赤緑デルバー
Legacy League 2023-09-09,5-0
プレイヤー:HATAHATO
土地(19枚)

4《霧深い雨林
4《沸騰する小湖
3《熱帯の島
4《火山島
4《不毛の大地

呪文(26枚)

4《渦まく知識
4《稲妻
2《呪文嵌め
2《邪悪な熱気
4《目くらまし
4《意志の力
4《思案
2《ミシュラのガラクタ

《豆の木をのぼれ》

豆の木をのぼれ

2マナのドローエンジンです。条件は5マナ以上のカードを唱えるだけです。

見た目だけ5マナ以上のカードである《力線の束縛》や《意志の力》を使いカードを引きます。

最初こそドローの条件は厳しい印象でしたが《空を放浪するもの、ヨーリオン》との相性がよく4Cコントロールでの使用が定番になっています。

空を放浪するもの、ヨーリオン

多色コントロール
Legacy Super Qualifier 2023/9/9,3rd Place
プレイヤー:McWinSauce
クリーチャー(8枚)

1《忍耐
4《自然の怒りのタイタン、ウーロ
3《孤独

《空を放浪するもの、ヨーリオン》は自身が5マナなので《豆の木をのぼれ》の効果を誘発させ、されに出た時に《豆の木をのぼれ》をブリンクできるので異常な枚数のカードを引き増すことができます。

1枚設置でも2ドロー、2枚設置なら4ドロー、3枚設置なら6枚ドロー?!できます。

最近では《豆の木をのぼれ》を採用したRUGカラーのデッキも生まれています。

《濁浪の執政》や《わめき騒ぐマンドリル》によってカードを追加で引きます。

《意志の力》もプレイしやすく苦手なコントロールに強い構成と言えるでしょう。

豆テンポ
土地(19枚)

4《霧深い雨林
4《沸騰する小湖
1《タイガ
3《熱帯の島
3《火山島
4《不毛の大地

サイドボード(15枚)

1《兄弟仲の終焉
1《水没
1《溶融
3《紅蓮破
1《墓掘りの檻
2《夏の帳
2《外科的摘出
1《忍耐
1《否定の力
1《祭典壊し
1《自然への回帰

《鏡に願いを》

鏡に願いを

発売前から《ガイアの意志》との組み合わせで実質《ヨーグモスの意志》になるコンボが話題でしたが、ANTや黒系ストームに採用されています。

むかつきストーム
Legacy Challenge 32 2023-09-09,3rd Place
プレイヤー:Eureka22422
サイドボード(15枚)

4《花の絨毯
2《殺し
3《外科的摘出
3《突然の衰微
2《機能不全ダニ
1《影槍

《炎の中の過去》と違いアーティファクトを使いまわせるため見た目以上に少ないリソースでストームを稼ぎコンボを決めます。
《ライオンの瞳のダイアモンド》が4枚使えるレガシーというフォーマットだからこそ強いと言えるでしょう。

わかりやすい切り抜き動画を作ったのでこちらをぜひ。

ヘルムヴォイドなど黒いストンピィ系のデッキでも採用されます。

コンボパーツ先の枚数を減らし《鏡に願いを》で持って来れるカードの種類を増やしています。

《Helm of Obedience》のような単体で何もせず枚数を絞りたいカードを減らせるのは構築の利点ですね。

《虚空の力線》でゲームをスタートしたのであれば《Helm of Obedience》ではなく《不正利得》もゲームを決められます。

必要に応じてサーチ先を変更出来る柔軟性。黒単にしては器用すぎます。

《眠り呪いのフェアリー》

眠り呪いのフェアリー

《秘密を掘り下げる者》と違い攻撃できないターンが長いフェアリーです。

そのうち攻め切ればいいくらいの採用でテンポ系のデッキで採用されています。

ディミーアマークタイド
Legacy League 2023-09-09, 5-0
プレイヤー:ARK4N
土地(19枚)

1《溢れかえる岸辺
1《
2《霧深い雨林
4《汚染された三角州
1《沸騰する小湖
1《
4《地底海
4《不毛の大地
1《湿った墓

護法2によって1度場に出たら除去しにくいのは強力です。《不毛の大地》によって護法2のコストを払うのは厳しく、護法2のコストを払わせ《目くらまし》でカウンターする動きも可能です。

《秘密を掘り下げる者》や《ドラゴンの怒りの媒介者》と違い最初からタフネス3なので《オークの弓使い》に除去される心配もありません。

マナを払って加速でき4ターン後にスレッショルドする《敏捷なマングース》と言えるでしょう。

敏捷なマングース

《苔森の戦慄騎士》

苔森の戦慄騎士

パイオニア止まりかと思いましたが、レガシーでも採用されています。

職工エルフデッキから《悪魔の職工》を抜き、エルフも抜き…ではなく、

《オークの弓使い》《悲嘆》《カザド=ドゥームのトロール》《再活性》の黒の強力カード達を緑のカードでカバーをする緑黒想起デッキと言えるでしょう。

《飢餓の潮流、グリスト》は非常に強力です。

墓地にいる時はクリーチャーなので《再活性》で場に戻すことが可能です。

-2の起動型能力も《オークの弓使い》の動員トークンでいいため大変使い勝手のいいPWと言えるでしょう。

飢餓の潮流、グリスト

終わり

今回の「読むだけでレガシーの”いま”がわかる!」は以上となります。

《オークの弓使い》によってテンポデッキはグリクシスカラーが定着していましたが、《探索するドルイド》によってティムールカラーもシェアを増やしており環境の変化を感じています。《タルモゴイフ》や《獣の探索》が《オークの弓使い》に強く、黒が多いいまだからこそ上がってきてることは納得です。

私は《鏡に願いを》の可能性を色々模索中です。次回はこの辺のまとめ記事を書けたらと思います。

読んでいただきありがとうございました!

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