【買取実績】『秘密戦隊ゴレンジャー』『忍者キャプター』ほかヒーローソフビ多数

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今回ご紹介するのは70年代特撮作品のソフビフィギュアです。一度に大量にお譲りいただきまして、同世代の(Tg)はいちいち懐かしいやら何やら。1975年に『秘密戦隊ゴレンジャー』がスタートして以来、チームもののヒーローが多い時期でもあります。この時期は「戦隊もの」としてはまだ確立されていなかったわけですね。実際本家の東映戦隊ヒーローも『ゴレンジャー』『ジャッカー電撃隊』と続いていったん中断。戦隊というジャンルに限らず色々なヒーローの在り方を模索していた時期だったといえるでしょう。
チームヒーローを合金トイで集める場合、ただでさえ1体が高価なのに、それを複数買ってもらわなければなりません。商品点数を増やすチームヒーローですが、買う方にとってはなかなか大変です。そこでソフビの出番、お求めやすい価格で合金の廉価版的な役割だけではなく、ブリスターなどでセット販売されることもありました。

特撮ヒーローの歴史をさかのぼれば、主人公たちがグループで戦うのはおそらく『忍者部隊月光』(64)『仮面の忍者赤影』(67)などが先駆けてたといえると思います。アニメでは『レインボー戦隊ロビン』(66)や『科学忍者隊ガッチャマン』(72)がすでにチームで力を合わせるスタイルでした。70年代の変身ヒーローブームが始まってからは『ゴレンジャー』が初のチームヒーローといえるわけですが、仮面ライダーからの等身大ヒーローに限っても4年ほどのライムラグがあります。マーチャンダイジング的には、単純に主人公側の売れる数が何倍にもなるので「おいしい」はずですが、これはどうした理由でしょうか。ちょっと気になりました。

ゴレンジャー以前には『仮面ライダー』や『キカイダー』『ウルトラマン』などで、前番組のヒーローの客演や共闘などのシチュエーションが存在します。子供にとってのスペシャル感は半端なく、そうした回の視聴率は高いなどの実績もあったはずです。しかし一方で複数のヒーローによる戦闘は「袋叩き」にも見える構図で、アニメなどでは圧倒的に強大、もしくは多数の敵に立ち向かうことでその印象は薄れますが、実写ではなやはり生々しいものでした。そのため客演回などに登場する怪人や怪獣はかなり強力な敵が用意されるのが常でした。また、ヒーローの造形やキャストにかかるコスト的にも、導入にはそれなりに葛藤もあったのではないでしょうか。そこに切り込んだのが『秘密戦隊ゴレンジャー』でした。

 

●秘密戦隊ゴレンジャー


1975年4月スタートの、言わずと知れた戦隊ものの始祖。本作の成功の理由というか当時の子供だった自分の目から、ゴレンジャーに「袋叩き」感がなかったのは、スーツのデザインも大きかったと思います。、基本デザインは共通とし、頭部に各々の武器の形をシンボライズしたスーツは、一方で安っぽさも同居していました。しかしその統一感によってチームであることが強調されましたし、ゴレンジャーストームなどのチームで放つ必殺技はチームとしての必然性を無理なく感じさせました。また、色による区別は同時に、子供たちも真似をしやすかったんですよね。

 

●忍者キャプター


1976年4月スタート。ゴレンジャーがスパイアクションを下地にしたのに対し、集団ヒーローと相性の良い忍者をモチーフとしています。また、各メンバーは陰陽五行や自然物などをモチーフにした7人構成。火忍キャプター7、雷忍キャプター1など、モチーフと番号を組み合わせたものとなっており、キャラクターも色分けされ、背中には背番号的に数字も記されていました。正直ここまでしないと子供には覚えにくかったかも? 

 

 

●バトルホーク


1976年10月スタート。永井豪・石川賢の『ゲッターロボ』コンビの原作によるチームもの。主人公は3人兄妹。変身に3人が持つアイテムが揃う必要があるなど制約を持たせています。ヒーローが圧倒的に強い替わりに、強すぎて単調にならないように、ヒーロー出現まで制約を持たせるケースも多いですよね。レインボーマンのヨガの眠りとかサナギマンですとか。

 

このほかにも1975年10月スタートの『アクマイザー3』や、76年10月スタートの『円盤戦争バンキッド』など、東映、その他を問わず集団ヒーローが多数登場したのが70年代中盤の特徴といえるかもしれません。努力・友情・勝利ではありませんが、当時の子供たちはチームワークの大切さなどを学ぶこともあったと思います。一方で単独で戦うヒーローには、孤軍奮闘感というか孤独さを強調するイメージがつきまとう結果となり、よりキャラクターに深みが感じられるようになりました。どちらが良いとかどちらが強いということはなく、単体ヒーローも集団ヒーローもそれぞれ魅力があることに気づかせてくれます。

 


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商品カテゴリー 特撮スーパー戦隊シリーズその他特撮グッズ買取玩具・おもちゃその他レトロフィギュア特撮フィギュア
ご依頼地域 岐阜県大垣市
買取方法 宅配買取

※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。

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