ボードゲームブロガー ふうかが行く!

アナログゲーム好き大集合! ゲームマーケット2022秋、2日目開幕

公開日:ふうか

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こんにちは、ふうかです。
今回は前回に引き続き『ゲームマーケット2022秋』2日目の様子をお伝えします。

 

 

 

2日目開幕

 

入場待ちの列

2日目は早期入場チケットがないため、11時の開場と同時に一般入場がはじまります。会場の外を見ると、入場を待つ待機列ができていました。朝晩肌寒くなってきたとはいえこの2日間は見事な晴天。青い空に白い雲の下、最後のチェックとばかりにカタログに目を通したり、スマホで情報収拾したりと忙しく過ごしていたように見受けられました。

 

2日目開始のアナウンスと共に、参加者たちが入場してきます。その様子を眺めていると、1日目と違うことに気付きます。参加者の多くは会場に入ってから行先を決めているらしく、歩みも気持ちゆっくりめです。少なからず狙いのブースへ一直線の参加者もいますが、大半の参加者は友人等とどこへ向かうのか相談しつつ歩いていました。買い物主体になっている1日目とは明らかに違った人の流れです。

その影響なのか一極化することなく、万遍なくじわじわと会場内を満たしていきました。

 

 

 

歩みはゆっくりな会場内

 

次々に入場してくる参加者たちを見ていると、とりあえず遊んでみようという行動が見られ、買い物より体験を優先しているように見えました。

 

デジタルゲームブース

インディーゲームサミット『BitSummit』、変わったコントローラーのイベント『make.ctrl.Japan4』のデジタルゲーム特設ブースでは、若者や子ども連れの家族が多く足を留めていました。説明を聞きながら実際に触れています。

 

一般ブース側の様子

振り返れば、一般ブース側にも参加者が集まっていきます。一般ブースには試遊卓ありとなしがありますが、参加者は会場内を歩きながら、興味深そうに眺めていました。

 

一般ブースも盛況

参加者が途切れることなく入場し、気付けば一般ブースも大盛況。各々気になるゲームの説明を聞いたり、手に取ったり、限られた体験席に座ったりと忙しく過ごしています。

過去のゲームマーケットと比べて、2日目なのに一般ブース側が場所によっては大混雑していることに驚きます。参加者に説明を聞く時間的余裕があるのかもしれません。

 

子どもゲームコーナー

子どもゲームコーナーでは、子どもと一緒に遊べるラインナップで来場者をもてなしていました。かなり広く仕切られた空間では、親子で楽しく遊ぶ姿を見ることができました。

 

TRPGギルド

ROLE & ROLL TRPGギルドでは、早い時間からテーブルが埋まり大盛況でした。

 

謎解きゲーム

両日共に開催されていたドラマティック謎解きゲーム『チのハロウィンパーティからの脱出』も大盛況でした。会場内で謎を解いている参加者の姿を多く見かけました。

 

前記事でも紹介したドイツ年間ゲーム大賞最終ノミネートという栄誉。発売元のオインクゲームズでは両日14時から号外を配布しており、赤いポーンマークが目立つ自動販売機でもゲームを販売していました。

 

Studio OZON

人気衰え知らずなのはマーダーミステリー。「ここにくればすべてが揃う」と評判のStudio OZONブースは、連日大勢の参加者が押し寄せて賑わい、ブースが見える写真を撮ることができたのは閉場間際でした。

 

アークライトブース

毎回ゲームマーケットで発表される作品に賞品化への道を繋ごうと創設された『アークライト・ゲーム賞』。アークライトブースでは、各賞に輝いた作品が展示されていました。

 

巨大なウイングスパン

そして世界的に人気の高い『ウイングスパン』の巨大版もありました。テーブルの上で遊ぶのもいいですが、こういった大きさのものはイベントならではですね。

 

Mリーグ

連日大盛況すぎるMリーグ。常に待ちの人が多く、ブースを囲むような形で見学しながら並んでいました。

 

 

 

高校生が自作作品で出展

 

朋友学園高等学校

ゲームマーケットでは高校生が自作ボードゲームを出展していることが多くあります。

今回は、朋優学院高等学校ボードゲーム部が出展していました。東京都高等学校ボードゲーム連盟(https://boardgametokyo.wordpress.com/)に加盟しているので存じております。早速作品を見せていただきました。この日は顧問の先生もいらっしゃいましたが、ゲームの説明は学生自ら率先しておこなっていました。

 

出展したゲームは3種類

作品は3種類。それぞれ作者自ら説明してもらい、購入させていただきました。説明を聞いた限りでは粗削りな部分はありますが、学生ならではの発想が光る作品。将来が楽しみですね。

余談になりますが、今年も東京都高等学校ボードゲーム連盟主催『第5回選手権大会』が11月13日に開催される予定です。もちろん取材に行きますので、その時に感想が言えるよう準備しておきたいと思います。

 

 

 

2日間の祭典を終えて

今回のゲームマーケットは、ここ数回の中では来場者も多く、活気あふれるイベントだったのではないでしょうか。企業をはじめ各企画も盛り上がりを見せ、楽しく過ごせた2日間でした。

以前の賑わいが戻りつつあるゲームマーケットですが、事務局側では大きな変化がありました。長く事務局長を務めてきた刈谷氏がその任を退かれ、新しく草野氏に引き継がれることになりました。刈谷氏にはゲームマーケット大賞の審査員で大変お世話になったこともありましたので、会場内で少しだけお話をお聞きしました。

 

法被姿の刈谷氏

ふうか:「10年間おつかれさまでした。刈谷さんにとっての10年はどうでしたか?」

刈谷:「そうですね、とても楽しい10年でした」

ふうか:「ゲームマーケット事務局を退かれるわけですが、今後のゲームマーケットに望むことはありますか?」

刈谷:「今後もっともっと拡大していって欲しいし、自分はこの10年そのつもりで動いてきました。一時期コロナの影響で足踏みせざるを得ない状況でしたが、来場者も3万、5万と目に見えて増加させつつ、日本のボードゲーム文化の発展に尽くしていただきたいと思っています。その素養は充分すぎるほどにありますから」

 

まだまだ成長を続けるゲームマーケット。主催がアークライト社になる前から参加している私としても、長年の立役者とも言える刈谷さんが事務局を退かれることに寂寥感があります。おなじみとなった法被姿もこれで見納めでしょう。

しかし、ますます成長するゲームマーケットをこの目で見続けることができるという楽しみもあります。

10年間、本当におつかれさまでした。

 

 

 

次回開催について

 

閉場後の会場内

お祭りが終われば次のお祭りに向けて始動です。

次回は、2023年5月に『ゲームマーケット2023春』を開催する予定であることが、事務局から発表されています。

 

『ゲームマーケット2023春』
日時:2023年5月13日(土)・14日(日)
会場:東京ビッグサイト 西1・2ホール

 

出展者の募集は2022年12月上旬が予定されています。出展を目指す人、遊びに行きたい人は今からスケジュールを押さえておきましょう。

 

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