戻ってきた熱気! アナログゲームの祭典『ゲームマーケット2022秋』開催
こんにちは、ふうかです。
ひさしぶりとなる今回は、10月29・30日に開催された『ゲームマーケット2022秋』へ行ってきましたので、まずは1日目の報告です。
1日目開幕と早期入場
新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の影響で、様々な不自由の中で開催を続けてきた『ゲームマーケット』でした。しかし今回は大幅な制限がありません。久しぶりの自由なゲームマーケットに向けて出展者たちも気合十分で来場者たちを出迎えます。
対する参加者たちも早期入場チケットを手にした猛者たちが、晴天の下、静かに開場を待ちます。
開幕の放送と共に、一斉に人が会場内へと入ってきます。お目当てのブースはどこなのでしょうか。気になるので、しばし人の流れを観察していました。
入口からまっすぐの場所にブースを構える『サニーバード』では、今年ドイツ年間ゲーム大賞を受賞した『カスカディア』と『リビングフォレスト』を始め、日本語版製造元のケンビルより委託された形で並べていました。あっという間に会計待ちの列ができあがり、5分程度で両製品は品切れに。
主催であるアークライトも物販に列ができていました。ブースの裏側に列ができていたので見えにくいですが、並ぶ人がどんどん増えていきます。
もはやおなじみとなったジーピーくじの列。時折、鐘の音が響きながらも列が途絶えるどころか、増える一方で大人気でした。
会場内を歩いていると目立つカラーの大きな袋を持っている人が多いことに気付きます。ボードゲームホテル MIMARUのブースでは、先着順に無料でバッグを配布していましたが、なんと100人に1人無料宿泊券が入っていたようです。私もバッグをいただきましたが、残念ながらはずれでした。
一般入場開始
外を見ると、12時の一般入場に向けて待機列が移動していました。移動しつつみんなが会場内を窺っています。
そして、のんびり個々のブースをチェックできる時間はここまで。
一般入場のアナウンスと共に、気付けば会場内は熱気に包まれていました。
特に今回は一般ブースに人が多く集まり、試遊卓のないブースは通り抜けることも厳しいほどの人、人、人。この感覚は久しぶりです。
それぞれお目当てのゲームがある人、その場で説明や目を惹かれたゲームで足を止める人など、さまざまです。
今回、企業ブースと一般ブースの間に、椅子が並べられた休憩所がありました。夢中になって歩いているうちは良いのですが、ちょっとした休憩場所は必要ですよね。かなり利用されていました。
企画イベントを見逃すな!
2日間を通して、さまざまな企画が催されています。各企業が自ブースで開催しているものから団体が開催しているものまで、来場者それぞれ好みで楽しめる企画がいっぱいです。お試しで遊べる試遊卓を抱える一般ブースも今回から復活。たっぷり楽しもうと思ったら1日では足りません。私が覗くことができた一部の企画イベントを紹介します。
日本のミニマムなゲームを世界に発信した先駆けとも言うべき『ラブレター』も10周年。
10周年の企画として、規定数勝利すればプロモカードの制作権を得られるというもの。さらに抽選で両日各1名が特殊能力を考案できるというのだから、ラブレター好きにはたまらない企画です。
小学館 GOOD GAMESでは、新作『ピンコンビトリオ』を購入すると限定プロモカードを入手できるに加え、イラスト担当ココナス☆ルンバ先生がその場でカードを描いてくれました。数字は好きな数字を選び、イラストをカードに描きこむ先生の正面に座る形です。これは土曜日限定のイベントでした。
本物のスーパーカーの展示と共に消しゴム落とし大会を開催していたのにはGGF-T。展示されていたのは『デ・トマソパンテーラ』です。大会は両日開催されるそうで、上位者には賞品も準備されていたようです。
特設ブースでは、イスラエル生まれのラミィキューブの企画です。世界中で長く愛され、世界大会も開催されていますが、その世界大会で日本人選手が優勝した時の優勝カップも展示されていました。また、カラフルなラミィキューブTシャツも販売。会場で体験することでオリジナルグッズがもらえます。
ラミィキューブのお隣特設ブースはMリーグ。5年目を迎えるプロ麻雀リーグ『Mリーグ』ですが、実際にプロの選手と対戦できるとあって、たくさんの人が試合待ちをしていました。参加賞としてステッカー、さらに和了ると翻のステッカーももらえます。1局の短期決戦。プロと打てる貴重なチャンスです。
すごろくやでは、アトラクションブースで3つのゲームが体験できました。その中でも見ているだけでも楽しいけれど自分でも遊びたくなってしまうのが『音速飯店』。実況付きで注文が聞えてくるだけで気になります。順番待ちをしながら実際に遊んでいる姿を見ているだけでテンションアップ。遊んだ後は『特製音速飯店わりばし』がもらえるのもうれしいですね。
1日目を終えて
ボードゲームを少し深く知れば気になる『ドイツ年間ゲーム大賞』。
実は今年、最終3選に日本人作者の『SCOUT』がノミネートしました。壇上に上がった日本人は2人目という快挙です。発売元のオインクゲームズでも大々的に号外を配っていましたが、作者の梶野さん個人でもワンモアゲーム!としてブースを出していたのでお邪魔しました。
ご本人は「大賞をとりたかった」と悔しさを滲ませていましたが、 世界中に配信されている授賞式の壇上にあがるのは、並大抵のことではありません。快挙の喜びを表現していただいた姿が、赤ポーンに齧りつく姿。次作への意欲を語っていましたので楽しみですね。
閉場のアナウンスを聞き、久しぶりに疲れを感じました。
ここ数回は仕方がないとはいえ、少し寂しいゲームマーケットだったのです。
ところが今回、忘れていた熱気の渦を肌で感じ、熱いイベントであることを思い出させてくれました。たくさんの人がアナログゲームを求め集まり、この場でしか体験できない楽しみで満足できるイベントが復活です。
次回は2日目の様子をお届けします。
気が向けばどこにでも出現する神出鬼没のブロガー。ほぼ毎日更新のブログでは、ただひたすらボードゲームについて発信中。
ボードゲームを追いかけて、あっという間に18年目。
ふうかのボードゲーム日記 https://fu-ka.livedoor.biz/
記事一覧はこちら