ポケモンカード 今から備えよう!「Dレギュ落ち」のまとめ

公開日:ビオラ

ポケカDおち

 

こんにちは、ビオラです!
ご覧いただきありがとうございます。

この記事のテーマは「Dレギュレーション落ち」です。今年ポケカを始めたプレイヤーさんには聞き馴染みのない言葉かもしれませんね。

でもこれは全ポケカプレイヤーが関わるお話。
今持っているカードの一部が将来使えなくなってしまうんです。

この記事ではレギュレーション落ち(以下、レギュ落ち)を控えた僕達ポケカプレイヤーが、今からできる準備を行動面・感情面に分けてお伝えします。

それでは、よろしくお願いします!

 

 

「レギュレーション」とは?

 

「使えるカード/使えないカード」を定めたルールのことです。

普段あまり意識する機会はありませんが、ポケカの公式大会・イベントはこの「レギュレーション」と呼ばれる、定められたカードの範囲内で行われています。

レギュレーションは大きく2種類に分けられます。

 

 

スタンダードレギュレーション

カードの左下にあるレギュレーションマークにD・E・Fのいずれかが書かれたカードを使って遊ぶルールです。

公式大会・イベントの多くはこのレギュレーションで行われています。

レギュレーションマーク

 

 

エクストラレギュレーション

こちらはスタンダードよりも更に広いフォーマットです。現在発売されている「ソード&シールド(剣盾)シリーズ」から「BWシリーズ」までのカードが使えます。

以下、すべてスタンダードレギュレーションの話をします。

 

 

 

「レギュレーション落ち」とは?

 

ポケカは毎月のように新弾パックが発売されて、カードプールが70〜100種類ほど増え続けています。どんどん使えるカードが増えていくと、複雑なルールが発生したり、開発者側が想定していないような挙動をするカードが出てくる可能性があります。

いわばコンピュータのバグのようなものです。

このバグが起きると、とんでもなく強いデッキが作られて対戦環境がそれ一色に染まり、構築の多様性を損なってしまう可能性があります。

そんなポケカ、面白くないですよね。
ポケカの醍醐味は自分で試行錯誤したり、自分だけの相棒を見つけて遊んだりするところにあると思っています。

そんなポケカの醍醐味を守るために、スタンダードレギュレーションでは通例1年に1回、使えるカードの更新が行われます。

それが通称「レギュレーション落ち」です。

 

いつ・どれが使えなくなるの?

 

まだ公式からのアナウンスはされていませんが、これまでの流れに則ると「2022年12月〜2023年2月」の間に「Dレギュレーションのカード」が使えなくなると予想されています。

具体的には以下のパック・商品の収録カードです。

拡張パック

拡張パック

 

構築デッキ

構築デッキ

 

その他商品

その他商品

 

 

どんなカードが使えなくなるの?

 

よく対戦シーンで使われるDレギュカードの例です。

汎用カード

 

特に「《クイックボール》が使えないのはヤバいだろ!」と思う方もいるかもしれませんが、そこは大丈夫です。デッキの根幹を支えるカードがないとゲームが成り立たないことは開発者側も分かっています。

なので《クイックボール》と似た効果を持つカードがDレギュ落ちの前後で登場すると予想されます。もしかすると《クイックボール》本体の再録もあるかもしれませんね。

いずれにせよ、ここでは予想の範疇を出ないので公式からの情報を待ちましょう。

 

 

 

特に影響の高いカード9選

ここでは上記で紹介したような「特に重要なDレギュレーションのカード」について、基本効果のおさらい・どんなデッキで、どんな使われ方をしたか・代用カードはあるのか、を解説します。

 

ジメレオン・インテレオン

 

裏工作

特性「うらこうさく」は進化時に好きなトレーナーズを探す特性。トレーナーズを経由してポケモンやエネルギーにもアクセスできるため、好きなタイミングで好きなカードを使えます。60枚をフル活用できる優秀なシステムカードでした。

また、進化前《メッソン》のワザ「どんどんよぶ」による展開力・《インテレオン》のワザ「アクアバレット」による非ルールポケモンへの攻撃性能・特性「クイックシューター」による打点調整など、この進化ラインでできることが非常に多く、環境トップデッキからカジュアルデッキまで幅広いデッキを支え続けました

《ビーダル》やターボ〇〇系統など、山札の上から掘っていくタイプのシステムとは違い、直接欲しいカードをサーチする裏工作システムは唯一無二の性能。代用カードはありません。

パルキア

 

 

 

クロバットV

 

クロバットV

Cレギュレーションで活躍した《デデンネGX》の後継として現れた《クロバットV》。ベンチに出すだけで手札を6枚になるように補充できる特性「ナイトアセット」は、前述の特性「うらこうさく」とは違い1枚で完結するシステムカードとして多くのデッキで重宝されました。

代用カードとしては《ネオラントV》が近い役割を担っています。しかし、ドローサポートを使ってもなおドローする能力はないため完全な代用とはいきません。

ムゲンダイナ

 

 

 

クイックボール・しんかのおこう

 

ボール系グッズ

いわゆる「ボール系」と呼ばれるポケモンを探すためのグッズ。剣盾シリーズにおけるデッキの根幹を支えてきました。

《クイックボール》は《バトルVIPパス》《ネストボール》とは違い、たねポケモンを「手札に」持ってくるため、たねポケモンの「このポケモンをベンチに出したとき」系の特性を使える優秀なボール系グッズでした。

《しんかのおこう》は進化ポケモンをノーコストで探せる点が非常に優秀で、どんなに細い手札でもコレ1枚から展開を広げられる「単体解決力」の高いボール系グッズでした。

代用カードについては、既に多くのボール系グッズがあるため何とかなりそうです。しかし、たねポケモンを探す基礎的なボール系グッズが必要なので、サン&ムーンシリーズのように《ハイパーボール》+新カードが基本的な構成になると予想します。

 

 

 

回収ネット

 

回収ネット

個人的には剣盾シリーズイチのぶっ壊れカードです。
「ポケモンV・GX」でないポケモンを手札へ回収できるというシンプルな効果ですが、とてもグッズとは思えない強力なスペック。

「このポケモンを手札に出したとき or 進化させたとき」系の特性を使い回したり、場から低HPのポケモンを取り除いて負け筋を減らしたり。新カードが追加される度に強化されるカードでした。

ターボ○○系統・ギラティナVSTAR等、《回収ネット》をエンジンに回すデッキが多数存在するので、環境への影響も計り知れません。SVシリーズで登場する「ポケモンex(イーエックス)」も回収できてしまうため再録はまずないでしょう。代用カードもありません。

ターボディアルガ

 

 

 

ふつうのつりざお

 

ふつうのつりざお

ポケモンと基本エネルギーを2枚ずつ、トラッシュから山札に戻せるグッズ。全然ふつうじゃないです。普通に強かったです。

ポケモンの回収枚数は2枚と控えめですが、Vポケモンを軸とするデッキではポケモンが大量にトラッシュされないため充分でした。そこにエネルギー回収機能がついており、別途《エネルギー回収》などを追加する必要がなく、1枚で多くの役割を担えたことが高評価の理由です。

ポケモンをトラッシュから拾うグッズは《レスキュータンカ》《すごいつりざお》など、どのシリーズでも必ず登場しているため、SVシリーズでも何かしらの後継カードが登場すると予想されます。それまでは《レスキューキャリー》《クララ》等で耐えましょう。

ギラティナVSTAR

 

 

 

ふうせん

 

ふうせん

《ポケモンいれかえ》と肩を並べる汎用いれかえカード。
剣盾シリーズは《博士の研究》《マリィ》など手札を一旦流してしまうドローサポートが主軸であったため、「ポケモンのどうぐ」として場に残しておける《ふうせん》はカードプールにマッチした逃げ手段だったと言えます。

にげるエネルギーを減らすポケモンのどうぐも、過去どのシリーズにも存在するカードなので、SVシリーズでも早めに後継カードが現れると思います。

 

 

 

マリィ

 

マリィSR

剣盾シリーズを象徴するサポートカードです。
自分の展開を助けるドローサポートとしての側面と、相手の手札に干渉する妨害サポートとしての側面を持ち合わせており、剣盾シリーズでは「今持っている手札が次のターンにあるとは限らない」という意識を全プレイヤーに植え付けました。

そのため剣盾シリーズでは、1枚で打開できるカード(例:うらこうさく)や盤面だけで解決できるカード(例:ビーダル)の評価が高い傾向にあり、複数のカードを揃えて効力を発揮するコンボは、シリーズを通して下火だった印象があります。

代用カードとしては《ジャッジマン》《ツツジ》がありますが、《ツツジ》は終盤に逆転する役割なので《マリィ》感覚で使えるカードではありません。

公式より「SVシリーズでは逆転要素を意識している」というアナウンスがあったことから、《マリィ》のような「相手の手札に干渉する基礎カード」の登場があるかもしれません。

そらピカアルセウス

 

 

 

レギュ落ちに向けて、今できること

 

やっと来ました。ここからが本題。
レギュ落ちを控えた私たちは、今からどんな準備ができるのでしょうか?行動面・感情面に分けてお伝えします。

 

 

■[行動・感情] 使えるものは使えるうちに遊び尽くせ!

レギュ落ち前の行動として一番もったいないのはレギュ落ちに備えて今からDレギュ抜きデッキを作ることです。

絶対後悔するので控えましょう。

まず持って、前述の通りSVシリーズでは新汎用パーツが多数登場します。そのカード達を無視して先取りしても、それは先取りとは言えません。現状のカードプールでレギュ落ち後の環境を再現できないのなら、Dレギュ抜きで練習することに大きな意味はありません。

それよりも今あるカードを遊び尽くしましょう。
だって、もうすぐ使いたくても使えなくなっちゃうんですよ?レギュ落ちしてから「裏工作してぇ〜」「雪道マリィしてぇ〜」と思っても手遅れです。「今のカードプールで出来ることを考える」マインドは、レギュ落ち後にも必ず活かされます。

 

 

 

■[行動] Dレギュカードを整理しよう!

とはいえレギュ落ち後にカード整理をすると大変なので、今のうちにカード整理を進めておきましょう。Dレギュカードを見直すことで、作りたいデッキが見つかるかもしれません。

 

 

 

■[行動]不要なカードは売るのもアリ!

レギュ落ちしたカードは需要が大きく減るので、一般的に価格がガクッと落ちます。もう使わないと思ったDレギュカードは、今のうちに手放すのもひとつの選択肢です。

 

 

 

■[感情] ゲームは成り立つようにできている

当たり前の話ですが、ポケカには開発者がいます。
ポケカは環境調整が上手くいっているカードゲームとしても有名で、これは信頼できる開発チームがいる証明でもあります。

彼らはレギュ落ちが与える影響も折り込み済みで、どのタイミングでどんな効果のカードを発売するかを計画しています。だからレギュ落ちでゲーム性が崩壊することはありません。開発チームを信じましょう。

 

 

 

■[感情] レギュ落ちするのは、みんな同じ

これも当たり前の話ですが、あなただけがDレギュを使えなくなる事はありません。いつだってみんな同じ条件でプレイしています。だから不用意に焦らなくて大丈夫です。

 

 

 

あとがき

特に初めてレギュ落ちを経験されるプレイヤーにとっては、不安になるイベントだと思います。僕もそうでした。

その不安の大部分は「知らない・経験したことがない」が原因だと思います。正しい情報を得て、どう対策すべきかを考えて、少しずつ不安要素を解消しましょう!

ご覧いただきありがとうございました!

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