わくわくレガシー生活 「パウパー神挑戦者決定戦![デッキ解説]片山ファイナルクラッシュ!!」
こにぱーん🐼MOパンダです。
第一回パウパー神決定戦が行われました。
参加者はなんと267名!神決定戦では久しぶりの9回戦イベントでした。
MTG流行ってる!大会が好きな方が多くて嬉しいですね。
参加された方は長いラウンドでしたがお疲れでした。
対戦された方は対戦ありがとうございました。
今回は決勝ラウンドに2名送り込んだデッキ。片山ファイナルクラッシュ!!の解説をしていきます。これからパウパーで遊ぶ方、デッキに興味を持ってくれた方、ぜひ参考にしていただければと思います。
前回のおさらい記事と合わせてぜひ。
片山ファイナルクラッシュ!!とは
片山ファイナルクラッシュ!!とは友人の片山君が調整していた《窯の悪鬼》でライフを攻める悪鬼シュートデッキです。まさか本当にファイナルラウンドでクラッシュ(事故)してしまうなんて…。
片山ファイナルクラッシュ!!デッキリスト
第1期パウパー神決定戦 Top8
プレイヤー:Takano Shigeki
19《山》
通常の悪鬼シュートデッキリスト
Pauper Showcase Challenge #12429631 2nd Place
プレイヤー:romerito1
19《山》
配信アーカイブ
デッキリストは調整中のものですが、動きは配信アーカイブをぜひ見てみてください。
ここからは通常の悪鬼シュートから変更した部分の話をまとめていきます。
通常の悪鬼シュートと比べ《火付け射手》《ケッシグの炎吹き》を採用せず《燃え立つ預言者》《魔力変》を採用しています。
クリーチャーはパワーの上がる3種に絞りデッキ構築しプレイに一貫性を持たせます。
全てのクリーチャーのパワーが上がるため《祖先の怒り》より《突破》の方が重要です。
《窯の悪鬼》2体出したが《祖先の怒り》で片方だけトランプル付与ではゲームに勝てません。2体以上のクリーチャーにトランプルを付与できる方が重要です。
パワーはクリーチャーの能力で勝手に上がるため《粗暴な力》も不採用となりました。
呪文連打+《ティムールの激闘》で勝つデッキなので《燃え立つ預言者》は少しパワー不足ですが、占術があるため《突破》《魔力変》《無謀なる衝動》を使いデッキを掘って足らないカードを探すことができます。コモン界の《ドラゴンの怒りの媒介者》と言っても差し支えありません。※個人差があります
(占術1して不要なカードはデッキの下へ)
サイドボードの《死の国の憤怒犬》ですが元々クリーチャーが少ないデッキなので綺麗に全て除去されると手も足もでません。なので除去コンへのサイドボードになります。
統治者・イニシアチブを奪うことができるので今後は必要になりそうですね。
(私はこの枠を粉々に変更して失敗)
このデッキを持ち込んだわけ
メタゲーム的にとても立ち位置がよく感じられ持ち込みました。
現在パウパーはタップイン土地が多く使用されています。ジェスカイブリンクは12枚のタップイン。多色化するリスクが土地にでています。周りがそういったマナベースの中、赤単は山のみで構築されています。この構築によって生まれる手数の多さがこのデッキの強みです。
プレイしていてわかりますが、周りのデッキが遅く感じられます。
勝てるターンが早くフルタップさせないように動くので、行動を制限させることができます。フルタップになったら即20点押し込むことができるので、相手する側はマナを使ってアクションすることができません。
それと環境の除去呪文が赤に寄っているため《稲妻》《感電破》を0マナで避ける《変異原性の成長》は実質カウンターになるため《精神的つまづき》に化けます。
圧倒的手数!少ないリソースで勝てるコンボ要素!環境の低速化!
色々なアーキタイプをプレイしましたが、上記の理由からこのデッキだけ勝てそうだなと感じました。
大会レポート
予選ラウンド
エスパーファミリア◯
緑単◯
壁コンボ◯
サイクリングストーム◯
オーラ◯
エスパーファミリア×
オーラ◯
ジェスカイブリンク◯
ID
予選ラウンド7勝1敗1引き分け(ID)で6位抜け。
決勝ラウンド
ジェスカイブリンク×
SE1没でした。
惜しい。無念。
SEでのジェスカイブリンク戦は、呪文が1枚足らず《祭り壊し》のパワーが上がらずに負けて惜しいゲームでした。あと1枚…。
親和は意識されTOP16に0人でした。そして《アーラコクラの隠密》を使ったイニシアチブデッキがTOP16に5人もいてデッキの地力を感じます。
サイドの《粉々》は使わず追加の《紅蓮破》である《赤霊破》があれば青いイニシアチブデッキに強くなったので構築ミスですね。青いデッキが強い!
バルダーズゲートの影響
MAGIC ONLINEのみで練習でしたが、実装されていない+相手したことがなかったイニシアチブを得るカードが想像の3倍ほど強く驚きです。
6回戦目のエスパーファミリア相手は《アーラコクラの隠密》にぼこぼこにされ。
予選ラウンドと決勝ラウンドのジェスカイブリンクには《アーラコクラの隠密》+《ケンクのアーティフィサー》にぼこぼこにされ。
青なので《紅蓮破》で処理することができましたが、《物騒なバトルレイジャー》など青くないイニシアチブを得るカードを連打されたらと思うとぞっとします。勝てそうにない。
終わりに
パウパー神で使用した片山ファイナルクラッシュ!!の話は以上となります。
バルダーズゲートの影響は凄まじいものでしたが、7/8に発売されるダブルマスターズ2022もパウパーに大きな変化をもたらすでしょう。アンコモンやレアからコモンに落ちたカードが複数あります。特に《僧院の速槍》は悪鬼シュートへの採用が考えられ、すでに枚数で悩む状態です。
次の第二回パウパー神挑戦者決定戦が楽しみですね。
パウパーはデッキが安く、ローテーション落ちもなく、アーキタイプの種類が豊富で長く遊べるので、気軽にMTGを触れられるいいフォーマットかと思います。
大会参加者が多くユーザー関心も高いため、デッキを作り始めるなら”いま”です。
ぜひこの機会に遊んでみて下さい。
読んでいただきありがとうございました!
MTGを愛するパンダのVtuber。元競技MTG勢で現在の主戦場はレガシー。トップメタからローグまで全てのアーキタイプを使いこなす。 @mopanda_mtg
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