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ボードゲームの祭典『ゲームマーケット2022春』開催!

公開日:ふうか

こんにちは、ふうかです。

今回は先月開催された『ゲームマーケット2022春』の報告です。開催から日が開いてしまったのもあり、今回は2日間の様子をまとめてお届けします。

 

開場前の様子

早期入場待機列

ゲームマーケットといえば、まず気になるのが待機列。どこまで伸びているかは来場者が一番に気になるところです。早期入場チケットが発売されてからは、まず早期入場と一般入場に1時間の差があります。

毎回待機列は同じように作られますが、今回は少し違いました。

先頭はもちろん早期入場チケットを持っている人たちです。会場入口前に1500人が集まります。そして、少し離れて一般入場の待機列がありました。いくつかに分かれていて、最後の待機列の集団がホテルの窓から見えたのには驚きました。

私が到着した頃には、早期入場待機列はできあがっていました。それぞれ最後の情報収集をしたり、カタログを読み込んだりしていたのでしょうか。その列を横目に会場へ足を踏み入れます。

 

会場内

設営中の会場内は物音が響き声音はとても静かです。出展者たちは最後の追い込みとばかりに設営を進め、最後のチェックに余念がありません。熱気溢れる場へと変化するほんの少し前、この静寂さも良いものです。

 

 

 

1日目開幕

入口の様子

アナウンスと共に、ゲームマーケット2022春、開幕です。

一斉に入場してきた早期入場組は、それぞれお目当てのブースへと足早に進んでいきます。それはもうまっしぐらです。ただし会場はコの字型になっているので、入口から左右に分かれてしまい、どちらを追いかけようか迷う時間もなく後を追ってみました。

 

バネスト

独自のラインナップで参加者を迎える名古屋の老舗、ゲームストア・バネストは毎回人気のブースです。輸入ゲームの新作を求め、早くから列ができ、見ている間にどんどん商品が減っていきます。

 

 

ジーピー

カタンでおなじみジーピーでは、開場10分で早くもくじに列ができていました。特賞は3Dカタンが当たるというのですから、誰よりも早くくじを引きたい気持ちはよくわかります。

※1日目は、最後のほうで3Dカタンが出たようです。スタッフの方々も本当に特賞を入れたのか不安になるほど最後まで出なかったそうです。

 

 

イエサブ

DOMINAとイエローサブマリンの合同ブースにも長蛇の列ができていました。商品購入者を対象に限定でプロモーションカードを配布。配布終了前に入手したいファン心が列をつくっていたのでしょう。

 

 

アークライト

ゲームマーケット運営でもあるアークライトも長蛇の列ができていました。この会場で先行販売されるボードゲームがあり、ファンを魅了する品揃えは品切れ前に入手したい来場者が溢れていました。

 

 

人気上昇に陰りが見えないマーダーミステリーブースでは、OZONが主体となり数多くのマーダーミステリーが展示・販売されていました。スタッフからの丁寧な説明があり納得して購入できるのも魅力です。またLINEを使った会場限定の謎解きゲームも人気でした。

 

 

小学館がClaGla及びOink Gameと共同でゲームを発売。さらに両日共、購入者限定でそれぞれのイラストを手がけたココナス☆ルンバ先生と森田ヒロ先生のサイン会が開催されていました。せっかくなので四コマを購入し、ココナス☆ルンバ先生にお任せで描いていただきました。

 

 

ゲームマーケットといえば、どこかしらでバッグが配布されているという印象。今回はすごろくやでオリジナルバッグを配布していました。すごろくやが制作・販売している『赤い糸大作戦』をはじめ、数種類のバッグが無料と知れば、あっという間に長蛇の列で見ている間に減っていきます。

 

 

来場者の行く末を追いかけていると、あっという間に1時間が過ぎます。ここまでの1時間は企業ブースに人が集中していましたが、12時になり一般入場がはじまると個人ブースも賑わいます。気付けば会場内に熱気が溢れ、見渡す限り人、人、人。会場内の温度も少し上がったように感じます。

 

 

新型コロナウイルス感染症の流行以降、一般ブースでは試遊ブースを設けていません。言葉でゲームのおもしろさを伝えるために、出展者たちは試行錯誤で来場者に伝えます。遊んでみて初めてわかる面白さもあるので、仕方がないとはいえ少し残念です。それでも多くの人が目を止め足を止めて、自分好みのゲームを購入していました。

 

 

お昼過ぎに休憩をとるため外に出ましたが、この時間でも待機列ができていて驚きました。13時半の時点で会場に向かう人たちがこれだけいたことで、閉場時間になっても人が多かった理由として納得できました。

 

 

 

そして2日目

2日目は早期入場チケットがないので、開始時間から一般入場です。1日目と比べて、来場者にのんびりした空気が漂うのも2日目の印象。私も嵐のようだった1日目とは違い、歩く速度をややゆっくりめで見て回ります。

 

ジーピーのブースでは、カタンの教育活用として、山形中央高校の生徒が自分たちでつくった山形カタンを実演していました。知られざる観光地へ実際に足を運び、現地の人たちから話を聞きつくりあげたそうです。今回山形カタンをつくったことで、自分たちでも知らなかった新しい魅力を発見できたと語っていました。

 

 

お昼頃になれば、たくさんの来場者で賑わいます。1日目と違うところは、買い物に来たというより遊ぶに来たという来場者が目に留まります。大きな袋を提げている人は少なく、自分好みのおもしろそうなゲームを探し、会場中を歩き回っています。

 

 

ゲームマーケットでは恒例となる謎解きゲームも人気で、会場内のあちこちで挑戦している来場者を見かけました。TRPGギルドでは、3部制でロール&ロールのTRPGが遊べるということで、こちらも常に人がいました。

 

冒険企画局/クリエイティブAHCでは、タイムスケジュールに沿って各種トークショーが開催されていました。

ジーピーのくじは2日目も人気で、長蛇の列をつくっていました。

 

 

浅草橋のうそのたばこ店

浅草橋のうそのたばこ店ではトランプのガチャがありました。実は前を通った時、トランプのピンバッジのガチャだと思い素通りしたのです。本物なら1回はやってみたいということで、渋めな柄のトランプを入手しました。

 

 

アレックス・ランドルフ

海外のボードゲームを遊んでいると、その名を知らない人はいない有名なゲーム作家がアレックス・ランドルフです。彼が生みだしたボードゲームは、今も世界中で愛されています。思考ゲームから手軽なカードゲームまで、多種多様なゲームを作り出し、ゲームデザイナーの地位向上に尽力しました。その偉業を称え生誕100年を祝おうという企画が立ち上がり、ゲームマーケットでは2日間とも特設ブースがありました。

 

ブースには『ハイパーロボット』の巨大版が出現し、その他ランドルフがつくったボードゲームを実際に遊べるよう準備されていました。

 

アレックス・ランドルフ トークショー

2日目にはトークショーが行われ、3人のゲームデザイナーによる熱いトークが繰り広げられていました。

 

 

マーダーミステリーブース

マーダーミステリーブースで両日開催されていた『容疑者Nの精算』も無事に犯人を逮捕し、同時にゲームマーケット終了のアナウンスが流れてゲームマーケット2022春が閉幕しました。

 

 

 

2日間の来場者数、そして次回開催は?

今回の来場者数は1日目9,500人、2日目6,500人の2日間合計16,000人だったと公式から発表がありました。

そして、次回は『ゲームマーケット2022秋』が予定されています。

 

 

『ゲームマーケット2022秋』

日時:2022年10月29日(土)、30日(日)

会場:東京ビッグサイト東1,2,3ホール

ゲームマーケット公式サイト:https://gamemarket.jp/

 

 

今回は上海のロックダウンに伴い、新作が届かなかったという悲鳴をあちこちのブースで聞きました。ある程度予定を立ててイベントに臨んではいるものの、予想もつかぬ不測の事態というのは避けられません。ゲームマーケットも2022大阪は新型コロナ感染症に伴い中止となりました。世の中の情勢と共にイベントの在り方が少しずつ変化し、そして適応していくゲームマーケット。次回はどんな変化を感じることができるのか楽しみです。

 

 

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