ボードゲーム遊び方紹介 第79回 「FLASH8」フラッシュエイト 前編
1人から4人で遊べるボードゲームFLASH8(フラッシュエイト)を紹介します。
プレイ時間は15分、対象年齢は7歳以上になります。
付属品の紙でできたタブレットを使い、カードをたくさん集めて最高得点を目指すという内容のゲームです。
箱の中には、8セットの電子コマが入っています。内訳は、青色が3つ、黄色が2つ、赤が1つ、紫が1つ、緑が1つ。これを1組として、全部で最大プレイ人数分の4組入っています。
開封時は電子コマのツルツルの面にシールを貼ります。周囲に突起が付いた面には貼らないよう、くれぐれも注意しましょう。
カードは全部で52枚あります。表と裏で絵が分かれていて、2人から4人で遊ぶ際は電子コマと同じマークが複数個描かれている面を使用します。
1人で遊ぶ際は、コマの絵が1つだけ描かれている面を使います
まだまだコロナ禍で、なかなか人に直接会えない日々が続いていますので、1人でプレイしてみます。
タブレット1枚を平らな場所に置き、電子コマを1セット、8個すべてを並べてください。ほかに、赤のコマを1つ、目印として持っておきます。
カードはすべて使います。よくシャッフルした後、山札としてタブレットの右側に置きます。よく見ると、カードには四角、星、バツ、マルとマークが4種類あり、その中に電子コマが描かれています。
カード9枚を縦3枚、横3枚の正方形になるように並べます。このとき、緑、紫、赤の電子は3枚以内になるようにしましょう。画像のようになってしまったら、4枚目以降のカードは山札の一番下に戻します。準備段階のときだけ制限が入りますが、プレイ中は気にせずに続行します。
下方にタブレットと残りの41枚のカードを置きます。赤い電子コマは目印としています。
スマホ、もしくはキッチンタイマーなどで4分を設定して、ゲームスタート。
タブレットを使って、カードの縦列、あるいは横列と同じ並びを再現します。タブレットは回転させず、電子ゴマをスライドさせて並べていきます。
真ん中の横列を再現することができました。
続いて、タブレット上の、自分が再現できたカードの列の近くに、赤い電子コマを目印として置きます。
それから、形を選びます。9枚のカードの中から、四角、星、バツ、マルの中から1枚、好きなカードを選びます。目印のついた列に同じマークがあったら、山札からカードを1枚取って、そのカードの上に置きます。
例えば、四角を選んだ場合。
真ん中の横列、ちょうど真ん中に位置する場所に四角のマークが1枚ありますので、山札から1枚取って真ん中の四角が描かれたカードの上に重ねてください。
ここまでが1ターンで、次のターンに入ります。真ん中の縦列が揃いました。タブレットには目印を置き、好きな形のカードを選び、並べた列と同じ形のカードがあったら、山札から1枚取ってその上に置く、ということを繰り返します。
ゲームの経過と終了については、後編に続きます。
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1973年生まれ
作家。2007年に宗形キメラ名義で二階堂黎人との合作『ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子』で作家デビュー。2009年には『マーダーゲーム』で単独デビュー。近刊は「少女ティック 下弦の月は謎を照らす」(行舟文化)
ボードゲーム好きで『人狼作家』の編集も手がけ、羽住典子名義でミステリ評論活動も行っている。
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