わくわくレガシー生活 「ラガバン禁止後のレガシー大会の結果について」
2022年1月25日の禁止制限告知で《敏捷なこそ泥、ラガバン》 (以下、ラガバン)が禁止となりました。
【戦慄衆の秘儀術師】同様序盤のマウントが凄まじく1マナのクリーチャーであるため猶予もなく仕方なく思います。
そんなラガバン禁止後のレガシーの大会結果についてまとめてました。
目次
ラガバン禁止後のレガシー
禁止直後に開催されたレガシーチャレンジ(2回)と、ショーケースチャレンジについてまとめました。
TOP16のみですが一番勝っているのはURデルバーで11人います。
レガシーショーケースチャレンジ2位
Legacy Showcase Challenge - #12380829 2位
プレイヤー:Nammersquats
4《秘密を掘り下げる者》
4《ドラゴンの怒りの媒介者》
1《厚かましい借り手》
4《濁浪の執政》
ラガバンが抜けた枠は追加の秘密を掘り下げる者と若き紅蓮術士か厚かましい借り手で分かれます。墓地対策に強く面で攻めることができる若き紅蓮術士が人気のようです。
若き紅蓮術士の場合ミシュラのガラクタは抜け追加のドローで定業が取られます。
ミシュラのガラクタを抜いてしまうとドラゴンの怒りの媒介者の昂揚は難しく感じます。
次に多いのがウーロ入りのコントロールデッキです。
レガシーチャレンジ優勝
Legacy Challenge - 2022-01-29 1位
プレイヤー:Marco Vassallo
4《ドラゴンの怒りの媒介者》
1《瞬唱の魔道士》
2《船殻破り》
2《死の達人》
3《自然の怒りのタイタン、ウーロ》
4Cコントロールt黒ですがカード選択が独特です。
まず見慣れないクリーチャーが採用されています
ヴィンテージの発掘でよく見るクリーチャーです。ダクフェイデンで捨ててアドバンテージを生み、青いので意志の力のコストになり、場に出したら諜報で必要なカードを探しにいきます。
ウーロの脱出コストも作ることができ、多芸で優秀なクリーチャーですね。
レガシーショーケースチャレンジ4位
Legacy Showcase Challenge - #12380829 4位
プレイヤー:Ozymandias17
2《忍耐》
2《船殻破り》
3《自然の怒りのタイタン、ウーロ》
こちらのデッキは一般的なバントコントロールです。
最近は船殻破り+一日のやり直しパッケージ搭載がトレンドです。
船殻破りが各PWに対して強く、デルバーに強いデッキに対しても強いデッキ構成になっています。
コントロールが苦手な雲上の座デッキに対しても速やかに手札を奪って勝てるのがやり直しパッケージのいいところです。
次に多いのがリアニメイトです。
レガシーチャレンジ準優勝
Legacy Challenge - #12380865 2位
プレイヤー:piao
メインのクリーチャーがグリセルブランド、悲嘆、残虐の執政官の3種です。
残虐の執政官はデッキリストに定着しつつあります。カラカスを避け場を有利にしリソース差を付けます。悲嘆はサイド後カウンターしにくいハンデスとして使え自前で墓地にいくため各リアニメイト呪文の使い勝手をよくしています。
ここからはいくつかデッキ紹介
レガシーショーケースチャレンジ優勝
Legacy Showcase Challenge - #12380829 1位
プレイヤー:luinil
ウルザの物語型のデスタクです。
メインから墓地対策の魂標ランタンを入れサイドボードに虚空の力線が採用されています。リアニメイトに対してかなりガードを上げた構築になっています。
ウルザの物語型はメインに入れた墓地対策にアクセスしやすくのがいいところです。MOのようにリアニメイトが多い環境であればウルザの物語型もいいかと思います。
レガシーチャレンジ4位
Legacy Challenge - 2022-01-29 4位
プレイヤー:わい
池田さんがプレイしてるウルザの物語入りのプリズンデッキです。
詳細は下記リンクへ
『池田貴浩のレガシープリズン ~レガシー神挑戦者決定戦 大会レポート~』
レガシーショーケースチャレンジ10位
Legacy Showcase Challenge - #12380829 10位
プレイヤー:ellaone
4《ゴブリンの溶接工》
4《ギラプールの希望》
4《極楽の羽ばたき飛行機械》
4《ブレイヤの見習い》
青単ではなく赤単のソプターデッキが上位にいました。
改良式鋳造所で4/4を並べ攻めるビートダウンデッキで、残ってるライフを2種類の火力スペルで詰めるかなり攻撃的なデッキリストになっています。
1度配信したので動きが気になる方はアーカイブをぜひ。
いつかリベンジします。
レガシーショーケースチャレンジ12位
Legacy Showcase Challenge - #12380829 12位
プレイヤー:jtl005
4《溢れかえる岸辺》
3《カラカス》
4《湿地の干潟》
2《ファイレクシアの塔》
4《汚染された三角州》
1《叢林》
2《冠雪の島》
2《冠雪の平地》
1《冠雪の沼》
2《ツンドラ》
2《地底海》
2《不毛の大地》
4《悪意の大梟》
1《魅力的な王子》
1《迷い子、フブルスプ》
4《金粉のドレイク》
1《翻弄する魔道士》
1《トレイリアの大魔導師、バリン》
1《疫病を仕組むもの》
4《護衛募集員》
1《スカイクレイブの亡霊》
1《魂寄せ》
2《悲嘆》
1《宮殿の看守》
1《造物の学者、ヴェンセール》
1《孤独》
2《遺跡の天使》
1《第四橋をうろつく者》
1《エーテル宣誓会の法学者》
1《テューンの戦僧》
1《屍の原形質》
1《悲嘆》
1《なりすましの壁》
1《空を放浪するもの、ヨーリオン》
4《否定の力》
3《虹色の終焉》
1《虚空の力線》
jtl005さんのエスパーバイアルが上位にいました。
使用者のjtl005さんはエスパーバイアルのことを愛するプレイヤーです。エスパーバイアルといえばjtl005さんくらいMO界隈で有名です。
今回もギミック満載で見てて楽しいデッキリストですね。
まず目を引く動く死体
ピッチコストでプレイした孤独や悲嘆を場に戻せます。
さらにヨーリオンと強いシナジーを作ります。動く死体でヨーリオンをリアニメイトするとヨーリオンの効果で動く死体を追放できます。
するとヨーリオンが墓地に落ちエンドステップに戻って来た動く死体によってヨーリオンを場に戻しまた追放できます。
他に場に出た時に効果を持つクリーチャーをヨーリオンで追放することで無限のアドバンテージを生むことができます。すごい!
相手のクリーチャーもリアニメイトすることができるのでリアニメイトデッキが納墓したクリーチャーを奪うこともできますね。
遺跡の天使の採用も珍しいですね。自前で墓地に落とせるので動く死体で場に戻せます。エンチャントアーティファクトが環境に多くそれらに対応するための採用に見えます。
5/7飛行は赤いデッキでは除去が難しく対応されなければ速やかにライフを詰めます。
まとめ
ラガバンが禁止になって多種多様なアーキタイプが元気に大会で動いてる…とはならず。
「ラガバン禁止前となにも変わっていないのである」
モダンホライゾン2のカードが強すぎる…。
変わったところは疾駆持ちのクリーチャーがいなくなった結果プレインズウォーカーが生き残りやすくなりました。時を解す者、テフェリーや覆いを割く者、ナーセットは今後も見るようになるかと思います。
神河:輝ける世界でどう変わっていくのか、新規カードに期待して新環境を待ちましょう。
読んでいただきありがとうございました!
MTGを愛するパンダのVtuber。元競技MTG勢で現在の主戦場はレガシー。トップメタからローグまで全てのアーキタイプを使いこなす。 @mopanda_mtg
Twitch:https://www.twitch.tv/mopandaa
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