WS新弾レビュー「五等分の花嫁∬」
こんにちは、クロワです。
私事ですが、五等分の花嫁のタイトルカップ優勝しました！
五等分の花嫁は五つ子カップも五月で優勝しており、個人的に相性の良いタイトルとなっています。
そんなわけで本日は、「五等分の花嫁∬」発売日です。
五つ子カップが開催されるなど優遇されているタイトルですが、ネオスタンダードでは少し苦戦している印象のあるタイトルで、追加は待望だったかと思います。
ネオスタンダード向けの強い構築がなかなか見つからない中、2020年度名古屋地区優勝の構築は圧巻の一言でした。
今回の追加では既存構築の強化、新機軸の登場どちらもかなり強力なものとなっており、環境に与える影響はかなり大きいのではないかと思います。
それでは早速、注目カードを見ていきましょう。
「女優として 中野 一花」
トップチェック付きのオカケン互換。
五等分としても、一花としても待望だった使いやすい自傷枠。オマケのトップチェックのおかげで試合の最初から最後まで腐らない、非常に使いやすいカードです。
それ以上語ることもありませんが、ただただ強いです。
「純白の願い 中野 四葉」
レベル0に1000応援と1コスト3ルック、後述の「欲しかったもの 中野四葉」を思い出にする効果。
昨今は思い出圧縮に厳しい中、結構使いやすい思い出圧縮ギミックになれる気がします。自身爆破のテキストとしてはルック枚数が少ないので、1000応援か思い出送りのどちらかを活かせる構築で採用していきたいです。
「純白の願い 中野 一花」
中央移動とリバース時3ルック一花回収。
中央移動のパンチャーとしてはパワーの低さが気になりますが、移動のおかげでリバース時効果を相手に阻害されにくくなっているのでリバース時3ルックとしてはかなり使いやすい部類に入るかと思います。
どちらとして考えるかで、カードとしての評価も変わってきますね。
ただ、回収できるのは一花のみなので、キャラ単かかなり一花で固めないと使えないのが少し残念。
「ムードメーカー 中野 四葉」
フィレスと控え回収が両方ついたカード。
いつかは出るかな～と思っていたテキストがついにきました。
触れる範囲がものすごく広いので、デッキに1枚いれておくだけ潤滑油としての役割がかなり強いです。
1枚でゲームを決めるカードではありませんが、確実にデッキが強くなる1枚です。
「温厚篤実 中野 五月」
正面にキャラがいれば移動と、盤面5枚以上でこのカード自身が2000拳になれます。
斬新な効果の組み合わせで、今までなかったタイプのカード。移動の「序盤は強いが終盤腐る」という問題点を大幅に解決しており、かなりの強カードです。
ただし、盤面5枚という条件は思っているより厳しいので、純粋に2000拳として考えられるかは微妙なところなので注意。
「純白の願い 中野 五月」
単レスト扉対応山サーチ集中で、手札5枚以上で自ターン500応援、そして手札上限+1枚。
今までなかった手札上限突破のテキストを持っています。そこまでリソースを稼げるかどうかは微妙なところですが、稼げるのであれば間違いなく強力。
斬新すぎるテキストなので、一度使ってみたいカードです。
「陰なる努力 中野 一花」
キャラ単のためにCX入れ替えが新しく4種出ている中の一枚なのですが、これが特に強く見えました。CX入れ替えのための1ストックを手札から賄えるというのは1ストックに泣くこともあるヴァイスシュヴァルツにおいてかなり強そうです。
「微睡の中 中野 一花」
伊織テキストに2レスト5枚集中。
集中としては一花専用ですが、なかなかスゴイ効果の組み合わせをしてると思います。
集中後に伊織を使うと一気に山を9枚+α削れ、山削りとしては最高峰の性能をしています。
一花単的には、今までチョイス対応集中しかサーチ集中がなかったので、このカードの採用でチョイス以外のCXが使いやすくなりました。
「快活少女 中野 四葉」
盤面の「四葉」ネーム5枚以上で椎名テキスト。
条件は厳しめですが、ソウル減などある四葉にとってはありがたい椎名。レベル1で打てるというのも良いポイントです。
「私にできること 中野 四葉」
最近流行りの連動で朧orストブ。
連打の強い朧が宝対応というのはそれだけで強く見えますし、ストブも選べるというのもレベル3につなげやすく強力です。
ただ、パワーパンプ条件が四葉のみというのはマイナス。素直にキャラ単で使うか、下だけ四葉で固める等の工夫が必要です。
「芽生えた信頼 中野 五月」
起動効果を使うと自身+1500と、経験2で扉連動で3ルック3回収。
手札を大幅に増やせるテキストで、手札上限アップとの相性はバツグン。
ネックは経験2がやや面倒な点。
「制服姿 中野 一花」
「純白の願い 中野一花」がクロックにあれば早出し。
チョイス連動で山から1枚サーチ1枚ストックへ置きパワー+3000。レベル3の連動ながらリソースを伸ばすタイプのテキストで、早出しとの相性は良いかと思います。
そして正面のキャラがアタックしたときに1コストで自分の山上2枚を見て2枚まで落とすテキスト。モカ互換の逆版みたいな感じですね。
山上2枚圧縮すればキャンセル率はかなり上がりますし、もともとCXがあればそのまま戻せるので、かなり防御力が上がります。
「欲しかったもの 中野 四葉」
「純白の願い 中野 四葉」の対象カード。
アタック終わりに美智留系のテキスト。アタック時の美智留系テキストは裏目アリですが、これはアタック終わりでダメージが入ったかキャンセルしたかを見てから使うかを決められるので裏目を引きにくいのが強いです。
そして対応ＣＸが置かれた時に思い出からタダ出し。これはシンプルに強いです。事前準備は必要ですが、それでも手出しよりは軽いストックで出ているので。
基本は思い出圧縮で採用し、対応宝を1枚だけ採用してタダ出しも狙える、といった芸当も可能。可能性を感じる1枚です。
「走り出す恋心 中野二乃」
電源連動で1コスト手札1枚で3点バーン、そして対応CXが張られた状態だとこのカード自身に電源アイコン追加。
実質的な電源増量が可能で、電源をバンバン捲りにいく構築が可能になります。
バーンとしてもなかなかコスパが良く、火力の低い電源デッキの火力枠にもなれて優秀です。
「ひたむきな気持ち 中野 三玖」
盤面4枚以上で早出しヒール。
シンプルながら、かなり欲しかった追加ではないでしょうか？
「五つ子の教師 上杉 風太郎」
「かけがえのない絆 中野 一花」「かけがえのない絆 中野 二乃」
「かけがえのない絆 中野 三玖」「かけがえのない絆 中野 四葉」
「かけがえのない絆 中野 五月」
「五つ子の思ひ出」
デザイナーズのセット。かなり面白い効果をしています。
風太郎がレスト1000時に「かけがえのない絆」ネームをマーカーにし、最大で各1の5枚まで貯められます。レベル3で対応を貼ると4コスト盤面4枚というかなり重いコストを払うことでマーカーを全て出すことができます。
この手の効果は思い出送りやバウンスに弱いのですが、この風太郎はアンタッチャブルを持っているので安心。
圧縮対策なのか、他のマーカーや思い出にカードがあるとマーカーの枚数に響いてしまうという点がありますが、こちらのカードを思い出にする相手のカードはそれほど多くありませんし、最大値を出さなくとも結構強い展開ができるかと思うので、そんなに気にしなくてもいいと思います。
肝心の出る先ですが、まず出た際にストックを回復するテキストを各々持っているので、4ストック使った分は返ってきますし、逆圧縮から連パンからバーンまでヨリドリミドリ。3-0から詰め切るには十分すぎるだけの火力が出せます。
デザイナーズでありながら、デッキのスロット的にも大幅には使わず、自由度があるので、いろいろなデッキが考えられると思います。
今回考えたデッキはこちら。
「かけがえのない絆」デッキです。
構築センスの問われるデッキで、ビルダーとしてはかなり腕が鳴り、まず作ってみたいと思いました。
「かけがえのない絆」ネームの採用枚数がまず難しいポイントかと思いましたが、とりあえず全種マーカーから出すことを目標に均等に2枚ずつの採用。
マーカーに1枚ぶち込んだ後もう1枚は容赦なくストックに送れるという都合で、1連動はチョイス連動を採用し、レベル3対応の宝で試合中1回しか連動は打たなくてよいと考えて宝は枚数を減らして2枚。空いた2枠には連動無しでチョイス。
風太郎が五つ子を持っていない弱点があるので、風太郎にアクセスできるオカケン互換「女優として 中野一花」と、抜刀互換「純潔無垢 中野四葉」は各4枚採用し、意地でも風太郎は早期着地を狙います。
かなり面白そうなデッキでありながら、出力の最大値が高く、ポテンシャルを感じるデッキです。
構築が難しいとは思うので、よかったら1回試してみてください！
今回は以上です。
いかがだったでしょうか？
斬新な効果も多く、かなり楽しめそうなタイトルかと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました！
（画像出典：ヴァイスシュヴァルツ公式サイト）
