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ワンホビ33アフターレポート コロナ禍に於ける展示イベントのカタチ

公開日:センセイ (べ・一文字)

2021年5月29日~ 6月6日に、アキバCOビル1FのアキバCOギャラリーにて「ワンホビ33」が開催されました。
過去コラムでもアフターレポートを紹介しましたが、このイベントは黎明期より塗装済み完成品フィギュア市場をリードしてきたメーカー、グッドスマイルカンパニーが主催の無料展示イベントで、参加メーカーはグッスマ他にはMAXファクトリー、オランジュ・ルージュ、グッドスマイルレーシング、Phat!、フリーイング、POP MART、マイルストン、ジュウロクホウイ、KADOKAWA、キャラアニ、PLM、threezero、ANIPLEX、メディコスエンターテインメント、インテリジェントシステムズ、WonderfulWorks、WING、トミーテック、NEKOYOME、52TOYSです。

2019年まではメガハウス主催の展示イベント「メガホビEXPO」と同日に開催を始め、以降5月末と11月末の春秋年2回開催を続けていました。両会場及び秋葉原の各店舗来訪で限定アイテムをプレゼントするという連動企画も実施され、秋葉原の各販売店も含めこの日はアキバ中がフィギュア市場の最先端となりました。
しかし昨年、2020年は「コロナ」がありとあらゆる所に影響を及ぼし、それはこの展示イベントも例外ではありません。ガレージキットイベント・ワンダーフェスティバル(通称ワンフェス)の紹介や、フィギュア展示イベント・メガホビEXPO&ワンホビGのアフターレポ[1]フィギュアの展示を見に行こう! ~メガホビEXPO 2019 Autumn&ワンホビG 2019 Autumnアフターレポート~を掲載させて戴きましたが、2020年度は中止か延期かと言うのが殆どです。そのアフターレポで「数多の展示会で発売前のフィギュア展示を目にする機会は間違いなく増えています。」とか書いたとたんにコレだよ…。


メガホビEXPO、前回(2019年11月)の2020年度開催告知

 

具体的にどれだけ中止・延期したかを思い出すと、まず前提として、2020年は夏期に国際スポーツイベントが開催される予定で、東京ビックサイト、幕張メッセと言った関東近辺の大型会場が夏期にほぼ全てそのスポーツイベント関係に使用されてしまい各種イベントの開催がかなり変則的・流動的であったと言う事があります。毎年夏(8月)冬(12月)の開催のコミケは春(5月)冬(12月)開催で予定がされていました。ワンフェスも冬(2月)夏(7月)開催が冬(2月)秋(11月)の予定となっていました。これらに追従するように大小様々なイベント、通年であれば夏開催の各種イベントが夏を避けるように前倒し・後倒しで予定されていたと言う事があります。ホンマ何がエコな五輪だ既存の会場を使うなんてセセコマシイ事言ってなけりゃあよぉ(都民として精一杯の怨嗟)。

 


2020年のコミケ日程告知(2019年8月開催コミケ96会場にて)

 

2020年2月、まだコロナ禍が上陸直前の上旬に「ワンダーフェスティバル 2020冬」が幕張メッセにて開催されました。開催に於いて一般参加者に特に制限はありませんでしたが、感染症の危険はアナウンスされ、マスク着用の協力も謳っていました。一般参加者は普段の感覚からだと正直少な目の印象で、ディーラー側についても感染症を原因とするキャンセルについては事務局が直前キャンセルを容認し、、キャンセルがあった一般ディーラーは「都合により参加取り止めとなりました」と張り紙があり「流行しているアレで不参加だからダミーじゃないからねと言う証明」がされていました。ワンフェスはダミーディーラー問題等からキャンセルを認めることはしていなかったので、主催がキャンセル容認と言う点だけでも実は異常事態だったのですが、正直この時はまだここまで大事になるとは思っていなかったのもまた事実です。


2020年2月開催、ワンダーフェスティバル 2020冬 

 

このワンフェス直後の2月中旬に、2月末にパシフィコ横浜で開催予定だった世界最大級のカメラ映像機器ショー「CP+2020」と、大阪・日本橋で毎年3月開催のストリートイベントで、関西最大級のコスプレイベントとしての認知度が高い「日本橋ストリートフェスタ2020」が相次いで中止を発表。そして2月末に5月開催の「静岡ホビーショー」の中止も決定しました。これらの一斉中止の判断を見ると、2月上旬に開催されたワンフェスは時期的に本当に幸運だったんだなぁと言う事を実感します。なお、静岡ホビーショー中止を受け、『月刊ホビージャパン 7月号』では特別冊子付録にて「誌上開催静岡ホビーショー2020」を付け、その後に12月発売の『月刊ホビージャパン 2021年1月号』にて別冊付録「誌上開催! 全日本模型ホビーショー 2020」を付けています。


『月刊ホビージャパン 7月号』特別冊子付録、誌上開催静岡ホビーショー2020
表紙ジオラマ製作は山田卓司

 

そして3月になると、中小様々なイベントの中止が発表されます。印象深いのは3月8日開催予定の中規模同人誌即売会イベント「サンシャインクリエイション2020 Spring」は、3月4日に開催中止のアナウンスが発表されました。あまりにも直前になってからの中止決定でしたが、イベントそのものより「この時期だと、新刊刷っちゃったサークルさん大打撃だなぁ…」と思ってしまった経歴だけは長いオタクです。
そして3月27日に、5月2~5日に東京ビックサイトで開催の世界最大のオタクイベント「コミックマーケット98」の中止が発表されます。45年と言うコミケの歴史の中で、開催時期・場所まで決定している状態での中止は史上初です。現在でもHPに掲載されているリリースからも開催一カ月前と言う時期にギリギリの判断、苦渋の決断であったことが伺えます。そのリリースの最後の一文(以下抜粋)

「既に昨年以降東京オリンピック・パラリンピック開催に伴う当初の利用制約で、多くのイベント・展示会・即売会が、開催中止・会場変更・規模縮小を余儀なくされており、これは全国の展示会会場にも波及しています。加えて、今春からは新型コロナウイルス感染症対策に基づくイベントの自粛要請で、一層多くのイベント・展示会・即売会の開催が中止となっております。
 東京オリンピック・パラリンピックの開催延期にあたり、政府・東京都その他関係者の皆さまにおかれましては、同人誌即売会をはじめ展示会会場を必要とするすべての人々への十分な配慮を、強くお願いする次第です。」

にはこの状況になる前から会場縮小と非常対応の憂き目にあっているイベント関係の方々の恨み骨髄を感じ取ることが出来ます。

 

コミケの中止発表以降、4月に緊急事態宣言が行われ、大小問わずイベントと言うイベントは軒並み中止と相成りました。前述のように夏期スポーツイベントの影響で大型イベントの予定は少なくなっていたのですが、それでも数少ない予定されていたイベントは中止や延期が相次ぎ、その状況がずるずると翌年の今現在の時期まで続いていると言う感です。
それでもフィギュア・立体物関係イベントに関しては、「オンライン併用」と言う道を模索・実用しています。当日版権ガレージキット販売イベント『トレジャーフェスタ』を前身に持つ『トレジャーフェスタ・オンライン』は当日版権イベントのオンライン開催の先駆けとなり、2020年9月の第一回開始直後はアクセス増大によるトラブルにより一か月後への延期があったりしましたが、延期後は比較的安定し、2021年5月に第3回も無事開催されています。
 
同じく当日版権ガレージキットイベントで、「ガンダム」関連の版権が下りる『C3AFA TOKYO』も10月にオンライン開催を行いましたし、展示イベントで過去コラムにてアフターレポを掲載[2]フィギュアの展示を見に行こう! ~メガホビEXPO 2019 Autumn&ワンホビG 2019 Autumnアフターレポート~した『メガホビEXPO』もオンライン開催となりました。地方在住の方からは「見るだけならオンライン開催の方が有難い」と言う意見を多く聞いたりもしましたね。
 
オンライン開催花盛りな中、現場主義と言うか現地開催主義だったのが『ワンフェス』主催の海洋堂。5月に開催予定で延期となった「エヴァンゲリオンワンフェス」を12月に開催します。元々2020年5月公開予定だった劇場版『シン・エヴァンゲリオン』とタイミングを合わせた開催だったんですが、イベントのみならず劇場公開も延期となったので、正直イベントの空気としては物足りないものがありました。これがさらに延期して今春に公開された劇場版の上映直後のイベント開催だったら違っていたんだろうなぁ…、と思うところしきりです。
ワンフェスは今年の9月20日に「WonderFestival 2021[Autumn]」の開催準備を進めており、仔細はまだ未定ですが待ちたいと思います。


2020年12月開催、エヴァンゲリオン ワンフェス

 

前置きが長くなりましたが、今回の本題のグッスマ主催「ワンホビ」です。
これも昨年10月に「ワンホビG(ギャラリー)2020AUTUMN」に二日間の整理券配布製&オンラインの併用で展示イベントを開催しました。イベントが枯渇していた時期の開催だったので非常に潤いになった事を覚えています。ただし入場人数を制限した上で開催も土日のみだったので、タイミングを逃すと見る事すら出来なかったのが残念でした。
 
 

 

2020年10月開催、ワンホビG(ギャラリー)2020AUTUMN

 

その流れで今年2月に「ワンホビ32」がオンラインのみの開催が予定されていましたが、入場制限および感染症予防対策を行った上での一般公開が実施となりました。ただ本来の予定では一般公開は2/11からでしたが、同ビル内にて新型コロナウイルス感染症陽性者が発生したことを受け、2/11・2/12の2日間が突然の中止となりました。この二日間に予約もしていたので無念な事この上なかった…。
その2月の中止からあまり間を開けずに開催した今回のワンホビ、個人的には「ワンホビG(ギャラリー)2020AUTUMN」以来半年ぶりの新作フィギュア展示イベントとなりました。撮影のラグもそのくらいのスパンだったので本当に久しぶりです。
来訪することが出来たのは平日だったので専用のフォームから登録のみで入る事が出来ましたが、土日は時間帯ごとに先着順の事前予約制となっていました。これらの登録処置は万が一クラスターなどが発生した際の告知等に使用されるようです。


ワンホビ33

開催詳細と入場証

 

入場して直ぐに出迎えるのは、連載25周年を迎えた『カードキャプターさくら』の「木之本桜 Always together ~Pinky Promise~」。フルプライスフィギュアの極みとでも言うべき繊細な造形とパール塗装が美しい逸品です。商品紹介のアナウンスをアニメ版の担当声優丹下桜が行っており、この一角だけ録音・録画禁止となっていました。

グッドスマイルカンパニー 「木之本桜 Always together ~Pinky Promise~」

 

そして1階フロアの殆どを占めていたのが、累計100体を突破した「POP UP PARADE」シリーズの一斉展示、サイズとポーズを抑えめにし、統一の低価格3,900(税込)でコレクタブルに特化したシリーズが気が付けば100種類と大台を超えていた事にまずビックリで、今回展示されたラインナップを見て美少女フィギュアだけじゃない女性向け作品から少年マンガ、懐かしの作品等からと様々な立体化が統一クオリティで行われている事を実感する展示でした。
しかし今回の展示では『キャプテン翼』『ダイの大冒険』と懐かしのジャンプ系作品からの立体があるかと思えば、『五等分の花嫁』の五つ子とマガジン系、『犬夜叉』『トニカクカワイイ』とサンデー系と週刊少年漫画誌系統の立体が一堂に会すると言うこれまでに無かったラインナップが拝めた事で、フィギュアと言う存在がオタクアイテムの中でも普遍性を持つモノになってきたなと言う事をいよいよ実感するのでした。
しかしジャンプマガジンサンデーと揃ったので、チャンピョン系も『弱虫ペダル』『刃牙』でワンチャンないですかね。

 

 

 

ラインナップの多様性に磨きがかかる「POP UP PARADE」シリーズ

 

その奥には、「ホロライブ」所属のVtuber立体が揃います。表情替えパーツが多い「ねんどろいど」シリーズでの立体が多いのはVtuberと言うキャラクター性を考えてのものなのかなーと思ったり。


ねんどろいど ホロライブ

 

地下の駐車場スペースには「グッドスマイルレーシング」で過去にレースに実走した車種の一斉展示、車関係に疎く気の利いた感想一つも出ないのは申し訳ありませんが、ボンネット部の展示であしらわれたレーシングミクのデザインや彩色に流行のキャラクターデザインの変遷を感じ取ることが出来ます。

地下駐車場のグッドスマイルレーシング展示

 

2階展示フロアにて最初に目につくのは「ねんどろいど」「figma」と言ったアクションフィギュアシリーズ。かつてはこの2作のラインナップが価格抑えめコレクタブルアイテムの代名詞だったのですが、その辺りを「POP UP PARADE」に移行される市場変化を感じたりもできます。
それでもこれまでの蓄積でこのディフォルメシリーズへのラインナップ入りがいっちょ前の証みたいな感覚があるので、推しの作品がねんどろいどシリーズに加わると購入検討に入ってしまいますね。今回は『ふしぎの海のナディア』からナディアが展示、本年度初めに一世を風靡した『PUI PUIモルカー』の立体化が発表されており、「ホラそう言う所だよ!」と手のひらでクルクル転がされているオタクです。

 


ねんどろいどシリーズ

 

中央に進むと1コーナーを設けられていたコンテンツが春アニメとしてつい先日まで放送されていた『SSSS.DYNAZENON』、ヒロイン南夢芽のコックピット内を再現したフィギュア以外にも、「メカスマ」ブランドで発売する合体変形ダイナゼノンと超合体カイゼルグリッドナイトはド迫力の一言。合体変形の言葉に心躍らない男の子はいません。


ポニーキャニオン 「南夢芽」

 

グッスマのプラモデルブランド「MODEROID」から『機動警察パトレイバー』のレイバーが次々立体化されていますが、発売済・発売予定含めた展示品で「99式特型レイバーキャリア」「零式」「99式ヘルダイバー」「HAL-X10」と劇場版パトレイバー1作目を観た者なら期待値大のラインナップ(過去コラム「4DX版パトレイバー」もご覧下さい)が展示されてました。フィギュアよりも再販し易いからか一弾ラインナップの「イングラム&ブルドッグ」も展示されているのが良いのよ。

MODEROID 機動警察パトレイバーシリーズ

 

人気コンテンツでは、もはや日本で知らぬ者はいないだろう『鬼滅の刃』と次代のジャンプ作品『呪術廻戦』からPOP UP PARADE・ねんどろいど各シリーズでの商品化が展示されていました。このシリーズとサイズはコレクタブル以外にも企画から発売まで通常よりも短めのスパンである事も大きいと思えます。


『鬼滅の刃』『呪術廻戦』POP UP PARADE・ねんどろいどシリーズ展示

 

さぁこれからこういった展示会の目玉、ハイクオリティの高額フィギュアの数々です。数多のブランドが各々発売予定・企画段階の商品を展示しているのがミソで、下地灰色一色の「サフ状態」での展示も多いのですが、この状態だからこそパーツの状態がはっきりと判るので、彩色されていなくても見所たくさんです。

そんな中KADOKAWA内のキャラアニがフィギュアブランド『CA works』を新たに設立することと、コロナ禍で事業継続が困難にな破産手続きを行っているアクアマリンのアイテムをグッスマがAQブランドとして発売することが告知されていました。イベントの減少はこう言う発表・告知の場を奪っていたんだよなぁと言う事もつとに実感します。

CA works「メイプル 黒薔薇ノ鎧ver.」「すーぱーそに子 そに子 対魔忍になります♪」



グッドスマイルカンパニー「加藤恵 Animation Ver.[AQ]」 

 

展示アイテム数が多かったコンテンツと言えばやはり『Fate/Grand Order』の各キャラクター達。小物にも気を配られたその造形と塗装技術はフルプライスフィギュアだからこその納得感があります。サイズ大きめのモデルから日常を切り取ったような一体、セクシーな水着姿にネタ一歩手前の「メカエリチャン」まで、その間口の広さは流石としか。


『Fate/Grand Order』シリーズ

 

作品は劇場版でスパっと完結したけどキャラクターはまだまだ健在だよ、と言わんばかりにレースクイーン姿が立体化されているのが『冴えカノ』の加藤ちゃん。もはや富士見ファンタジア文庫代表のような顔をしていますよね(過去コラム「冴えカノ」回もご覧ください)。

グッドスマイルカンパニー 「加藤恵 レーシングVer.」

 

ラノベ発のコンテンツとしては、春アニメでもあった『女子高生を拾う、そしてひげを剃る』のヒロイン現役JK荻原沙優がサフ状態で展示、原作文庫版1巻の表紙絵の立体化ですがサフ状態でも判るアンニュイな雰囲気のとらえ方が完璧で、これから彩色でどのようになるのかが楽しみになる商品です。


グッドスマイルカンパニー 「荻原沙優」

 

2019年3月に発売された後品薄からプレミア化し再販決定、その再販版発売直前に「スマブラ参戦!」が決定して再々販となった「ゼノブレイド2」のホムラ・ヒカリの人気を受けたのか、ゼノブレイド2のニアがサフ状態で展示されていました。キャラデザ齋藤将嗣のデザインがこの状態で破綻無く立体化できている事が判ります。


グッドスマイルカンパニー 「ゼノブレイド2 ニア」

 

今回の展示品で「これ一体どうやって造形しているの?」No.1はこの「藤ちょこ画集 彩幻境 彼岸の花嫁」。画集収録の和服姿を周囲の花も含めてのヴィネット風での立体化ですが、その細々とした衣装と花が大量に立体化されて集約している様は、彩色されていないサフ状態ではありますが元々のデザインと併せて萌え絵フィギュアの到達点とも呼ぶべき圧倒的な存在感を誇っていました。彩色されたらどのような出来になるのかある意味恐い(価格的に)商品です。
この「画集」のように、特定のコンテンツに依らない作家個人の同人誌の表紙等からの立体化も増えている事が、コンテンツの細分化が図られている事を示しているとも言えます。


グッドスマイルカンパニー 「藤ちょこ画集彩幻境 彼岸の花嫁」

 

フィギュアは日本国内だけじゃなく海外にも波及している事が伺える商品も多数展示されています。これまでにもMARVELの「アベンジャーズ」シリーズのねんどろいどやfigma等が商品化されていますが、今回展示されていたスタチューはDCコミックス版『BATMAN』の「アートリスペクト:バットマン」。大胆な構図は下部にビル街が配置されているヴィネットで、実写とも違うアメコミ調をそのまま立体化した商品で得も言われぬ存在感を放っています。


グッドスマイルカンパニー 「アートリスペクト:バットマン」

 

さらに今回展示品で最高額なのが『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の草薙素子。劇場版第一作のキービジュアルをそのまま立体化したもので、女性の身体と各所に繋がれたケーブルの相反した質感が作品世界観を一目で理解させるものになっています。そのお値段はなんと税込¥107,800、じゅうまんえん!!! 前述のBATMAN共々海外販売をも踏まえた商品と思われますし、それに似あったクオリティではありますが、いやはやこの価格には流石にビックリです。


WithFans 「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 草薙素子」

 

この他にも絶賛人気上昇中だったり、TVアニメ放送中だったりの立体化はまだまだ展示されていますので、以下画像だけをご覧ください。

 

POP UP PARADE「ブラックロックシューター」「デッドマスター」

ANIPKEX+「澤村・スペンサー・英梨々 メイドVer.」「氷堂美智留 ~ランジェリーver.~」

グッドスマイルカンパニー「空銀子 和服ver.」「時崎狂三 ~刻々帝<ザフキエル>~」

MAXファクトリー「霧雨魔理沙」「すーぱーそに子 ビキニウェイトレスVer.」


WING「ゆるキャン△」シリーズ

KDcolle「キサラギ=アリス」「ラム ロズワール戦Ver.」


グッドスマイルカンパニー「バニラ 華ロリVer.」「ショコラ 華ロリVer.」

 

と言う訳でアフターレポート的なものでした。無論今回撮影・掲載した以外にも多数の、本当に多数の商品が展示されており、撮影禁止・掲載禁止が表示されているアイテムもあります。ルールは守りましょうね。

今回久し振りに発売予定アイテムを撮影して思ったのは、ハイクオリティなフィギュアと低価格層フィギュアの差別化が思った以上に顕在化していたと言うか。塗装済み完成品美少女フィギュアは生産工場がほぼ中国にあると言う関係で、人件費高騰などからここ近年販売価格がうなぎ登りに上がっており、それに比例してクオリティも上昇していたのですが、その分おいそれと手が出せるジャンルじゃなくなっているのも確かです。それらの間隙を縫うコレクタブル優先尾低価格路線にPOP UP PARADEを用意して、低価格シリーズが100体を超えるという節目の時期にこれらの展示会を見ることが出来たのは僥倖でした。
実際長年ガレージキットの時代からユーザーとして美少女フィギュア市場を眺めてきた身としては(過去コラム[3]美少女ゲーム界隈と美少女フィギュア市場のカンケイ【1】【2】【3】【4】【番外編】も参照して下さい)、POP UP PARADEシリーズのクオリティは十分なものがあり、立体化されるのならば万々歳と言う感じです。それはそれとしてどこまでクオリティが上昇するのかと言う視点からも手が出せない価格帯のフィギュアの実際に眼にしないと判らない造形の妙を感じるためにも、このようなイベントが今後も続くことを祈るばかりです。
 
(文中敬称略)

センセイ(べ・一文字)のメモリが少なくても語りたい
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