「WGP2020」環境デッキランキング! テンプレレシピ付
みなさんこんにちは、クロワです。
WGP2020も終盤に差し掛かり、残すは全国大会のみとなりました。
今回は結果を踏まえた上での、環境ランキングを作ってみて、感想を述べていこうと思います。
結果を見て環境デッキを組んでみたいという人もいると思うので、僕調べでのサンプルレシピも乗せていこうと思います。とはいえ、入賞者レシピそのものはヴァイスシュヴァルツ公式サイトに載っているので、調整の入っていないテンプレっぽいやつを調べて掲載します。
僕が予選前にしていた環境予想(環境予想記事のリンク)と実際はどのぐらいの差異があるのかも気になる所です。
ランキングの付け方ですが、優勝2ポイント、4位以内1ポイントのポイント制でつけさせていただきます。今回は白黒サイドによる有利不利、オポーネント上がりがあり、例年とは違いますが、「WGP2020環境」ということでとの方法をとらせていただきます。
強いデッキランキングではないのでそこだけご注意ください。
目次
- 1位「ソードアート・オンライン」 15pt(優勝4回、入賞計11回) 黒サイド
- 2位「デート・ア・ライブ」 12pt(優勝2人、入賞計10人) 白サイド
- 3位「グリザイアの果実」 10pt(優勝2人、入賞計8人) 黒サイド
- 4位「冴えない彼女の育て方」 8pt(優勝1人、入賞計7人) 白サイド
- 5位「転生したらスライムだった件」 5pt(優勝2人、入賞計3人)
- 6位「Fate/GrandOrder」 4pt(優勝1人、入賞計3人)
- 7位「ラブライブ!サンシャイン!!」 3pt(入賞3人)
- 7位「ダ・カーポ&Dal Segno」 3pt(入賞3人)
- 「五等分の花嫁」 2pt(優勝1人)
- 「Rewrite」 2pt(優勝1人)
- 「Re:ゼロから始める異世界生活」2pt(入賞2人)
- 「この素晴らしい世界に祝福を!」 2pt(入賞2人)
- 「Bang Dream!」1pt(入賞1人)
- ■まとめ
- ■あとがき
1位「ソードアート・オンライン」 15pt(優勝4回、入賞計11回) 黒サイド
堂々の1位はソードアート・オンライン。黒サイドであること、他の有力デッキに不利を取りにくいことが大きなプラスに働き、見事1位となりました。
初風入りの冴えぐらいしか明確な不利もなく、その冴えもパワーラインと助太刀で勝負になり一方負けしないという恵まれた立ち位置。
入賞合計数の多さもトップですが、なにより際立つのは全14地区中の4地区での優勝であるという点。圧倒的と言えるでしょう。
更に言うと、複数のアーキタイプが入賞している点も注目のポイントです。かなり数の多い門チョイスや8門以外にも、8チョイスや3種のCX混合構築なども入賞しています。いかに「プールそのもの」が強いかを示していますね。
結果を見ての感想としては、環境最上位争いに加わるとは思っていたものの、ここまで圧倒的なのは正直意外でした。僕の想像では初風入りの冴えが相当重いと思っていたのですが、実際の所は冴えに初風の搭載率はそれほど高くなく、採用されていたとしても絶対に勝てないと言うほど重いわけではなかったようです。
核となる動きこそあるわけではありませんが、高い安定感と他のデッキとの相性で環境トップになった、まさにメタゲームを制した環境トップと言ってよいでしょう。
2位「デート・ア・ライブ」 12pt(優勝2人、入賞計10人) 白サイド
7月に発売したかなり新しめのタイトルですが、下馬評通りかなりの強さをもっており、2位にランクインしました。
入賞者の構築で共通しているのは、レベル3連動の電源を採用している点です。 このタイトルも全体的にテキストパワーの高いものが多いのですが、その中でも圧倒的でタイトルの魅力とも言えるレベルのカードですね。
僕は店舗決勝で負けてしまいましたが、僕が使用したのもデアラ(8電源)でした。
SAOはメタが回って環境トップに登ったのに対し、デアラは環境の中心に位置する存在しメタられる側だったかと思います。正直デアラがメタ回った上でも使用率・入賞率トップかなと予想していました。SAOにこそ入賞数で負けていますが、その強さはかなり発揮されたシーズンだったと思います。
3位「グリザイアの果実」 10pt(優勝2人、入賞計8人) 黒サイド
3位はグリザイアでした。ヒールメタ、思い出圧縮、連動で光景という強い3要素をもっており、強みをフルで活かした扉門が最大勢力ですね。
カード単体で見るとテキストパワー自体は低いものが多いながら、環境への刺さり具合とタイトルの良さを活かしきった構築で高い入賞率を残しており、すごく良くできたデッキだと思います。
グリザイアより上位に位置するSAOやデアラには不利を取る印象があり、それでいながらこの入賞数は驚異的です。ここまでの数の入賞は正直予想していませんでした。
ややプレイ難易度が高いこともあり、これを使いこなせるプレイヤーはそもそもヴァイスが上手い人が多いというイメージがあります。
4位「冴えない彼女の育て方」 8pt(優勝1人、入賞計7人) 白サイド
去年の追加ブースターの発売以来、ずっと環境上位を維持し続けてきたザ・ビートダウンのデッキ。しかし、SAOデアラグリザイアには遅れを取る結果となりました。
個人的にはかなり意外な結果であり、僕はデアラと冴えのトップ争いになると予想していました。
長い間環境上位に位置しつづけたことにより対冴えのプレイングが浸透したことや、不利を取るデアラの存在がこの結果につながったかと思っています。
SAOが多いと分かってからは初風を採用した構築も多くみられましたが、結構地域格差があったようで、僕の住んでいる地域では初風採用の冴えがほとんどでしたが、他の地域ではそれほどだったようです。自分の感覚的にも結果を見た上でも、僕は初風の採用に肯定派です。
結果を見ると4位ですが、僕個人的には最強タイトルだと思っています。
5位「転生したらスライムだった件」 5pt(優勝2人、入賞計3人)
入賞数こそ3ながら、内2つが優勝というタイトル。
これも強さが既に浸透していたこともあり、対転スラのプレイングが周知されていたことが入賞数の少なさに影響しているかと思います。デッキのポテンシャルや環境での立ち位置は悪くないため、手の内がバレいても使い続け、高い練度を持った強者が勝ち上がったのかな、という印象を抱いています。
扉門、風門の2種類のタイプがありますが、どちらも一長一短であり、実際優勝者2名は別々のCXを使っていました。
6位「Fate/GrandOrder」 4pt(優勝1人、入賞計3人)
今期のダークホース。
現環境、最上位クラスこそ白黒のサイド格差をあまり感じませんが、実は中堅クラスは白サイドにタイトルが寄っている傾向があり、黒サイドで中堅タイトルのFGOは黒サイド2枠目を狙いやすいという特性がありました。地力自体は元々高く、環境に似たデッキタイプがいなかったことから唯一性があり、ルールにも押されてこの順位にランクインしたと思われます。
7位「ラブライブ!サンシャイン!!」 3pt(入賞3人)
形を変えながらも常に環境に居続けるタイトル。今シーズンはやや苦しいシーズンだったものの、それでも入賞者がいます。
「MIRAI TICKET 桜内梨子」という超パワーカードの存在と、フル活用できる電源が強みで、入賞者全員が梨子選抜・電源採用でした。
人気タイトルかつテキストパワーの高さがウリなので、今後もみかけることは多そうです。
7位「ダ・カーポ&Dal Segno」 3pt(入賞3人)
シーズン途中で追加のあったタイトル。アーキタイプも確立されておらず、追加後の地区は5地区だけでありながら、内3地区で入賞を残すという結果になっており、そのポテンシャルの高さが伺えます。
入賞した構築の共通点は「Perfect Affection 音姫」の採用です。シャットアウト性能の高いカードで、対策の無いデッキ相手だと手札をゴリゴリ削りに行けます。反面、一度崩されると脆い点もありますが、そこはデッキがまだ浸透していないことがプラスに働いたかと思います。
今期の活躍もさることながら、来期以降がものすごく楽しみなタイトルですね。
「五等分の花嫁」 2pt(優勝1人)
なかなか強いアーキタイプが開発されない中、強烈なアーキタイプで激戦区の愛知地区優勝をかっさらいました。
圧倒的な初見殺し性能を持っている上に、分かっていてもどう対処すればいいか困る高いシャットアウト性能で、予選から全勝で優勝を飾りました。
発想の勝利ですね。新しいアーキタイプを開発してそのまま勝つとは本当にすごいことだと思います。
「Rewrite」 2pt(優勝1人)
根強い人気のあるタイトル。とはいえ、今回の入賞はよく環境でみかけていた門ストブしずルチアではなく、Key20thで大幅に強化された8扉ガイア軸です。
しずルチアはデッキパワーの高い反面、CX配分がどうしても弱くなってしまう難点があったため、8扉で構築できるガイア軸はRewriteで注目の存在でした。今回一つ基準となるレシピが生まれましたね。
「Re:ゼロから始める異世界生活」2pt(入賞2人)
7月に追加のあったタイトル。
最前線でこそないものの常にちょこちょこと見かける存在で、今回も2人の入賞者がいました。この2つのデッキも違うアーキタイプであり、プールの広さから様々な軸が見られる面白いタイトルだと思います。
「この素晴らしい世界に祝福を!」 2pt(入賞2人)
このタイトルが入賞2人にとどまったのは意外でした。扉門このすばは冴えの攻撃特化版のような性能で、環境で通用するかと思ったのですが…
入賞2人の内片方が扉門、もう片方はダクネスの合体軸でした。
シングルカードがやや高額で持っている人が少ない点や、デッキの安定感が他のデッキに劣る点が入賞者が伸びなかった原因でしょうか?
「Bang Dream!」1pt(入賞1人)
最後の大阪大会で1名入賞。構築はやはり有咲でした。
長く環境に生き残り続けたバンドリもついに入賞1名になってしまいましたね…
追加がコンスタントに来るものの、バンド単推しが強くなかなかネオスタンダード向けカードが増えないことが、他タイトルのインフレの波に飲まれつつある原因でしょうか。
それでも今期1つ残るあたり、カードの強さとプールの広さは現役だと思います。
■まとめ
Tier1 SAO DAL GRI SHS
Tier2 TSK FGO LSS DC
Tier3 5HY RW RZ KS BD
■あとがき
環境の中心となる強タイトル「冴え」「デアラ」に対し、メタ相性で勝った「SAO」「グリザイア」。奇しくも前者2タイトルが白サイド、後者2タイトルが黒サイドだったことから、力の白サイド・頭脳の黒サイドといった構図に感じました。
来期は地区格差を極力減らした上で同じ大会システムで行われるようです。今期の結果を参考にまたデッキ選択を考えていこうと思います。
今回は以上です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!