WS ネオスタンダード用デッキ解説 「宝扉五等分の花嫁」
こんにちは、クロワです。
最近はタイトルカップの店舗予選に出つつ、フリーでは五等分をメインに回していました。
五等分で最強の構築はこれ!とまでは言えませんが、一つ形にできたかなという型を紹介したいと思います。
「宝扉五等分の花嫁」デッキレシピ
まずはデッキレシピから。
ベースは新弾レビュー[1]「WS新弾レビュー「五等分の花嫁」」で掲載したものと同じですが、回してみた上での新たな採用カードや枚数の調整が入っています。
内容の重複はご容赦ください。
個別のカードの解説と採用枚数の理由を書いていきます。
レベル0 15枚
「ショートカット 中野 一花」 4枚
霞互換。殴り要員としてはもちろんですが、黄色発生としての役割も大きいです。
序盤に引きたいこと、レベル置場に置かなければならないことからフルの4枚です。
「五等分の花嫁 中野 四葉」 3枚
このデッキの集中枠。集中として駐在しながら、手札の入れ替えまで行えるのは強力です。宝は貼りたいとはいえダブつく試合もありますし、扉は終盤しかいらないのでクライマックスを切っての回収は噛み合っています。また、イベントを採用しているデッキなので、イベントに触れる点も良いポイントですね。
「予習中 中野 五月」 2枚
取引成立真互換。冴えや転スラなど、現環境においてかなり刺さりがいいので、2枠目の後列として採用。もうひとつの効果である2コスト回収は使う機会はあまり多くありませんが、これで助かるシーンもあります。
「五等分の花嫁 中野 五月」 3枚
控え暁+相殺。
山が早そうで早くないので便利。相殺もあるので、殴れるシステムとして活躍してくれます。もともとは4枚でしたが、どうしても枠が無くなり1番枚数を妥協できるカードがここだったため1枚削っての3枚採用。
「ドッペルゲンガー作戦 中野 一花」 2枚
中央だとソウルの上がるフィレス。
フィレスは条件付き3000との択ですが個人的にはソウルが上がる方が強いと思います。色の兼ね合いもありこちらを採用。
「ドッペルゲンガー作戦 中野 二乃」 1枚
トップチェック+CX入れ替え。
宝が手札に来やすいので、採用しておくことで扉連動に繋げやすくなります。
トップチェックがあるので、いつでも何かしらの仕事があるのもGood。
レベル1 13枚
「五つ子の四女 中野 四葉」 4枚
宝連動。中学生と色が合うことを一番の採用理由としています。
純粋に「宝連動」で「リバースを必要としない」1連動というだけでも評価が高いです。宝を貼った際の2落下はアタック時強制なので、終盤山を壊したくないシーンなどでは注意しましょう。
「輝く笑顔 中野 四葉」 4枚
中学生。
役割は2つ。1つは1連動が引けなかった際のレベル1帯のごまかし札。
もう1つが扉連動サポート。今時は厳しいリバース要求ですが、中学生を使ってチャンプアタックを許さないことで餌を残すことが出来ます。扉連動に全信頼を置ける性能はしていないのでガンガン狙う戦法ではありませんが、これを活かすとでリバースが格段に取りやすくなるので、大事な役割です。
「思い出のアルバム」 4枚
松明互換。
新弾レビューの時の構築から大きく変わったポイントはこれのフル投入。
1連動の2落下と控え暁があってもなお山の遅さが気になるレベルだったので、色の兼ね合いも良いことから採用してみたところベストマッチ。
山を固くする能力に長けたデッキではないので、カウンターで相手ターンに打てるのも山ケアとして非常に優秀だと言えます。
「五つ子の夏 一花&二乃&三玖&四葉&五月」 1枚
色無視+レストで返しまで1000パンプ+自身と手札1枚で控え回収。
1枚採用しておくとデッキの潤滑油として機能するので採用。1000パンプも状況次第ではかなり効いてきます。
レベル2 4枚
「仲良し姉妹 中野 四葉」 2枚
レベル3応援+宝トリガー時に2ドロー2ディス。
連動は採用していないため今回は割愛。宝トリガー時の手札入れ替えが強く、山を大きく削ることができます。早出しヒールが強力なデッキなので、レベル3応援も重要度が高く、13000ラインを形成することができます。
以上のことから後列にこのカードを配置することの重要性はかなり高く、1枚採用で行方不明になることを嫌って2枚の採用としています。
「戦国クイズ 中野 三玖」 1枚
ランサー+2500助太刀。
一人二役なのが強いカード。デッキスロットがカツカツなのでこうゆうカードの存在が非常にありがたいです。
「再スタート 中野 五月」 1枚
面空けでリバース対策してくる相手には引きずり出しを、パワーで対策してくる相手にはレストパンプをすることでリバース要求をサポートしてくれるカード。早出しヒールで面取り成功した際は相手の後列焼きとしても機能します。
レベル3 10枚
「五等分の花嫁 中野 一花」 4枚
早出し11000千鳥ヒール。
早出し、11000、千鳥ヒール。全てが強いです。複数引いてもよっぽど強いこと、黄色発生がやや乏しくレベル置場に置かないといけない展開もあることからフル投入です。
「浴衣姿 中野 五月」 4枚
ヒール持ち扉連動。
行きのみですがパワーは5面埋まって11500まで出て、ヒールを持っているので連動が引けなくても仕事できる所が魅力です。連動効果はリバース要求な上に派手さはありませんが、決まればもちろん強いですしこの構築なら充分狙えます。ヒールなので枚数を絞る必要性も無いと思うので4枚。
「ジャージ姿 中野 四葉」 1枚
バウンス。
リバース要求を高パワーでシャットアウトしてくる相手の後列をどかしたり。 場所入れ替え効果も面取り及びリバース要求サポート、噛んで手札に来てしまった宝の処理等に使えるため腐りません。
「真面目ガール 中野 五月」 1枚
登場時控え回収+アタック時1点バーン。
このカード1枚から状況に応じたアクセスのできる器用な1枚。
扉連動が3点と太めなバーンなので、1点で刻めるのも高ポイント。
「宝扉五等分の花嫁」デッキの強み
リバース要求が無く手札の増える1連動、しかもそれが宝なので、手札の量の安定感は高めです。中学生で1連動の再利用ができる所も、宝と相まって連打性能が高くなっており、デッキの強みになっています。
また、かなり強い早出し千鳥ヒールがあるので、攻める性能の高いデッキながら面取りも狙えるハイブリットな構築になっています。千鳥ヒール+後列で13000となり、環境に多いデアラにプレッシャーのかかるパワーラインを作れる点も強いです。
更に、松明互換の採用により山のケア能力も高くなっています。
以上から分かるように、弱点の少ないデッキとなっています。
「宝扉五等分の花嫁」デッキの弱み
前述の通り弱点の少ないデッキではありますが、逆に特筆して派手に強いカードは存在しません。つまり「頼れるカード」の存在が無いので、1つ1つのプレイをキッチリやっていかないと、優勢をワンプレイで一気に逆転されてしまうかもしれませんし、環境上位にはカードパワーでの力負けを喫してしまいます。
もっと言ってしまえば、他の強デッキを差し置いてこの型の五等分を使うメリットが薄く感じてしまうかもしれません。差別化できるポイントはいくらでもありますが、そのポイントが少し弱いと感じます。
また、松明互換はサーチ手段の無いイベントであり、山ケアの大部分をそこに任せているため、1枚もひけないという試合があるとケアができずに打点をもらいすぎてしまう展開も起こります。
おわりに
五等分研究として最初に取り組んだこの型で、世の中には同じCX配分で使っている人も多いメジャーな型でしたが、100点とは言えずともとりあえず一旦は形になったかなと思います。 大会に持ち込むには少し心許ないレベルまでしかもっていけませんでしたが、決して弱いわけではない、強いデッキであることには間違いないと思いますし、値段もかなり安めに組めると思うので、興味を持った方は組んで遊んでみてください。
今後も五等分の構築は研究していくので、成果が出ましたらまた紹介させていただきます。
今回は以上です。読んでいただきありがとうございました!
(画像出典:ヴァイスシュヴァルツ公式サイト)
脚注
↑1 | 「WS新弾レビュー「五等分の花嫁」」 |
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